色欲の悪魔 作:アスモデウス
早川家に帰宅した翌日、朝のニュースでデンジ君のことが報道されていた。
『公安に所属するデビルハンター、悪魔人間チェンソーマンが銃の悪魔を倒しました!この嬉しいニュースは世界中で大きな話題になっています!今日より銃の悪魔に恐怖する生活とは無縁になったのです!』
「チェンソーマンって……俺じゃん」
「大人気だね、デンジ君」
「本当に銃の悪魔は死んだんですか?」
アキ君の疑問に俺は首を振って答えた。
「いいや。まだアメリカの所有する分を倒しただけだ。ソ連とか中国が持ってる肉体は健在だよ。でもまぁ、何度来ようと俺が全て返り討ちにするから、銃の悪魔に怯える日々は終わりだけどね」
「銃の悪魔が…こんなあっさりと……」
「皆にモテるってのは気分が良いっすねぇ〜」
「でも、デンジ君がチェンソーマンだってバレないようにしないといけないよ」
「えぇ〜!?なんでっすか!?バレたらモテモテでしょ!?」
「だからだよ。私生活の全てを監視されることになる。ちょっとしたことでも報じられて印象操作されちゃうしね」
「そんなぁ〜…」
「良いのぉ〜…ワシもテレビに出たい!」
デンジ君は項垂れてしまった。
逆にパワーちゃんはテレビで大々的に報道されているデンジ君が羨ましいようだ。
「パワーはすぐ問題起こすからテレビなんか出れないだろ」
「そんなことないが?」
アキ君は平然と今までの問題行動をなかったことにしたパワーちゃんに対して渋い顔をした。
パワーちゃんは本気で自分は何もしていないと記憶改竄を行うので困る。
「そうだ、デンジ君。来年の4月から高校に通って貰うから」
「仕事はどうするんすか?」
「学校が終わってから見回りとか任務に行って貰う。それ以前に悪魔と遭遇しても戦って大丈夫。給料はちゃんと出るから」
「了解。学校かぁ…初めて行くなぁ…」
「ワシも行きたい!」
「パワーは勉強なんてできないだろ」
「できるが?」
「パワーちゃんは大人しく授業受けられなさそうだから、まだ先かな」
パワーちゃんが項垂れて落ち込んでしまった。
デンジ君は初めての学校にテンションMAXである。
義務教育も受けていないし当然の反応だろう。
「アキ君。今日は俺、クァンシ達の家に行くから帰らない」
「分かりました。夕飯は3人で食べます」
「じゃ、俺はエンジェルと小規模任務行くから」
そう言って俺は早川家を出て行くのだった。
◇
任務を終えた俺はクァンシ達の住むマンションに来ていた。
レゼやサンタ、魔人達と雑談して過ごしていると、唐突にクァンシに部屋に連れ込まれる。
「何事?」
「遠慮してるだろ。私が女好きなのを理解してるから、手を出さないように気を張ってる」
「……そんなこと、ないよ」
「嘘だな。こんなに勃起させといて我慢してないは無理があるぞ」
クァンシはズボン越しに俺の陰茎に触れる。
淫らな手付きで陰茎を撫で、パンツの中に手を伸ばす。
そして柔らかく温かい手で手淫を始めた。
「服くらい脱がさせてくれ。汚したら洗うのが大変だ」
「ラストはじっとしていろ。私が気持ち良くしてやる」
俺が言われた通りに動かないでいるとクァンシは俺の服を脱がし始めた。
筋肉に覆われた体と屹立した陰茎が露わになる。
俺はベッドに押し倒されて横になる。
「大きい。平均は遥かに超えてるな」
「そこらの男より小さかったら色欲の名前負けでしょ」
「それもそうだな。口に入ると良いが」
クァンシは陰茎を咥えて頭を前後させる。
唾液と我慢汁が混ざり合い淫らな水音を立てる。
「じゅぽっ♡!じゅぷっ…♡!ぐっぽっ♡!ぐぷっ…♡!」
クァンシが態と音を立ててフェラをする。
それに更に興奮して陰茎が大きくなる。
クァンシはそれでも顔色一つ変えずにフェラし続ける。
「じゅぶっ…♡!…じゅっぽっ♡!…じゅるるるるるるっ♡♡♡!」
クァンシの吸い付くようなフェラに我慢の限界を迎える。
俺はクァンシの頭を掴んで喉奥まで挿入し吐精する。
びゅるるるるるるる♡♡♡!!!
「んんぅっ…♡!」
クァンシは喉を鳴らして精液を飲み干す。
俺はクァンシの口から陰茎を引き抜く。
「ふぅ…腹が熱い。媚薬作用でもあるのか?」
「よく気付いたね。俺の精液には媚薬成分が入ってる」
「これならもう挿れても問題ないな」
クァンシはそう言うと服を脱ぎ、綺麗な裸を露わにする。
秘裂からは愛液が垂れ、媚薬に影響されたのだと分かる。
クァンシは屹立する陰茎の上に秘裂を当て、ゆっくりと腰を下ろして挿入した。
「ん…♡!んんぅっ♡!んぅうっっ♡♡!」
奥まで入る頃にはクァンシは息も絶え絶えだった。
それでも俺をイカせる為に腰を上下させる。
騎乗位セックスは初めてだが、これも中々良いものだ。
「ふっ…♡!…うっん♡!…んんっ♡!んっ♡!」
クァンシは何とか嬌声を抑えようとしている。
俺は意地悪がしたくなって、自分から腰を動かしてクァンシの奥を突いた。
「ひぅっ…♡♡♡!ぅんっ♡!動くなと…言ったろ♡!」
「クァンシが声を抑えようとしてるから、つい。可愛い声が聞けた」
「馬鹿…♡!」
クァンシは怒りながらも腰を動かすのをやめない。
そこには意地でも俺をイカせるという意志が窺える。
段々と腰を動かす速度が上がっていき、クァンシ自身の絶頂も近いことが分かる。
俺はクァンシと手を繋ぎ、顔を近付けてキスをする。
「んっ♡!んむぅっ…♡!…んんっ♡!」
クァンシの腰を打ち付ける音が部屋中に響く。此処は防音性能が高いが、此処まで派手に音を立てていると部屋の外まで音が漏れてるだろう。
「あっん…♡!あぁっ…♡!ふぁっ…♡!いくっ♡!……いっくぅ♡♡♡!」
びゅるるるるるる♡♡♡!!!
クァンシの絶頂と共に俺は膣奥に射精する。
膣内を精液が満たし、クァンシは倒れるように俺に寄り掛かる。
俺はクァンシを抱き締めてベッドに寝かす。
クァンシが絶頂に浸ったまま言葉を溢す。
「私が誰かに守られるなんて初めてだった……男を好きになるのも初めての経験だ……」
「長生きすれば初めてなんて幾らでもある。俺も新しいことへの挑戦ばかりだ。仕事、料理、洗濯、掃除、勉強、どれも現世に来てから初めて経験したことだった。女を抱くのも現世で初めて経験したことの一つだ」
「地獄には良い女はいなかったのか?」
「いるにはいたが、俺に振り向く奴はいなかったな」
「それは寂しかっただろう」
「まあな。でも今は皆がいる。だから良いんだ」
可愛い子達に囲まれて生きるという目的は達成された。
後は最強の悪魔になるだけである。
「ラストが初めての男で良かった……」
「そう思って貰えて俺も嬉しいよ」
俺はそう言って眠りに落ちたクァンシの額にキスをするのだった。
◇
4月。遂にデンジ君が高校に入学する時が来た。
デンジ君は高校の制服を着て有頂天である。
「遂に俺も高校生デビュー…!沢山彼女作れるかなぁ…!」
「ラストさんじゃないんだから、一人にしておけ」
「デンジ君顔良いし、結構モテるんじゃない?」
「入学式良いのぉ…ワシも行きたい!」
「パワーちゃんは家で俺とゲームしてようねぇ〜」
「デンジ、ハンカチ持ったか?」
「おう!ばっちり!」
「良し!行ってらっしゃい!」
「行って来まーす!!」
初めての学校に浮かれるデンジ君を見送って、俺は感慨深くなる。
チンピラだったデンジ君が学校に行けるようになるとは。
監視付きとはいえ、充分に青春を謳歌できるだろう。
小さい頃に出来なかったアレコレを今から経験していくのだ。
「アキ君、俺泣きそうだよ」
「ラストさんは完全に父親目線ですね」
「そりゃあ、デンジ君が立派な大人になれるように色々教えて来たからなぁ。親目線にもなろうというもの」
「俺は色々心配です。ちゃんと授業受けられるかどうか」
「大丈夫だよ。きっと」
今のしっかりしてるデンジ君なら問題行動は起こさないだろう。多分。
俺は不安を覚えるアキ君と共に暫く玄関で感慨に耽るのだった。
・ラスト
デンジを息子のように思っている。
出会った当初のことを思い出して感動している。
・アキ
デンジを弟のように思っている。
学校でやらかさないか不安。
・デンジ
初めての学校にワクワクしている。
家事をマスターした。
・クァンシ
初めて男を好きになった。