朝靄の立ち込める森は、まるで生き物のように息づいており、枝の間を縫うように陽光が差し込み、苔むした岩や木の幹を黄金色に染める。
そんな森の一角。茂みの中のひっそりとした空間は、柔らかい土と落ち葉が敷き詰められ、頭上の枝葉が天然の屋根を作っている。
丁度一目につかない場所かつ、天然のベッドと日差しが設けられた隠しスポットに、雷斗たちはいた。
白備えの鎧を脱ぎ、すっぽんぽんになっている雷斗に対し、彼の前で跪くメリナはいつものフード姿。
待ち望んだめくるめく時間に、雷斗の肉棒は既に臨戦体制を取っている。
「雷斗のコレ、ちゃんと見てみると意外と可愛いわね……でも、本当に大きくて逞しい」
物珍しそうな顔で、雷斗のいきり立つ肉棒を突っつくメリナ。
彼女の指がそっと根本を撫でる。
「前よりもずっと」
「うっ……」
息を詰める雷斗。まだエンジンが掛かる前ということもあり、幾分か正気を保っている雷斗は「見られるのも地味に快感……」と自分でも知らなかった性癖の芽に驚く。
優雅に頭を傾けたメリナは、そのまま口を開いた。温かい吐息が先端を撫で、彼女の舌がゆっくりと竿を舐め上げる。
「っあ……!」
慣れない刺激に雷斗の背筋が弓なりに反った。
雷斗の弱点を的確に攻めてくるメリナ。その技術は驚くべきもので、経験がないとは思えないほどの熟練ぶりを感じさせる。
舌先で裏側の筋をなぞり唇全体で包み込むように吸い付きながら、時折ちらりと雷斗の表情を窺う瞳には、妖艶さと慈愛が同居していた。
「ふぅ……んむ……どう? 雷斗……気持ちいい?」
メリナの声が咥えたまま響く。
「くっ……最高……だ……!」
拳を握り締めながら耐える雷斗に目を細めるメリナ。
初めての夜では、たったの三擦りで果ててしまった雷斗の早漏っぷりは記憶に新しい。
普段は雄々しいのに、自分の拙い床技に翻弄される姿は非常に可愛らしく、雷斗を攻め立てる快感を覚えたメリナはさらに攻勢に出た。
「んくっ、ん、んん……ちゅぷ、れろ、ちゅぴ……っ、ちゅぷぷぷっ」
手で根本を支えながら頭を動かし、喉奥まで受け入れるように飲み込んでいく。
亀頭の先が喉奥に触れて嘔吐きを覚えるが、ぐっと腹の底に力を入れて我慢し、ディープスロートを続けた。
淫らな水音が鳴り響き、肉棒が口の中に収まる度に、雷斗の脚が痙攣する。
「やべぇ……もうすぐ……出る……!」
雷斗の警告にも関わらず、メリナは速度を緩めない。それどころか更に頭の動きが加速した。
射精感がこみ上げてくる雷斗。ついに我慢の限界を超え、大きく息を吸った次の瞬間、白濁液が一気に解き放たれた。
「んんっ! んぅっ、んっ……!」
喉奥に直接注ぎ込まれる熱い奔流。一滴も零すまいと口を窄めて射精を続ける肉棒を受け止めるメリナ。
吐き出される精液はどろりとしており、量も濃さも異常だった。
窒息してしまうのではないかと思えるほどの勢いに顔を顰めたメリナだったが、最後まで気持ちよくさせるという決意を示すかのように口内に収めていく。
「──ごくっ、ん……んん……んっ……ごくっ、ごくんっ」
少しずつ飲み込むたびに喉が動き、粘度の高い白濁液が食道を通っていく感触に身震いする。
射精の勢いは未だ衰えず、彼女の口内を満たし続けていき、ようやくすべてを飲み干したメリナは口を開けて、中に無いことを証明した。
「全部飲んだわ。……凄かったわね。まだ喉に纏わり付いている感じがする」
「お、おう……」
心臓を鷲掴みにするような圧倒的なフェラチオに半ば腰砕けになる雷斗だが、メリナの攻めはまだ終わらない。
肉棒に付着した精子を丁寧に舐めとると、尿道に残っている残滓まで啜り、竿を上下に扱きながらもう一方の指先で陰嚢を優しく揉みほぐしていく。
本当に何処でそんなテクニックを覚えたのか。AV女優顔負けの技術を素で思いついたのなら、メリナは生まれながらドスケベな女なのかもしれない。
「んむっ……ちゅる……ぺちゃ……雷斗のここ、すごく熱いわ……」
顎を伝う唾液が草原に染みを作るのも構わず、メリナはさらに深く肉棒を咥え込む。
喉奥まで導きながら舌の裏側で裏筋を丹念に舐め上げると、雷斗の背骨に電流が走るような快感が駆け抜けた。
呻き声を上げて悶える雷斗に対し、メリナは一度唇を離して微笑む。
“お掃除”のはずが、いつの間にか新たな高まりへ誘うメリナに、情けない声でよがる雷斗。
「じゅぷぷぷぷ……じゅるるるる……っ」
再び亀頭へ吸い付き、今度は円を描くように舌を動かし始める。
唾液と精液の混じったねっとりした液体が絡みつき、室内に響く湿った水音が耳朶を打つ。
両の拳を強く握り締めて快感に耐える雷斗だが。
「ふぅっ……んむ……雷斗……気持ちいい? ねぇ……?」
咥えつつ問い掛けるメリナは更なる攻めへ移行する。
歯を立てないように注意しつつ、唇全体でカリ首を重点的に吸い上げながら、同時に舌先で尿道口をほじくるように刺激を与えた。
「んっ……ぴちゃ……ちゅぱ……ちゅるるっ!」
突如強まる吸引。雷斗の腰が反射的に跳ね上がる。
「だめだ……! もう……!」
メリナの頭部が高速で上下する。柔らかな舌が肉棒を完全に包み込み、波状の圧力が雷斗の神経を焼き尽くす。
絶頂寸前の切迫感が押し寄せる中、メリナは最後の仕上げとして喉をさらに開き、肉棒のほぼ全てを受け入れた。
「んぐっ……! ごくっ……ぢゅぼっ……ぢゅるるるっ!!」
灼熱の塊を吐き出し、天を仰ぐ雷斗。
二度目の大量射精がメリナの口腔を満たす中、彼女は一滴も逃さぬよう唇を締め付けて飲み下す。
喉仏が上下するたびに温かい刺激が肉棒を通り抜けていく。
「ふぅ……全部飲んだわ」
満足げに微笑むメリナの唇から銀糸が垂れ、赤い舌がそれをぺろりと舐め取る。
その妖艶な姿に雷斗の逸物は急速チャージ。
丁度良い感じでエンジンが掛かって来た雷斗は、メリナの後ろに回るとその括れた腰を掴んだ。
鍛え抜かれた褪せ人の掌は華奢な指巫女の腰部を容易に掌握し、まるで獲物を捕らえた狩猟者のごとく微塵の慈悲も見せない。
「──っ」
声にならぬ悲鳴が喉の奥で弾ける。
突然の激しい抽送が、今まで慎重に探っていた隘路を一気に穿ち抜いたのだ。
「い、いきなり激しいわ……んあっ!」
灼熱の楔が未だ馴染まぬ蜜壺を荒々しく蹂躙し、その衝撃でメリナの膝ががくりと崩れかける。
地面に伏した両肘が柔らかな腐葉土にめり込み、鼻腔をくすぐるのは土と木々の青臭い匂いだった。
膣肉がぎゅうぎゅうに収縮し、蜜壺から溢れた愛液が草むらを濡らす。
「ここだよな、メリナの弱いところは」
「ぁんっ! んんっ、ぁっ……そ、そこはだめ……っ」
先程まで散々好き勝手されたため、その仕返しとばかりに腰を掴んで蜜壺の弱いところを小刻みに突いていく雷斗。
その度にメリナの腰が快感に痺れ、まるで陸に上がった魚のように跳ね回った。
「あっ、はぁんっ! いや、そこばかり突いたら……おかしくなるっ……!」
メリナの懇願むなしく、雷斗の両手が彼女の腰をさらに引き寄せる。
これ以上はないというほど密着した二つの肉体。肌と肌が擦れ合うたび、火花が散るような錯覚さえ覚える。
「くっ……! 腰が……溶けそう……っ」
「ああっ……! 雷斗ぉ……っ」
彼がこの身を求めてくれる。その事実が何よりも嬉しい。
痛みよりも悦びが勝るようになった今、メリナは素直に快楽を貪ることを選んだ。
「んんっ! ぁんっ……だめ、だめなのに……雷斗を、気持ちよくしないと、いけないのに……っ」
背後から貫かれるという初めての体位は、未知の感覚を彼女に与えた。
正常位とは違う角度で膣壁を抉られ、今まで意識したことのない箇所に疼きが生まれる。
「はぁっ……んんっ! 雷斗の手が……こんなところまで……っ」
雷斗の片手がスルリと伸びて、メリナの火傷で縮れた尻肉を撫で回す。
もう一方の手は滑らかな背中のラインを指先でなぞり、敏感な場所をくすぐる。
ただでさえ火照った肌に加えられた新たな刺激は、メリナの思考回路をショート寸前に追い込んだ。
「ひっ……! ぁあっ! そこはだめ……っ」
「どれがダメなんだ? ここか?」
わざとらしく雷斗が問いかける。その声音には明確な嗜虐の色が混じっていた。
答える暇もなく、指先が薄い布越しに臀部の割れ目をなぞる。
途端にメリナの腰が跳ね上がり、膣肉がぎゅうっと収縮した。
「んんーっ! いや……そんなに乱暴にしたら……っ」
「乱暴? これでも優しくしてるつもりだけど?」
そう言いながらも雷斗の腰使いは明らかに加速していく。
メリナの弱点である箇所を的確に捉え、一点集中で攻め立てる。
逃げ場のない快楽が背筋を駆け上がり、彼女の口からは止めどなく嬌声が溢れ出した。
「はぁっ……! んんっ! もうダメ……っ、頭が……真っ白に……っ」
絶頂の波が忍び寄る。それは今まで感じたことのない激しいもので。
体中の感覚が集約され、全身の毛穴が開いてしまうような感覚にメリナは必死に腕に力を込めたが、もはや体を支えることも困難になりつつある。
「ら、雷斗ぉ……っ! お願い……もう……っ」
「もう?」
「……イっちゃう……っ!」
その告白が引き金となった。
雷斗の腰使いが最高潮に達し、まるで杭打ちのごとき激しい抽送がメリナを襲う。
肌と肌がぶつかり合う乾いた音。秘処から溢れる蜜液が奏でる水音。
自然の静寂の中、淫靡な調べだけが響き渡る。
「んああっ! だめぇ……っ! こんなの……耐えられない……っ!」
メリナの理性が弾ける。
肉棒が深く突き刺さった瞬間、彼女は全身を痙攣させた。
「──っ! んんっ! ああああっ!」
絶頂。それは今まで感じたことのない激しいものだった。
視界が真っ白に塗りつぶされ、思考が粉々に砕け散る。
全身の筋肉が硬直し、蜜壺が狂ったように収縮する。
その激しい締め付けに耐え切れず、雷斗もまた限界を迎えた。
「うあっ……!」
熱い飛沫が蜜壺の最奥に注ぎ込まれる。
精液が子宮を満たす感覚に、メリナは再び小さく痙攣した。
それは甘美な余韻であり、同時に新たな渇望の始まりでもあった。
「はぁ……っ、はぁ……っ、んっ……ぁああっ……!」
雷斗の息も荒い。しかし、彼の肉棒は未だ硬度を保っている。
メリナの秘処から溢れた蜜液が太ももを伝い、滴り落ちる。
それは土を濡らし、周囲の雑草に飛び散った。
「雷斗……もっと……っ」
振り返るメリナの瞳は蕩けきっていた。
先程までの貞淑な面影は微塵もない。そこにあるのはただ快楽を求める雌の顔。
雷斗はその変貌ぶりに満足げに頷くと、再び腰を動かし始めた。
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