※この作品はR-18です。

雷竜のシル   作:mss

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第四話『妖精女王』

翌日の朝。

 

ギルドの騒ぎは、いつもと同じように、始まっていた。

 

だが、ルーシィの心は、その騒ぎから、少し、離れた場所にあった。

 

彼女は、ギルドの隅の、静かな席に座り、何も考えずに、ただ、窓の外を見ていた。

 

『……シル……』

 

彼女の頭の中に、昨日の出来事が、蘇る。

 

『……私は、シルに、どんな顔をすればいいんだろう……?』

 

彼女は、不安で、胸が、締め付けられる。

 

『でも……昨日は……気持ちよかった……』

 

その思いが、彼女の心の片隅を、くすぐったく、撫でる。

 

ルーシィは、ハッと、我に返る。

 

『……ああ、もー何を考えてんのよ、私は……!』

 

その時だった。

 

自分の秘部から、じっとりと、濡れた感触が、伝わってくる。

 

『……えっ……?』

 

彼女は、顔を真っ赤にして、そっと、その場所に、手をやる。

 

「……ぬれてる……」

 

彼女は、その事実に、愕然とする。

 

『……私、どうしちゃったの……?』

 

その時だった。

 

ギィ、と、重い音を立てて、ギルドの扉が開いた。

 

「……!」

 

ルーシィは、その音に、ビクッと、体を震わせる。

 

そして、思わず、その扉の方へ、視線を向ける。

 

そこに立っていたのは、シルだった。

 

「……」

 

彼は、変わらぬ遊び心の浮かんだ笑みで、ギルドの中を、見回している。

 

そして、その視線が、やがて、彼女に、留まった。

 

ルーシィは、その視線に、遭い、慌てて、顔を伏せた。

 

彼女の心臓が、高鳴りを、始めていた。

 

『……来た……』

 

彼女は、そう呟き、自分の濡れた下着を、気にしながら、彼の動きを、窺っていた。

 

シルはルーシィに近づいていくルーシィはシルが来るのがわかっていても動けなかった。

 

シルの足音が、木の床に、軽やかに響く。

 

ルーシィは、その音が、一歩、また一歩と、自分に近づくのを、全身で感じていた。

 

逃げろ。

 

そう頭では分かっている。

 

だが、その体は、まるで、根付いた木のように、動かなかった。

 

目の前のテーブルに、置かれた水のグラスに映る、自分の顔。

 

その顔は、期待と恐怖で、歪んでいた。

 

「おう、ルーシィ」

 

低く、少しくだけた声が、彼女の隣で響く。

 

シルが、あっけらかんと、彼女の隣に、腰を下ろした。

 

「……!」

 

ルーシィは、ぎゅっと、肩に力を入れる。

 

彼の体温が、近くに感じられる。

 

その匂いが、鼻孔をくすぐる。

 

「昨日は、楽しかったな」

 

シルは、そう呟くと、その手を、テーブルの下へと、滑らせた。

 

「……」

 

そして、ルーシーの太ももに、その手が、触れる。

 

「ひゃっ!?」

 

彼女は、思わず、その声を、押し殺す。

 

心臓が、喉まで、せり上がってくる。

 

「……シ、シル……! やめて! ここ、みんなに見えるよ……!」

 

「ああ、それなら、大丈夫だ」

 

シルは、そんな彼女の耳に、そっと、ささやいた。

 

「ここからは、誰も、お前の足なんて、見えやしねえよ」

 

「……えっ……?」

 

「お前のテーブルと、隣の机の柱の影が、ちょうど、いい具合に、お前の下半身を、隠してくれてるんだ。だから、大丈夫だ」

 

「……」

 

ルーシィは、彼の言葉に、一瞬、戸惑う。

 

そして、彼の言う通りだということに、気づく。

 

この席は、確かに、他のメンバーの視線から、死角になっている。

 

「……」

 

その時だった。

 

シルの手が、彼女のスカートの裾を、そっと、持ち上げる。

 

そして、その手が、すっと、そのスカートの中へと、滑り込んだ。

 

「あっ……や、やめて……!」

 

ルーシィは、本能的に、足を閉じようとする。

 

だが、その頭に、昨日の絶頂の記憶が、よぎる。

 

シルの指が与えた、あの強烈な快感。

 

その記憶が、彼女の抵抗を、ゆっくりと、溶かしていく。

 

「……」

 

彼女の膝が、ごく、わずかに、開いていく。

 

その変化を、シルは、見逃さなかった。

 

「……なんだ。ルーシィも、期待してたんだな」

 

シルの声が、彼女の耳に、悪魔のように、ささやく。

 

「…そ…そんなことない……!」

 

「そっか。なら、いいや」

 

シルは、そう言って、その指を、引き抜くふりをした。

 

「……あっ……!」

 

ルーシィは、その喪失感に、ビクッと、体を震わせる。

 

そして、彼女の足が、思わず、さらに、開いてしまう。

 

「……やっぱ、か」

 

シルは、その反応に、満足げに、笑う。

 

彼の手が、彼女の下着の布地を、そっと、ずらしていく。

 

そして、その指が、温かく、濡れた秘密の森へと、入っていく。

 

「んあっ……!」

 

ルーシィは、その感触に、絶叫しそうになるが、懸命に、その声を、飲み込む。

 

ギルドの騒ぎが、彼女の喘ぎ声を、覆い隠してくれる。

 

だが、誰かが、振り返ったら、終わりだ。

 

その恐怖と快感が、彼女の全身を、電撃のように、駆け巡る。

 

「……んぐっ……ん……!」

 

彼女は、唇を固く噛み締め、その快感の波に、耐えようとする。

 

だが、シルの指が、巧みに、その壁を、刺激していく。

 

彼女の体は、もはや、自分の意志では、動かなかった。

 

ただ、彼の指先の与える感覚に、身を任せ、その快感に、体を震わせるだけだった。

 

「……あ、ん……」

 

ルーシィの呼吸が、乱れ、浅くなっていく。

 

ギルドの喧騒が、まるで遠い世界の音のように、聞こえる。

 

彼女の意識は、シルの指先という一点に、集中していた。

 

その指が、彼女の中で、優しく、しかし、執拗に、壁を、こすり上げる。

 

「……!」

 

今にも、声が出てしまいそうだ。

 

彼女は、自分の腕で、自分の口を、押さえる。

 

その眼からは、涙が、溢れてくる。

 

「……んっ……んぐっ……!」

 

シルの指の動きが、さらに、速くなる。

 

そのリズムに、彼女の腰が、無意識に、合わせ始めていた。

 

もはや、恥ずかしさなんて、感じられない。

 

ただ、あの、高みへ、到達したい。

 

その思いだけが、彼女の全身を、支配していた。

 

その時だった。

 

彼女の体内で、何かが、弾けた。

 

「んぁっ……ッ!」

 

ルーシィの体が、激しく、痙攣する。

 

その視界が、白く、染め上げられる。

 

誰にも聞こえない、無音の、絶叫だった。

 

彼女の全身の力が、抜け、その体は、ぐったりと、シルのほうに、倒れ込む。

 

「……」

 

シルは、そんな彼女を、片腕で、受け止める。

 

「……いい顔になったな」

 

シルは、そう呟く。

 

ルーシィは、その胸に、顔を埋めたまま、ふと、彼の股間へと、視線をやる。

 

シルのズボンの上に、明らかな、盛り上がりが、できていた。

 

「……」

 

彼女の顔が、さらに、赤くなる。

 

昨日、自分の口の中に、入っていた、あの熱と、硬さ。

 

その記憶が、蘇る。

 

「……」

 

彼女は、何か、自分が、しなければ、という気持ちに、駆り立てられる。

 

そして、そっと、その手を、シルの股間へと、伸ばす。

 

その指先が、ズボンの布地の上から、その硬さに、触れる。

 

「……へえ」

 

シルの、少し、驚いた声が、響く。

 

ルーシィは、何も言わずに、その硬さを、優しく、撫でる。

 

彼女の行為は、まだ、ぎこちなかった。だが、その真剣な眼差しが、すべてを、物語っていた。

 

「……」

 

シルは、そんな彼女の指先を、じっと、見つめていた。

 

そして、彼女の隣で、そっと、その顎を、持ち上げる。

 

「……もっと、やりたいのか?」

 

「……!」

 

ルーシィは、顔を赤らめ、しかし、小さく、うなずいた。

 

その時ギルドの扉がギィーー、と、これまでとは、比べ物にならないほど、重い音を立てて、開かれた。

 

その音に、ギルドの喧騒が、一瞬、ピタリと、止まる。

 

「……」

 

誰もが、その扉の方へ、視線を向ける。

 

そこに立っていたのは、妖精女王の、エルザ・スカーレットだった。

 

真紅の髪が、彼女の気迫を、物語っていた。

 

「……」

 

彼女の視線が、ギルドの中を、鋭く、駆け巡る。

 

そして、ナツと、グレイに、留まる。

 

「ナツ、グレイ。いるか」

 

「あ、ああ、おう、エルザ」

 

ナツが、少し、怯えながら答える。

 

隣で、グレイは、黙って、頷く。

 

「いいだろう。すぐに、準備してついて来い」

 

「えっ、どこに!?」

 

「行けば分かる」

 

エルザは、そう言って、ナツと、グレイを、睨みつける。

 

「……わ、わかった……」

 

ナツは、その気迫に、圧倒され、従うしかなかった。

 

「……」

 

エルザは、その二人を、引き連れて、行こうとする。

 

その時だった。

 

「おい、ルーシィ!」

 

ナツが、振り返って、彼女に声をかける。

 

「お前もいこうぜ!」

 

「えっ!? わ、わたしも!?」

 

ルーシィは、驚いて、ナツの声に、反応する。

 

そして、思わず、隣のシルの顔を見る。

 

「……」

 

シルは、彼女の視線を感じて、そっと、口元を、にやりと、歪ませる。

 

「……行って来いよ」

 

彼は、そう言った。

 

そして、その視線を、ルーシィから、離し、ナツの後ろに立つ、エルザへと、向ける。

 

『……ああ、あれだな。あいつも、狙い目だ……』

 

シルの瞳が、さらに、深く、色濃くなる。

 

エルザの、その気高い、そして、しなやかな体。

 

その強さと、美貌。

 

すべてが、彼の性欲を、煽った。

 

『……ああ、全部、俺のものにしてやる』

 

そう決意したシルは、ルーシーの、少し、悲しそうな顔に、気づかなかった。

 

彼女は、自分の股間に触れていた手を、慌てて、離し、ナツの元へと、向かっていった。

 

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