※この作品はR-18です。

エロノート2 ラブライブ!サンシャイン!!編   作:良田両作

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ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 高海千歌編

 

ノートには、ほぼほぼ「何でもあり」と言っていいほどの力がある。

 

したがって、それを使う人間の倫理観が問われる。

 

……まあ、「ヤリチンタラシ野郎」の俺が言うのも何だが。

 

もしAqoursのメンバーの誰かが自殺したり、殺されたり、不慮の事故で命を落としたりすれば、俺は迷わず時間を巻き戻すだろう。

 

幸い、今のところそんな事態にはなっていない。

 

だが、ラブライブ!での優勝と、浦の星女学院の廃校阻止。

 

この二つだけは、絶対にノートの力でどうにかしないと心に決めていた。

 

「……ノートで未来を予知しても、ほぼほぼ廃校ルートか……」

 

俺は小さくため息をついた。

 

世の中には「結果よりも過程が大事だ」という言葉がある。

 

だが、俺はそうは思わない。

 

過程も結果も、どちらも大事なのだ。

 

そして、結果だと思っていたものも、長い人生の中では、いずれ次の過程になる。

 

ラブライブ!での優勝も、浦の星女学院の廃校も、それで彼女たちの人生が終わるわけではない。

 

だからこそ、彼女たちが自分の力でつかみ取る未来を、俺が勝手に書き換えてはいけない。

 

……これ以上、未来を覗き見るのも野暮というものだろう。

 

とはいえ、廃校が決定したとき、高海千歌はひどく落ち込んでいた。

 

いつもの明るい笑顔も、すっかり影を潜めている。

 

そんな彼女を見て、俺は声を掛けた。

 

「千歌ちゃん。今度の休日、俺とデートに行かないか?」

 

「……えっ?」

 

千歌は驚いたように顔を上げた。

 

「デ、デート……ですか?」

 

「ああ。たまには学校のことも、ラブライブ!のことも忘れて、遊びに行こう」

 

さて。

 

世界を変えることはできても、落ち込んだ女の子を笑顔にするのは、案外難しいものだ。

 

「先生、待った……?」

 

待ち合わせ場所に現れた高海千歌は、少し申し訳なさそうに俺を見上げた。

 

今日の千歌は、白いパーカーにオレンジ色のスカート、足元には歩きやすそうなスニーカーという、明るく活動的な私服姿だった。

 

「いや、待ったぞ。実は深夜からワクワクして、ろくに眠れなかったんだ!」

 

「ええっ!? 先生、おかしいよ!」

 

千歌は思わず吹き出した。

 

「ハハハ! デートなんだから、楽しみにするのは当然だろ?」

 

「もう、先生ったら……!」

 

そう言って笑う千歌の顔には、まだどこか寂しさが残っていた。

 

それでも、笑ってくれた。

 

空元気だって、元気には違いない。

 

無理に励ます必要はない。今日一日、少しでも楽しい思い出を作ってやれれば、それでいい。

 

「さて、千歌ちゃん。今日はどこへ行こうか?」

 

「えっ、先生が決めてくれたんじゃないの?」

 

「もちろん考えてあるさ。だが、君の行きたいところも聞いておきたくてな」

 

千歌は少し考えると、久しぶりにいつもの明るい笑顔を見せた。

 

「……内浦の海辺を散歩したいな」

 

「よし、そうしよう」

 

俺と千歌は、内浦の海岸へと向かった。

 

穏やかな海には太陽の光がきらきらと反射し、遠くには淡島が浮かんでいた。

 

潮の香りを含んだ風が頬を撫で、寄せては返す波が心地よい音を立てている。

 

千歌のオレンジ色の髪が、海風にふわりと揺れた。

 

「綺麗でしょう……?」

 

千歌は海を見つめながら、少し誇らしげに微笑んだ。

 

「ああ。でも、君が隣にいると、千倍綺麗に見えるな……」

 

「……えっ?」

 

千歌は驚いたように俺を見上げた。

 

「わ、私が……?」

 

「そうだよ。海も綺麗だが、千歌ちゃんの笑顔にはかなわないな」

 

「も、もう! 先生ったら、急にそんなこと言わないでよ!」

 

千歌は頬を赤らめ、慌てて海の方へ顔を向けた。

 

「ハハハ! 思ったことを言っただけだよ」

 

「……先生って、そういうこと平気で言うんだから」

 

そう言いながらも、千歌の口元には小さな笑みが浮かんでいた。

 

廃校が決まってから、どこか沈んでいた彼女。

 

まだ心の底から笑えているわけではないのかもしれない。

 

それでも、こうして笑ってくれるなら、それでいい。

 

空元気だって、元気には違いないのだから。

 

潮風に吹かれながら、俺たちはゆっくりと海岸を歩き続けた。

千歌の手は、しばらく俺の袖を離さなかった。

 

「みかん、みかん、みかん……みかんだらけだな……」

 

俺は目の前に広がるみかん畑を見渡した。

 

「先生、当たり前のこと言わないでよ!」

 

千歌は呆れたようにツッコんだ。

 

「俺たちの戦いはこれからだ……!」

 

「それは未完! 打ち切り漫画のやつ!」

 

「ハハハ! だがな、千歌。人生はそれの連続だぞ」

 

「えっ?」

 

「何かが終わっても、また次の何かが始まる。学校だって、ラブライブ!だって、それで人生が終わるわけじゃない」

 

「……先生」

 

千歌は少しだけ真剣な表情になった。

 

……もっとも、戦いから逃げてきた奴が何を偉そうに語っているんだ、という話だが。

 

俺はノートの力で人生を変えた。

 

彼女たちは、自分たちの力で未来を切り開こうとしている。

 

……まったく、どちらが先生なんだか。

 

「よいしょ……」

 

みかんをどんどん取っていく。

 

「先生、意外とこういうの上手いね……」

 

「ああ、昔な……」

 

これ以上言うのは野暮だな……自虐ネタが多いのは俺の悪い癖だ……

 

「千歌、お前はみかんのポスターが似合うんじゃないか?」

 

「えーそうかな……?」

 

「ああ、みかんのデカいヌイグルミきてさ……」

 

「んもー先生の意地悪!制服だけで十分だよ!」

「ハハハ! つかまえてみろー!」

 

俺は千歌から逃げるように、みかん畑の小道を駆け出した。

 

「あはは! 待てー!」

 

千歌も笑いながら追いかけてくる。

 

「「ハハハハ!」」

 

……昭和のアニメや恋愛ドラマなら、ここで画面いっぱいにキラキラしたエフェクトがかかり、妙に爽やかな音楽が流れているところだろう。

 

おまけに、なぜかスローモーションになる。

 

……いや、今どきこんなベタな演出をする作品があるのか?

 

「先生! 待ってってばー!」

 

「ハハハ! 追いつけるものなら追いついてみろー!」

 

……まったく、俺も何をやっているんだか。

 

だが、千歌があんなに楽しそうに笑っているのなら、たまには昭和の恋愛ドラマの主人公になるのも悪くない。

「ふう……肉体労働をしたら腹が減ったな……」

 

俺は額の汗を拭いながら、大きく伸びをした。

 

「千歌も〜! ねえねえ、先生! みかんの喫茶店に行こうよ!」

 

「みかんの喫茶店?」

 

「うん! みかんを使ったケーキとか、パフェとか、ジュースとか、いろいろあるんだよ!」

 

「おお、そいつはいいな。みかん狩りの後にみかんスイーツとは、徹底しているな」

 

「えへへ! 今日はみかん尽くしだね!」

 

「この調子だと、俺までみかん星人になりそうだ」

 

「あはは! 先生がみかんになったら、千歌が食べちゃうよ!」

 

「おいおい、俺は非常食か!」

 

二人で笑いながら、俺たちはみかん畑を後にした、蟒蛇かよ……

 

俺と千歌は、みかん畑から少し歩いたところにある喫茶店へとやって来た。

 

海沿いの道に面したその店は、木造の小さな建物で、入口には手書きのメニューボードが置かれていた。

 

そこには、みかんジュース、みかんタルト、みかんゼリー、みかんパフェと、みかんを使ったメニューがずらりと並んでいる。

 

「……徹底しているな。ここまで来ると、みかん専門店じゃないか」

 

「えへへ! だから連れてきたかったんだよ!」

 

千歌は嬉しそうに扉を開けた。

 

カラン、カラン。

 

小さなベルが鳴り、コーヒーの香ばしい匂いと、柑橘系の爽やかな香りが鼻をくすぐった。

 

店内には木製のテーブルと椅子が並び、壁には内浦の風景写真や、みかんの収穫風景を写した写真が飾られていた。

 

窓際には小さな観葉植物が置かれ、その向こうには穏やかな駿河湾が広がっている。

 

大きな窓から差し込む午後の日差しが、店内を柔らかく照らしていた。

 

「おお……なかなかいい雰囲気じゃないか」

 

「でしょ? 千歌、こういうお店大好きなんだ!」

 

俺たちは海の見える窓際の席に腰を下ろした。

 

テーブルの上には、みかんの形をした小さな置物が飾られている。

 

「……ここまでみかんか」

 

「先生、まだ言ってる!」

 

千歌は笑いながらメニューを開いた。

 

「ねえ先生、これにしようよ!」

 

彼女が指さしたのは、写真いっぱいに盛り付けられた巨大なみかんパフェだった。

 

「……おいおい、これ一人前なのか?」

 

「二人で食べれば大丈夫だよ!」

 

「なるほど。では、こいつを一つ頼もうか」

 

しばらくして、店員が大きなガラスの器を運んできた。

 

山のように盛られたみかんの果肉。その下には生クリーム、バニラアイス、みかんゼリーが幾重にも重なっている。

 

「うひゃー! これはデカいな……二人前はあるぞ……!」

 

「えへへ! すごいでしょ!」

 

俺たちはスプーンを手に取り、さっそく一口食べてみた。

 

「あー、甘い! めちゃくちゃ甘い! 俺の人生よりも甘い……!」

 

「先生、おかしな例え!」

 

千歌は声を上げて笑った。

 

「あーん……!」

 

俺はみかんパフェをすくったスプーンを、千歌の口元へ差し出した。

 

「あーん!」

 

千歌は嬉しそうに口を開け、ぱくりと食べた。

 

今度は千歌がパフェをすくい、俺の口元へスプーンを伸ばしてきた。

 

「はい、先生も! あーん!」

 

「あーん……!」

 

俺も素直に口を開けた。

 

「「うーん、美味いね!」」

 

二人で顔を見合わせ、笑い合う。

 

……まさにバカップルである。

 

ふと、店内の隅に目をやると、サングラスとマスクをつけた挙動不審な女の子がいた。

 

……あれ?

 

どこかで見たことのある光景だ。

 

そういえば、以前、矢澤にこも似たようなことをしていたな……。

 

その女の子は、メニューで顔を隠しているつもりらしいが、明らかにこちらを気にしている。

 

……まあ、いいか。

 

俺はあえて気づかないふりをした。

 

「先生、どうしたの?」

 

「いや、何でもないよ」

 

「じゃあ、もう一口!」

 

千歌はスプーンを差し出し、満面の笑みを浮かべた。

 

「あーん!」

 

俺たちは、三津海水浴場を散歩することにした。

 

「さすがにこの季節だと、誰も泳いでないな……」

 

「当たり前だよ、先生……」

 

波打ち際を歩いていると、砂浜に空き缶や菓子の包装紙が落ちているのが目に入った。

 

俺はしゃがみ込み、それらを拾い上げた。

 

「ゴミ袋を持ってくればよかったな……」

 

「先生、偉いね……」

 

「俺は千年先どころか、二千年先の未来を考えているからな……」

 

「意識高い……!」

 

「『閃光のハサウェイ』を読んでいるからな……」

 

「それ、なに……?」

 

「戦争で好きだった女の子を失った青年が、世の中を変えようとしてテロリストになるんだが、結局は処刑されてしまう話だ……」

 

「ええっ!? いきなり結末まで教えちゃうの!?」

 

「あっ……すまん」

 

「もう、先生ってば!」

 

「まあ、暗い話ではあるが……俺は、彼の抱いた理想や問いかけが、次の世代に残っていく物語でもあると思っている」

 

「そうなんだ……。今度、図書室か本屋さんで探してみようかな」

 

「スクールアイドルも同じだ」

 

「えっ?」

 

「俺はAqoursを見たとき、μ'sの輝きを思い出した。そして千歌ちゃんを見たとき、高坂穂乃果の輝きを感じたんだ」

 

「穂乃果さんの……?」

 

「ああ。もちろん、君たちはμ'sのコピーじゃない。君たちには君たちだけの輝きがある」

 

俺は夕日に照らされた海を眺めた。

 

「μ'sからAqoursへ。受け継がれたものが、新しい輝きになる。まさにサンシャインだ……!」

 

「先生……!」

 

「陽はまた昇る……! サンライズだ!シャイニングの次はバーニングだ!」

 

「……先生、最後だけ何か違わない?」

 

「気のせいだ!」

 

千歌は吹き出した。

 

夕日に照らされた彼女の笑顔は、今日一日で見たどの景色よりも眩しく感じられた。

 

千歌もゴミを拾った、こっそりと怪奇サングラスマスク女も拾っていたが無視をした。

「もう、夕日が沈むね……」

 

茜色に染まった空の下、太陽が西の山並みへと沈もうとしていた。

 

「だが、陽はまた昇る」

 

「先生、またそれ?」

 

千歌はくすっと笑った。

 

俺はさりげなくノートを確認した。

 

……いた。

 

例の怪奇サングラスマスク女は、ちょうど俺たちの後ろにいる。

 

……今だな。

 

「千歌、大事な話がある……」

 

「なあに?」

 

千歌は不思議そうに俺を見上げた。

 

こんな純粋な彼女を傷つけるなんて……。

 

しかし、言わなければならない。

 

俺は心を鬼にした。

 

「ラブライブ!の決勝が終わったら、俺は学校を出ていく……」

 

「…………え?」

 

千歌の笑顔が消えた。

 

「先生……?」

 

その刹那、一陣の風が吹いた。

 

俺は彼女にそっとキスをした。

 

千歌は目を見開き、やがてゆっくりと瞳を閉じた。

 

唇を離すと、彼女は泣きそうな顔で微笑んだ。

 

「……ずるいよ、先生……」

 

「……すまない」

 

「こんなの……一生の思い出になっちゃうじゃない……!」

 

「……なんとでも言ってくれ……」

 

千歌は俺の服の袖を、ぎゅっとつかんだ。

 

俺たちはしばらく、夕暮れの海を見つめていた。

 

そして――。

 

俺たちは消えた。

 

沈みゆく太陽のように、吹き抜ける風のように……。

 

「……あれ?」

 

少し離れたところで、サングラスとマスクをつけた女の子が首をかしげた。

 

「さっきまで千歌さんと朝下先生がいらっしゃったはずなのに……!」

 

辺りをきょろきょろと見回す。

 

「ど、どこへ消えてしまったんですの!?」

 

……と、怪奇サングラスマスク女が言ったとか、言わなかったとか。「先生のお家……初めて来る……」

 

千歌はキョロキョロと俺の豪邸を見回していた。

 

広々とした玄関、高い天井、長い廊下。目に入るものすべてが珍しいらしく、まるで観光名所にでも来たかのようだ。

 

……お上りさんというか、初々しいというか。

 

「ねえ先生、エッチな本とかあるのかなぁ〜?」

 

千歌はいたずらっぽく笑った。

 

空元気ではあるが、先ほどよりはだいぶ元気を取り戻しているようだ。

 

「あるわけないだろ? そんなもの……」

 

……専用の部屋に入れている。

 

嘘は言っていない。ここにはないのだから。

 

「わあ……! 本がいっぱい!」

 

千歌は書斎に入ると、目を輝かせた。

 

壁一面の本棚には、漫画、小説、ゲームの攻略本、映像作品の資料集などがぎっしりと並んでいる。

 

「ラブコメ、バトル漫画、ラノベ、ゲーム、RPG……特撮ヒーローにロボットアニメ、世界名作劇場……」

 

千歌は本棚の背表紙を指で追いながら、次々と読み上げていく。

 

「一般文芸、ミステリー、刑事ドラマ……SF……アイドルアニメ……」

 

「ずいぶん幅広いでしょ?」

 

「うん! 先生って、こんなにいろんなものが好きなんだね!」

 

「ああ。昔からの趣味だからな」

 

「……あっ! スクールアイドルの本もある!」

 

千歌が一冊の本を手に取った。

 

「当然だろう。俺はμ'sの顧問だったんだからな」

 

「えへへ……じゃあ、いつかここにAqoursの本も並ぶのかな?」

 

「ああ。そうなるといいな」

 

「……ううん」

 

千歌は本を棚に戻し、こちらを振り返った。

 

「絶対に並べてもらうからね!」

 

その笑顔には、いつもの千歌らしい力強さが戻りつつあった。

 

……そうだ。それでいい。

 

俺がいなくなっても、君たちの物語は続いていくのだから。

 

チュッ♡

 

不意に、千歌が俺の頬にキスをした。

 

「……千歌?」

 

「えへへ……」

 

彼女は少し頬を赤らめながら、俺を見つめた。

 

「キスしたいなら、ちゃんと言ってください……♡」

 

「……そうか。じゃあ、もう一度キスしてもいいか?」

 

「……うん♡」

 

俺はそっと顔を近づけ、改めて千歌の唇にキスをした。

 

唇を離すと、千歌は照れくさそうに笑った。

 

「……先生、約束だからね」

 

「何が?」

 

「学校を離れても、私たちのこと、忘れないでね」

 

「……忘れるものか」

 

千歌は安心したように微笑んだ。

 

俺達は真っ白なベッドで、お互いを確かめ合い、思い出作りをした。

 

彼女の制服を脱がせる。

「おおう、みかん色……」

下着はその色だった。

「先生ったら、恥ずかしい〜!」

俺のトランクスはいつの間にか破れていた。

「……千歌……」

「んっ……?」

「綺麗だ……」

「……え……!」

「千歌の全てが……」

「もう、先生……」

「好きだ……」

「……っ……!」

「大好きだ……!」

「ううう……っ、先生も……!」

私たちは何度も何度も、お互いを求めあった。

「センセイはおっぱいは大きい方が好き?」

「千歌のおっぱい可愛くて好きだぞ」

俺は胸を触る、彼女の。それは程よく柔らかく、それでいて若々しい弾力があった。

「うふふ♡ じゃあお尻は?」

「千歌のお尻が好きだ」

俺は彼女の尻を撫でた。滑らかで、程よく肉付きが良く、手に吸い付くような感触だった。

「じゃあ足は?」

「千歌の足が好きだぞ。すらっとしてて、綺麗だ」

「ふふっ。じゃあ、全部、好きなんですね……?」

「ああ。千歌の全てが好きだ」

「……先生……っ」

千歌の瞳が潤み、彼女の唇がふるえていた。

「私も……先生のこと、全部、好き……♡」

「ああ、そうか……」

俺は彼女を優しく抱きしめた。

「……先生、今夜、眠らないで……♡」

「ああ、そうするよ」

「先生がいない未来なんて、考えられない……♡」

「それは約束できない」

「ほんと……?そう……」

彼女は俺のペニスを触る。

「先生のセンセイはね、先生みたいに強くて、優しいの」

千歌は俺の腕に抱かれながら、そう呟いた。

「いや、そんな大げさな……」

「ううん、ほんと」

彼女は俺の胸に顔をうずめ、さらにそう続けた。

「先生みたいな人に出会えて、私、本当によかった……」

その言葉に、俺は何も言えなかった。

「俺も千歌やAqoursの皆に会えて良かったよ……」

ただ、彼女の背中を優しく撫でることしかできなかった。

「私の、初めての人……♡」

朝の光が差し込む、俺の豪邸のベッドで。

千歌は俺の腕の中で、幸せそうに微笑んいた。

「先生……朝だよ……♡」

「ああ……」

俺はまどろみを残す目で、彼女の顔を見つめた。

「……夢なら、目が覚めないでほしかったな……」

千歌は寂しそうに呟いた。

「そうはいかないのさ、寧ろ今のほうが遥かに夢なのさ……」

「起きているのに夢を見ているの……」

「センセイの夢って?」

「人類救済だな……」

「センセイの夢って?」

 

「人類救済だな……」

 

「……え?」

 

千歌はきょとんとした顔で俺を見上げた。

 

「じ、人類救済?」

 

「ああ」

 

「世界征服じゃなくて?」

 

「なんでそうなる」

 

「だって、先生ならできそうだもん」

 

「……否定できないのが困るな」

 

千歌はくすくすと笑った。

 

「でも、先生らしいね」

 

「そうか?」

 

「うん。だって先生、いつも私たちのことを助けてくれるから」

 

「……」

 

「でもね、先生」

 

千歌は俺の手を握った。

 

「世界中の人を幸せにするのもいいけど、先生自身も幸せになってね」

 

「……ああ」

 

俺は彼女の手を握り返した。

 

「そのつもりだよ」

 

「約束だよ?」

 

「ああ、約束する」

 

千歌は安心したように微笑んだ。

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