※この作品はR-18です。

内定ゼロの俺が、世界ごと「ハイスペ美女に全肯定される催眠ASMR」にされた件 ~上澄みの美女たちに甘やかされるハーレム生活~   作:メロディ下村

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あなたを最終面接で落とした面接官と、あなたの元担当のキャリアコーチ。スーツ姿の2人が始めた「弱点克服トレーニング」は、しりとりに間違えるたび1万円をもらえる賭けに変わり、最後は生の中出しになっていく。


【弱点克服】元面接官とキャリアコーチのおっぱいモミモミしりとり~間違えるたび1万円くれて最後は生中出しさせてくれるの!?

「面接を始めるわ。席に着きなさい、柏木(かしわぎ)くん」

 

 寝室の照明は、面接室のように、白く明るく調整されています。あなたが腰かけたベッドの縁は、思ったより柔らかい。面接の椅子と違って、ここには採点表がありません。

 

 目の前に立つ2人は、ジャケットの下に、何も着ていません。

 

 左にいるのは理穂(りほ)、25歳。172cmの長身で、黒髪を高い位置で束ね、つり目が刃物のように鋭い人です。ブラインド越しの夕日が、黒のスーツの肩に、緋色の縞を落としていました。ジムで鍛えた体の高い位置に、お椀型のFカップの胸が張り出しています。

 

 右にいるのは凪(なぎ)、25歳。169cmのすらりとした立ち姿に、ワンレングスのボブと、表情の薄い横顔が映える人です。細い腰との対比で、Gカップの胸が前へ突き出し、濃い藍のスーツの胸元を押し上げていました。右手の中指には、長年の添削で固くなったペンだこが見えます。ブラインド越しの夕日が、頬に、細い格子の影を作っていました。

 

 ジャケットは丈がヘソの上までしかなく、ボタンを一つ留めただけで、みぞおちまでV字に開いています。胸の半分が外にこぼれ、下はスリット入りのタイトミニ。太ももまでの黒いストッキングが、ノーパンの脚を包んでいました。

 

 先週、出かける2人のスーツ姿に見とれて、あなたは、カッコいい、と漏らしました。就活スーツを着ると胃が重くなる人が、美人のスーツには見とれるのですから、人間は不思議です。

 

 その一言に、優秀な2人は迅速に動きました。スーツは落とされる服ではなく、気持ちいい服だと上書きする。それが今日の「弱点克服トレーニング」です。

 

『……はい』

 

 返事は、小さく掠れていました。

 

 凪(なぎ)が、入室の作法を、仕事用の標準語でさらさらと確認します。

 

「元担当の三条(さんじょう)です。ノックは3回、お辞儀は30度、着席は指示を受けてから。基本ですよ」

 

 裸同然のスーツ姿の2人に言われると、背筋が余計にこわばります。理穂(りほ)はあなたが6回落とされた最終面接の、面接官のひとりでした。凪(なぎ)は、元担当のアドバイザーで、内定を取らせてやれなかった人です。

 

 理穂(りほ)が、見えない履歴書をめくる仕草をしました。

 

「志望動機を述べなさい」

 

 あなたは言葉に詰まりました。目が勝手に、ジャケットの谷間へ落ちています。

 

「ふん。視線のほうが先に答えを出したわね。短所は胸、と」

 

 凪(なぎ)が、低い声で、すっと割って入ります。声の端に、素の京都弁が混ざりました。

 

「理穂(りほ)、ええ面接やなぁ。受けた人が、みんな泣いて帰らはりそうやわ」

 

 理穂(りほ)は悪びれず、腕を組みます。腕に持ち上がった乳房が、ジャケットの中で張りつめました。

 

「圧迫面接の訓練よ。凪(なぎ)、あなたはコーチ役でしょう。仕事をしなさい」

 

「くふっ。ほな、うちが面接対策、見たげよか」

 

 凪(なぎ)が、あなたの前にしゃがみました。膝の間から見上げる目は、冷静なのに、少し濡れています。

 

「自己PR、いうてみ」

 

 あなたは口を開けて、閉じました。お祈りメールの件名が、頭の中に並びます。

 

「あれだけ落ちても、折れへんかったやろ。それ、そのまま言うたらええ」

 

 ブルーブラックのインクが紙に染みるような、静かな声でした。あなたの背中から、力が抜けていきます。

 

『……折れませんでした』

 

「ふん。採用リーダーとして言うわ。その粘り強さは、評価に値する」

 

 理穂(りほ)が、ほんの一瞬だけ視線をそらしました。耳の端が、赤く染まっています。

 

 落とした人が、落とされたがり、救えなかった人が、救いたがっています。どちらが面接官なのか、だんだん分からなくなります。分からなくても、かまいません。

 

「さあ、本題よ。あなたの弱点は、胸。触っただけで満足して、そこで終わってしまうわ」

 

 弱点は克服するもの。それが、この2人の信条です。ただし、あなたに惚れ込んだ2人が、まともな訓練をするはずもありません。

 

「私の胸は、直に揉みなさい。それが課題よ」

 

「うちは、おチンポのほうを担当やわ。皮ぁ剥いて、パイズリで鍛えたげる」

 

 理穂(りほ)が左隣に座り、凪(なぎ)は脚の間に膝をつきます。2人の肌のあたたかさに挟まれて、あなたは目を泳がせました。

 

 凪(なぎ)は、ジャケットのボタンを一つ留めたまま、谷間にローションを流し込みます。ぬちゅ、と音を立てて肌になじませ、皮を被ったままの勃起に狙いを定めました。

 

 にゅぷ。

 

「ふ、ぅ……はい、剥けたえ。ここからが、克服やわ」

 

 熱を帯びた乳肉が、根元から先端までを包みます。ローションが糸を引き、谷間が上下するたびに、皮の内側まで温かい液体が入り込んでいきました。

 

 谷間を抜けた先端が、ピンク色の亀頭になって顔を出します。あなたの喉が、ひゅっと鳴りました。

 

 理穂(りほ)が、あなたの両手を取ります。そのまま自分のジャケットの胸元へ導くと、指が乳肉に深く沈みました。

 

「ほら、触りなさい。……ん、もっと、強くていいわ」

 

 張りのある乳房がジャケットの縁から飛び出し、ボタンで固定されたまま前に突き出ます。手のひらには、収まりきりません。

 

 凪(なぎ)のパイズリは、その間も止まりません。亀頭が顔を出すたびにカウパーが垂れ、すぐ谷間に飲み込まれました。

 

 理穂(りほ)は、揉まれながら鼻で笑ってみせます。けれど、固くなった乳首が手のひらに擦れるたび、肩がかすかに跳ねました。

 

「次の、課題よ。……っ、凪(なぎ)、あれを」

 

「はいはい……ふ。理穂(りほ)は、仕込みだけは、ほんま手が早いわぁ」

 

 理穂(りほ)は谷間に挟んでいた封筒を引き抜き、凪(なぎ)は、ベッドの上にコンドームを5つ並べます。仕事のある彼女たちを妊娠させたら迷惑がかかる。そう心配したあなたが、自分からコンドームを頼みました。

 

「あなたに頼まれて買ってきたゴムよ。これから、ゲームをしてもらうわ。胸を揉んだままね」

 

「失敗するたびに……ふ、1個1万円で買い取るえ。5個ぜんぶ取られたら、湊(みなと)の負けやわ」

 

 1個1万円、5個で5万円。コンビニの夜勤とイベント設営を掛け持ちして、2週間働いて、ようやく届く額です。貯金4万円の人間にとって、笑えない重みでした。それでも、こんなに魅力的な負け方は、ほかにありません。

 

「ゲームは、しりとりよ。途中で射精しても負け。いいわね」

 

 凪(なぎ)が、小さく息を吐きました。

 

「理穂(りほ)は、ほんま、ええ仕込みしはりますなぁ。……ふ、罰ゲームを克服て呼ぶ人、初めて見たわ」

 

 理穂(りほ)は聞こえないふりで、あなたの両手をつかみます。

 

「始めるわ。おっぱいの“い”から」

 

 引き締まった胸を、縦に横に、乱暴なほど強く揉ませます。凪(なぎ)もパイズリを根元から亀頭へ切り替え、ローションとスベスベの肌で、カリを左右交互に擦り上げました。

 

 急に強くなった乳圧に、息が詰まります。2人が声をそろえて数え始めます。

 

「「ご、よん、さん、に、いち……アウト」」

 

 理穂(りほ)が、1個目のコンドームを指先でつまみ上げました。

 

「……っ、残念ね。1個目、没収よ」

 

 凪(なぎ)は、ローションで濡れた手で、1万円札を1枚、あなたの膝に置きます。

 

「はい、1万円。……ふ。おチンポ、えらい臭いやわぁ。くふっ」

 

 2個目は、「い」を言い直そうとして、「い、い……」と息が漏れただけで終わりました。凪(なぎ)の肩が、こらえきれずに震えます。

 

「湊(みなと)、それ、しりとりて呼んだら、辞書がかわいそうやわ」

 

「……ふ、ん。次よ。ラッパの、“ぱ”」

 

 揉んでいる乳房が、手のひらの中で、固く張りました。理穂(りほ)の声が、わずかに上ずっています。

 

 ぱ、ぱ、と必死に探して、いちばん近くにあった言葉を口にします。

 

『パ、パイパン……』

 

「“ん”で……終わったわね。っ、アウトよ」

 

 3個目のお題は、「ゴリラの“ら”」でした。凪(なぎ)が根元を握り直して、カリだけを小刻みに責めます。

 

 ら、ら、と口が動くだけで、言葉になりません。

 

「ふ……っ、さん、に、いち。……アウトやわ。しんどいなぁ、こんなん」

 

 数える凪(なぎ)の声が、吐息に混ざって揺れました。4個目は、お題が耳に届く前に、カウントダウンが終わっています。5個目は、理穂(りほ)の「いきなさい」の一言で、舌が完全に固まりました。

 

 あなたは2分足らずで、5個すべてを失いました。膝の上の1万円札は、5枚になっています。貯金より多い5万円が、あっという間に手の中です。完敗なのに、なぜか誇らしい気分でした。

 

 理穂(りほ)が、見えない伝票に、朱印を押す仕草をします。凪(なぎ)は、その隣に、ブルーブラックの文字で金額を書き足す仕草をしました。収支は、これで締まりです。

 

 理穂(りほ)の手が、あなたの頬を包みます。指先は、はじめ、冷たく震えていました。

 

「いじわるしたわね。……ごめんなさい」

 

「あの日、落としたのは、私よ。……後悔、してるの」

 

 頬を包む手が、少しずつ温まってきます。理穂(りほ)の語尾は、息に溶けていきました。

 

 あなたの記憶に残っているのは、長いテーブルの向こうで、書類に目を落としたまま、淡々とお祈りを告げた人の横顔です。その人が、いま、目を潤ませて、両手で頬を包んでいます。袖口を握りしめていた指が、髪に移りました。

 

「だから、今日は、あなたの全部を褒めるわ。湊(みなと)、いい子ね。……ふ、ん」

 

 凪(なぎ)が、パイズリの手を緩めないまま、低く言い添えます。

 

「うちも、同じやわ。救えへんかった湊(みなと)を、いま、ちゃんと救わせてほしいわ」

 

 2人の言葉が、胸の奥に染みていきます。目の奥が熱くなって、あなたは何も言えませんでした。

 

 理穂(りほ)が、唇をふさぎます。舌が入り込み、ぬるりと口の中を撫でていきました。凪(なぎ)のパイズリも加速して、乳房が、勃起をぎゅうっと締め上げます。

 

「ん……っ、ふ。湊(みなと)……んむ」

 

 理穂(りほ)の声が、あなたの口の中でくぐもりました。息が、うまく吸えません。腰の奥で、熱いものが膨らんでいきます。

 

 凪(なぎ)の谷間で、あなたは射精しました。凪(なぎ)は、とっさに口を大きく開けて、口の中と顔で受け止めます。喉が、こくん、と鳴りました。

 

「ん、ぐ……っ。ふ、ぅ……おおきに、湊(みなと)」

 

 理穂(りほ)も、手のひらを押し返す乳房の張りと、唇の味で、同時に昇りつめます。唇が離れたときには、涎が細く糸を引いていました。

 

 力の抜けた体が、理穂(りほ)のほうへ倒れ込みます。理穂(りほ)は、ベッドに仰向けに倒れて、あなたを胸で受け止めました。頭を引き締まった胸に埋めさせて、撫でます。

 

 凪(なぎ)は、谷間と顔に飛んだ精液を、指ですくって舌に乗せました。口の端に残った白い糸を舐め取り、あなたの背中側へ回り込みます。

 

「ふん。5回も負けて、そんな顔をするのね。……悪くないわ」

 

 理穂(りほ)が、息を整えながら、鼻で笑いかけました。笑いきれずに、吐息が混ざります。それから、凪(なぎ)に目で合図を送り、あなたの背中に両腕を回して、強く抱きしめました。

 

 あなたは、理穂(りほ)の胸に顔を埋めたまま、起き上がれません。腰の後ろでは、凪(なぎ)が両膝をついて、お尻を両手で包み、優しく広げました。

 

「次の課題やわ。おいどの穴を、舐め舐めする訓練え。……ふぅ」

 

 息を吹きかけられて、体がびくんと跳ねます。理穂(りほ)の腕は、びくともしません。

 

 この家の美女たちは、あなたが感じるためのご奉仕なら、なんでも勉強します。最初は、お尻を舐めさせるなんてと断りました。けれど、舌でねちっこく舐め清められて、すぐに陥落しました。

 

 凪(なぎ)は、睾丸と根元を撫でながら、お尻に息をかけ続けます。あなたの腰は、くいっくいっと揺れました。勃起は、すぐにフルまで戻ります。

 

「腰が揺れて、舐めづらいわ。……ふ。理穂(りほ)、ここで固定してもらお」

 

「いいわよ。私の中で、しっかり捕まえてあげる。……いらっしゃい」

 

 理穂(りほ)が、脚を開きました。スリットがめくれて、ノーパンの股間が丸見えです。さっきの絶頂で、そこはもう熱く濡れていました。

 

 理穂(りほ)の手が、下から勃起に添えられます。凪(なぎ)は、両手であなたの腰骨を押さえ、位置を整えました。1ミリだけ残った理性で、口が動きました。

 

『ゴムは、もう無いんですか』

 

 理穂(りほ)が、胸の谷間越しに、あなたの顔を覗き込みます。

 

「全部、凪(なぎ)が買い取ったでしょう。それに、これはお尻を舐める訓練よ。生のほうが、いいに決まっているわ」

 

 凪(なぎ)が、あなたの背中に胸を押しつけて、耳元でささやきます。

 

「腰が揺れへんよう、固定するだけやわ。……ほな、挿れるえ」

 

 理屈は、どこにも通っていません。けれど、本気で嫌がっていないことは、2人にはお見通しでした。迷う顔を見て、理穂(りほ)の口の端が、ほんの少し上がりました。

 

 凪(なぎ)に腰を押されて、先端が、熱く濡れた入口に触れました。

 

「あ……っ。待っ、て……なに、これ」

 

 理穂(りほ)の声が、裏返ります。ゴムを挟まない粘膜が、じかに、あなたの先端を飲み込んでいきました。

 

 奥へ、奥へ。濡れやすく、凹凸の複雑な膣壁が、あなただけを歓迎するように絡みついてきます。

 

「は、ぁ……っ、ひ……柏木(かしわぎ)、くん……いえ、湊(みなと)……ぅ」

 

 理穂(りほ)の腕に力がこもり、あなたの胸と理穂(りほ)の胸が、隙間なく潰れました。顔が見えないぶん、耳元の吐息が、そのまま体に流れ込んできます。

 

 その間に、凪(なぎ)が、長めの舌を、お尻の穴に当てました。皺の溝を一本ずつなぞり、舌をうねらせて、奥へ差し込みます。右手は腰骨を支え、左手は会陰を、さわさわと撫でていました。

 

 熱くて柔らかいものが出入りするたび、背骨が痺れます。つま先が、丸まりました。

 

 理穂(りほ)の中は、熱くて、狭くて、きゅうきゅうと締めつけてきます。

 

「いや……っ、ふん、なんて、もう、笑えな……あ、ぁ……っ」

 

 鼻で笑う余裕は、とうに消えていました。凪(なぎ)の舌が、睾丸の奥を押し上げます。

 

 腰の奥が、重くなりました。止めたくても、止まりません。熱いものが、尿道の根元まで、ぐうっと上がってきます。

 

 脈が、速い。呼吸が、浅い。

 

 もう、出る。

 

 出てしまう。

 

「いい、わ……出し、なさ……いいえ、出して。お願い、湊(みなと)……中に、出して、ぇ……♡」

 

 理穂(りほ)の脚が、あなたの腰に巻きつきました。

 

 尿道が脈打って、先端が、ぎゅうっと膨らみます。腰と太ももが、勝手に痙攣しました。押し出される圧は、ずしりと重い。腹の底に鉛を流し込まれるように、重みが下から、せり上がってきます。膝が笑い、つま先が、シーツを掻きました。

 

 ずくん。

 

 どぷっ。

 

 どぷ。

 

「あ、あっ……出て、る……わかる、わ……こんなに、いっぱい……っ」

 

 理穂(りほ)が、獣のように震えて、絶頂しました。

 

 長い射精が終わっても、あなたと理穂(りほ)は、びくびくと震えたまま、動けません。心臓の音が、どちらのものか分かりません。凪(なぎ)は、そんな2人を見つめながら、お尻と睾丸を、労うように舐め続けていました。

 

 やがて、中出しを気にするあなたのために、2人は約束を取りつけます。生で中出しを3回するごとに、コンドームを1個返す、という約束です。

 

「……は、ぁ。3回よ。数えておきなさい、湊(みなと)」

 

「ちゃんと守るわ、安心し」

 

 あなたは、頭が働かないまま、ぼうっと頷きました。

 

 そして、凪(なぎ)の番になります。理穂(りほ)の中から抜くと、凪(なぎ)が、肩と腰を引いて、仰向けに転がしました。理穂(りほ)は頭のほうへ移り、あなたの頭を、膝の上に乗せます。

 

 凪(なぎ)が、あなたの腰をまたいで、ゆっくり沈みました。

 

 包み込むような熱さに、勃起が収まっていく瞬間、あなたはようやく気づきます。ゴムは、避妊に使う道具です。それを、中出しの回数と引き換えにもらう。順番が、逆でした。

 

『三回って、おかしくないですか』

 

「くふっ。いまごろ気づいたん? いけずやなぁ、て話やわ。売値は1万円、買い戻しは3回の中出しや」

 

 凪(なぎ)が、胸に手をついて、笑います。それから、上体を倒して、耳元に唇を寄せました。理穂(りほ)の膝の上で、頭は動きません。

 

「……湊(みなと)、聞こえてる? うちの息、耳に当たってるやろ。……ふ。ゆっくりやから、そのまま、力抜いときよし。理穂(りほ)の中で、もう一回、出したなぁ。ほんま、ええ子やった。……な、一回は、数えたえ。あと二回で、ゴムが一個、戻ってくる。……ん。出してもええし、出さんと我慢してもええ。どっちの湊(みなと)も、うちは見たいわ。……ほな、うちの中で、二回、数えよか。ぜんぶ、うちに預けてな。湊(みなと)の負けは、うちが、ぜんぶ、返したげる」

 

 腰が、ゆっくり、円を描きます。耳に触れる息と、中の熱さが、同じ速さで上下しました。

 

 理穂(りほ)の指が、あなたの髪を、何度も同じ場所で撫でています。

 

 ぴゅく。

 

 凪(なぎ)の奥へ、静かに零れました。凪(なぎ)は、動きを止めません。抜かないまま、もう一度。

 

 ぴゅっ。

 

「……ふ、ぅ。いち、に、さん。ほら、数えたえ、湊(みなと)」

 

 凪(なぎ)の声が、吐息に紛れて、小さく震えました。

 

 5回負けて、1万円札が5枚になりました。見返りに、元面接官の本音と、元担当の約束を受け取っています。負けた日に、あなたは、いちばん多くを受け取りました。

 

 凪(なぎ)が、枕元の小さな山から、コンドームを1個つまみ上げます。そっと、あなたの胸の上に置きました。

 

「はい、1個、お返しやわ。……もう、使わへんやろけど」

 

 理穂(りほ)が、膝の上のあなたの頭を撫でながら、鼻で笑います。

 

「ふん。残りは4個。まだ、先は長いわね」

 

 ブラインドの西日の縞が、シーツの上で、白く滲んで消えていきました。このゲームに、終わりはなさそうです。




次話は、同居の年長組、ハンネとシグリッドが登場します。あなたを拾った2人が、なぜあの日、あそこにいたのか。次にスーツ姿の人を見かけたら、今日の笑いを、思い出せます。
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