カポカポ、カポカポ……。
俺は小原鞠莉と一緒に、沼津で乗馬が楽しめる「ネバーランド ホースパーク」に来ていた。
「朝下先生って、本当に何でもできるんですね……♡」
鞠莉が感心したように微笑む。
「何でも、はできないよ。例えば……」
「例えば?」
「廃校阻止とか、ラブライブ!での優勝とか……」
「もう、冗談がお上手なんだから……♡」
鞠莉が楽しそうに笑った。
「……すっかり精神的に落ち着いたな」
先日の理事長室での一件を思い出す。
あのときは、どうなることかと思ったが……。
こうして笑顔を取り戻してくれたなら、何よりだ。
「ねぇ、先生……どこで乗馬を習ったんですか?」
「六甲山牧場」
即答した。
「……そういえば、関西出身でしたわね♡ どんなところなんですか?」
「人生の大半をドブに捨てたところかな……特に宍粟や加西ではね……」
「……そう。そんなに謙遜しなくても……」
「いや、謙遜じゃないんだ」
俺は小さく首を振った。
「フィクションではよく『あの時間も無駄じゃなかった』なんて言うけど……無駄な時間は、やっぱり無駄な時間さ」
「ですが、こうして私と乗馬を楽しんでいるじゃありませんか……♡」
鞠莉が優しく微笑んだ。
「……まあ、それはそうだな」
乗馬の技術は、ノートの力で手に入れたものではない。
もともと俺自身が身につけていたものだ。
……しかしねぇ。
昔のことを思い出すのは、今でも苦痛なのだよ。
鞠莉の衣装は、本格的な乗馬用のものだった。
身体にぴったりと合った乗馬ジャケット、白いキュロット、膝まである黒いロングブーツ。そして、頭には安全のためのヘルメット。
普段の華やかな私服とは違い、実に凛々しい。
松浦果南に負けず劣らずの健康的な体格と、堂々とした立ち姿が、乗馬服によく似合っていた。
……なるほどねぇ。
これなら乗馬ファンや、こういう衣装が好きなマニアにも人気が出そうだ。
何より、鞠莉自身が実に楽しそうだった。う。
「ねぇ、先生。私と競争しません?」
「え? 競争?」
「Yes♡ 負けた方は、勝った方の言うことを一つ聞く。それでどうかしら?」
「……正直、勝てる気がしないんだけど」
「Oh! もう弱気になっちゃったの?」
鞠莉が楽しそうに笑った。
……ノートを使えば勝てる。
だが、それではフェアじゃないだろう。
「先生にはハンデもあげますよ♡」
「そこまで言うか……」
俺は思わずため息をついた。
ハァーッ、やれやれ。
女子高生というのは、何を考えているのか分からない。
……だが、それがいい。
「分かった。受けて立とうじゃないか!」
「Wonderful♡ そうこなくっちゃ!」
施設の許可を得た専用コースで、指導員の監督のもと、勝負が行われることになった。
指導員は審判も兼ねている。ちょうどいいだろう。
「ハンデは十秒です! それじゃ、いきますよ!」
「おう!」
合図とともに、鞠莉の馬が脱兎のごとく駆け出した。
軽やかにカーブを曲がり、あっという間に遠ざかっていく。
……速い!
十秒後、俺も馬を走らせた。
しかし、こちらも負けてはいない。
ぐんぐん距離を詰め、最後の直線で鞠莉に追いついた。
馬の性能に大きな差はないはずだ。
となれば、勝負を決めるのは乗り手の腕前……!
「届けえええっ!」
だが――。
ほんのわずかな差で、俺は敗北した。
「Victory! やりましたわ!」
鞠莉は馬を落ち着かせてから、右手の鞭を高々と掲げ、勝利のポーズを取った。
……まるで勝利の女神だな。
「クソーッ! 惜しかった……!」
「ふふっ。それじゃあ、勝者のお願いを聞いてもらいましょうか……♡」
鞠莉がいたずらっぽく微笑んだ。
「人のいないところで……キス、しましょうね……♡」
「キス? あの魚の……?」
「もう! 冗談でごまかさないでください……♡」
「……バレたか」
俺は苦笑した。
「分かった。そうしよう」
「イエース!」
鞠莉は嬉しそうに両手を上げた。
……やれやれ。
乗馬勝負には負けたが、どうやら悪い一日にはならなさそうだ。
俺たちは馬を降り、人気のない木陰へとやって来た。
鞠莉は一本の木にもたれかかり、こちらを見つめた。
肌の露出が少ない本格的な乗馬服。
それなのに、普段とは違う妖艶で、大人びた雰囲気が漂っている。
「……来て♡」
鞠莉が小さく手招きした。
「……据え膳食わぬは男の恥、か」
俺は冗談めかしてつぶやいた。
「もう、先生ったら……♡」
鞠莉は笑う。
俺はゆっくりと彼女に歩み寄った。
チュッ♡
チュッ♡
鞠莉は俺の頬に軽くキスをすると、いたずらっぽく微笑んだ。
彼女は大胆にも俺の右手を彼女の右胸に当てた、豊満で柔らかいそれを堪能する。
「……大胆だな、鞠莉」
「ふふっ。それより先生……実は、あなたの経歴を少し調べさせてもらいました♡」
「……経歴?」
「ええ。とても素晴らしい経歴でしたわ。でも、それ以上に驚いたことがあるんです」
……まあ、ノートのおかげもあるんだけどな。
「先生って、現代のカサノヴァやドン・ファンみたいな人なんですね♡」
「おいおい、ずいぶんな評価だな……」
「だって、こんなに魅力的な人なんですもの♡」
「女子生徒に手を出さないことは、この前の裁判で分かっただろ?」
「Yes! だからこそ、先生のことをもっと知りたいんです♡」
鞠莉はまっすぐ俺を見つめた。
……やれやれ。
どうやら、乗馬勝負以上に手強い相手らしい。
チュー♡チュー♡
更にディープキス、大胆すぎるぞ小原鞠莉!
彼女は自ら乗馬服を脱ぎ始めた、パンティーもブラジャーもイメージカラーの紫だった。
「先生って、スタイルのいい女の子が好みなんでしょう……?♡」
「違う! みんな対等に見ている!」
鞠莉は意味ありげに微笑んだ。
……こいつはファム・ファタールか?
「嘘つき♡ 絢瀬絵里さんや南ことりさん、西木野真姫さんのこと、ずいぶん熱心に見ていましたでしょう?」
「アレは久しぶりに会った教え子たちを見ていただけだ!」
「Oh! そんなに必死にならなくてもいいのに♡」
「誰のせいだと思っているんだ……!」
鞠莉は口元に手を当て、楽しそうに笑った。
……やれやれ。
乗馬では負けたが、口喧嘩でも勝てる気
がしない。
「したいならしたいって言えばいいのに……♡」
既にギンギンに勃起している馬並みのそれを彼女は堪能するために、ファム・ファタールはベルトを外した。
「まあ……♡おっきい……♡」
「まさか、これも調査したのか……♡」
「御冗談がお好きね……♡」
まるでサキュバスのように彼女は笑った。
「そんなもの、調査できるわけないでしょう……♡」
鞠莉の吐息が甘く、耳に染み渡った。
彼女は俺のベルトをゆっくりと外し、ズボンのチャックを下ろす。その指先は器用で、まるで楽器を扱うかのように優雅だった。
俺の下半身はすでに反り返り、下着から逃れんばかりにしている。鞠莉はその様子を興味深げに眺めると、最後の barrier をそっと取り除いた。
ぐにゃり、と俺のそれが解放され、空気に触れてビクンと脈を打った。
「……すごいわね、先生」
鞠莉は赤く染まった頬をかすに濡らし、恍惚とした表情で呟いた。彼女の目は獲物を捉えた捕食者のそれだった。欲望に燃え、しかし同時に尊敬の念も浮かんでいるかのようだった。
「でも、見るだけでは飽き足りませんわ……♡」
彼女は膝をつくと、俺のその先に顔を近づけた。温かい息が感じられ、俺は思わず喉を鳴らした。
「変な匂いと味……♡」
乗馬で汗をかいているので当然であろう。
しかし……稚拙だ、知識はあるのだろうが、実践はゼロだろう。
それはそれで乙なものがあるが……。
「あの……。私のやり方では、気持ちよくしてあげられないのかしら……?」
「まあ……そうだな。少しは練習が必要かもしれない」
「練習……♡ ですの?」
鞠莉の目が輝いた。
「ええ。練習だ」
俺は彼女の後頭部に手を回し、ゆっくりと俺のそれに顔を押し付けた。
「まずは、舌先で亀頭を舐めてみろ。優しく、まるで蝶が花蜜を吸うように」
「蝶……♡」
鞠莉は言われた通りに動いた。舌先で、まるで蝶が舞うように俺の亀頭を優しく舐めた。その感触は未知数で、予測不能だった。未経験な分、予測不能な動きはむしろ快感へと変わる。
「ああっ……」
思わず俺が漏らした声に、鞠莉は嬉しそうに微笑んだ。
「今度は、舌全体で包み込むように。そして、軽く吸ってみろ」
「先生ってレクチャーがお上手……♡」
「余計なお世話だ……」
と心の中でツッコミを入れる。
鞠莉は言われた通りに、舌全体で俺のそれを包み込み、軽く吸い始めた。
「あっ……」
「……先生、気持ちいいの?」
「ああ……気持ちいい……」
「そ、それなら、もっと……もっと頑張りますわ……♡」
鞠莉はより一層熱心に、俺のそれを奉仕し始めた。舌で亀頭をなぞり、袋を舐め、時折、歯で軽く噛む真似までした。
歯で軽く噛まれる感じは、痛みと快感が混ざり合い、それなりに乙なものである。
「鞠莉……その調子だ……」
「うんっ……♡」
鞠莉は鼻で甘く応え、奉仕の手を緩めなかった。彼女のお嬢様としてのプライドが、ここで発揮されているのだろう。一度やると決めたら、最後まで貫徹する。
「すごい……♡ 私の口の中で、ますます大きくなっていく……♡」
「そのまま休まずに、唇と舌を使え、本来なら喉も使う……♡」
「案外難しいのですわね……♡」
「フェラチオの道は一日にしてならずだ……♡」
鞠莉は言われた通りに、唇と舌で俺のそれを刺激し続けた。その動きはまだぎこちなかったが、そのひたむきな姿勢がそれを補って余りあるものがあった。
「鞠莉……もう限界だ……」
「うんっ……♡ この私の中に、全部、放出して……♡」
鞠莉は言われた通りに、俺のそれを深く喉まで飲み込んだ。そして、その瞬間、俺のものが勢いよく彼女の口内に放出された。
「ぐっぽっ! ごくごく……♡」
鞠莉は驚くべきことに、俺のすべてを飲み干した。一滴もこぼさずに。
「……はぁ……はぁ……♡」
彼はゆっくりと俺のそれを口から放した。その先は、彼女の唾液と俺の液体で濡れ、キラキラと輝いていた。
「どうでしょか……先生……♡」
鞠莉は顔を上げ、俺を見つめた。その口元は白濁した液体で少し汚れていたが、その表情は満足感に満ち溢れていた。
「ふけ、これで」
彼女はティッシュでそれを拭いた。
ガサガサ、足音が聞こえる、俺達はすぐに身支度を整えて、牧場を出ることにした。
流石に彼女も顔を真っ赤にして慌てたようだ、可愛い。
ガサガサッ……。
不意に、茂みの向こうから足音が聞こえてきた。
「……誰か来るぞ」
「えっ!? Oh my God……!」
俺たちは慌てて服装を整え、何事もなかったかのように振る舞った。
さすがの鞠莉も、頬を真っ赤に染めている。
……おやおや。
あれほど大胆だったお嬢様が、今度はすっかり照れているじゃないか。
「……先生、何を笑っているんですか?」
「いや、別に?」
「もうっ……!」
鞠莉は恥ずかしそうに顔をそむけた。
……可愛いところもあるんだな。
俺たちはそのまま、牧場を後にすることにした。
「昼食はホテルオハラで食べましょう♡」
「……すっかり常連になってしまったな」
俺は苦笑した。
「別にいいではありませんか♡ ちょうど新作ビュッフェの感想も聞きたいんです」
「なるほど。お客様の声を直接聞こうってわけか」
「Yes! 先生なら遠慮なく意見を言ってくれるでしょう?」
「まあ、この前の裁判騒ぎの後の夕食では、割引してもらったからな……」
「ふふっ。だからって、お世辞は必要ありませんわ♡」
「分かってるよ。美味しいものは美味しい、改善した方がいいものはそう言うさ」
「Wonderful! 期待しています♡」
……やれやれ。
どうやら今日の昼食は、デートと試食会を兼ねることになりそうだ。
ススポーツカーでホテルオハラへ向かい、レストランに入った。
そこには色とりどりの料理が並んでいた。
「さあ、先生! 好きなものを色々食べてくださいね♡ よく噛んで食べるんですよ?」
「……君は俺のママか?」
「Oh! そんなにお母さんみたいでした?」
「いや、さっきまで乗馬で俺を挑発していた人と同一人物とは思えなくてな……」
「ふふっ。先生には元気でいてほしいんです♡」
「……そう言われると、悪い気はしないな」
「でしょう? それじゃ、たくさん召し上がれ♡」
……やれやれ。
今度は鞠莉のお母さんモードか。
小原鞠莉という少女は、本当にいろんな顔を持っている。
スポーツカーでホテルオハラへ向かい、レストランに入った。
そこには色とりどりの料理が並んでいた。
「えーと、牛肉、豚肉、ひじき、鶏肉、サラダ、キムチに納豆……ご飯……」
俺が料理を挙げていくと、鞠莉の顔が少し曇った。
しまった。ノートを見ると、嫌いな食べ物の欄にキムチと納豆がある。
「先生は健啖家なんですね……」
「ああ、済まない。キムチと納豆は苦手だったな……嫌いなものは別に食べなくていい」
「別にいいんです……それに、私が食べるわけじゃないし」
「そうか? なら、豆腐やブロッコリー、ほうれん草も頼もう。豚肉やうなぎ、全粒穀物にはビタミンB1が豊富だ。レバーや卵、乳製品ならビタミンB2やパントテン酸も摂れる。マグロ、カツオ、鶏ささみ、バナナにはビタミンB6、あさりやしじみ、青魚、肉類にはビタミンB12が多い。緑黄色野菜や豆類、海苔なら葉酸も摂れる……」
「Oh……先生、まるで栄養士さんみたいです」
「君が元気でいられるように、必要なものを食べてもらわないとな」
「……私が食べるわけじゃないって言ったのに」
「それでもだ」
鞠莉は少しだけ目を伏せ、それから、ふっと微笑んだ。
「ふふっ。先生には元気でいてほしいんです♡」
「……そう言われると、悪い気はしないな」
「でしょう? それじゃ、たくさん召し上がれ♡」
……やれやれ。
今度は鞠莉のお母さんモードか。
小原鞠莉という少女は、本当にいろんな顔を持っている。
「ねえ、先生……キスしたら、納豆みたいに糸の橋ができることもあるんですよね?♡」
鞠莉がいたずらっぽく微笑んだ。
……再び彼女が仕掛けてきた!
なんだ、このお嬢様は……!
「おいおい、食事中に何を言い出すんだ?」
「Oh! ちょっと気になっただけですわ♡」
「そもそも、君は納豆が嫌いだっただろう?」
「嫌いだからこそ、気になるんです♡」
「……どういう理屈だよ!」
鞠莉は楽しそうに笑った。
……まったく。
乗馬では負けたが、会話でも完全に主導権を握られているじゃないか。
「あー、お腹いっぱいだ……」
俺は満足げに息をついた。
「スンスン、スンスン……」
鞠莉が俺のそばで鼻を鳴らした、彼女のたわわに実ったそれが俺の胸板に押し付ける、おっぱいだ
「……何だ?」
「ふふっ。匂いますね……♡」
……今度は匂いフェチか?
「納豆か? それともキムチの匂いか?」
「No! 違います。先生、ちょっと汗臭いです……♡」
「そりゃ、さっきまで乗馬していたからな……」
鞠莉はくすりと笑い、俺の肩にそっと寄り添った。
ふわりと、彼女の髪からいい香りが漂ってきた。
「……君はいい香りがするな」
「Thank you♡ でも先生、シャワーを浴びた方がいいかもしれませんね」
「……遠回しに臭いと言ってないか?」
「ふふっ。どうでしょう?♡」
……やれやれ。
食後まで鞠莉のペースじゃないか。
「では、先生。屋上の露天風呂が空いていますので、そちらに入ってきてください♡」
「露天風呂? そりゃありがたいな」
「乗馬で汗もかいたでしょう? ゆっくり疲れを取ってくださいね♡」
「お言葉に甘えるとするか」
「それから……私、駄菓子に興味があるんです」
「駄菓子?」
「Yes! 日本の昔ながらのお菓子を、いろいろ食べてみたいんです♡」
「なるほど。じゃあ、風呂から上がったら駄菓子屋に行こうか」
「Wonderful! それじゃ、デートの続きですね♡」
……やれやれ。
高級ホテルの次は駄菓子屋か。
小原鞠莉というお嬢様は、なかなか面白い。
ホテルオハラの屋上露天風呂は、とにかく広かった。
大きな浴槽に、開放感あふれる景色。
さすがは小原家が経営する高級ホテルだ。
「あー……いいお湯だ……! 生き返る……!」
俺は湯船に肩まで浸かり、長々と息を吐いた。
……しかし。
「なんでブーメランパンツ型の水着が用意されているんだ……?」
俺は自分の格好を見下ろした。
「ここでは水着着用がマナーなのか? それとも鞠莉の趣味か……?」
……いや、後者だったら困るぞ。
まったく、あのお嬢様は何を考えているんだか。
俺は露天風呂から沼津の街を見渡した。
青く広がる駿河湾、緑豊かな山々、遠くに連なる森、そして街並みの中に点在する学校……。
海と山に抱かれた、美しい街だ。
「おお……絶景じゃないか!」
思わず声が出た。
眼下に広がる沼津の景色。
……まるで、俺が沼津の支配者になった気分だ!
「フハハハハ! 沼津は我が手中にあり!」
……などと、心の中で叫んでみる。
実際に支配しているのは、小原家の方なんだけどな。
俺は再び肩まで湯に浸かった。
「あー……極楽、極楽……」
「沼津の支配者なら、私も所有物ということですか……?♡」
「……へ?」
背後から聞き覚えのある声がした。
振り返ると、そこには水着姿の小原鞠莉が立っていた!
「お、小原!? なんでここに!?」
「Oh! そんなに驚かなくてもいいじゃありませんか♡」
「いや、驚くに決まってるだろ!」
なんということだ!
完全に油断していた!
ここが水着着用のスパなら、鞠莉が入ってきてもおかしくないじゃないか!
なぜ、それを考えていなかった!?
「それより先生、さっきの質問の答えは?♡」
「誰が誰の所有物だ! 人間は物じゃない!」
「ふふっ。冗談ですわ♡」
……やれやれ。
沼津の支配者を気取っていた俺が、たった数秒で形勢逆転されてしまった。
「先生、お背中を流しますわね……♡」
鞠莉がスポンジを片手に、にこにこと近づいてきた。
「お、おい。ちょっと待て!」
「Oh? どうしました?」
「いや、近い! 近いって!」
……こいつ、絶対わざとやっているな!
「それじゃ、水着の上から石鹸で洗ってあげますね……♡」
「えっ、あっ、待て! そういうサービスは遠慮しておく!」
「ふふっ。先生ったら、何を想像したんですか?♡」
「君の言い方が紛らわしいんだよ!」
鞠莉は楽しそうに笑った。
……やれやれ。
さっきまで沼津の支配者を気取っていた男が、今や一人のお嬢様に振り回されている。
情けない話だ。
おっぱいが俺の背中に当たる。
彼女の手元から石鹸がつるんと落ちる。
「あらいけない……♡」
小さな石鹸は俺の股間に落ちる、そして彼女はブーメランパンツごと握った!
「おっきい……♡」
わざとだ!わざとだろ!こいつ!
勃起率1000%!危険すぎる!と思った瞬間沼津を支配した、聖剣がブーメランパンツから抜け出た!
「……すごいわね、先生」
鞠莉は赤く染まった頬をかすに濡らし、恍惚とした表情で呟いた。彼女の目は獲物を捉えた捕食者のそれだった。欲望に燃え、しかし同時に尊敬の念も浮かんでいるかのようだった。
「でも、見るだけでは飽き足りませんわ……♡」
彼女は膝をつくと、俺のその先に顔を近づけた。温かい息が感じられ、俺は思わず喉を鳴らした。
「変な匂いと味……♡」
湯の匂いも混じっているが、やはり彼女はそれを楽しんでいるようだ。彼女の好奇心旺盛な一面がここでも垣間見える。
「あの……。私のやり方では、気持ちよくしてあげられないのかしら……?」
「まあ……そうだな。少しは練習が必要かもしれない」
「練習……♡ ですの?」
鞠莉の目が輝いた。
「ええ。練習だ」
「フェラチオはまえにやったから、次は手コキだ」
「手コキ、手でする行為ですね……♡」
「手コキ、手でする行為ですね……♡」と鞠莉は何度も言った。
「まずは、手のひら全体で包み込むように。優しく、まるで貴重な宝石を扱うように」
「宝石……♡」
鞠莉は言われた通りに動いた。手のひら全体で、まるで宝石を大切に扱うように俺のそれを優しく握った。その感触は未知数で、予測不能だった。未経験な分、予測不能な動きはむしろ快感へと変わる。
「ああっ……」
思わず俺が漏らした声に、鞠莉は嬉しそうに微笑んだ。
「今度は、指先で茎を軽く撫でるように。そして、冠状溝を重点的に」
「先生ってレクチャーがお上手……♡」
「余計なお世話だ……」と心の中でツッコミを入れる。
鞠莉は言われた通りに、指先で俺の茎を優しく撫で、冠状溝を重点的に刺激し始めた。
「あっ……♡」
「……先生、気持ちいいの?♡」
「鞠莉、お前には才能があるぞ!♡伝説の風俗嬢になれるぞ!」
ビュルル♡ビュルル♡ビュルル♡ビュルル♡
再び大量に射精する。