beloved〜親友が異様にかわいいので、彼女を寝取った上で、蹂躙することにした〜 作:毬藻 闇雪
悠馬はベッドに沈み込み、荒い呼吸を繰り返していた。
熱い波が何度も駆け上がり、頭の中が真っ白になっている。
もう、自分が壊れてしまいそうだ……。
「はあっ……はあっ……」
荒い呼吸を繰り返しながら、ぐったりとシーツに沈み込んでいく。
目の前に投げ出された手のひらが、小刻みに震えている。
自分の意志では止められない。
絶頂の余韻で痙攣していた。
――脱力感がエグいな。
目の前に投げ出された自分の手のひらをぼんやりと眺めていた。
口元からよだれが垂れているのが分かった。
悠馬は口から滴る唾液を拭おうとしたが、全身を統率する脳までもが、オーバーヒートしているみたいに熱を持ち、目の前の腕を持ち上げることさえ、ままならなかった。
不意に健治が顔を寄せ、悠馬の唾液を舌先で舐めた。
「っ……!?」
悠馬は反射的に顔を背けようとしたが、頭を押さえつけられ、抵抗は適わなかった。
それはまるで健治を受け入れているに等しい。
健治はそんな悠馬を見つめ、口元に薄い笑みを浮かべた。
ねっとりと悠馬の唇に舌を這わせた。
悠馬の瑞々しい唇に吸い付きながら、口中をその狂暴な舌で、滑らかに犯していく。
悠馬の甘い吐息と、甘美な唾液を味わいながら、健治は自らの肉棒を、無意識のうちに、悠馬の身体に押し付けていた。
悠馬もそれに気付いていたが、抵抗する意志も気力も失い、されるがまま受け入れるしかなかった。
健治は悠馬に欲望の塊を押し当て、獣のように息を吐きながら、激しく腰を打ち当て続けた。
内側に流れる
だが、ただ出したい訳ではなかった。
悠馬の体内で、全てを受け止めて欲しい。
健治は悠馬から身を離すと、ゆっくりと息を吐いた。
昂ぶりが、波の引くように静まっていく。
簡単なことだった。
これまでも、悠馬に悟られないよう、何度も自分を抑えてきた。
衝動に任せるだけなら、誰にでもできる。
欲しいものを手に入れるには、相手の隙を見極める必要がある。
健治は次第に冷静さを取り戻し、呼吸を整えた。
健治はベッドから離れ、ゆったりとソファーに腰を下ろした。
足を組み、完全に脱力した悠馬のあられもない姿を、満足げに眺める。
その姿を見ているだけで、胸の奥が満たされていく。
――本当に、きれいだ。
その目には、愛おしむような色と、相手の意思さえ無視しようとする独占欲が同居していた。
健治は口の端で笑いながら、悠馬の全身をその視線で舐め回した。
悠馬の脚は、完全に開いたまま、ぴくぴくと震えている。
――気をやったみたいだな。
才能ありすぎるだろ。
濡れた
――こいつは、まだ分かっていない。
俺がどれほど
そして、その欲望を叶えるためなら、どこまで踏み込むつもりなのかも。
紙のように平たい悠馬の腹にかかった、
健治は、ごくんと喉を鳴らす。
「悠馬」
健治は、甘く穏やかな声で呼びかけた。
「俺のネコにならないか?」
悠馬が、かすかに顔を上げる。
「俺が一生、かわいがってやるよ。真菜なんかより、ずっとお前を分かってやれる」
健治の声には、誘うような響きがあった。
悠馬は息を整えながら、どうにか上体を起こそうとした。
「……はっ!? 馬鹿言うなよ。気持ちわりぃ」
声はかすれていた。それでも、目だけは健治をまっすぐに睨みつける。
「俺は真菜と付き合ってんだよ。真菜のこと、愛してんの!」
健治は小さく鼻で笑った。
「ふはっ……女とじゃ、イけないのに?」
冷たい視線が、悠馬を射抜く。
「俺の前で、こんなに何度もメスイキしといて」
健治は冷たく言い放った。
「お前は、所詮その程度なんだよ。真菜を愛してる? 笑わせんな。
あいつとじゃ、超えられないってことだろ?
あの女と辿り着けない場所に、俺が連れて行ってやるよ」
悠馬の胸に、怒りと羞恥が一気に込み上げた。
「ふざけんな!」
悠馬の声が、部屋中に響いた。
「もう、帰るよ!!」
怒りと羞恥を振り払うように、悠馬は服を手繰り寄せた。
ベッドから降りようと、足を床につける。
その瞬間、膝から力が抜けた。
――ドサッ!!
悠馬は床に倒れ込んだ。
「おい、悠馬!」
健治は声を低く響かせ立ち上がり、すぐさまそばに駆け寄った。
悠馬の身体を力強く抱き上げる。
「離せよ!」
悠馬は健治の胸を押し返したが、その手に力はない。
その小さな抵抗が、健治にはまるで煽ってるようにしか見えず、密かにペニスを滾らせていた。
健治は悠馬を軽々と抱き上げると、静かにベッドへ戻す。
悠馬は身を
健治の表情から、先ほどまでの穏やかさが消えた。
悠馬はベッドに押しつけられた。
健治の大きな身体が覆い被さってくる。
「なぁ」
低い声だった。
「俺のことも気持ちよくさせて帰れよ。礼が、まだだろ?」
甘い誘いは、いつの間にか命令へと変わっていた。
悠馬は息を呑む。
「健治……やめてくれ」
悠馬の声が震える。
「もう限界なんだ……」
その声は弱々しく、震えていた。
真菜の顔が脳裏をよぎった。
身体に残る痺れと、胸の奥で渦巻く嫌悪や羞恥。
そのどれもが、悠馬の思考を乱していた。
健治は悠馬の耳元に唇を寄せて囁いた。
「いいから、俺の言うことを聞いて」
耳元で囁く声は、ひどく静かだった。
「お前、もう俺の指だけでイッちゃう身体になってんだから」
――違う。
そう言い返したかった。
けれど、言葉が出てこない。
健治は、その沈黙を見つめていた。
悠馬が何を思っているのか、本当のところなど分からない。
それでも、自分に都合のいい答えを信じることならできた。
――いつか、こいつ自身の口から言わせてやる。
健治は微笑んだ。
悠馬はその顔を見つめながら、初めて、自分が立っている場所そのものを見失いそうになっていた。
絶望の鐘が、悠馬の脳裏に響き渡っていた――。