平凡、ときどき不幸 作:本田一郎
戸籍がなくなって、ホームレス状態になった
父ちゃんの遺骨を回収した街から歩き始めていた。
行き先…は最初は特に思いつかなかったのだが、
束から、いざという時に唯一頼れる存在として、
彼女の親友の織斑千冬…のことを紹介された。
ウチも、彼女には一度会ったことがあると言われたが
すっかり存在を忘れてしまっていた…うん、ごめん。
もし、ウチが生命の危機に陥った際は、
コアネットワーク経由で、束はそれを感知出来る。
しかし、彼女自身が動くのには制約が多いらしく、
条件が揃っていないと、彼女がウチを回収するのは
極めて難しいらしい…一体何をやらかしたんだ?
…まぁ、それは今はどうでもいいか。
現実ではともかく、夢の中なら大体会えるし。
とりあえず、私は織斑家を目指しているのだが…
一文無しなので、ひたすら歩くしか方法がない。
聞いた住所自体は…神奈川県のどこからしいが…
私が今いるのは…なんと長崎県の佐世保市だ。
同じ軍港でも、横須賀とかならかなり近かったし、
舞鶴とか江田島とか…とにかく本州のどこかなら
まだ少しだけはマシだっただろう。
しかし、よりにもよってウチは今九州にいる。
…一体何マイルあるんだ?流石に参ってしまう。
道を聞いたり
夜には何とか、長崎県を抜けて佐賀県に入った。
流石に暗いので、寝床と…あわよくば電源を求めて
適当な公園でも探すか…と思っていたら、
突然、男の人に声をかけられた。
『君…随分若いけど、親御さんはどうした?』
見れば、彼は少し太った…脂ぎった中年だった。
「…理由あって一人で旅をしてるんです。
親…からは何も言われないと思います。
…この近くに公園とかありませんか?
流石に暗いから、そろそろ横になりたいんですが、
この辺りの地理に詳しくなくて…」
『公園って…君、お金すら持ってないの!?
それで一人旅って…随分と頑張ってるね…
うん、そういう事なら、おじさん、応援するよ。
今日は私の家に泊まるといい。』
そう言われたウチは、歩き始めた彼の後についた。
佐世保から歩いて来た…と言ったら、また驚かれた。
ていうか、歩くくらいならヒッチハイクでも
したらどうか…と提案されてしまった。
…そう言えば、そんな文化も一応あったか。
余りにも気分が沈みすぎてて、すっかり忘れてた。
おじさんの家に着いたウチは、丁重に食事を断ると、
ならばシャワーでも浴びたら、とすすめられた。
着替えを持ってない…と伝えると、
離婚して家を出ていった娘の服でよければ
いくらでも持ってっていい…と言われたので、
ウチは…深く考えることなく浴室に入った。
…シャワーを浴び終わったのはいいのだが、
どう見ても、目の前にはバスタオルしか置いてない。
その事を言おうとしたが、大きな声が出せなくて、
仕方なく、バスタオルを巻いてウチは浴室を出た。
…和室の布団の上におじさんがいたので尋ねた。
「…すみません。服をいただけるとのことですが、
どこにあるのかわかりません…教えてください。」
『…明日の朝には用意する。今は…
…えーと?ウチ、全裸で寝ないといけないの?
流石にそれは…と一瞬思ったが、
布団さえかぶってしまえば問題ないと判断した。
「…わかりました。ウチはどこで寝ればいいですか?
床でもいいんですが…布団でなくてもいいので、
せめて毛布かタオルケットくらい貸して下さい…」
『いや、ここに布団は敷いてあるだろ?
ここで一緒に寝れば…問題ないんじゃないか?』
…あー、まぁ確かに寝具を引っ張り出すのも面倒か。
「わかりました…じゃ、お邪魔します…?」
そう言って、ウチは布団の中に入らせてもらった。
そしたら、おじさんも布団の中に入ってきて…
早速、あまり膨らんではいない胸を揉んできた。
…何となくそうなるとは思っていたが、
予想通り過ぎて…少し嫌な気分になった。
『最初は冗談で言ったつもりだったんだけど、
まさか本当に私の布団に入ってくるとは…
一応聞いておくけど…君は…
「まぁ、一応ありますけど…こんな華奢ですみません。
何かあったら…19歳ってことにしといてください。」
…本当は11歳なんだけど、戸籍がないから無問題かな。
『とてもそうは見えないけどね…まぁいいや。
経験は浅そうだし、ゆっくり進めさせてもらうよ。』
彼は湿り気をつけた指で、ウチの乳首を触ってきた。
くすぐったいのか痛いのか、微妙な感覚に襲われる。
こんな調子で触られても辛いだけだ、と思ったウチは、
自分の左手を秘所にあてて、お豆さんを触ってみた。
そこから得られる快感で徐々に上書きされていって、
気づいたら、乳首や胸でも濡れるようになってきた。
…痛いよりは気持ちいいほうが良いのは当然だけど、
ちょっと生き急ぎ過ぎなのか、不安になってきた。
そんな変なこと考えているうちに、おじさんの手は
ウチの秘所に触れて、すぐに腟内に指を挿れてきた。
初めての時に比べると、明らかにほぐれたアソコを、
彼は、指を増やしながら、しっかりとえぐっていく。
乳首とは違って、今は確実に気持ちよさを感じる。
そして、十分に柔らかくなったのを確認した彼は、
確認することなく、ナマでウチの腟内に挿れてきた…
持ち合わせがなかっただけなのかもしれないけど、
流石に…少しは気遣ってくれてもいいのでは…
なんて思っていると、前回よりも奥まで入ってきた
肉棒に、自分の指でも上手く届かない…はずの
初めてすぎる感覚に戸惑っていると、
気づいたら、彼はウチの腟内で暴発…してしまった。
彼自身も不本意だったのだろう…
ふと顔を見てみると、何となくしょんぼりしていた。
ただ…その時の感覚は、
父親の白濁を受け入れた時は、確かに部屋の中まで
何かが泳いできた…みたいな感覚があったのに、
今回は、一切そういうのは存在しなかった。
あくまでウチの推測だが、ISの【絶対防御】のような
バリアーがウチの
答え合わせをしたい気持ちがないわけではないが…
流石にバレたらまた強烈な一撃を受けて、
何十…メートルでも済まないくらい遠くまで
夢の中でぶっ飛ばされそうな気がする。
快感があるのはいいんだけど、あの世界、
痛覚も普通にあるから、攻撃されると痛いのよね…
…そんなこと考えてると、おじさんが話し始めた。
『…ごめん。私だけ満足してしまった。
君は…多分だけど…イッてないだろ?
本当なら2回戦と行きたいところなんだけど…
流石に、年には勝てないみたいなんだ…』
「…別にいいですよ。ウチは後で適当にしとくんで。
あー、もしリベンジ…したいとかあるのなら、
明日一日、この家で留守番しててもいいですか?
あなたの…その…
ウチは聞かないですけど…もしそうなら、
今度は…ゴムくらいは用意してくれると…
恐らく、ウチも多分イケると思うんで…
…図々しいかもしれませんが、どうでしょう?」
『君は…本当にどう言ったらいいかわからないね。
うん。明日の夜、また君とヤることにする。
そうなると…流石に食事とかはどうするんだ?』
「…食欲はそこまでないので、多分大丈夫です。
水くらいは…勝手に飲んでもいいですよね?
後は…その…せめて下着とかあると助かります。
今着てた分しか持ち合わせがないので…」
『…同じサイズのものでよければ買ってくるよ。
本当に…欲張りなのか控えめなのかわからないね。
でも…何だか放っておけない感じはする。
…とりあえず今日はちゃんと寝ようか。
もしよければ、押し入れを探せば
毛布くらいは見つかると思うけど…どうする?』
「…早く寝たいですし、今のままでいいですよ。」
そう言って、ウチはすぐに目を閉じて寝始めた。
…その後は、抱き枕代わりにはされてたけど、
とりあえず、寝る分には特に問題はなかった。
翌朝、おじさんが出勤するのを見送ったウチは、
早速、コンセントに義手のコードをつないだ。
ブレーカーが飛ばない程度の出力を意識しながら、
可能な限り、
彼がどれだけ遅く帰ってくるかは知らないけど、
流石に…電気代は3桁で収まると思うし、
これくらいは…使っても罰は当たらないよね?
…旅の期間をどれくらいにするか、非常に悩みます。
流石に、そこまでシチュエーション思いつかないし。