斎藤龍興の姫武将凌辱記 作:十兵衛ちゃん推し
美濃は稲葉山城。城内にある部屋の一つに二つの影があった。既に夜も更け、灯りをともさねば一寸先も見えぬ暗闇の中で二つの影は最低限の灯りを灯した状態で交じり合っていた。
「き、喜太郎さまっ、もっ! やさ、しく……!」
「それは出来ないな。十兵衛が魅力的過ぎて腰が止まらんよ」
それは男女の情事であった。両者ともに10代半ばくらいであろうか。女性はおでこが妙に広い美女であり、男に組み敷かれてあられもなくよがっていた。対する男は10代とは思えない大人の色気をふんだんに醸し出し、口角を上げながら腰を何度も打ち付けている。
男が腰を引けば女性の膣に押し込められていた男根が引きずり出され、ゾクゾクとした快楽を女性に与え、その余韻に浸っている間に一気に膣に突き入れる事で暴力的な快楽を与えていた。
「十兵衛! 向きを変えるぞ」
「あっ……」
十兵衛と呼んだ女性を男は抱えて向きを変える。向き合う形になり、十兵衛が快楽に惚け、真っ赤に染まった顔を至近距離で眺める事となり、それに気づいた十兵衛は恥ずかしそうに顔を隠した。
「隠すな、十兵衛。俺に全てをさらけ出せ」
「喜太郎様……」
男が十兵衛へと口づけをする。それは唇同士が触れ合うような優し気なものでなく、舌を絡め、相手の口内を蹂躙せんとする大人の接吻であり、十兵衛はそれだけで何度も軽く絶頂した。
その間にも男は腰を振り、十兵衛の膣を蹂躙する。この関係になり一体どれだけか。最早十兵衛の膣は男のものを受け入れるのに最適な形となり、両者に得も言われぬ快楽を与え続けていた。
「十兵衛! そろそろ最後だ!」
「っ! はい! 十兵衛の、十兵衛の中に全部注いでください!」
「っ! 射精すぞ!」
瞬間、十兵衛の膣へと男は射精した。あり得ないと言える程に吐き出されたそれを十兵衛は一滴も零すまいと奥へ奥へと受け入れていく。子宮は男の精液で満たされ、十兵衛に快楽と同時に安心感を与えていく。射精したことで体力を使い果たしたのか、上へと寄りかかって来た男を十兵衛は優しく抱き留める。
「喜太郎様……」
「十兵衛……」
そして、どちらかとも分からずに再びキスをする。二人は互いに裸のまま絡み合ったまま情事の後の眠気に苛まれて意識を手放した。
男は転生者である。神様より好きな世界への転生と特典を渡された彼は迷わずに「織田信奈の野望」の世界への転生を望んだ。
織田信奈の野望。それは高校生の相良良晴が戦国時代にタイムスリップするがその先では織田信長を始めとする多くの戦国武将が姫武将と呼ばれる女性となっており、信長も信奈として別人になっており、そんな中で信奈に仕えた良晴が本能寺の変を起こさせないようにしながら信奈を天下人へとするライトノベルである。
男にとってこの作品は本格的に触れ合った最初のライトノベルとでも言うべき作品であり、思いれがあった。悲しいことに決戦を目前にして亡くなる事となった彼だったが結果的には良かったと言えた。
そして、男が望んだのは様々なエロい事に使用できる道具や能力であり、一種の種付けおじさんとも言える物だった。更に男が主人公となるために本来の主人公である良晴やそれに関連する者達が存在しない為に姫武将が存在するだけの普通の戦国時代と言ってしまえるようになっているとも告げられていた。これは正直に言ってしまえば悪い面が目立つ事になるだろう。何しろ良晴の功績は男も認めており、彼がいなければ運命が大きく変わる人物が多すぎたのだ。
「俺では良晴の代わりになる事は出来ないだろう。……かと言って全てを救う事は良晴には出来ても俺には出来ないだろう」
それでも、男は自分にできる範囲での姫武将たちを助けようと決意した。何故ならば抱きたいから。アヒアヒよがらせてやりたいからである。
そうして織田信奈の野望の世界へと転生した男は原作にはいなかったはずの斎藤龍興になっていた。無事に転生した男は日本中の姫武将を抱くために奮闘していく事になる。
第一歩として龍興が選んだのは明智十兵衛光秀だった。原作においては信奈による美濃の陥落後に登場した彼女は広いおでこがチャームポイントの女性だった。アニメにおいては正徳寺の会見の時から登場し、賑やかし役として龍興の脳内に印象を与えていた。
無論、明智光秀の名を冠するだけの事はあり、彼女の実力は相当なものだった。原作では不憫な面が目立つが火縄銃の腕前に高い剣術スキル。アニメでは指揮官としての能力も十二分に描写されていた。今は信奈による美濃攻めどころか桶狭間よりも前であり、十兵衛は斎藤家の家臣として新進気鋭の若者と評価されつつある状態にあった。
そこで男は十兵衛を将来の側近としたいと父親である義龍や祖父の斎藤道三に頼み込み、つながりを作る事に成功した。
「あ、明智十兵衛光秀です。よ、よろしくお願いいたします……!」
最初こそこのように緊張していた彼女も龍興と接するうちに原作のような口調へと変化していき、遠慮がなくなっていった。無論、それは龍興にとって良い傾向であり、内に秘めたる欲望を一切見せる事無く十兵衛と良好な関係を構築した。
そうして側近として一緒に過ごす事半年。十兵衛は見事に龍興に惚れ、男女の仲へと発展した。元々明智家は元々の美濃国主である土岐家に連なる由緒ある血筋であり、義龍も道三も二人の仲を正式に認める事となった。世継ぎの問題はいずれ浮上した問題であり、十兵衛であれば問題は無いだろうと判断したのだ。とはいえ、龍興は他にも様々な姫武将を抱くつもりでいるために十兵衛だけを相手にするつもりは無かった。
「そういう訳だ。構わないよな」
「ヒィィィィ!!! 良い! 良いです! だから、もっと優しく……!」
情事においては無尽蔵の体力が発揮されている龍興は数日は寝込む勢いで十兵衛を抱いて言質を取る事に成功していた。こうして最初の姫武将は無事に陥落させたが問題はここからだった。
現在の美濃において敵と言えるのは尾張の織田家くらいである。既に信秀は亡くなり、信奈の代へと移っていたがそれに反発した尾張では国人衆や家臣たちの反乱が相次いでおり、美濃に手を出す余裕はなかった。
ならば攻め時かと言われればそうではない。尾張を狙っているのは今川家とて同じであり、不用意に手を出せば漁夫の利と言わんばかりに攻め込んでくるだろう。尾張への侵攻は慎重に進める必要があった。
では他の国かと言われれば正直に言って龍興は興味を持つ事が出来なかった。何しろ美濃と接する信濃、飛騨、近江、伊勢、尾張だがまともな姫武将が存在するのは尾張だけだった。信濃は武田信玄の領域であり、最後になればなるほど厄介な敵としての出番が増える武田家は姫武将も多く存在するが今の斎藤家が太刀打ちできる相手ではなかった。攻め込めばこれ幸いと返り討ちにしたうえで美濃へとなだれ込んでくるだろう。
近江は南北で六角家と浅井家が争っているが六角家では後に信奈の義妹となる氏郷くらいしかおらず、浅井家も男性と偽っている長政が存在するだけであった。姫武将の為ならば底なし沼の如き野心を見せる龍興も微妙なラインナップにやる気が出ないのだ。
加えて、他国に侵攻するには当主である道三の許可が必要だ。以下に嫡男の息子と言えど勝手に軍を動かせば罰則を受けるし何よりも実績を持たない龍興についてくる家臣も兵もいないだろう。
「喜太郎様! 十兵衛は喜太郎様の凄さを一番理解しています! 必ずその力を天下に示す時が来るです!」
「ありがとう十兵衛。だがその前に十兵衛のすばらしさを俺に教えてくれ」
「え? あ、いや、ヒィィィィ!!??」
暫くは十兵衛を抱く事で時間を過ごすことになるだろう。それでも、憧れたこの世界に転生したことで龍興は満足しており、一歩ずつ野望の為につき進もうと白目を向いてあまりの快楽に気絶した十兵衛に腰を振りながら決意を新たにしたのだった。
登場人物
斎藤龍興
年齢原作開始時で18歳。正室に明智十兵衛光秀を置く。
種付けおじさんのようなエロ関連に対して高いスペックを持っており、エロ関連の道具なら無から生み出すことが出来る転生特典を持つ。前世で好きだった信奈の野望の世界に転生したことで原作の姫武将を抱くという野望を持っているが本人はロリには興味がないため美濃の人間でありながら半兵衛の事を半ば忘れている。
道三と義龍の確執に関しては完全に義龍側の人間。第一話時点で初陣を済ませたくらいのため将来を期待されつつも彼の影響力は高くはない。
明智十兵衛光秀
メインヒロイン。由緒正しい家柄に加えて本人の高い能力のおかげで龍興の正室になれた。毎晩抱かれてすっかりほれ込んでいる。龍興に天下人になって欲しいと心から思っている。
なお、龍興が他の姫武将を抱く事に関しては不承不承ながら受け入れている(受け入れないと無尽蔵に抱かれる為に体が持たないというのもある)が、龍興からは一番愛されている為になんだかんだ許すつもりでいる。