※この作品はR-18です。

特級チー牛と性処理支援相談員さん【国家公認】   作:メロディ下村

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【この話で読めること】寝取られ/夫の目の前/手コキ・フェラ/顔射/背面騎乗位/中出し

【この話の登場人物】
・長谷部(俺)……大手電機メーカーの営業マン。叡桜えいおう大学のOB。特級チー牛の施設で、椅子から立てなくなっている。

・響子……長谷部の妻。広告代理店の営業。気が強く、さばさばした美人。形のきれいな美乳。

・玲央奈れおな……特級チー牛の「ドスケベ福祉広域調整官」。腰まで届く黒髪の、冷たく澄ました美女。

・牛山千尋……国に認定された特級チー牛。大学を中退したばかりのキモオタ。


響子 ご主人立ち会いのもと、中出し撮影

 調整官に促されて、響子きょうこはテーブルの上に乗った。

 

 テーブルに投げ出された牛山の脚の脇に、ネイビーの下着姿で正座する。

 

「旦那様から、お顔が見えるように」

 

 調整官に言われて、響子は膝をずらし、斜めに座り直した。上体を牛山の股間へ倒しても、横顔が椅子の俺からよく見える角度だ。

 

 ソファの脇に膝をついた調整官は、スマホをテーブルの端に立てかけて、録画を始めた。それから響子に何か耳打ちすると、響子は切なげに牛山を見上げた。

 

「これから……人妻の響子が、この手で、牛山様の……オチンポを、慰めてあげるわ」

 

『ふひっ……よ、よろしくお願いします。思ったより、スタイルよくて……ラッキー、です』

 

 やめろ、と叫んだつもりだった。喉から出たのは、かすれた息だけだった。

 

 響子は眉をひそめ、悲しそうに俺を見ただけだった。上半身を前に倒し、牛山の股間に顔を寄せる。そして、両手で赤黒い竿を包んだ。

 

 子どもをあやすような、優しい手つきだった。薬指の指輪が、肉幹に触れて光っている。

 

 俺は膝を叩いて立ち上がろうとした。腰に力が入らない。何度叩いても、椅子から離れられなかった。

 

「硬くて……熱いじゃない……。“おちんぽ寂しん坊”で、こんなに……」

 

『おぅ、おぉ……ふひぃ』

 

「先端を刺激して、カウパー液で全体を濡らしてから、手で扱いてください」

 

 調整官の淡々とした指示に頷いて、響子は両手の指先で亀頭を撫で上げた。

 

 牛山がぴくぴくと震えるたびに、鈴口から透明な汁があふれる。響子はそれを、竿全体に塗り込むようにして擦った。くちゅ、くちゅ、と粘った音が、静かな離れに響く。

 

「こう? ……ねえ、これで、気持ちいいでしょ?」

 

 俺は唇を噛み切りそうになりながら、声にならない声で牛山を罵った。牛山は、こちらをちらちらと見ては、嬉しそうに口元を緩めるだけだった。

 

「ぬるぬるに、なってきた……んっ、ふぅ……」

 

『お、おっ……いい、です……おほぉ』

 

 調整官が、響子の耳元に顔を寄せた。

 

「“おちんぽ寂しん坊”を慰めるには、比較の対象を示すのが有効です。牛山様には、褒めるところがありません。ですから旦那様を貶して、相対的に持ち上げてください」

 

「わかったわ……うちの旦那のは、小さいから……このオチンポ、すごすぎて……」

 

『ふひっ、ふひひ……も、もっと、シコシコしてください』

 

 言わされているだけだ。

 

 なのに響子は、俺のほうを見ない。うっとりと肉棒を扱きながら、俺を貶す言葉を次々と口にしていく。

 

 本心なんじゃないか。俺は必死に、その考えを振り払った。

 

「もっと速く。“おちんぽ寂しん坊”は、その程度の刺激では満足しません」

 

 調整官は、眉ひとつ動かさずに続けた。

 

「先端を、舌で舐めてください。陰嚢も……そこは、丁寧に扱ってください」

 

 その一言だけ、冷たい声がわずかに柔らかくなった気がした。

 

「わ、わかったわ。……私のお口で、牛山様のオチンポ、舐めてあげる。れろっ……ちゅっ」

 

 響子の舌が、張りつめた先のふくらみに触れた。舌先でちろちろと、張り出したカリの段差をなぞっていく。初めての味に眉を寄せたのは、ほんの一瞬だけだった。

 

「すごい……旦那のと違って、逞しくて……ちゅっ、ぺろ……」

 

『おほぉ……ふひひっ。も、もっと、激しく……』

 

「はぁっ……ここも、ずっしりして……男らしいじゃない。旦那と、大違い……」

 

 響子は左手で根元を擦り、右手で、ずっしりした袋を下からすくい上げた。顔を寄せ、舌を平たく突き出す。裏筋からカリ首の縁まで、ねっとりと舐め上げては、また根元へ戻っていく。

 

「味も、濃くて……あなたの……はぁ……とは、全然違う」

 

 響子の目が、一瞬だけ俺を見た。

 

『ふ、ふひひっ……き、聞きました? 長谷部はせべさん。ぼ、僕のほうが、いいって』

 

 俺は、響子にフェラをしてもらったことがない。

 

 頼んだことはある。恥ずかしいから嫌だと、断られた。

 

 その響子が、牛山なんかのものを夢中でしゃぶっている。俺を貶すたびに、色っぽい目で牛山を見上げている。

 

 涙が出た。なのに股間は、ズボンの中で張りつめていた。

 

「舌先で、尿道口を刺激してください。それから、旦那様のものより牛山様の精液が欲しいと、おねだりを」

 

「ふぁい……れろぉ……牛山様の精液、ほしいの。旦那のより、牛山様の“おちんぽ寂しん坊”から、ほしいのぉ……」

 

『ちょ、調整官さん、ないす……え、エロ……おほぉっ』

 

 夫の俺が別人かと疑うほど下品に、響子は舌を伸ばしていた。言われたとおり、尖らせた舌先で尿道口をぐりぐりと抉っている。舌を離すたびに、鈴口とのあいだに透明な糸が引いた。

 

 あれでは本当に、あの逸物に惚れているみたいじゃないか。

 

 牛山が顎を上げ、ぶるぶると震えた。

 

「射精します。顔で受け止めてください。旦那様に、“おちんぽ寂しん坊”が慰められた証拠を見せるのです」

 

「れろぉ……かけて……響子の顔に、牛山様の精液、ぜんぶ……んぁっ!? あ、あつ……っ」

 

『で、出る、出ます……響子さん、か、顔に……おっ、おひぃっ』

 

 どびゅっ、びゅるるっ。

 

 響子は舌を突き出したまま、顔で受け止めた。白く濁った熱い飛沫が、額に、頬に、鼻筋に、何度も浴びせられていく。牛山は涎を垂らして、眼鏡の奥の目を細めていた。

 

 長い射精が終わるころには、響子の自慢の巻き髪まで、精液でどろどろになっていた。響子は、唇の端に垂れてきた白濁を、舌でぺろりと舐め取った。

 

「はふぅ……あつい……旦那のより、ずっと濃くて……すてき……」

 

『ふぅ……け、けっこう、出ちゃいました』

 

 みじめだった。白濁にまみれた妻の顔を、まともに見られなかった。

 

 それなのに、その顔がとてつもなくいやらしくて、勃起が収まらない。そんな自分が、何よりみじめだった。

 

◇

 

 折れかけていた俺にとどめを刺したのは、響子自身だった。

 

「やだ……まだ、寂しがってる」

 

『ふひっ……か、顔だけじゃ、満足できなくて……』

 

「そんな……何でもするわ。“おちんぽ寂しん坊”を、癒してあげたいの」

 

 調整官が、静かに口を開いた。

 

「“おちんぽ寂しん坊”を慰めるのに最も有効なのは、膣内射精です」

 

『そ、そうそう……中出し。人妻の中に、いっぱい出したいなぁ』

 

 中出し。あいつは最初から、そう言っていた。

 

 俺は狂ったように暴れようとした。体はやはり、動かない。

 

 泣き叫ぶつもりで、精液まみれの響子を見た。響子は悲しそうに顔を伏せた。

 

「ごめんなさい。これは、あなたの償いだもの。妻の私が、最後まで果たさなきゃ」

 

 響子は、ブラのホックに手をかけた。

 

「私が責任を持って、“おちんぽ寂しん坊”を癒すから。そんな顔しないで……お願い」

 

 ブラが落ちる。ショーツが脚を滑っていく。左手の薬指の指輪だけが、裸になった響子の体に残っていた。

 

 まさか。本当に、牛山と本番をするのか。夫の俺の目の前で。

 

「私でよければ……中出しで、“おちんぽ寂しん坊”を慰めて」

 

『い、いいですよ……長谷部さんの前で、たっぷり、味わわせてもらいます』

 

 牛山はテーブルから脚を下ろし、ソファに浅く座り直した。

 

 裸になった響子は、泣き崩れた俺を悲しそうに見つめながら、テーブルから降りた。調整官の指示で、牛山に背を向け、その膝をまたいで立つ。俺のほうを向いたまま、だ。

 

「旦那様のほうを向いたほうが、“おちんぽ寂しん坊”には効果的です。では、旦那様に宣言を」

 

「うん……あなた。これから私、このおまんこで牛山様のおちんぽを慰めて……中に、出してもらうわ」

 

 響子の声が、少しだけ震えた。

 

「あなたの小さいのより……“おちんぽ寂しん坊”とセックスしたいから……ごめんね」

 

『ふひっ……そ、それじゃあ、してあげようかな。いいですよね、長谷部さん?』

 

 響子は脚を開いて、牛山の股間の真上まで腰を沈めた。調整官が、冷たそうな白い指で根元を支え、入口にあてがう。

 

 ごめんね。白く汚れた顔で、響子がもう一度囁いた。

 

 動けない。何もできない。

 

 響子は、そのまま腰を落とした。

 

「んっ……あ、ひっ……あぁぁっ……!」

 

『おおぉっ……は、入った……ふひっ、ふひぃっ』

 

 入ってしまった。

 

 俺のほうを向いているから、全部が丸見えだった。妻の割れ目が、醜い肉の棒を根元まで咥え込んでいる。

 

 挿入した瞬間から、響子はどろどろの顔を赤く染めて喘いだ。

 

「っは……なにこれ、ふと……っ、奥……っ、あなたのと、全然……ッ」

 

『も、もっと、動いてください……お、おちんぽ、まだ、寂しいので……』

 

 セックスに消極的だったはずの響子が、どうなっているのか。

 

 響子は牛山の膝に両手をついて、腰を上下させはじめた。数回沈めただけで、その顔は快楽で歪んだ。腰を落とすたびに、形のきれいな乳房が、ぷるんぷるんと弾む。

 

 牛山は自分では少しも腰を使わない。響子のくびれを両手で掴んで、揺さぶるだけだ。その手が脇腹を這い上がり、後ろから双丘を鷲掴みにした。

 

「あっ、あんっ……んあッ、きもち、いいっ……こんなの、はじめて……っ、このチンポ、すてきぃ……っ!」

 

『ふひっ……お、おっぱい、ぷるんぷるんで……ふひひっ』

 

 響子が、つながったまま首をねじった。肩越しに、牛山の唇を探している。

 

「お待ちください。そのお顔のままでは、牛山様のお口が汚れます」

 

 調整官が、ソファの脇で膝立ちになった。ひんやりした白い両手で、響子の頬を左右から挟む。表情は、少しも動かない。

 

 調整官は舌を平たく伸ばし、響子の顎に押し当てた。そのまま頬へ、鼻筋へ、額へと、乾きかけた白濁をゆっくりとこそげ取っていく。まぶたの際や小鼻の脇には、舌先をねじ込むようにして這わせた。

 

 舌に溜まったものを、喉を鳴らして飲み下す。また舐めて、また飲み下す。妻の顔を、別の女が犬のように舐め清めている。

 

 最後に、赤い舌先が響子の唇をなぞった。一瞬だけ、女どうしの舌先が触れ合う。

 

「ん……っ、ふぁ……」

 

 響子の肩が、びくりと震えた。

 

「牛山様の精液を、無駄にはできませんので」

 

 調整官は口元を指でぬぐい、何事もなかったように脇へ下がった。響子の顔には、もう白いものは残っていない。濡れて光っているのは、調整官の唾液だけだった。

 

「牛山様……キス、して。私の舌、牛山様に吸ってほしいの」

 

 牛山の片手が乳房を離れ、響子の顎を後ろへ向けさせた。響子はもう一度首をねじり、肩越しに舌を突き出す。唇が重なる前に、二人の舌が宙で絡み合った。

 

 顔が斜めを向いているから、俺には横顔も舌の動きも丸見えだった。妻の赤い舌が、牛山の舌に巻きつき、吸われ、引き込まれていく。泡立った唾液が糸を引いて、舐め清められたばかりの顎へ垂れた。

 

 結婚式の誓いのキスは、ほんの一瞬だった。それよりずっと長いあいだ、妻は牛山と唾液を交換していた。

 

「ちゅぱっ……はぁ……キス、すき……っ」

 

 蹂躙されながらも、響子は俺を貶すことを忘れなかった。

 

「寂しん坊おちんぽ……これが、いいのぉっ……小さいのなんか、もう、いらないっ……♡」

 

 妻が、ただの道具のように使われている。なのに俺は、何をしているんだ。

 

「そろそろ、膣内射精です。もっと激しく動いてください」

 

「うん……今度は、私のお尻で、牛山様のおちんぽ、搾ってあげる……っ」

 

 響子は牛山の膝から手を離し、前のテーブルに両手をついた。

 

 深い前屈みになって、尻を後ろへ突き出す。二つの膨らみが牛山の手からこぼれ、真下に垂れて揺れた。

 

 上気した顔が、テーブル越しに俺の目の前まで近づく。獣のような姿勢のまま、響子は牛山の股間へ、ぱんっ、ぱんっ、と尻を打ちつけはじめた。

 

「お゙っ、ほぉっ♡ おく、ごりごりってぇ……あなたのじゃ、ぜったい、とどかないとこぉっ♡」

 

『おひぃっ!? き、きつ……っ、急に、締まって……』

 

 牛山は響子の尻に指を食い込ませて、仰け反った。脚と背筋をぴんと伸ばし、上ずった声を上げる。

 

 まさか、このまま中に。嫌だ。やめてくれ。

 

「だひてぇっ……らひてっ、くらしゃいぃっ♡ なかにぃっ、おほぉっ♡♡」

 

『で、出る、出ちゃう……おっふ、おぉぉっ、ふひぃっ』

 

 どびゅるっ、どくっ、どくっ。

 

 響子の最奥に、牛山の子種が注ぎ込まれていく。俺の目の前で。

 

 しかも響子は、俺が一度も見たことのない顔をしていた。涎と涙に濡れ、快楽に蕩けきった、アクメ顔だった。下品な前屈みのまま、ぷるぷると震えて、牛山の射精を受け止めている。

 

 拒みもしない。嫌がりもしない。自分から、受け入れている。

 

「お゙っ……ぉ、おぉ……っ♡ でて、る……あついの、なかで、いっぱい……っ♡」

 

『くぅぅ……ふひっ、ふひぃ……』

 

 目の前で射精を受け止めている女は、本当に俺の妻なのか。それすらわからなくなるほど、頭は真っ白だった。股間だけが、痛いほど勃っていた。

 

 牛山は、テーブルに突っ伏しかけた響子を、後ろから抱き寄せた。つながったまま、自分の胸にもたれさせる。精液で固まった巻き髪を、指で梳くように撫でる。

 

 それから、俺のほうを見た。目は泳いでいるのに、口元だけがにやついている。

 

『は、長谷部さん。六月の、サマーインターンの説明会……覚えてます? 僕のこと、みんなの前で指さして、「こういう学生は、うちには要らない」って』

 

 響子が、牛山の手に頬をすり寄せた。焦点の合わない目のまま、薬指の指輪を光らせている。

 

「すごく……よかったぁ……」

 

『あ、あのあと、同級生が、僕の写真をネットに晒してくれて。そ、それが、国に認定される決め手になったんです。ふひっ……長谷部さんたちの、おかげですね』

 

 牛山の指が、巻き髪に残った白濁をすくった。響子はその指に舌を絡めて、嬉しそうに舐め取る。

 

『だ、だから……長谷部さんの償いは、響子さんの動画を、売ってもらうことにしました。ガブリエル先輩と、同じです』

 

 思い出した。

 

 六月、自社のサマーインターンの説明会。リクルーターとして登壇した俺は、最前列の学生を名指しした。チェックのシャツをズボンにインした、猫背の眼鏡だった。

 

 学生たちの笑い声の中で、あいつはうつむいて、リュックの紐を握りしめていた。あれが、牛山千尋うしやまちひろだったのか。

 

 それが、その日の最後の記憶だった。

 

◇

 

 気がつくと、自宅にいた。どうやって帰ったのか、覚えていない。

 

 そこから、俺の人生は転がり落ちる一方だった。

 

 会社には、もう行っていない。今の俺は、ガブリエルと同じように、動画の販売アカウントを運営している。

 

 前に話した仕事が、これだ。売る相手は、一般のチー牛たち。売り物は、響子の動画だ。

 

 自分の名前で販売ページを作り、宣伝の投稿を書く。俺の妻と牛山がセックスしている動画を、俺が売る。屈辱というより、もう最低の何かだった。

 

 売ると決めたのは、牛山だ。だが、売ってほしいと俺に頭を下げたのは、響子だった。

 

 牛山様と同じように、みじめな思いをしている“おちんぽ寂しん坊”予備軍の人たちがいる。その人たちを、この動画で癒してあげてほしい。響子は涙ながらに、俺にそう頼んだのだ。

 

 響子は、今も広告代理店に勤めている。昼は営業、夜は牛山の性処理支援相談員だ。会社も、それを当然のように認めていた。

 

 そしてなぜか、俺の頭には販売のルールが刻み込まれていた。逆らうことはできなかった。

 

 動画は、買った客の端末でしか再生できない。俺のスマホでは、「この端末では再生できません」と出るだけだ。見たければ、客に同時視聴へ招いてもらうしかない。

 

 妻の動画は、自慰を我慢できなくなるほど興奮する。だが同時視聴のあいだだけは、自分のものに手が伸びない。

 

 客の要望はDMで受け、次回作の内容を、調整官にメッセージで伝える。動画代と要望料は、千円ずつ。売上が十万円貯まれば、妻は解放される。

 

 一回の販売と要望で、二千円。五十回売れば、響子は帰ってくる。

 

 そう甘くはなかった。

 

◇

 

“おー、響子の旦那さん。新作買ったよ。同時視聴、招待しといた”

 

 DMの送り主は、むぎちゃだった。ジャンヌさんの動画を見せてくれた、あの購入者だ。

 

 むぎちゃは、俺の妻を偉そうに呼び捨てにする。それでも、客に無礼は許されない。怒らせると、仕返しに次回の要望を、ひどく変態的なものにされるからだ。

 

 前に一度、別の客を怒らせた。次の作品では、響子が俺に助けを求めながら、延々と牛山に犯されていた。

 

 だが、今回の一本も、俺にはきつかった。

 

“【新婚ごっこ】「旦那様、朝ごはん冷めちゃうわよ」広告代理店勤務の美人妻・響子(27)が、夫ではなく特級チー牛・牛山様の新妻になりきって、朝立ちフェラから中出しまでラブラブご奉仕”

 

 ひどい扱いを受ける動画とは別の意味で、甘い新婚ものはこたえる。

 

 画面の響子は、素肌に白いエプロンを一枚着けただけだった。胸当ての脇から、形のいい胸がはみ出している。

 

 ベッドの脇にかがんで布団をめくると、後ろの鏡に、むっちりした尻が丸ごと映った。薬指の指輪だけは、着けたままだ。

 

「おはよう、旦那様。朝ごはん、冷めちゃうわよ? ……でも、その前に。響子の、おはようのキス、ね」

 

 画面いっぱいに、響子の顔が迫ってきた。くちゅ、ちゅぱ、と舌を差し入れる水音だけが、長く続く。

 

“ベロチュー長げえ。響子の舌、えっろ”

 

「響子の朝は、牛山様の朝立ちのお世話から始まるの。……ほら、響子のお口で、旦那様の朝立ち、鎮めてあげる。ちゅっ、はぁむっ」

 

 響子は、朝立ちした牛山の怒張を咥えた。主観視点らしく、カメラをじっと見上げてくる。

 

“フェラ顔エロいなぁ、響子。旦那さんも、してもらったことあんだろ? いいなぁ”

 

 ないよ。一度も。

 

 むぎちゃは、今シコってる、と書き込んだ。チャット欄に、俺の妻の名前が何度も流れていく。

 

「じゅるっ、ちゅぽっ……はぁむっ、じゅるるっ」

 

“ひょっとこ顔……やば……響子、響子ぉ”

 

 他の男のものを咥える妻と、それで扱いている男。その両方を見ながら、俺は興奮していた。

 

 前屈みになるほど勃起しても、同時視聴のあいだは手が動かない。俺は歯を食いしばって、動画が終わるのを待った。

 

 騎乗位の中出しで、動画は終わった。むぎちゃも、同時に果てたらしい。

 

 響子が中出しされたことよりも、俺は一刻も早く自慰がしたかった。早く要望をくれと、むぎちゃを急かした。

 

“はは。じゃあ、響子が特級チー牛様を逆レイプするやつ、頼むわ。とんでもない痴女になって、体じゅう舐め回すのも入れてね”

 

 響子がどう扱われるのか。今は、どうでもよかった。

 

 要望を受け取ると、俺は自分のスマホで、別の動画販売サイトを開いた。

 

 響子の動画は、俺の端末では見られない。だから、似た内容の動画を探して、それで抜くしかない。売上の二千円を使い込む馬鹿げた買い物だと、わかってはいる。

 

 興奮で、頭が回らなかった。

 

 内容だけで選んだ、さほど美人でもない女優の動画で果てる。そのあと、激しい自己嫌悪に襲われる。いつものことだ。

 

 十万円貯めれば、響子は解放される。なのに俺はまた、売上で動画を買ってしまった。

 

 こうして俺は、妻の動画を売る男として、日に日にやつれていった。

 

 いつか見た、ガブリエルの顔と同じように。




次回、あげは×ラクシュミ 舌で塗る唾液ネイル出張施術

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