キラキラ☆プリキュアアラモードの姦堕(かんらく) 作:モッチー7
薄暗い牢獄の中冷たい石床の感触で宇佐美いちかはゆっくりと意識を取り戻した。頭の奥がぼんやりと霞み、瞼がやけに重い。まるで長い悪夢から覚めたような倦怠感が全身を包んでいる。彼女は小さく唸りながら、震える腕に力を込めて上体を起こそうとした。
「……う、うぅん……ここ、どこ……?」
その瞬間、彼女は違和感に気づいた。まず、自分が裸であること。いつもの可愛らしいピンクのカーディガンも、ふわりとしたスカートもなく白い素肌が薄暗い牢獄の冷たい空気に晒されている。慌てて胸元を隠そうとした両腕が、ぷるんと信じられないほど重たく揺れる二つの膨らみに阻まれた。
「……えっ?」
宇佐美いちかは硬直した。視線を落としたそこには、自分とは到底思えない異様なまでに発達した乳房が鎮座していた。ピンクがかった白磁のような肌の頂点で、桜色の乳暈が円を描きその中心で慎ましやかだったはずの乳首が、熟れた苺のようにぷっくりと膨らみ、つんと上を向いている。重みに引かれて形を変えるその乳房は、彼女の華奢な胸郭にはあまりにも不釣り合いな、豊かで優美な曲線を描いていた。
「な、なにこれ……!? いちかの、おっぱい……なんで……!?」
パニックに駆られて立ち上がろうとした彼女の指先が、太腿の内側で別の異物に触れた。ひんやりとした感触。恐る恐る視線を下ろすと、そこには本来あるはずのない太く逞しい肉の柱が、赤黒く充血した頭を覗かせていた。それは脈打つように震え、先端からは既に透明な蜜が滲み出ている。彼女の身体の一部とは思えない、あまりにも生々しい男性器の存在。触れた指先に伝わる熱と、硬さと柔らかさが同居した弾力。
「い、いやあああっ!? なにこれなにこれぇっ!?」
悲鳴を上げて後ずさる彼女の右手が、またもや違和感を訴える。指先を見つめれば、細く可憐だったはずの指がぬらぬらと光る粘液に包まれ、指の間には水かきのような薄い膜が形成されていた。それは彼女の意志とは無関係に、くねくねと妖しく蠢いている。その動きはまるで、何かを愛撫し包み込み、絡め取ることに長けた独立した生き物のようだった。
「ち、ちがう……こんなの、いちかの手じゃない……! うぅっ……助けて、誰か……ひまりちゃん! あおいちゃん! ゆかりさん! あきらちゃん! シエル!」
震える声で仲間たちの名前を叫ぶが、湿った石壁に虚しく吸い込まれるだけだった。恐怖と混乱で涙が滲む。彼女の心は、今朝まで過ごしていたキラキラパティスリーの温かい空気、仲間たちの笑顔を必死に求めた。しかし、思考は突如としておぞましい方向へとねじ曲げられる。
(あぁ……ひまりちゃんの、ちっちゃくてかわいい胸……思い出したら、なんだか身体がゾクゾクしてきちゃった……)
自身の思考の変化にいちかは愕然とした。仲間を思い浮かべるだけで、なぜか下腹部が熱を帯び先ほど見つけたばかりの異物が、ぐずぐずと疼き始める。
「ち、ちが……違うの! いちかは、そんな変な意味で言ったんじゃ……!」
(嘘……あんなに汚い、おちんちんが……欲しくてたまらない、なんて……うぅ、ふあぁ……)
口から零れ出る言葉と心の奥底から湧き上がる淫蕩な本音が、まるで別の生き物のように乖離していく。このおぞましい改造は、単に身体を弄ぶだけではない。彼女たちの精神、魂の根幹である「キラキラル」そのものを穢し、作り変えようとしているのだという絶望が、いちかを襲った。冷たい石床の上で、彼女は異形の身体を抱きしめただ泣きじゃくることしかできなかった。しかし、その涙の一粒一滴さえ渇望と困惑の証として床に染み込んでいくのだった。