beloved〜親友が異様にかわいいので、彼女を寝取った上で、蹂躙することにした〜 作:毬藻 闇雪
悠馬はベッドからそろそろと起き出した。
脚も腰も、ガクガクと激しく振動を繰り返し、全く使い物にならなかった。
背後からの健治の熱い視線を感じていた。
ベッドサイドに脚を下ろし、床に落ちていた下着を拾い上げた。
右脚を通し、左脚を通そうとする。
だが、震える指先ではうまく布を操れず、何度も足先が穴から外れた。
三度目でようやく左脚を通すと、悠馬は小さく息を吐いた。
シャツは窓際にあった。
取りに行こうと立ち上がると、がくんと左膝が床に落ちた。
「おいおい、大丈夫かよ」
薄く笑いの混じった声で、健治が呼びかけるが、悠馬は無言で両膝を着くと、窓際まで這って行った。
「ケツを振って、俺を誘ってんのか」
ギシッとベッドの軋む音が聞こえた。
悠馬は腕を伸ばしてシャツを引き寄せる。
裏返った袖を元に戻すと、慌てて着込もうとするが、指先も大きく震えていた。
ボタンをかけるのもままならない。
座ったままズボンを履き、時間をかけて靴下を履いた。
スニーカーの紐に手間取ったが、それもようやく履くことができた。
フッと小さくため息を漏らす。
さて。
悠馬は顔を出入り口に向けた。
――這って行くのか?
あんなところまで?
おそらく歩けば十歩もない。
だが、立ち上がれるだろうか?
(また健治に笑われたくないな)
壁に手を付き、そろりと立ち上がってみた。
時間は掛かりそうだが、どうにか立てた。
(これなら、なんとかなりそうだ……)
悠馬は小さく笑うと、壁伝いに歩いて部屋の出入り口を目指した。
時々、大きくがくんと膝から崩れ落ちそうになったが、床まで完全に沈みきる前に、膝下に力を込め、しばらく耐えると、どうにか身を崩さず歩くことができた。
棚の上のかばんを持ち上げ、慎重に肩にかけた。
悠馬は一度も健治を振り返らなかった。
「健治。……俺、行くわ」
なぜか振り向くのが怖かった。
健治の顔を見ることができない。
鍵を開け、ドアノブを回す。
開けたドアの隙間に身体を滑り込ませると、静かにドアを閉めた。
ガチャン……。
重い金属音が響いた。
背後に、健治の低い笑い声が聞こえた気がした。
悠馬は唇を噛むと、振り向かずに部屋を後にした。
真菜とは、夜の街で落ち合う手はずだった。
それまで空白の時間ができた。
内心ホッとする。
こんなひどい状態で会いたくなかった。
約束の時間になるまで、悠馬はホテル近くの公園のベンチで休んでいた。
軽く屈伸を繰り返し、足踏みをする。
――ぎっくり腰にでもなるのかと思ったが、大丈夫そうだな。
口元を緩めてため息をついた。
スマホの時計を確認する。
あと三時間か。
まだ早いが、回復がてら散歩のつもりで、歩いて行くことにした。
ふと視線を感じて顔を上げた。
窓際に立ち、こちらを見下ろす健治と目が合った。
ドキッと胸が跳ねた。
悠馬は慌てて目を逸らしていた。
――健治のあの瞳は何だ。
まるで、俺を求めるような視線に見えた。
(いや、違う。あれは苛立っている顔だ。でも……)
――健治、まだ裸だったな。
そう思った瞬間、顔が熱くなった。
思わず両手で頬を押さえてしまう。
――何を意識しているんだ。
友達だぞ!
男じゃないか!
はぁはぁと息を吐きながら、呼吸を整える。
――なんでこんなに意識しているんだ。
健治を。
――健治。
そっと視線だけ上に向けてみた。
窓際に健治の姿はなかった――。
約束の時間に、真菜と会うことができた。
普段と違ったおしゃれな服に身を包んだ彼女は、巻き髪が上手くいったのだと上機嫌だった。
いつものように笑顔で迎えてくれる彼女と一緒に食事をして、いつものホテルへ向かう。
部屋に入るなり、真菜は悠馬のズボンを下ろし、膝をついた。
こんなに積極的に求められるのは初めてだった。
下着から弾けるように悠馬のペニスが飛び出す。
真菜は嬉しそうに右手で迎えると、真っ赤な舌をその先に伸ばしてきた。
ペトッと一度触れ、そのままチロチロと
――熱い。
冷えた亀頭の先に、真菜の舌が這い回ると、ぬめぬめとした透明の液が溢れてきた。
「ふふ。悠馬、しょっぱいよ……」
ため息混じりの真菜の熱い息が、ペニスにまとわりつく。
悠馬は、ふうっと息を吐いた。
真菜の後頭部を引き寄せると、真菜は大きく口を開き、ゆっくりと悠馬のものを包み込んでいく。
温かい真菜の舌がペニスに貼り付き、小さく波打つように吸い上げる。
チュプ……チュ。
真菜の口元から、卑猥な水音があふれる。
悠馬は目をつぶって、その甘美なストロークに酔いしれていた。
「んっ……
真菜がペニスを咥えたまま、上目遣いに見上げてくる。
悠馬は息を荒げて答えた。
「あー……気持ちいいっ!」
――言っては、みた。
でも、心のどこかで物足りなさが広がっている。
健治の指が
真菜の舌の感触は優しいのに、布で撫でられているくらいにしか感じられなくなっていた。
健治の吸引力、舌さばき、全てが真菜を上回っていた。
健治のあの力強さは、真菜のものとはまるで違っていた――。
物足りなさに、焦燥感だけが募る。
我慢できなくなった悠馬は、真菜をベッドに押し倒した。
生地の少ない下着を剥ぎ取り、真菜の秘部を触ってみた。
――濡れている。
強引に脚を開かせ、前戯もそこそこに腰を押し進めた。
ズッ……ズズ……。
煮えたぎった欲望そのままに、自身を深く沈み込ませる。
すでに悠馬の形を覚えている真菜の穴は、少しの抵抗もなく、悠馬を熱く迎え入れた。
「はあっ! はあっ!」
(気持ちいい! ちゃんと気持ちいい! くそっ!)
悠馬は自分に言い聞かせるように、激しく腰を振り続けた。
激しく、強く。
深く、深く。
何度も何度も奥を突き、肌を打ち鳴らす。
乾いた肌の音も水気を帯びると、次第に卑猥な音に変わっていった。
真菜の甘い声が部屋中に響き渡る。
「んふっ……あっ……あっ、悠馬ぁ~」
真菜が悠馬の腰を両脚で引き寄せ、背中に爪を立てる。
びく、びくと激しく全身を脈動させ、震えながら達した――。
身体を小刻みに震わせ、悠馬の背中にしがみついてくる。
――かわいい。
俺を受け入れ、俺で感じている。
絶頂を迎え、ちゃんと満足してくれた。
でも悠馬自身は……。
また、取り残されていた。
真菜を抱き寄せながら、悠馬は静かに天井を見つめる。
身体の芯は熱いのに、肝心なところが何も感じない。
健治の指で何度もイカされた、あの甘い痺れが、脳裏にちらついて離れない。
(また……イけなかった……)
真菜の柔らかい髪を撫でながら、悠馬の胸に重い虚無感が広がっていった。
真菜の寝息が聞こえ始めた頃、悠馬はそっと自分のものを
激しく強く、何度も何度もストロークさせ、強い摩擦を与え続ける。
(足りない……こんな刺激じゃ、全然足りない……)
悠馬は静かに目を閉じた。
真菜の吐息が耳元で聞こえている。
瞼の裏に健治の歪んだ笑みが浮かぶ。
そして身体の内部に、健治の太い三本の指が、