12月の下旬、新年を迎える用意に市井の人々が忙しそうにごった返していた頃。
南東の大国“グランバニア”にも国中に雪が降り、大地は白銀に染め上げられた、そんな中を。
グランバニアの王子達や王女達は我先にと庭に出ては互いに雪合戦をしたり、雪だるまを造ったりして思い思いに楽しんでいた。
「知らない内に、雪が降ったのね・・・」
「そっか、通りで寒いハズだね・・・」
その光景を、グランバニア城の高等区にある王族専用スペースのバルコニーから眺めていたリュカとビアンカは互いに身を寄せ合いながら穏やかに微笑み合っていた、石にされていた期間を除けば結婚して早9年、夫婦としてはそろそろ“成熟の領域”に突入しつつあった二人は今やしっかりとした絆で結ばれていた、掛け替えのない伴侶そのものであったのだ。
ちなみにリュカとビアンカは互いに仲の良い幼馴染同士で小さな頃からお飯事をしたり隠れんぼをしたり。
時には一緒に御風呂に入ったりした事もあったがそんな2人はいつしか互いに淡い思いを抱き合うようになっていて、特にビアンカはリュカと初めて出会った瞬間に何の気なしに直感したのである、“ああ私は”、“大きくなったらこの人と結婚するんだ”と。
そんな彼等は共に手を携えて幾度も危険を潜り抜けては困難な試練をぶち破り、また立ちはだかる怨敵を次々に撃滅しつつもその度毎に相手に対する真愛を一層、確かなるモノにしてはより深くて激しい情熱の炎を、胸の内側に灯すようになっていった。
ビアンカはリュカを愛していた、本当に掛け替えのない位に愛していた、彼女がリュカと初めてを迎えたのは二十歳の時であり、結婚直後の夜に立ち寄ったアルカパの宿屋のスィートルームで互いに生まれたままの姿で純真と純潔とを捧げ合ったのである。
「ねえリュカあのね?ちょっと聞きたい事があるんだけれど」
「・・・なにさ?ビアンカ。どうしたんだよ」
「どうして私を、私までを花嫁にしてくれたの?私はフローラさんみたいに可憐じゃないし。それにデボラさんほど魅力的でも無いわ?・・・お父さんの世話だって、大変だし」
「・・・そんなこと、決まってるじゃないか。大好きだったからだよ?君の事が」
「・・・・・っっっ❤❤❤❤❤」
この言葉を聞かされた瞬間に、ビアンカは“生まれてきて良かった”と心底思った、そしてもう一つ。
“この人だけのモノになろう”、“例え命を懸けてでもこの人の事を守るんだ”ー。
芯からそう決めて覚悟を持ち、その上で“初めて”に臨んだのである。
最初はかなり痛かったし、正直に言って怖かったが思いの外リュカは優しく丁寧に、そして段取りよく前戯を施してくれた、ソフトなクンニリングスや緩い手マン等で処女膜を傷付けないように慎重にビアンカの女性器を解し、かつ十分に濡らしてくれてそれからー。
準備が整った所でその逞しい肉体に相応しい、24・5cmの硬い極太肉棒を彼女の小さな蜜壺へと、ゆっくりと捻じ込んで来たのである。
結果として入り口から少し入った場所にあった処女膜はアッサリと伸びて破け、その瞬間にはピリッとする感覚と同時に突き刺すような痛みが来たがビアンカは
その結果、彼と深い部分まで繋がり合って“Pスポット”を穿たれ、更には子宮弁口まで圧迫された彼女は十分に満たされて初めてを無事に終わる事が出来たのだ。
しかし。
この時にリュカに抱かれたのはビアンカ1人だけでは無かった、なんと彼には彼女の他に、“フローラ”と“デボラ”と言う2人の正妻がいたのであり、彼女達もまた代わる代わる彼に抱かれて一つに重なり、その為にリュカは僅か1日の間に三人もの絶世の美女を自分のモノとする事に成功した訳である。
当然、彼等の“夜の営み”は凄絶を極めた、性格や愛情表現に違いはあれども皆リュカに一途であり、だけど初めてでどうすれば良いのか解らないでいる女の子達を代わる代わる相手にしていたリュカはだから、持ち前の逞しい肉体と人並み外れた剛直に宿る絶倫さ、そして戦闘で培った“相手の弱点を見抜く能力”とをフル稼働させてビアンカは勿論、フローラやデボラをもある時は力任せに、またある時は技巧の極致を駆使して抱いて抱いて抱きまくり、抱きまくって来たのだがその過程で“莫大なる経験値”を手に入れる事に成功した彼はしっかりと種付けまでこなして無事に彼女達“天空の花嫁”に勇者と巫女とを孕ませる事を成し遂げた、と言う次第であったのだ。
その後は大臣の裏切り等があって魔物共にさらわれ、人質にされてしまった花嫁達を救出する為に仲間達と共に単身“デモンズタワー”に乗り込んだ彼はそこで罠を張り巡らせ、待ち構えていた怨敵の1匹である“ジャミ”と対峙するモノの、花嫁達の助力を得て激闘の末にこれを討ち果たし、次いで“ゴンズ”や“ゲマ”と言った仇を次々と抹殺して遂には“イブール”や“ミルドラース”と言った黒幕連中をも打倒するに至っていた。
そして大神殿から石にされてしまったビアンカ達を救出して元に戻し、復活させた後で“ごめん”とリュカは彼女達に謝ったのである、“僕と結婚したばかりに君達をこんな目に遭わせてしまった”と。
ところが。
「ねえリュカ、これだけは言わせてね?私はどんな事があってもあなたに付いて行くからね?愛してるよ」
ビアンカはそう言ってくれて、優しく微笑んでくれた、それどころか“助けてくれて有り難う”と御礼まで述べてくれたのであり、しかも彼女のみならずフローラもデボラも後に続いて異口同音に同じ事を口にした。
リュカは思わず大声で泣いた、泣いてしまった、ビアンカ達がさらわれ、石にされてしまってからずっと彼は1人で自分を責め続け、苦悩の日々を送っていたのだが、そんなやさぐれてヒビ割れ、かつ冷え切ってしまった胸の内に花嫁達の愛が暖かかった。
特にビアンカは影になり日向になりリュカに寄り添い、尽くしてくれた、他の2人がどちらかと言えば“良き妻”よりも“良き母親”になって行く中でビアンカだけはずっと変わらぬ情熱をリュカに抱き続けてくれていたし、彼一番の気持ちを保ち続けてくれていたのだ。
そしてそれは大魔王を討ち倒して後、世界に平和な日々が戻って来ても消える事は無かったのであるが、その安寧と豊穣の光りの中でリュカは狂ったように3人を、特にビアンカを抱き続けた、彼女が熾烈な連続絶頂に陥ってしまい、白眼を剥いて気絶するまで犯して犯して犯し続けた。
それでもビアンカは文句一つ言わなかった、後で「やり過ぎた、ごめん」と謝っても「しょうが無いんだから・・・っっっ❤❤❤❤❤」で済ませてくれるのである、リュカは嬉しくて仕方が無かったが、一方のビアンカもまた喜びの只中にあった。
リュカはちゃんと自分を愛してくれる、それも極限まで情熱的に猛々しく、比類無き程に逞しく、だ。
(リュカは私を、ここまで本気で愛してくれてる。なんの気負いも
その事がビアンカは何よりも幸せであり、そして彼からの愛を実感する度に心底満たされた暖かな気持ちになる事が出来ていたのである。
正直に言って不安があった、自分はフローラほど清楚でなければ芯の強さもない、またデボラほど積極的でも無ければ自分を確立させられてもいないと、彼女自身は本気でそう考えて、一種の引け目を感じてしまっていたからだ。
勿論、リュカへの思いや子供達への愛情ならば他の2人にも負けない自信と自負はあったがそれだってリュカに届いているのか、リュカは受け止めてくれているのか、とそう考えると不安で不安で仕方なく、かと言って彼に直に聞くのは悪い気がして
だけど。
「ねえビアンカ・・・」
「・・・・・?」
「僕は本当にみんなが大事だし、愛してもいるよ?だけどね・・・」
ある夏の晩、いつものように自分を激しく掻き抱いたその後でインターバルを挟んだピロートークの最中に、リュカがソッと伝えて来てくれたのである、“君はちょっと特別なんだ”と。
「・・・・・っっっ!!!!!リ、リュカ。それって」
「フローラさんの事も、デボラさんの事も勿論、本気で愛しているけど・・・。だけど一番僕が夢中になれるのはビアンカ、君なんだよ?」
「~~~~~~~~っっっ❤❤❤❤❤❤ふ、ふえぇっ!!?ヒグッ、グス。ウエェ・・・ッ///////////////」
そんな背後から優しく抱き締められながら耳元で囁かれたその言の葉に、ビアンカの心の引け目は氷解していった、そして代わりに熱い涙が青空色の双眸から溢れ出し、いつまでもいつまでも乳白色の頬を伝い続けていったのだ。
「君を抱いている時だけは、僕は全てを忘れていられる。君の事だけで心も体も満たされるんだよ?ビアンカ・・・」
「・・・うっ、うえぇっ❤❤❤ふええぇぇぇ~んっ!!!」
その声にとうとうビアンカは泣き出してしまい、彼にしがみ付いたまま嗚咽を漏らし続けて行く。
「ヒッグ、グス・・・ッ!!!ず、ずっと。ずっと不安だったわ?だって私はフローラさんほど可憐じゃないし・・・。それにデボラさんほどしっかりしていないもの、自分てなんて中途半端なんだろうって。情けない人間なんだって、今まで本気でそう思ってた・・・」
「・・・全くもう、何を言っているんだよ。ビアンカは!!!」
するとそんな愛妻王妃の唇を奪いながらリュカは彼女にソッと告げた。
「君は何度だって僕を助けてくれたじゃないか、小さな頃からずっと側にいてくれたじゃ無いか。優しくしてくれたじゃないか!!!君がどれだけ僕の事を思ってくれているのか、どれだけ僕の為に尽くしてくれているのかを、僕は知っているつもりだよ?ビアンカ・・・」
「・・・・・っっっ❤❤❤❤❤リ、リュカァッ。あなたっ///////////////」
「だからね?ビアンカ。これからも僕の側にいて、いつまでもいつまでも笑っていておくれよ?僕にたくさんの幸せを下さい・・・」
それを聞いたビアンカはまたリュカにしがみ付いて泣いた、泣いて泣いて泣きじゃくって、ようやく落ち着いた時にはもう、満面の笑みとなっていたのだ。
「リュカ。ううん、あなたっ、あなたぁ・・・っっっ❤❤❤❤❤これからも、どうかよろしくお願いしますっ///////////////」
「・・・あははっ。ああ、よろしくね?ビアンカ!!!」
もう既に何事か吹っ切れたような表情と、熱く潤んだ瞳を向けてリュカに甘えてくるビアンカにそう応えると、リュカは再びビアンカを抱き始めて彼女を超愛と官能の坩堝へと叩き込んでいったのである。
このお話は“ドラクエ5”の“ハーレムルート”のお話です(話の構想自体は2年位前からあったんですけど“ある事”が気になってしまい、どうにも書けなかったんです←それについては後述します)。
もしリュカ(主人公)が嫁を3人も娶っていたなら後でこんな事が起きたんじゃ無いかな?等と想像して描きました。
ちなみに私が見たところでは、3人の嫁の中でもビアンカは一番、リュカを愛している女性だと思います(実際のゲームの会話の節々からそれが伝わって来るんですね)。
他の2人が段々と“良き妻”から“良き母親”になっていってしまうのに対してビアンカだけはずっとリュカに対する情熱を絶やさず、むしろエンディングが近づくにつれてますます気持ちを燃え上がらせてくれているように感じられる女性なんです。
ただビアンカは色々と溜め込んでしまう女の子でもありますから、こう言う感じで他の2人にコンプレックスを抱いたりもするのかな、等と感じてしまいました(彼女自身はリュカに愛されたい一心で頑張っているのですが、“もしかしたら自分は至らないのかも知れない”って思っちゃうんですよね)←ちなみに、なんですけれども多分ビアンカはフローラやデボラの事を“さん”付けで呼んでお互いに認め合う親友と言うか戦友になるような気がするんですよね。
でもね?ここからが本題なんですけれど、リュカはそんなビアンカにストレートに“一番愛しているのは君だよ?”とは言ってはいけない気がするんですよね←なんていうか理屈じゃなくて、それをやるとビアンカは“じゃあ他の2人はどうなるの?”とか応えちゃう気がするんですよ。
これは“リュカの事を本気で愛しているんだけど”、だけど“親友の事も裏切りたくない”、或いは“ここで彼の思いを受け入れてしまったならあの2人に申し訳ない”、そんな心理状態でしょうか(それに“自分を一番愛してくれていたのなら”、“何故3人一緒に娶ったの?”と言う疑問にも苛まれてしまいそうなんですよね、ビアンカは)。
リュカに一番に愛されたい、例え他の2人を蹴落としてでも、自分が地獄に堕ちてでも←自分の中ではフローラはそれをやりそうなんですけれど、ビアンカ(とデボラ)は多分、“嬉しい”と思うより先に他の2人の事を考えて身を引いてしまう気がするんです(なんていいますか、“自分を一番愛しているのならば常日頃、他の2人に掛けている言葉はなんなの?”と言う疑念が沸いてくると思うんですよね、ビアンカとデボラは)。
だから“じゃあどうしたら良いのだろうか”、“ビアンカはハーレムルートに入ったらどうなってしまうんだろうか”と言う事が最大の難問でした(ここが解らなかったから今まで描けなかったんです)。
ところが今日、久方振りに“書こうかな?”とか思って書き始めたところ、妙に筆が乗りました(頭にポコポコキャラクター達の心理描写や場面が浮かんで来るんです)。
それで一気に最後まで書き上げました、結論から言えば私の“考え過ぎ”であり、かつまた“見落とし”でした、リュカの事を一途に本気で愛していてもビアンカは多分、他の2人に引け目を感じて劣等感に苛まれてしまうのではないか?そう悟ったんです(まあ?フローラもデボラも“ビアンカほどではないにせよ”、中々に魅力的で良い子達ですからね)。
そうすると後は簡単でした、言葉や心理描写が次々と浮かんで来てその通りに書けば良かったのですから(ただビアンカに対して“君を一番愛している”と言う言い方はダメだ、と言うのは何となく直感したのでそこは本当に気を付けました)。
他の2人の事も勿論本気で愛している、だけどビアンカの事だけはもうちょっとだけ特別←それが主人公(リュカ)のいつわざる気持ちではないのかな?等と感じてしまう今日この頃です。
だってビアンカほど一途に深く、真っ直ぐにリュカの事を理解して思いやり、かつ昔から見て来てくれた人はいない、私はそう思うんですよね(だからリュカもそんな彼女の気持ちや存在を、一番愛しくて大切に感じるのでは無いでしょうか)。
そしてね?そんなビアンカの心の琴線て言いますか、“真なる気持ち”に触れた瞬間に、リュカもまた思ったんです、“自分はこの人の為ならば死んでも良い”と(私はそう感じるんですけどね)。
皆様方には出来ますか?如何に普段から“好きだ”、“可愛い”、“愛してる”とは言っていても、いざの際になんの
それだけ“紛う事無き確かな思い”をリュカはビアンカに、そしてビアンカはリュカに抱き合っていたのです(それを“愛”と言わずして何を“愛”と言うのでしょうか)。
ハッキリ言いますけど2人の“