※この作品はR-18です。

アニメ・漫画ヒロイン 1人エッチSS集   作:PromptMaker

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ヨル・フォージャー1人エッチ③ 媚薬で… 後編

 

 

 

第12章:月光の交わり ―自愛の『立位反り(りゅういはんり)』見立て―

 

何度達しても終わりが見えない。

 

ベッドの端にしがみつきながら、ヨルは立ち上がろうとした。しかし、膝が笑って力が入らない。クローゼットの姿見に映る乱れた自分の姿が、月光の中でひどく淫らに見えた。

 

中途半端に衣服を身につけていること自体が拷問のようだった。彼女は震える手で、いつもの黒いドレスの胸元をたくし上げ、タイトなスカートを捲り上げる。

 

姿見の鏡面に両手を突き、背中を大きく反らせる。それはまるで、四十八手における『立位反り』の如き姿勢だった。本来は殿方に背後から抱かれ、支えられながら身体を反らせる悦楽の型。だが今のヨルには、支えてくれる人などいない。ただ、鏡に映る己の狂態と、冷たい鏡の感触だけが支えだった。

 

「ひぁ……っ、あ、……っ、だめ、です……こんなの、わたし……っ」

 

誰に言い訳をするわけでもなく、漏れ出る声はかすれ、濡れた吐息が鏡を白く曇らせる。

 

自身のしなやかな背筋が、綺麗な弓の軌道を描いて反り返る。月光が、浮き上がった鎖骨と、激しく上下する胸元を妖しく彫り彫りと浮き上がらせていた。

 

ヨルは自らの右手を、太ももの内側へと滑らせた。ストッキングの繊維越しに伝わる自身の体温が、まるで他人のもののように熱い。

 

「はーっ、う、あ……っ。あつ、い……ここ、が……すごく、へん、です……っ」

 

指先が自身の濡れた秘所に触れた瞬間、電撃のような快感が脳髄を突き抜けた。

 

「ひぅううっ!?」

 

背中がさらに大きく反り返り、美しい黒髪が夜の空気に舞う。足の指先が、極限の緊張でツンと外側へ向かって反り返り、狂おしく痙攣を始めた。もう幾度果てたが判らないのに、軽い愛撫すら過敏になった肉体は、自らの指先の一触だけで絶頂の淵へと追いやられようとしている。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……っ。だめ、なのに……ロイド、さん……助け、て……っ。いえ、見ないで、ください……っ!」

 

矛盾する思考が頭の中をぐるぐると駆け巡る。彼女は耐えきれず、鏡の前から崩れ落ち、這うようにしてベッドの中央へと向かった。

 

 

第13章:白布の海に溺れて ―『仰向け(あおむけ)の割り蓮華』の模倣―

 

シーツに足を取られてベッドに仰向けにひっくり返ったヨルは、両膝を大きく左右に割り、胸元へと引き寄せる姿勢をとった。それはまさに、殿方の腰に足を絡める『割り蓮華(わりれんげ)』の独り舞台。

 

シーツの白さは、まるで彼女を呑み込もうとする底なしの海のようだった。

 

「ふ、ぅ……っ、あ、はぁーっ……んむ」

 

自身の太ももを両手で抱え込み、秘部を完全に月光の下へと晒し出す。恥ずかしさで顔から火が出そうだったが、薬の毒は彼女の指を止めさせてはくれない。

 

ストッキングを引き裂き、露わになった純白の肌に、自らの指先を宛がう。

 

濡れていた。すでに彼女のそこは、溢れ出た愛液で蜜の沼と化していた。

 

「あ、あ腹の、なかが……きゅーって、なって……っ。冷たい指が、きもち、いい……なんて……っ」

 

人差し指と中指の二本を、恐る恐る、自身の裂け目へと沈めていく。

 

「はぅあぁっ――!」

 

太ももが激しく痙攣し、ベッドのマットを強く蹴る。指が肉の壁に受け入れられるたび、内壁が生き物のように蠢き、侵入者をきつく締め付けた。

 

比喩するならば、それは薔薇の蕾が、自らの棘で傷つきながらも無理やり開花させられていくような、痛切なまでの快楽。

 

「あ、はっ、ひ、ふぇ……っ! ん、んぅううっ!」

 

指を小刻みに動かすたび、グチュ、グチュと、夜の静寂にはあまりにも不釣り合いな淫らな水音が部屋に響き渡る。ヨルの口から漏れる声は、もはや言葉の体をなしていなかった。ただの熱い呼気と、快感に降伏した雌の啼き声。

 

頭が左右に激しく振られ、枕に黒髪が散らばる。彼女の身体は、快感の波が押し寄せるたびに弓なりに弾け、足の指先は何かを掴もうとするかのように、幾度も虚空を掻いては痙攣していた。

 

 

第14章:孤高の反転 ―『屈曲位(くっきょくい)』の懊悩―

 

これだけ達したと云うのに、快感はさらに深度を増していく。二本の指による刺激だけでは、奥底で燻る火種を消すことができない。薬の毒は、より強い圧迫と、より深い侵入を求めてヨルの肉体を駆り立てた。

 

ヨルはベッドの上で身を翻し、今度は臀部を高く突き上げる姿勢をとった。四十八手における『屈曲位』、あるいは『後背位』の変形。自らの胸をベッドに押し付け、腰だけを天高く突き上げるその姿は、まるで獲物を待つ獣のようであり、同時に、見えざる主君にすべてを捧げる奴隷のようでもあった。

 

「はぁ、はぁ……っ、この、格好……すごく、恥ずかしい、です……っ。でも、奥が、おくが……うずうず、して……っ」

 

振り返りながら、自らの手を臀部の後ろから手を回す。

 

自身の豊かな臀肉を左右に押し開き、完全に無防備になったそこへ、先ほどよりも深く、強く指を突き立てた。

 

「ひぎぃっ……!? あ、奥、つつい、たら……変な、ところが……ッ!」

 

子宮の入り口を直撃するような刺激に、ヨルの背筋がピンと一直線に伸びきった。

 

肉体の限界まで腰が反り返り、胸元がベッドのシーツに強く擦れつける。

 

「あ、あ、あ――っ! はーっ、く、ぅ……っ! んんんーっ!」

 

声にならない悲鳴が、噛み締めた唇の隙間から漏れ出る。

 

指を抜いては突き刺し、回転させるようにして内部を掻き回す。その荒々しい自慰は、普段の控えめで上品な彼女からは想像もつかないほど野性的で、淫らだった。

 

月光が、彼女の背中を伝う汗の雫をきらきらと輝かせる。それはまるで、夜露に濡れた大輪の薔薇。美しくも恐ろしい、暗殺者の肉体が、今はただ一つの快楽のために身悶えしている。

 

足先は完全に硬直していた。ふくらはぎの筋肉が硬く緊張し、足の指が内側へと強く巻き込まれるようにして痙攣している。絶頂が極限まで近づいている証拠だった。

 

 

第15章:絶頂の調律 ―『しがみつき』の終焉―

 

もはや一刻の猶予もなかった。ヨルは最後の理性の糸が激しくきしむ音を聞いた。

 

彼女は仰向けに戻り、自らの両脚を大きく開いて、胸元へと限界まで引き付けた。今度は、架空の相手に強くしがみつくような『しがみつき(本手回し)』の体位の再現。

 

自らの腕で膝の裏を抱え込み、丸くなる。

 

「ロイド、さん……っ、ごめんなさい、ごめんなさい……っ。わたし、こんな……っ」

 

誰に対する謝罪なのか、もはや本人にも分かっていない。ただ、脳裏に浮かぶ最愛の家族の顔が、彼女の快感をさらに罪深く、そして甘美なものへと昇華させていく。

 

指の動きは最速に達していた。

 

「あ、あ、あ、あ……っ! ひゃぅ、い、いく……っ、なにか、でちゃう……っ!」

 

内壁が激しく収縮し、指を締め付ける。限界まで張り詰められた弓の弦が、ついに放たれる瞬間が訪れた。

 

「はぁあぁあぁああーーーっっ!!!」

 

ヨルの身体が、ベッドから数センチメートルも浮き上がるかのように大きく反り返った。

 

首筋の血管が浮き上がり、顎がツンと上を向く。

 

白目を剥くほどの強烈な快感が彼女の全神経を焼き尽くし、秘所からは抑えきれない愛液が文字通り噴き出した。

 

「はっ……、あ……、う、くぅ……っ」

 

反り返った状態のまま、ヨルの肉体は数十秒間にわたって細かく、激しく痙攣し続けた。

 

足の先はピンと伸びきったままピクピクと震え、シーツを掴んでいた指先からは完全に力が抜けていた。

 

部屋を満たすのは、激しい水音の名残と、彼女の途切れ途切れの、しかしどこか満足げな長い吐息だけだった。

 

 

第16章:波状の再燃 ―『逆蓮華(ぎゃくれんげ)』の幻影―

 

数え切れない回数の絶頂を迎えたものの、淫毒の効力はあまりにも凄まじかった。一時的に引いたはずの熱が、数十秒もしないうちに、さざ波から大津波へと姿を変えてヨルの肉体に舞い戻ってきたのだ。常人であれば心臓発作か精神崩壊か、だが、ヨルの超人的な体力と精神はそれを許さない。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……っ。うそ……っ、うそです……っ。まだ、おさまらない……なんて……っ」

 

ぐったりと横たわっていたヨルは、下腹部を襲う激しい蠢きに、ピクピクと痙攣させていたが、更に再び身体をビクンと跳ね上げた。先ほどの絶頂によって感度はさらに跳ね上がっており、今やシーツの僅かな繊維の摩擦すら、神経を針で刺すような鋭い快感へと変換されてしまう。

 

彼女は狂ったように頭を振り、ベッドの上で四つん這いになった。しかし、それでは満足できない。彼女はベッドのヘッドボードに背中を預け、上半身を起こした状態で、自らの両脚を大きく開いてM字の形に折り曲げた。

 

これは、殿方の上に跨り、主導権を握って腰を振る『逆蓮華(ぎゃくれんげ)』の体位そのものであった。

 

「あ、は……っ。わたし、が……うえに、なって……動く、んですか……っ?」

 

妄想の中のロイドが、自分を見上げているような錯覚に囚われる。その想像だけで、彼女の秘所は再び激しく濡れ、涙のような蜜を溢れさせた。

 

ヨルは自らの両手で、はち切れんばかりに膨らむ自身の乳房を強く掴んだ。指先が乳頭を強くコリコリと弄るたび、下腹部へ直通の電流が走る。

 

「ん、んんーっ! あぅうっ! ロイド、さん……ロイドさん……っ!」

 

自身の名前を呼ぶ声が、部屋の中に虚しく、しかし妖艶に響く。

 

彼女は腰を前後左右に、まるで目に見えない楔を受け入れているかのように、円を描いて激しく揺らし始めた。ヘッドボードに擦れる背中が、熱を帯びて真っ赤に染まっていく。

 

比喩するなら、彼女は今、荒れ狂う嵐の海に浮かぶ一艘の小舟。抗うすべもなく、ただただ快楽という名の激しい波に翻弄され、上下に揺さぶられているのだ。

 

「ひぁあ! 突き、あがる……っ、なにもない、のに……すごく、深く……っ!」

 

腰を振る速度が上がるにつれ、彼女の身体はまたしても反り返っていく。首筋に美しい汗の玉が浮かび、それが胸元へと流れ落ちていく。足の指先は、ベッドのマットレスを力任せにギュッと掴み、筋肉が限界まで引き連れて痙攣していた。

 

 

第17章:緊縛の模倣 ―『割り込み(わりこみ)』の緊迫―

 

狂乱は一向に収まらない。ヨルは自らの身体をさらに追い詰めるため、ベッドの傍らにあった、普段の暗殺任務で使用する強靭なワイヤー(あるいは細いロープ)に目を留めた。もちろん、自分を傷つけるためではない。薬で狂った肉体を、これ以上醜く暴れさせないための、せめてもの抑止力――のはずだった。

 

しかし、その行動すらも淫毒によって歪められる。

 

彼女は自らの両手首を前で交差し、ロープで緩く縛り上げた。そして、その縛られた両腕の間に、自らの片脚を高く突き通した。

 

四十八手における『割り込み』。殿方が婦人の片脚を己の肩に担ぎ上げ、深く侵入する体位。それを、ヨルは自らの縛られた腕を使って再現したのだ。

 

「く、苦しい……っ。でも、すごく……縛られて、動けないのが……っ」

 

自由を奪われた状態で、片脚を高く持ち上げられた姿勢は、彼女の秘部をこれ以上ないほど無防備に露出させた。

 

縛られた両手で指先をコントロールするのは困難だったが、彼女は必死に手を伸ばし、狂おしく震える指を再び自身の裂け目へと突き立てた。

 

「あ、はっ、はーっ! あ、アツい、指が、奥まで……っ! はいり、ます……っ!」

 

姿勢が固定されているため、逃げ場がない。指が押し込まれるたび、ダイレクトに最奥の敏感なスポットが擦り上げられる。

 

「ん、んぅううう――っっ!!」

 

ヨルは声を押し殺そうと、自らの縛られた手首を口元に持っていき、ロープを強く噛み締めた。

 

ビクビクと波打つ太ももの筋肉。高く掲げられた右脚の足先は、極限の快感によって扇のように美しく開いたまま、細かく痙攣している。

 

それはまるで、蜘蛛の巣に囚われた美しい蝶。自ら進んで罠に嵌まり、身悶えしながらその命の灯火を激しく燃え上がらせているかのように、退廃的で、息をのむほどに美しい光景だった。

 

 

第18章:無我の境地 ―『抱き上げ(だきあげ)』の虚像―

 

もはやヨルに、自身の姿勢を維持する理性はほとんど残されていなかった。そして薬の最後の残り火が、彼女の肉体を極限の絶頂へと導くために、最後の跳躍を要求する。

 

彼女はロープをほどき、ふらふらと立ち上がった。そして、部屋の壁に背中を強く押し付けた。

 

両脚を自らの腕で抱え込み、壁に寄りかかることで、まるで宙に浮いた状態で殿方に抱き抱えられているかのような姿勢をとる。四十八手の究極の一つ、『抱き上げ(岩清水)』の見立てである。

 

「はぁ、はぁ……っ。ロイドさんに……こうやって、強く……抱っこ、されて……っ」

 

壁の冷たさが、火照りきった背中に心地よい。しかし、正面から受ける妄想の熱は、それを遥かに上回る。

 

彼女は自らの脚を腕で限界まで引き裂き、開いた。そして、もう一方の手の指を、これまでにないほど乱暴に、激しく秘所へと出し入れした。

 

「あ、あああ! もう、だめ……っ! 壊れちゃう、わたし、壊れちゃいます……っ!!」

 

壁に頭を打ち付けるようにして、ヨルは絶叫した。声は枯れ、喉の奥から漏れるのは、純粋な快感の悲鳴のみ。

 

比喩するならば、それは聖なる神殿が、激しい地震によって崩壊していくような、圧倒的な破滅の美。

 

指の動きが最高潮に達した瞬間、彼女の身体は壁から離れ、前方に大きく反り返った。

 

「ひゃあああああああーーーーっっっ!!!」

 

本日何度目ともつかない、最大の絶頂が彼女を襲った。

 

壁を背にしながら、彼女の身体は激しく弓なりに硬直した。足の指先は完全に硬直して外側を向き、ふくらはぎの筋肉が引き攣れて激しく痙攣する。

 

口からは大量の熱い吐息と、言葉にならない嗚咽が漏れ出た。

 

 

第19章:月光の交わり ―自画木馬(じがもくば)の転生―

 

四十八手における「木馬」の体位――それは本来、乗る者と受ける者の高低差と、自重による深い結合を生み出すもの。ヨルは一人、ベッドの端に腰掛け、自らの片膝を高く突き上げるようにして胸元に抱え込んだ。

 

「あ……っ、はあぁ……っ。冷たい、はずの、指が……っ」

 

右手の指先が、ドレスの裾を割り、ストッキングに包まれた太ももを這い上がっていく。自身の指であるはずなのに、まるで触れられた場所から発火するかのような錯覚を覚える。黒いシルクの繊維が擦れる音が、妙に大きく鼓膜を叩いた。

 

「んっ、ぁ……! ぅ、あ……」

 

秘所へとたどり着いた指先は、すでに自身の意志を離れてしとどに濡れそぼっていた。薄い布地越しに、最も敏感な蕾へと圧をかける。その瞬間、ヨルの背筋が電流が走ったように跳ね上がった。

 

「はひっ!? ぁ、あふ、うぅ……っ!」

 

喉から漏れたのは、普段の彼女からは想像もつかない、しかし、今夜は酷く聞き慣れた鼻にかかった甘い悲鳴。月光に照らされた彼女の顔は、未だ羞恥と快楽で薔薇色に染まっている。

 

ヨルは自らの片脚をさらに高く上げ、ベッドの柱に引っ掛けるようにして固定した。己の自重が、自身の指先へと容赦なくのしかかる。それはまさに、見えない木馬に跨り、自らを責め立てるような倒錯的な姿勢だった。

 

「だめ、なのに……こんな、こと……っ。でも、頭が、とろけて……はぁーっ、く、ぅ!」

 

指先が布を掻き分け、直接その柔肌へと割り込む。熱い粘膜が指を迎え入れ、吸い付くような感覚が脳髄を直撃する。ヨルは首を大きく後ろへと反らせた。美しい項のラインが月光を浴びて真珠のように輝き、浮き出た鎖骨が激しく上下する。

 

「あぁ、指が勝手に……奥まで、入って……っ。あふぅ、んんーっ!」

 

動かすたびに、クチュ、と淫らな水音が部屋に響く。それは彼女がこれまでの人生で決して立てたことのない、そして他人に聞かせてはならない、秘められた蜜の声だった。

 

 

第20章:折り重なる戦慄 ―立位式(りつすいしき)の残影―

 

薬物の効果は留まるところを知らず、ヨルの理性をさらに削り取っていく。ベッドの上だけでは 昂ぶる熱を逃がしきれず、彼女はふらふらと立ち上がった。

 

壁に背中を預け、冷たいコンクリートの感触で正気を取り戻そうとする。しかし、それは逆効果だった。背中の冷たさが、前面の熱さをより一層際立たせる。

 

「はぁ、はぁ……っ、立って、いられ……な、い……っ」

 

ヨルは壁に片手を突き、もう一方の脚を大きく壁伝いに持ち上げた。四十八手における「立位(立ち合わせ)」。本来は互いの身体を支え合う激しい体位だが、今の彼女は壁という冷徹な相棒を相手に、己の肢体を限界まで開いている。

 

「あ、あ、ぁ……っ! 高く、あがって……丸見え、です……っ」

 

擦れ合う内腿、そして自ら引き上げられた膝。限界まで引き伸ばされた筋肉が、快楽の波を敏感に捉える。ヨルは壁に顔を押し付け、 喘ぎを押し殺そうとした。

 

「んーっ! んんっ! ……はぁぁ! ぅあ、あ」

 

しかし、押し殺せば殺すほど、鼻から抜ける吐息は艶を帯び、湿り気を帯びていく。彼女の長い黒髪が、汗で額や頬に張り付き、 妖艶な乱れ髪となって視線を遮る。

 

自らの指を深く突き入れるたびに、反り返る背中が壁から離れ、そしてまた吸い寄せられるように打ち付けられる。

 

「ひうっ! そこ、は……っ、だめ、そこは、変に、なっちゃ……あぁぁぁ!」

 

指先が偶然捉えた、肉壁の極上の膨らみ。そこを抉るように刺激された瞬間、ヨルのつま先が限界までピンと伸び、激しく痙攣し始めた。

 

「んんんーっ!!」

 

身体が弓なりに反り返り、壁に突き出された手の指先が、壁紙を掻き毟る。足の指がククッと内側に丸まり、快感のあまり激しく震える。それは、戦場で幾多の命を奪ってきた「いばら姫」の脚ではなく、ただ快楽に翻弄され、震えるだけの一本の美しい肉柱だった。

 

 

第21章:崩壊する理性の檻 ―屈曲式(くっきょくしき)の深淵―

 

もはや立っていることもできなくなり、ヨルは床へと崩れ落ちた。仰向けになり、天井を見つめる彼女の瞳は、完全に情欲の霧に包まれて焦点が定まっていない。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……っ。もう、何が、なんだか……っ」

 

彼女は無意識のうちに、両脚を自身の胸元へと深く折り曲げた。四十八手における「本手(ほんて)」の極限の変形、あるいは「御所車(ごしょぐるま)」のように、自身の膝が肩に届くほどに深く身体を丸める。

 

この姿勢は、最も奥深くへの侵入を許す形状。一人でありながら、彼女の肉体は虚空の質量を受け入れるかのように、最大限の受け入れ態勢を整えていた。

 

「あ、あ……っ。お腹の、奥が……きゅーって、鳴って……っ」

 

自らの両手で太ももを抱え込み、さらに深く割り開く。月光が、彼女の最も 隠微(いんび)な部分を 容赦(ようしゃ)なく照らし出す。そこからは、透明な愛液が絶え間なく溢れ出し、指揮者の指揮を失った楽器のように、ただただ快楽を奏でていた。

 

「んぁ、あぁぁ! あ、あ! 熱い、熱いです、ロイドさん……っ!」

 

極限のトランス状態の中で、最愛の夫の名が唇から零れ落ちる。それは罪悪感と、それ以上の狂おしいほどの欲求が混ぜ合わさった、 悲痛なまでに美しい絶叫だった。

 

「ロイド、さん……っ、わたし、こんな……っ、はぁーっ! んんんっ!」

 

指先を二本、三本と増やし、自らの粘膜を 蹂躙する。奥へ、もっと奥へ。自身の中にある「雌」の深淵へと手を伸ばすように。

 

反り返る腰が床から浮き上がり、彼女の豊かな胸が波打つ。首筋の血管が微かに浮き出、彼女が息を引き取るかのような激しい 呼吸(いき)遣いを見せる。

 

「あ、いく、いっちゃ……う、はぁぁ! だめ、こ、れは……っ」

 

高まる波は、もはや津波となって彼女の理性の堤防を完全に押し流そうとしていた。足の先が、激しい痙攣のあまりに硬直を始め、美しい弧を描いて強張る。

 

 

第22章:果てなき夜の洗礼 ―乱れ牡丹(みだれぼたん)と黎明の光―

 

これだけの絶頂を迎えてもなお、ヨルの肉体を支配する薬香は その牙を緩めない。むしろ、これまでの絶頂を糧にするかのように、さらに深い熱情を呼び起こしていく。

 

ヨルはうつ伏せになり、臀部を高く突き上げる姿勢をとった。四十八手における「後手(うしろで)」、あるいは「雁首(がんくび)」の構え。顔を枕に埋め、自身の視界を完全に遮断することで、触覚と聴覚の鋭敏さは限界を突破する。

 

「ん、むぅ……っ! んんんーっ!」

 

枕に声を押し殺すが、それでも漏れ出る 艶やかな 呻き。自らの手を後ろへと回し、 割り裂かれた秘丘へと再び指を 宛がう。

 

「あ、ぁ……っ。さっき、よりも……もっと、敏感に……っ」

 

一度果てかけた肉体は、防衛本能を喪失し、わずかな摩擦にも過剰に反応する。指が滑るたびに、ヨルの身体はビクビクと大きく跳ね上がった。

 

「はぁ、はぁ……っ! も、もう、お許し……くださ、い……っ」

 

一体誰に対しての許しを乞うているのか、本人にも分かっていない。ただ、この狂おしい快楽の檻から抜け出したいという願いと、もっと深く狂わされたいという 矛盾した本能が、彼女の中で激しく衝突していた。

 

背中が波打つように反り返り、腰が激しく前後へと揺れる。一人で演じるその 淫靡な舞踏は、窓外の月さえも 羞恥で雲に隠れさせるほどに 凄絶だった。

 

「あぁぁぁ! んんっ、あ、あ、あーーっ!!」

 

最後の、そして最も巨大な快楽の波が彼女を襲う。ヨルは指を限界まで突き入れ、自らの内壁を激しく 収縮させた。

 

その瞬間、彼女の身体は 弓のように美しく反り返り、数秒間、完全に静止したかのように硬直した。足の指先はピンと伸びたまま、小刻みに、しかし激しく痙攣を繰り返している。

 

「はぁ、ぁ……っ、う、あ……」

 

長い余韻の中、彼女の身体からゆっくりと力が抜けていく。床に広がった黒髪と、乱れた戦闘ドレス。そして、激しい 営みの名残である水音が、静まり返った部屋に小さく響いていた。

 

電池の切れた人形の様に、ヨルは気を失う事でようやく、止まる事が出来た。

 

やがて、東の空が微かに白み始める。黎明の薄明かりが、すべてを出し尽くし、 昏睡するように眠りについた「いばら姫」の、 汚れなき美しい寝顔を静かに照らし出していった。

 

 

ヨル・フォージャーの、任務の裏側に隠された一夜の 秘め事。それは、誰にも知られることのない、彼女だけの甘美な秘密として、明ける夜の中に溶けていったのだった。

 

日が中天に達する頃、ようやく目を覚ました彼女が無断外泊の言い訳に四苦八苦するのは、また別のお話し。

 

 

 

 





 PromptMakerです。

 ヨルさんの体力と媚薬の効果が(混ぜるな危険!)して延々と止まらないお話になりました。

 前後編でしたが、最初から意図した物ではなく、やり過ぎてお話が長くなった為、読みやすい様に2分割しました。

 なので少々、歪になってしまいました。

 もし良ければ、感想を頂けると幸いです。

 ではまた。
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