色欲の悪魔 作:アスモデウス
早川家に加わったパワーちゃんは大人しく暮らしている。
俺と一緒のリビングで寝ることに拒否反応は示していたが、部屋の空きがもうないので強制的に同じにされた。
ニャーコはパワーによく懐いており、トイレもちゃんと砂の上でするし、ご飯は綺麗に食べる。
早川家は意外と上手く回っている。
就寝の時間になったらリビングに布団を二つ敷く。
リビングは狭いのでテーブルを移動させて横並びにする。
そして布団に入って入眠。
なのだが、パワーちゃんが俺を怖がり過ぎて眠れなくなってしまっている。
なのでその恐怖を和らげることにした。
布団にくるまって隠れるパワーちゃんに話しかける。
「パワーちゃん。俺は君の味方なんだよ?怖いこともしないし、痛いこともしない。パワーちゃんが嫌がることもしない」
「………」
「信じられない?」
俺が問い掛けるとパワーちゃんは恐る恐る布団から顔を出して怯えた声を出す。
「ワシを殺さない理由が分からん……」
「そりゃ、パワーちゃんが可愛いからさ」
「可愛かったら殺さんのか?」
「勿論」
「信じられん……」
「なら、証明してあげる」
俺は怯えるパワーちゃんの頭を優しく撫でる。
そして震える唇に自分の唇を重ねた。
「んっ…♡んむっ…♡むぅ…♡」
パワーちゃんの胸に手を伸ばし、胸を撫でるように揉む。
服の下から胸まで手を入れて乳首を摘み、擦って微弱な快楽を与える。
「あっ…♡ふっ…ん♡ああっ……♡」
「アキ君達に聞こえないようにしないとね」
俺は指を鳴らしてリビングの音を外界から遮断する。
これで派手に音を出しても聞こえることはない。
音の悪魔から能力を奪っておいて良かった。
「パワーちゃん、俺は君が好きなんだよ?虚言癖持ちだし自己中で差別主義者だけど、可愛ければ良い。だからたっぷり愛してあげる」
「んあっ…♡」
パワーちゃんのパンツを脱がして秘裂を晒す。
指先から黒い触手を出して秘裂をなぞり、愛液でコーティングしてから中に挿入する。
「ん、処女膜がないね…まぁ、外に放置されてた死体ならそういうこともあるか」
「ひぅ…♡んんっ……♡あっ…ん♡!」
パワーちゃんは恐れながらも緊張は解れて来ている。
触手が膣内を掻き乱す感覚に背筋を伸ばす。
「ふぁ…♡あっ……♡!んんぅっ♡!」
「触手で充分慣らしたし、そろそろ挿れるね」
俺は秘裂から触手を引き抜き、硬く勃起した陰茎をズボンから出して膣に宛てがう。
パワーちゃんは目を瞑って挿入に備えた。
「んぅぅっ…♡ああっ♡!」
「良く耐えたね。良い子良い子」
パワーちゃんの頭を撫でれば、膣肉の締め付けがキツくなる。
俺は腰を前後させて最初はゆっくりと抽送を始めた。
「んむぅっ♡!んんっ♡!はぁっ…あ♡!」
パワーちゃんが慣れるのに合わせて腰の動きを激しくする。
膣肉を押し退けて子宮口に亀頭でキスをする。
パワーちゃんが身を捩って快楽に喘ぐ。
「んああっ♡!……あんっ♡!……ああっ♡!」
可愛らしい嬌声に陰茎が更に大きくなる。
陰茎と膣肉が擦れる度に快楽が全身を貫いていく。
俺は指先から触手を出してパワーちゃんの乳首をぎゅうっと締め付ける。すると更に膣内の締め付けがキツくなった。
「はぅ…♡!うぁっ…♡!あ゛ぁっ…♡!」
乳首から手を離して腰を掴む。そして勢いよく抽送を繰り返す。
「ああっ♡!…んぉっ♡!お゛…♡!」
「中に出すよ、パワーちゃん」
「イグゥッ…♡♡♡!」
俺はパワーちゃんの絶頂に合わせて膣内で吐精した。
パワーちゃんは身を震わせて絶頂に浸る。
陰茎を引き抜き、布団に横になる。
片付けは朝で良いだろう。
そう考えながら俺は瞼を閉じた。
◇
「パワーちゃん、朝だよ」
「んむぅ…あさ?」
「起きて片付けしよっか」
俺は寝惚けるパワーちゃんと昨日の後片付けをした。
アキ君やデンジ君にバレると不味いから、しっかりと痕跡を消す。
今日は久々に姫野とアキ君と三人での小規模任務がある。
デンジ君は庁舎で蝙蝠の悪魔の後処理だ。
マキマが一緒にやるらしいので監視は必要ない。
アキ君達が起きて来た頃には朝食の準備を済ませ、パパッと朝飯を食べる。
パワーちゃんは昨日に比べ大分俺に対する恐れがなくなっていた。
それでも若干距離を取られているのは悲しいところだ。
さて、朝食を済ませたら任務だ。
姫野と合流してビーチに向かう。そこで悪魔が出たらしい。
アキ君が運転する車内で姫野が疑問を口にした。
「パワーちゃんの様子はどう?」
「随分大人しいですね。ラストさんのお陰だと思いますが、今朝は昨日よりは怯えてなかったですね」
「ははーん。ラスト君、パワーちゃんに手を出したな?」
「ソンナコトナイヨ」
「声が小さいなぁ。図星か?」
「どうでも良いですけど、部屋は汚さないで下さいね」
「はい…」
アキ君に注意されて俺は身を引き締めたのだった。
ビーチに到着すると現地の人に聞き込みをする。
悪魔の出た場所を突き止めてそこへ向かう。
砂浜には大量の小さい足が生えた鮭の悪魔がいた。
アキ君が手で狐の形を作る。
「コン」
狐の悪魔の頭部が現れるが悪魔は素早い動きでそれを避けた。
姫野がゴーストの右腕で悪魔を拘束する。
「バーン」
俺が精力弾を撃ち込み悪魔を仕留める。
「魚の癖してやけに強かったな」
「……肉片ありました」
「仕事早っ」
アキ君が死体から銃の悪魔の肉片を取り出す。
結構大きめのサイズだ。
「最近ハイペースで肉片が見つかるね。食べたのか、食べさせたのか」
「どっちでもやることは同じです。悪魔は全部殺す。その先に奴がいる…」
「アキ君ならその内本当に辿り着くだろうね」
「その時はお願いします」
「任せな。銃の悪魔程度瞬殺してやる」
そうして俺達は今日の任務を終えたのだった。
◇
パワーちゃんが早川家に加わってから数日が経ち、俺達は新たな任務を与えられた。
森野ホテル内部で悪魔の目撃があった。ホテル宿泊者の生存は不明。駆除に当たった民間のデビルハンター複数人が死亡しているとのこと。
更に銃の悪魔の肉片に動きあり、恐らく肉片を食べている悪魔だ。
公安対魔特異4課7人を出動させる事態となった。
メンバーは俺、姫野、アキ君、デンジ君、パワーちゃん、荒井君、東山ちゃん。
ホテルの前に立ち、アキ君が説明を始める。
「このホテル内の何処かに悪魔が潜んでいる。それもただの悪魔じゃない。銃の悪魔の肉片が吸い寄せられている。肉片を食べた悪魔がいるってことだ」
「銃の悪魔本人がいるんじゃねえの?」
「肉片が大きければ大きい程強く引き寄せられる。この程度じゃ違う」
「良いのぉソレ…!ワシに寄越せ!」
「お前ら…敬語はどうした?」
「あ?」
「はあ?」
アキ君の疑問に二人が一斉に答える。
「何の得もねえのにだ〜れがテメェに敬語使うかよぉ!」
「人間は愚かで傲慢じゃ〜!!」
アキ君は無言でガムを二つ取り出した。
「早川先輩…」
「先輩…」
「よし」
「やりー」
「わー」
「早川先輩…これから一緒に悪魔と戦う仲間として…そいつらに背中任せて大丈夫なんですか?片方は魔人でもう片方は…チンピラです…」
「こいつらに背中は任せない。悪魔駆除には基本この二人を先行させる。この二人が逃げたり、悪魔に寝返った場合は俺達が殺す」
「畜生みたいな扱いじゃな!」
「二人が成果を上げれば人権も貰えるよ。俺も二年前に貰えたし」
「まぁ、先輩が言うなら…」
デンジ君は何とか今の扱いを飲み込んだようだ。
それにしても厳しくしてばかりでは可哀想なのも事実だ。
「良し、先に悪魔を殺した方にゲーム買ってあげる」
「マジ!?」
「ワシ、マリオが良い!」
「ラストさん、甘やかし過ぎですよ」
「アキ君は厳しくし過ぎ。モチベは大事だよ」
デンジ君とパワーちゃんは確定でゲームを買って貰えることに喜んでいる。
俺はそんな二人の兄妹のような姿を見て頰を緩めるのだった。
・ラスト
音の悪魔から能力を奪っている。
・パワー
ラストに対する恐れが大分緩和された。
・アキ
失った家族を埋め合わせるような三人との関係に心の傷が癒やされている。