※この作品はR-18です。

女帝・緋村怜華、恥じらい乙女に還る夜~部下の俺はギャップにもう限界です~【毎話読み切り】   作:ren@ハーメルン

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4話 怜華、してあげたいと思う★

 金曜の夜。

 

 緋村(ひむら)怜華(れいか)と佐久平(さくだいら)悠斗(ゆうと)は、いつものようにベッドの上で睦み合っていた。

 今夜の解放感は、ひとしおだった。

 なにしろ今週、怜華の部署は非常に良い数字を出せた。悠斗が積極的に攻勢に出たおかげだ。お祝いとして軽く嗜んだアルコールが、二人の熱と興奮をさらに高めている。

 

 怜華の体は、前戯ですっかりとろけ、小さく震えている。

 悠斗の指と唇で胸の先端を執拗に愛撫され、すでに何度か小さく達してしまっている。

 頰は真っ赤。瞳は潤み、息は荒い。

 

「はぁっ、はぁっ……ゆうくん……」

 

 怜華は息を整えながら、恥ずかしそうに悠斗の胸に顔を埋めている。

 

(怜華さん、くそ可愛い……)

 

 蕩けきった怜華の表情に、悠斗の下半身は熱を帯びてゆく。

 だが、まだ早い。

 小さく狭い怜華の中を、充分にほぐしてやらねばならない。

 

 まずは外側をじっくりと、続いて唇で可愛がってから、ひくつくそこに指を……。

 いつもの流れを復習しつつ、手を腰から太ももへと滑らせようとする。

 

 ふと、意を決したように、怜華が身じろいだ。

 視線を伏せたまま、震える両手をそっと下へ伸ばしていく。

 

 細い指先がためらいがちに。

 悠斗の熱を、包み込むように握った。

 

「う……っ!?」

 

 悠斗が小さく息を飲む。

 怜華の両手はただ、熱を確かめるように包んでいる。

 指先がそわそわと微かに動く。

 それだけで、悠斗のものが怜華の掌の中でびくんと跳ねた。

 

「怜華、さん……?」

 

 悠斗の声が掠れる。

 そんなふうにそこを怜華に触られたのは、初めてだった。

 

「……私も、ゆうくんに……してあげたい」

 

 声は小さく、震えている。

 普段の凛とした部長の面影はなく、ただ、うぶで初々しい恋人の姿だけがある。

 

「えっ……どうしたんですか、いきなり」

 

「だ、だって、いつも私ばっかり……。それに今週は、仕事でも助けてもらってばっかりで」

 

 照れ隠しなのか、少し早口で言い訳を口にする。

 

「不公平、でしょ」

 

 いや、どこが不公平なんだよ……と、怜華の体にすっかり溺れた悠斗は思う。

 公平性を盾にするなんて、怜華さんらしい言い訳ではあるのだけれど。

 それにしても想定外の展開に、頭がついていけない。

 

 悠斗が答えあぐねていると、怜華は慣れない手つきで、ゆっくりと指を上下に滑らせ始めた。

 ぎこちなく、力の入れ方もわからないまま、時折、強く力んだり、ゆるゆるになったり。

 初めて触るものを、慎重に探るように。

 

 それだけで、悠斗の背筋に甘い電流が走る。

 

「う……っ、怜華さん……」

 

 悠斗は息を荒げ、ただ、なされるがままになる。

 

 怜華はさらに顔を赤くしながら、毛布をめくり、悠斗の腰に顔を寄せる。

 恥ずかしそうに目を閉じると、熱く脈打つ先端に、ためらいながらもそっと唇をつけた。

 

 ちゅ……。

 

「……っ!」

 

 悠斗の腰がびくんと跳ねる。

 驚いた怜華は動きを止めるが、すぐにまた、小さな優しいキスを何度も重ねてゆく。

 

 ちゅ……ちゅっ……。

 

 小さな音を立てて、唇が先端に触れるたび、

 悠斗のものがぴくぴくと反応する。

 

 舌先はまだ出さない。

 ただ、形の良い唇で、ちゅ、ちゅ、と口づけを繰り返す。

 伏せた睫毛が目の前で小刻みに揺れ、彼女の熱い吐息が先端にかかる。華奢な指先が、まさぐるように撫で回す。

 

 その仕草が、たまらなく愛おしすぎて。

 悠斗の頭の中は、真っ白になる。

 

(あの怜華さんが……俺のここに、唇を……)

 

(普段は部下を叱り飛ばす怜華さんが……こんなうぶな顔で、俺のものをぎこちなく握って……こんなことまで……)

 

 独占欲と優越感と、深い愛情が一気に爆発する。

 

 怜華の手つきはまだ不慣れで、それがまた、悠斗を追い詰める。

 声が掠れていく。

 

「怜華さん……れいちゃん……。あぅ……っ」

 

 怜華は意を決したように舌先をそっと出し、先端をぺろ……と、舐め上げる。

 

「くっ……れいちゃん……っ。気持ちいよ……」

 

 怜華の舌はぎこちなく、頼りなく、ただ先端を優しく、ぺろぺろと舐め回す。

 時折、恥ずかしさに震えながらも、また唇を寄せて、ちゅっ……と吸い付くようにキスをする。

 やがて、怜華の小さな口が、先端を慎ましやかに咥えると、ちゅぱ……と吸い上げた。

 

「うう……っ」

 

 正直、テクニックなんて欠片もない。

 動きは不器用で、リズムも一定ではなく、時折歯が軽く当たったりもする。

 

 でも、あの女帝が、自分のために、こんなにも恥ずかしがりながら、初めての奉仕をしようとしている。

 その事実が、悠斗の理性を一瞬で溶かした。

 

(……怜華さんが……俺の……)

 

(こんなにうぶで、こんなに恥ずかしがって……それなのに……俺のために……)

 

 悠斗の息が荒くなり、怜華の髪を優しく撫でながら、震える声で囁く。

 

「ああ……っ。怜華さんが、こんなこと……。はぁっ……たまらねぇ……」

 

 悠斗の掠れた喘ぎに励まされたのか、怜華はさらに顔を赤くしながら、舌を少し大胆に動かし始める。

 小さな口の中は、熱く狭い。

 不慣れながらも頰を内側に凹ませ、涙目で上目遣いに悠斗を見つめながら、いやらしい音を立てて懸命に吸い上げる。

 

 その姿はあまりにも可愛く、あまりにも健気で、悠斗を狂わせていく。

 ついに悠斗は、限界を超えた。

 

「う…………っ!」

 

 悠斗が怜華の頭を押しやるのとほぼ同時に、熱いものが怜華の手と唇の近くに放たれた。

 驚いた怜華は、目を丸くする。

 

「ご、ごめん……! れいちゃん……」

 

「あ……ゆうくん……。びっくりした……」

 

 怜華を抱き寄せて、顔をティッシュで優しく拭き取る。

 

「マジすいません……でも、気持ち良すぎて……」

 

「上手じゃなくて、ごめんなさい……。でも、良くしてあげたくて……」

 

「馬鹿、何言ってんですか。最高に良かった……。俺はもう……世界一幸せだよ」

 

 悠斗は怜華の額にキスを落とす。

 

 怜華は無言のまま、少し元気がなくなった悠斗のものを見つめていたが、ふと、小ぶりな自分の胸を寄せた。

 

「え、れい……ちゃん?」

 

 真剣な顔で、怜華は、悠斗のものを挟もうとしていた。

 両手で胸を寄せ、谷間を作って、懸命に先端を挟み込もうとする。

 だが、うまく挟めない。

 怜華の胸の大きさでは、物理的に無理な相談だった。

 それでも怜華は悔しそうに眉を寄せ、悪戦苦闘を続ける。

 

「んっ、」

 

 相棒に当たる、ふにふにとした感触。それはそれで、興奮する眺めではあったが、怜華は涙目になりつつあった。

 

「うぅ、ごめんなさい……。でも……」

 

 度を超えた怜華のいじらしい姿に、悠斗は愛おしさを通り越してむしろ、心苦しさを覚えた。

 

「怜華、さんっ……」

 

(何やってんだよ……そんなことまで……)

 

 もう十分だよ、そこまでしなくていいよ、と言いかけて悠斗は口をつぐんだ。

 真面目で、プライドが高く、負けず嫌いの怜華。

 胸が小さいことを、気にしていた怜華。

 その言葉は、怜華をきっと、傷つける。

 

 だけど、と悠斗は思う。

 怜華の小ぶりな胸の良さは。

 俺が、一番知っている。

 怜華の胸には、俺しか知らない、最高の部分がある。

 

 悠斗は少し体を離すと、反り上がった自分自身の先端を、怜華の小さなぽっち――乳首に、そっと接触させる。

 

「ひゃう……っ!?」

 

 驚いて声を上げる怜華。

 

 ぷるぷると震える怜華のそこは、瑞々しい小さな果実のようにやわらかく、それでいて芯には弾力があった。

 目の前で、悠斗自身の蜜を塗りつけられ、てらてらと光っている。

 その非日常的な光景は、二人の背徳心を煽るには充分だった。

 

「やん……っ」

 

「うっ……。れいちゃんのここ、エロすぎです……」

 

 悠斗はゆっくりと、円を描くように、自分のもので怜華のそこを、なぶり始める。

 先端でつんつんと優しく突き、あるいはカリで引っかけるように可愛がる。

 

「はぁんっ……!」

 

 怜華の身体がびくんと震え、恥ずかしさで顔を真っ赤に染める。

 小さなぽっちが、悠斗の先端にこねくり回されるたび、電流のような快感が走り、怜華の腰が無意識にくねる。

 

「ゆうくん……やっ……なに……。そんな、恥ずかしい……あんっ」

 

 怜華の声が甘く掠れ、恥ずかしがりながらも、胸を少し押しつけてくる。

 悠斗はその絵面に、興奮を抑えきれなくなっていた。相棒はさらに反り立ち、硬さを増していく。

 

「うっ……俺のものが……怜華さんのちくびを……くっ、この光景、やばすぎ……」

 

 ふーっ、ふーっ、と悠斗の息が荒くなる。怒張の先端で怜華の乳首をさらに優しく、くるくると回すように動かす。

 

「ああんっ、やっ……すごいっ……」

 

 怜華は涙をこぼしながら、悠斗の首に腕を回し、震える声で囁く。

 

「ゆうくん……あんっ……だめ……れいかばっかり、きもちくなって……」

 

「うっ……何言ってんすか……。れいちゃんのエロ乳首、最高に気持ちいいよ……」

 

 悠斗は自身を左右に揺らし、怜華の極上の部分をなぶり続ける。怒張がびくびくと震えるたびに、怜華が喘ぐ。

 手や舌と比べたら、ずっと拙い刺激のはずなのに。

 その倒錯的な情景そのものが、二人の興奮をどこまでも煽っていく。

 シチュと視覚だけでいくらでも高まれる、似たもの同士のバカップルだからこそ、できるプレイだった。

 

「あっ、あん、ああっ……!!」

 

「く、ごめん……れいちゃん、俺、また、出る……っ!!」

 

 再び、熱が勢いよく放たれ、怜華のなだらかな美乳に紋様を描いた。

 それを見た怜華は、満足げに目を細めて、優しく微笑む。

 

「はぁっ……。ゆうくん……ふふ」

 

(自分の胸で、ゆうくんに気持ち良くなってもらえた……)

 

 怜華の心はいま、深い自己肯定感に、静かに満たされていた。

 

(ああ、私、このままでいいんだ……。小さい胸も、恋愛経験の浅さも……ゆうくんの前なら、取り繕う必要なんてない)

 

(私は……私(﹅)の(﹅)ま(﹅)ま(﹅)、ゆうくんに喜んでもらえるんだ)

 

(まだ、不公平だけど、きっといつか……)

 

「んっ……うれしい……。ゆうくん……うぅっ……」

 

 怜華の頬に、一筋の涙が流れた。

 泣き笑いする怜華の表情は、本当に美しかった。

 

「ああ。れいちゃんの胸、最っ高だったよ……」

 

 悠斗は指で怜華の涙を拭うと、まだ敏感になっている胸の先端にそっと塗りつけた。

 

「やんっ……」

 

 二人の背徳的な夜は、さらに更けていく。

 

(つづく)




次回、「5話 怜華、愛され中に緊急対応させられる」
愛され中の怜華に、緊急着信。全裸にバスローブで対応するシゴデキ怜華だが、体の奥には熱が残っていて…!?

独自路線を突っ走ってる自覚があるので、
果たして読む人がいるのか、カテエラじゃないか、正直すごい不安です。
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