ラブコメの鈍感系主人公すぎる幼馴染♂の頼れる友人ポジである俺の日常がエロゲーすぎるんだが 作:三越利範
委員長にヘンタイ露出奴隷契約というトンチキな契約をなかば無理やり結ばされた翌日のことだ。
「だからね、スケベイベーっていうアイドルが今熱いんだって! メンバーのニック・ボウの歌唱力がマジダンチでさ~」
「ふーん」
椎奈と並んで登校しながら、いまいち興味の湧かない彼女の推しトークに雑な相槌を打っていると、背後から突然背中をぽんと叩かれた。
「おはよっ! ともくんっ」
俺が振り返ると、そこにはいつもどおりキラキラオーラをまとった茶屋町委員長が立っていた。
「委員長。その呼び方は外ではするなと」
「まあいいでしょ。わたしときみの仲じゃない」
「限りなく他人に近い仲だと思うんだが??」
俺の嫌味にも気分を害した様子もなく、委員長は快活に笑う。そしてすれ違いざまに俺の耳元で囁いてきた。
「――授業の前に、例の場所でね♡」
そして、隣にいた椎奈にも人好きのする笑みを向ける。
「石川さんも。今日もカワイイね♪」
「ひゃっ、ひゃい!」
椎奈は、憧れの推しに声をかけられてガッチガチになっている。委員長は踊るような足取りで歩いていった。
「は~♡ 茶屋町さんに声かけられちゃった。今日は絶対良い日になるね!」
「そうか。良かったな」
「うん。でも」
椎奈はじろっと俺の顔を見つめる。
「おかゆー、なんか茶屋町さんに親しげに声かけられてたよね?」
「気のせいじゃないか」
「だって、『ともくん』とか呼ばれてたじゃん」
「『ともぐい』の聞き間違いじゃないか」
椎奈の追及を適当にかわし、俺は委員長の秘密を知った校舎の最上階へと向かった。そこには案の定、茶屋町委員長がひとり佇んでいた。俺を認めると、彼女はにこっと微笑む。
「きてくれて嬉しいよ。ともくん」
「だから、その呼び方は」
「まあ、細かいことはいいじゃない」
委員長は相変わらずマイペースの極みだ。ハートのつええガキだな。
「それで、こんなところに呼び出して何の用だよ」
俺が訊ねると、委員長はおもむろに身をかがめてスカートの中に手を突っ込んだ。するすると下着を脱ぐと、俺の手のひらにぽんとのせてくる。
「今日の露出調教をお願いします♡」
「……生あたたけぇ」
女の子に、つい今しがたまで穿いていたパンツを手渡される。どんなヘンタイシチュだ。これがプレイ開始の合図ってことなんだろうな。パンツを受け取った時点で契約成立って感じ? クーリングオフさせてくれよ。
「それで、わたしは何をすればいい? どんなプレイをさせてくれるの?」
誕生日プレゼントを前にした子供みたいな無垢な顔だ。ずるいな。断りづれえよ。
俺は腕を組み、うーんと唸る。
「そもそも、委員長はどんなシチュが興奮するんだ。それがわかんねえと指示の出しようがない」
俺が素朴な疑問を投げかけると、彼女は胸の前で手を組み、夢見る少女の顔で言った。
「わたし、人生が終わっちゃいそうなのがいい。見つかったら学校来れなくなっちゃうような。破滅と隣合わせのスリルが最高に気持ちいいの」
「ド変態が」
こんなのが生徒会長候補とか、この学校はもうおしまいだな。
俺は呆れつつしばし思案して、こう命令を下した。
「じゃあ、オナニーしろ」
「ここで? 恥ずかしいけど、ともくんが望むなら」
「ちげえよ」
俺はにっと唇の端をつりあげて冷たく言い放った。
「授業中にオナニーしろ。……教室でな」
「え」
委員長はびしりと硬直し、やがてガクガクと脚を震わせ始めた。想像を逞しくしてしまったようだ。
「……そ、そんなの……見つかったら、人生終わっちゃうよ」
「それが気持ちいいんだろ」
俺が投げやりに言うと、彼女はきゅっと唇を引き結び、小さくうなずいた。
「……はい。ご主人様♡」
◆
わたしこと茶屋町美湖は、人生で一番の緊張と興奮を味わっていた。
先生が板書するコツコツという音と、みんながノートにペンを走らせるさらさらという音だけが響く静かな教室で、わたしはもじもじと太ももを擦り合わせる。パンツを穿いていないんだから当然だよね。
――もし誰かが振り返ったら……たとえば消しゴムを落として拾ったら。その拍子にスカートの中を覗かれたら? わたしは人生終わってしまう。それがわかっているのに興奮してしまう。わたしは度し難いヘンタイだ。
「はぁはぁ……」
自然と息が乱れる。お股がじゅんと湿ってきて、愛液がスカートに染み込んでいくのがわかる。こんな状況で、わたし濡れてるんだ……自分の変態さ加減にあきれてしまう。ほんと、人生終わっちゃうんじゃないかな。
ちらりと前を見ると、ともくんが机の下でスマホを構えていた。インカメモードにしてる。わたしが忠実に命令を守っているか監視しているのだ。ぶるっと身体が震える。わたしの、ご主人さま……♡
見ててね。わたし、あなたの命令をちゃんと守るよ。わたしは意を決してスカートの中に手を突っ込んだ。
「ンッ♡♡」
おまんこに指を触れると、ぬるっと指先がすべった。ぐちょぐちょに濡れている。こんなに、わたし興奮してるんだ。わたしはすりすりと指の腹をタテ筋に擦り付ける。
「ぁ……♡ んんっ♡ んっんっ♡♡」
溢れ出る声を噛み殺し、快楽を貪る。びりびりと電気が走り、背筋を駆け昇って脳をしびれさせる。おまんこに触れただけでこんなに? 家でひとりでするときはこんなに気持ちよくないのに……!
わたしは手を止め、きょろきょろとあたりを見回した。みんな真面目に授業を受けている。わたしが机の下で自慰をしているなんて夢にも思わないだろう。わたしは学園のアイドルなんて呼ばれているけど、こんなにいやらしい女の子なんだよ。誰か見て。わたしの人生を終わらせて。
「ぁっぁっ♡ ん~♡ はっはっ♡ んぅうっ♡♡」
わたしは自慰を再開する。クリトリスをコリコリと押しつぶし、爪の先でカリカリとひっかく。ビクビクと太ももが痙攣する。感じてる。お股がじんじんして切ない。くちゅくちゅと粘っこい水音が響く。聞こえてないかな? 不安と興奮で頭がめちゃくちゃになりそうだ。
――にちゅっにちゅっ! ぷちゅっぷちゅっ!
「ねえ、なんか変な音しない?」
「えー。聞こえないけど」
「あぅううっ!?♡♡♡」
――びくびくびくっ! びくんっ!
クラスメイトの話し声が聞こえてきて、その瞬間、わたしは達してしまった。変な声が口から漏れてくる。全身を貫くようなオーガズムに、わたしの口からはよだれが垂れた。わたしは机に突っ伏して、ごしごしとイッたばかりのおまんこをまさぐる。
――ヌチッヌチッ! ぬぢゅっぬぢゅっ!
「ン~~~~ッ♡♡♡ はっはっ♡♡ んぅううっ♡♡♡」
――びくびくっ! ビクンッ! びくっびくっ!
すご。わたし、イキっぱなしだ。家でするときは一回イって終わりだけど、何回でもイける。きもちいい。きもちいいきもちいいキモチイイ!!
「はっはっ♡ ンぅうっ♡♡ フーフー……ッ!!」
視界がぼんやりする。わたしはおまんこに指を挿れてめちゃくちゃにかき回す。まだ誰のものも受け入れたことがない場所。おちんちんってどんな感じなんだろう。指よりずっとキモチイイのかな??
わたしの脳裏にひとりの男の子の顔が浮かんだ。ともくん……わたしに唯一冷たくする男の子。あんなにぞんざいで、わたしを特別扱いしない男の子。気になって仕方ない。彼を振り向かせたい!
「ともくん♡ ともくんともくんっ♡♡ 見ててっ♡♡ わたしがおまんこかき回してイク……ところ……っ!」
――がくがくがくっ! がくんっ!
「おっ♡ ぉおっ!?♡♡ またイグ……うぅっ!?♡♡♡」
ともくんを想いながら自涜に溺れる。まるで恋する女の子じゃない。でも、これは恋なのかな? もっと汚くて、ドロっとしている感情。恋ってもっとキラキラしてるものじゃないの??
「でも気持ちいい……! きもひーよぉ♡♡」
わたしがとびきりのオーガズムに達しようとしていると、先生の声が教室に響いた。
「この問題を……茶屋町さんに解いてもらいましょうか」
「ひぐっ!?」
教室中の視線がわたしに集中する。わたしは慌ててスカートから手を抜く。危なかった。クラス中にわたしのオナニー姿を晒すところだった。そんなことになったら、人生破滅だよ。
「茶屋町さん? 前に来て解いてください」
「は、はい」
わたしはよろよろと立ち上がる。おぼつかない足取りで前へと歩く。うう、太ももがちべたい。ぬるぬるした愛液が太ももを伝い、スカートやソックスに染み込んでいく心地の悪さにぶるっと身体が震える。
わたしは内股でガクガクと脚を震わせながら、壇上に立った。先生の声が後ろから聞こえる。
「このくらいの問題、茶屋町さんには簡単すぎるかしら?」
わたしは頭がぼーっとしていた。おまんこいじりたい。イキかけだったからお腹が切ないよぉ。
(もう、いじっちゃえ)
わたしはコツコツとチョークで黒板を擦りながら、こっそりスカートの中に手を突っ込んで、おまんこをまさぐった。
――ぐじゅっぐじゅ! ぢゅぷぢゅぷっ!
「ほっ♡ ぉお♡♡ んっんっ♡♡ ン~~ッ♡♡」
クラスメイトの視線が背中に突き刺さる。見えてないと思うけど、でもわたし、みんなの前でオナニーしてるんだよ。みんな、わたしを見て! 授業中の教室でおまんこイジって無様にアクメするところを見てて!
「ぉおおっ!?♡♡ ~~~~~~ッ!?!?♡♡♡♡♡」
わたしは声にならない声をあげて絶頂し、がくんがくんと頭を揺らした。キモチイイ……! 視界が反転する。
気づけば、わたしは床に倒れていた。やば。やりすぎた……。辛うじてスカートから手を引き抜いたから見られてはいない……はずだけど。どんどん意識が遠のいていく。
教室がざわめいている。クラス委員長が突然倒れたんだから意味がわからないよね。その中で、ひとりの男の子の声が耳に届いた。
「先生。俺が委員長を保健室に運びます」
――ともくん。わたしやったよ。あなたの命令を守ったよ。わたし……あなたの奴隷としてふさわしいかな。
次第に視界が暗くなっていって、そこから先の記憶はない。