色欲の悪魔 作:アスモデウス
北海道旅行を終えて、俺達は二日ぶりに早川家に帰宅した。
アキ君がニャーコを岸辺から受け取りに行き、その間にデンジ君の提案で三人でアキ君への手料理を作ることにした。
デンジ君に包丁の使い方を、パワーちゃんに味の調節を教える。
俺は全体の調整役である。二人が変な方向に進まないようにアドバイスをする。
そうして帰って来たアキ君の前に出されたのは普通の肉じゃがだった。
「ウヌの為にワシらが一生懸命作ったんじゃ!」
「残さず食えよ!」
「ああ…」
アキ君は柔らかい笑みを浮かべて肉じゃがを食べた。
「美味い…!」
「そりゃあ俺が二人に指導しながら作ったからね。パワーちゃんが何処からか持って来た隠し味を入れるのを止めたのは英断だったと思うよ」
「ラストさん、意外と料理できますよね」
「一人暮らしの時間がそこそこあったからね。自分で美味いもん作って食べるのが趣味だったんだ」
「失敗作でも食わせてたけどな!」
「鬼畜の所業だ…デンジ君、悪魔向いてるよ」
そうしていつも通り楽しく騒ぎながら一日を終えるのだった。
◇
北海道から帰宅した翌日、今日から仕事再開である。
闇の悪魔との戦いで疲弊した者が多かったので、その場にいた者は数日間の休みを貰っていたのだがそれも終わりである。
マキマから呼び出しを受けたのでアキ君と姫野、デンジ君とパワーちゃん、そして俺のバディであるエンジェルと共にマキマの執務室に入る。
マキマは俺達が揃うと早速本題を切り出した。
「銃の悪魔討伐戦の参加者には作戦の機密事項を説明する必要があるんだ。銃の悪魔の現状について知っていることを話すね。聞いた内容は口外禁止でお願いします。現在、銃の悪魔は既に倒され拘束されているの」
「なっ!?」
「ええええええ!?そんなぁ!!」
アキ君と姫野、エンジェルは驚愕を露わにした。
デンジ君は肩を落として落ち込んでしまった。
「ソ連軍が初めて視認した銃の悪魔は何者かにやられて既に意識のない状態だったの。今…銃の悪魔の本体はアメリカが20%、ソ連が28%、中国が11%、その他の国が4%を所持して、残りの37%が肉片として世界中あちこちの悪魔が持っている」
「そんな…!そんな筈はっ…だって、特異課や黒瀬さん達を殺した銃は……!」
「それは人間が作った物だね」
「何処の国でも…国際法に基づき銃の製造は厳しく取り締まってる筈です…」
「表向きはそうだけど……実際は何処の国でも国が裏で作ったのを流してるんだよ。その銃は都合が悪いから売り買いしてる人達は銃の悪魔と契約して手に入れたことにしてるみたいだけどね」
「そんな陰謀論みたいなこと…」
「銃の悪魔が現れる前から何処の国も内戦してるとこに売ってるよ」
アキ君が冷や汗を流す。
銃の悪魔が13年前から姿を消しているのを考えれば、銃の悪魔が既に倒されていることは予想できたことだ。
アキ君は顔を険しくしてマキマに問い掛ける。
「それじゃあ銃の恐怖が増す一方じゃないですか!」
「それで良いんだよ。皆が銃の悪魔を恐れれば恐れる程強くなる。そうなれば銃の悪魔の肉体を多く持っている国は他国に対して強く出れるでしょ」
「それじゃあ…銃の悪魔を倒しに行くっていうのは…」
「……そうだね。戦争のようなものになるだろうね」
◇
公安庁舎の屋上でアキ君がベンチに座って天を仰ぐ。
まあ、家族の仇が世界中に都合良く利用されてたと知ったら落ち込みもするだろう。
「ラストさん、次の作戦で銃の悪魔を倒すことはできますか?」
「次の作戦が本当は銃の悪魔の肉体を奪いに行くだけかもって話?それは有り得ないね。前も言ったけど、公安は俺の存在を各国に知らしめ、抑止力にしようとしてる。だから、俺が銃の悪魔すらも超える存在だと理解させる為に俺が銃の悪魔を殺すことになるだろう」
「えぇ〜…!?でも俺、マキマさんと約束しましたよ?」
「銃の悪魔を倒すって?デンジ君の力じゃ銃の悪魔が魔人にでもなって弱体化しない限り無理だよ。まあ、表向きはデンジ君が倒したことにしそうだけど」
「そんな……俺は…銃の悪魔を…ぶっ殺すって……」
アキ君だけでなくデンジ君までも落ち込んでしまった。
これは暫く引き摺るだろうな。美味しい物食べさせて忘れさせよう。
「ほら、こんなとこでダラダラしてないで見回り行くよ」
「うっす……」
◇
仕事を終えた俺は公安の地下にある独房に来ていた。
理由は沢渡に会いに行く為である。
沢渡は無事に俺のものになったが、本人が独房から出たくないと要望を出し、今も独房暮らしを続けているのだ。
その理由は俺に媚薬漬けにされたのがトラウマとなったからだという。
俺に会うのも最初の方は怖がっていたくらいだ。
今は警戒心の高い野良猫のような感じである。ちょっと触れそうになると距離を取られる。
しかし、いつまでも独房暮らしとはいかない。
だから今日は引っ越しの話をしに来た。
沢渡のいる独房の扉を開けて中に入る。
沢渡はベッドの上で俺を警戒して見ている。
「沢渡、今回は引っ越しの話をしに来たんだ」
「……引っ越し」
「そう。いつまでも独房に居させる訳にもいかないからね。今度、俺の女達が暮らす為の家を建てるんだ。そこに沢渡も来ないか?勿論、無理強いはしない。どっかのマンションに引っ越すだけでも良い」
「……分かった。家が建ったらそこに引っ越す」
「良かった。正直、あんなことしたから俺のことが怖いのは当然だと思う。でも、俺は沢渡にも幸せになって欲しいからさ。だから、もっと自由のある生活を送って貰いたいんだ」
「…どうして私をお前の女にした?」
「可愛いから。それ以上の理由はないよ」
「あっそ…」
沢渡は顔を背ける。
俺はこれ以上踏み込んでも良い関係は築けないと判断して話を終わらせることにした。
「じゃあ、また来るから」
俺はそう言い残して独房を後にした。
◇
公安庁舎からの帰り道、不意に吸い込まれるような奇妙な感覚がしたので俺は路地裏に顔を向けた。
視線の先の空中には亀裂が走り、穴が空いている。
それは異世界に繋がる世界の裂け目である。
此処を通ればこの世界とは違う世界へと辿り着く。
これは闇の悪魔から得た知識である。
まあ、五体満足で辿り着けるかは分からないが。
異世界には興味があるが、先ずこの世界を攻略しなければならない。
なので、今は塞いでおくとしよう。
俺は裂け目に触れて世界の穴を塞ぐ。
亀裂も綺麗に修復され、何事もなかったかのように消えてなくなる。
俺は再び歩き出し、クァンシ達の住むマンションに向かうのだった。
◇
クァンシ達の家に来た俺はサンタの部屋で二人きりになる。
サンタは今からすることを想像して顔を赤くしている。
随分と初心な悪魔だ。
俺はサンタをベッドに押し倒し、服を脱がしていく。
サンタは抵抗することなくそれを受け入れる。
サンタの下着を脱がしたら、胸に手を伸ばして揉みしだく。
媚薬も少量掌から分泌して塗りたくる。
するとサンタの乳首が立って感度が良くなる。
「ぁっ…♡!…あぁっ♡!気持ち、良いです…♡!」
俺はサンタの乳首を口に含み、舌で転がし、舐り、弄ぶ。
サンタは快楽に顔を蕩けさせ、頰を上気させる。
俺は乳首から顔を離し、サンタの愛液が溢れ出ている秘裂へと口を当てた。
舌で秘裂の中へと侵入し、執拗にGスポットを責める。
「あっ…ぁ♡!んぅうっ…♡!はぅっ…♡!」
舌で膣内を掻き混ぜて、充分に濡れたのを確認する。
俺は舌を引き抜いて顔を離し、ズボンとパンツを下ろして大きく屹立した陰茎を露わにする。
サンタは期待を表情に出す。
それに応える為に俺は秘裂に陰茎を宛てがい、配慮することなく一気に奥まで突き入れた。
「お゛っ…♡♡♡!」
サンタを抱き締めながら陰茎の抽送を始める。
サンタは口から涎を溢れさせながら、快感に酔い痴れる。
「んお゛っ♡!おおっ…♡!お゛ぉっ♡♡♡!」
サンタの嬌声を聞きながら激しく抽送を繰り返す。
サンタが身を硬くして絶頂を堪えようとするので、俺は子宮口を思いっ切り亀頭で叩くことで堪え切れない快感を与える。
「いぐっ…♡!いぎます…♡!いくぅっ♡♡♡!」
びゅるるるるるる♡♡♡!!!
俺はサンタがイクのと同時に吐精した。
サンタが呼吸を荒くして絶頂の余韻を味わう。
俺は間を空けずに再び抽送を開始する。
「ま゛っでください…♡!イッたばっか…ですからぁ♡!」
俺はサンタの言葉を聞き入れず、抱き締める力を強くする。
そうするとサンタは大人しく快楽を受け入れる態勢になった。
俺はサンタの中を貪るように腰を動かすのだった。
◇
「いぐいぐいぐっ♡!いぐぅっ♡♡♡!」
びゅるるるるる♡♡♡!!!
五度目の射精をサンタの膣内で迎える。
サンタは精液で体をベトベトに汚し、顔は快楽で蕩け切っていた。
俺はサンタの膣から陰茎を抜き、サンタと共にベッドに横になる。
そしてサンタを抱き締めながら睡魔に身を任せるのだった。
・ラスト
闇の悪魔から得た情報の中に異世界に関する知識があった。
・アカネ
ラストに少しずつ心を開いている。
・サンタ
ラストとの甘々セックスが大好きになった。
クァンシ達に手料理を振る舞ったら好評だった為、よく料理をするようになった。
・異世界について
世界は一つではなく、無数に存在する。
他の世界を認知できるのは超越者のみ。異世界に繋がる世界の裂け目を塞ぐことができるのも超越者のみ。