※この作品はR-18です。

NTRRPG 学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド編   作:良田両作

8 / 8
第八話 宮本親子丼

nh8話

 

宮本 貴理子と宮本麗の親子丼を頂いていた。

「孝の変態……」

孝(シュウ)は親子ダブルパイズリを堪能していた、住宅街で。

「麗ちゃんのJカップと、貴理子さんのHカップ……最高……♡」

麗は嫌々やっているが、母親の貴理子さんは半ば諦観、彼女の夫は数日前に『奴ら』に喰われたのだ。

「だって、私と麗は孝しかいないんだから……」

そう呟きながら、涙を流す。

「麗は学生でもあるし……」

これが家元枠というやつか、熟女や母親好きのジュウを馬鹿にできないな……今はインポだけど。

「学生の娘と母親とやるのは学生の特権だよな……」

「……なら、もっと私のことを好きになってよ」

麗が言う。

「もちろん……♡」

「もっと激しくしてよ……♡」

「もちろん……♡」

「もっとめちゃくちゃにしてよ……♡」

「ああ……♡」

2人はシュウを信じることにした。

 

 

 

 

中岡あさみはコータ(ジュウ)に抱きしめられていた、彼の腕力は圧倒的だった。

「コータさん……♡」

「あさみさん、君を守るからな……」

「孝さんはコータより、女にモテるんですか……♡」

「ああ、あいつは……」

ジュウは言い淀んだ、自分はゲームでも女を抱き、現実の世界でもアニメとかのキャラクターを召喚することはある。

その時は人権があるからめちゃくちゃはしないけど……

「私なんかでもいいんですか……♡」

「いいんだよ……」

ジュウは彼女の口唇を奪った、彼女はそれに応じ、二人の間に、唾液の橋が建築されて、崩壊した。

「ねえ、コータさん……♡」

「あさみさん、君を愛しています……」

「私も……♡」

二人は愛を確かめ合った。

「すいません……ちょっと勃たないです」

「別にいいですよ……♡こうやって抱きしめて暮れるなら……♡」

豪はその様子を遠くから見ていた。

苛ついた彼はこう言った。

「何やっているんだよ……!」

 

 

 

 

 

その隣の住宅、高い塀があり、『奴ら』は来ない。

居間で中岡あさみは井永豪と会話していた。

彼はコーラを飲んでいた。

「生き残った気分はどうですか?」

それは普段の悪態をつく、彼ではない、素の彼だろう。

「エヘヘ、最高ですよ……♡」

彼女は拳銃のリロードをする。

「それじゃあ聞きますが、もし……奴らに囲まれて、人間として死ぬ為に、コータに撃たれるとしたら?そういう運命だったら?」

「なんでそんなタラレバを聞くんですか?おかしいじゃないですか?」

天然な彼女に振り回される豪。

「そ、そうですね……タラレバの話です」

それは原作、いや史実の話だった。

「……そうですね、コータさんなら撃たれてもいいと思います……」

豪は沈黙した。

「運命で人は変わる、と言うことですか……貴方は、運命に従う派?それとも足掻く派?」

豪はかなり変な事を聞く、余りにも哲学的だ。

「足掻く派だと思いますけど、最後の瞬間は……従う派です 」

「僕もあがく方です」

コータ(ジュウ)がやってきた、豪に向かってポテトチップスを投げる、もう一つそれを持っている。

その目は笑ってない、変な事を言ったら駄目!という目だ。

「あさみさん一緒に食べましょう、はいあーん」

「あーん」

「やれやれ、バカップルには敵わないぜ……」

豪はゲップをし、そう言った。

「コータさん……大切な話があります……♡」

「うーん?ナニ?」

「小学校に着いたらパーティーを降りようと思います」

「え?マジ?」

「本当ですか?」

流石に豪もジュウも驚く。

「私、足手まといだって気づいたんです……」

「それ、誰が決めたんですか?」

「え?」

「少なくとも僕は、あさみさんを足手まといだと思ったことはありません」 

ジュウ中岡あさみの手を握る、それは単なる0と1の集合体データには見えなかった。

(俺はバカだな……母親系統や人妻とかが好きなのに、真逆のキャラクターに恋をしてしまうなんて……二次元のキャラクターにめちゃくちゃな事をしていたのに……)

ジュウはそう思った、豪は冷たい目でそれを見ていた。

(そうか……!データでも神である作者たちに命を吹き込まれているんだ!学園黙示録は原作者が死んで未完の作品のまま残された作品だ!!だけど二次創作でこうやって生きている!)

「コータさん……」

「でも、あさみさんが自分で決めたことなら、ちゃんと聞きます」

2人とも沈黙する、本来死ぬべきキャラクターだったのだ、彼女の判断は正しい。

「宮本大先輩と一緒に相談して、次に行く小学校で警備や誘導をしようと思います……」

「ねぇ、見て……! ドローン……! チラシ!」

 

庭にやってきた希里ありすが、空を指差した。

 

見上げると、複数のドローンが上空を飛び回り、大量のチラシを散布していた。

 

まるで雪のように、無数の紙が街へと降り注いでいく。

 

「た、確かに……!」

 

「おい、大丈夫なのか? 拾っただけで『奴ら』になるとか、そういう罠じゃないだろうな?」

 

豪が警戒する。

 

「バカ、そんなことあるわけないだろ」

 

コータ(ジュウ)は呆れながら答え、庭に落ちてきたチラシを一枚拾い上げた。

 

「……日本語だけじゃない。英語、中国語、ヒンディー語、アラビア語……いろんな言語で書かれている……」

 

小説家を目指すジュウは、外国の文化や言語についても、それなりに知識を持っていた。

 

「つまり、多国籍の生存者に向けたメッセージか……」

 

豪が呟いた。

 

「ねぇ、なんて書いてあるの?」

 

ありすが興味津々に尋ねた。

 

「ちょっと待ってね。えーと……」

 

ジュウは日本語で書かれた部分を読み上げた。

 

『生存者の皆様へ。

 

私たちはムクア製薬です。

 

現在、世界各地で発生している感染現象、通称「奴ら」に対抗するため、ワクチンの研究開発を進めています』

 

「ムクア!?」

 

思わずジュウは声を上げた。

 

ムクア製薬。

 

それは、このゲームを作り出した会社の名前だった。

 

シュウのためだけに用意された、この狂ったゲームの運営に関わる企業。

 

(……まさか、ここでその名前が出てくるなんて……!)

 

ジュウは嫌な予感を覚えながら、続きを読む。

 

『研究の結果、感染が確認されていない動物の血液に、ワクチン開発の重要な手掛かりが存在する可能性が判明しました。

 

犬、猫、鳥など、感染していない動物を保護されている方は、ぜひ当研究施設までお連れください。

 

皆様の勇気あるご協力が、人類を救う希望となります』

 

「……人類を救う、か」

 

豪が腕を組んだ。

 

ジュウはチラシを裏返した。

 

そこにはムクア製薬の研究施設の所在地と、簡単な案内図が印刷されていた。

 

場所は港湾地区。

 

これから向かう予定の小学校からも、それほど遠くない。

 

「……ずいぶん都合のいい場所にあるんだな」

 

ジュウは小さく呟いた。

 

まるで、自分たちがそこへ向かうことを、最初から想定していたかのように。

 

そのとき、ありすが嬉しそうに声を上げた。

 

「じゃあ、ジークをそこに連れていけば、みんな助かるの……!?」

 

ジュウは答えられなかった。

 

希望なのか、それとも罠という絶望なのか。

 

その答えは、まだ誰にも分からなかった。

「……じゃあジークをそこにも持っていけば、みんな助かるの……!」

「い、いや……罠かもしれないし……」 

とコータ。

「これは、チャンスだよ!」

豪は叫んだ。

「バカ!連中に気づかれたらどうするんだ!」

コータが指摘した、あさみが彼の口を手でふさいだ。

「これは大事な話だ!みんなで相談して決めよう!」

幸いな事に『奴ら』はドローンの音が囮になり、そちらに向かった。

 

 

 

 

 

 

「宮本、一体孝とナニを話していたんだ?」

毒島冴子先輩が聞く。

「おかあさんと一緒に話をしていたけよ」

麗はそう答えたが、その額にはうっすらと冷や汗が浮かんでいた。

三人は梯子で高い塀を登り、やってきた。

リビングで、冴子先輩、孝(シュウ)宮本親子、コータ、豪、鞠川静香、ありす、高城沙耶、ジーク、中岡あさみ、一同が揃った。

ソファに座り、机には水やお菓子などがある、まるで団欒だが、今後のパーティーの

「ムクアってかなり、有名な寝具と医療メーカーよ……」 

静香が言う。

改変させられている……学園黙示録の世界にそんな会社はない、コータは痛感した、まるでお釈迦の手のひらの上だ。

「私も知っているわ……ムクアムクア、ああ無垢あ……って広告聞いたことある……」

沙耶が歌った、いい声だった。

豪はハーッとため息をついた。

「俺は反対だ、余りにも都合良すぎる、ありすちゃんとジークをそんな危険な場所に行かせらない」

「ねぇ?孝はどう思うの?」

麗は聞いた、即答だった。

「危険な場所?それは何処も同じじゃないか、小学校だっていつまで持つか……」  

「大丈夫よ、私達が奮戦するから!」

宮本母、ニコニコしながらそういう。

「本官も同じくであります!」

宮本貴理子とあさみは敬礼した、可愛い。

「じゃあ俺はムクアに行くの賛成だな……」

孝(シュウ)はそう言った、嗚呼、漸くこのゲームが終わる、女性は魅力的だが。

小学校に籠もっていても、このゲームは終わらない。さっさとムクアに行って、終わらせるべきだ。

「えっ? 中岡さん、パーティーを抜けるの?」

 

高城沙耶が驚いたように尋ねた。

 

そもそも、沙耶がコータとの恋に破れたのは、あさみの存在があったからだ。

 

もし彼女がパーティーを離れるなら、コータとよりを戻せるかもしれない。

 

そんな淡い期待が、一瞬だけ胸をよぎった。

 

(……って、何を考えてるのよ、私!)

 

沙耶は心の中で自分を叱りつけた。

 

(慰めてくれた孝には悪いけど、これじゃ負けヒロインどころか、尻軽女じゃない!)

 

「はい! コータさんとも相談したんです! 大先輩もいらっしゃるなら、きっと大丈夫です!」

 

あさみは明るく答えた。

 

「大先輩?」

 

「宮本美智子先輩です! 数々の伝説をお聞きしています!」

 

宮本美智子。

 

かつてはレディースとして名を馳せ、その後、警察官となり、今では一人の母親でもある女性だ。

 

「もう、あさみちゃんったら! 昔の話よ、昔の!」

 

美智子は照れくさそうに笑った。

 

「その武勇伝はぜひ聞いてみたいところですが、今度にしましょう……」

 

コータ(ジュウ)が話を本筋に戻した。

 

「それで、ムクア製薬のことなんだけど……」

 

「ムクアは有名なところだし、私は大丈夫だと思うわ」

 

静香先生がチラシに目を落とした。

 

「あそこの研究施設って、ここよりもずっと高い塀に囲まれているのよ。まるで要塞みたいな場所なの」

 

その言葉に、一同は顔を見合わせた。

 

高い塀に守られた研究施設。

 

それは安全な避難場所なのか、それとも外からは中の様子が分からない、巨大な密室なのか。

 

まだ誰にも判断できなかった。

 

「とりあえずは小学校に向かうか……」

 

シュウは、ありすとジークに目を向けた。

 

この二人こそ、ゲームを終わらせるための鍵になる。

 

ムクア製薬の研究施設へ向かうには、どうしてもジークの協力が必要だった。

 

だが、ありすがジークと離れることを承知するとは思えない。

 

(なんとかして、ありすちゃんを説得しなければ……)

 

「そうだなぁ……体力も気力も限界だし、そろそろ寝るか……」

 

ジュウが疲れた声で呟いた。

 

「私はどちらでも構わん」

 

毒島冴子が静かに口を開いた。

 

「『奴ら』を斬れるのなら、何でも構わん」

 

その瞳には、疲労とは無縁の鋭い光が宿っていた。

 

まるで、次の戦いを待ち望んでいるかのように。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

【R18】貞操観念の終わってるカルデア(作者:若山羊)(原作:Fate/)

https://www.pixiv.net/users/124939526 堕落の司祭 #pixiv▼様の同名のイラストから着想を得て許可を貰ってSSにしたものです。


総合評価:239/評価:-.--/連載:45話/更新日時:2026年09月20日(日) 03:18 小説情報

【R18】悪魔「孕ませ卿」(作者:乳酸菌が美味い)(原作:ハイスクールD×D)

 子孫繁栄を最優先とするオリ主の悪魔が、数多くの女性を孕ませようと手を出しまくる話。▼ ※注意!▼・基本的にタグにある通りの作品ですが、オリ主とその遠い血縁者による濡れ場シーンもあります。そういうのが苦手な人はブラウザバックGO!▼・更新については不定期の0時投稿。気長に待ってね。▼・以下のタグにある原作キャラたちがオリ主とその配下悪魔たちの眷属や配下として…


総合評価:1382/評価:8/連載:9話/更新日時:2026年10月11日(日) 00:00 小説情報

【R18】ながされて性乱島(作者:星屑の騎士)(原作:色々)

普通の男子高校生、神凪 悠二はある日、気がつくと見知らぬ場所にいた。▼そこは、二次元の女の子たちが流れ着く夢のような島だった。▼悠二は、そこで二次元美少女たちと仲良くなり(意味深)、その果てに何を為すのか。▼【注意事項※確認必須】▼※該当キャラが登場するようになってから作品名タグを追加させていただきます。▼※タグを確認のうえでの閲覧をお願いします。苦手な場合…


総合評価:2108/評価:8.88/連載:18話/更新日時:2026年10月24日(土) 18:17 小説情報

【R18】抜いてもらえる能力(作者:ヘビとマングース)(原作:BLEACH)

“勃起すると抜いてもらえる能力”を手に入れた青年のお話。


総合評価:1986/評価:8.92/連載:4話/更新日時:2026年09月02日(水) 21:30 小説情報

【R18】大人の知識を持ったまま中学生に戻った俺は好き勝手に生きていく(作者:柊咲)(オリジナル:現代/恋愛)

誰しも一度は思ったことがないだろうか、”大人の知識を持ったまま人生をやり直したい”と。▼ただ何の考えもなく一日一日を過ごしていた無駄な学生時代も、もしも大人の知識を、もしも35年の人生経験を持っていれば、大きく変わっていたんじゃないだろうか。▼友達の延長線上の交際しかしなかった幼馴染のあの子や、高校生なのに大人びた雰囲気のある近所のお姉さん、浮気していること…


総合評価:6771/評価:8.68/連載:257話/更新日時:2026年09月18日(金) 23:22 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>