複数間学園戦闘フォルバード 〜貞操観念男女比崩壊世界を添えて〜 作:ハンノーナシ
説明フェーズが長いし、スポーツ描写多めで序盤はR18描写少なめかも、ごめんね。
俺は目覚めた、というよりかは。
呼び出されたという方が正しいだろう。
まずはこの世界の事を紹介しよう、俺なんかより優先度が高すぎる。
──あぁ、パンフレットに書かれたことを丸読みするだけだ。
この世界は『学園都市ケリュディス』と呼ぶ巨大な学園都市、時は2140年。
近未来的なモニターや車両、街並みが続く中で。
この世界は五つの学園が首都となり、この巨大都市、この世界を形成している。
まずは最もポピュラーで歴史の深い桜庭学園。
世俗的なSNS文化の発展や、馴染みやすい古から続く学園文化の続投。
更には『フォルバード』という物の学園成績もトップで──
──あ、フォルバードってモノわからないよね。
──俺もわからん。
とりあえず簡単な説明。
学園フォルバードという学生達のフォルバード競技と、プロフォルバードという大人達のフォルバード競技の二つがあり。
学園の生徒、または『工房』と呼ばれるフォルバードで使用する武器を作る場所のスポンサーになったら出場する事の出来るこの学園都市で最も人気のある『競技』らしい。
簡単に言えば『フィールド』内で『工房武器・強化防具』等を用いて、バリアを削り合って戦うモノ。
そのバリアも硬さも、工房武器の火力出力も……人の中に眠る『意』という不思議な色と力を持つ能力を用いて行われる──どうだ?わかってる風だろ?
おっと、学園の説明に戻ろう。
厳格で軍の様な規律の、将来が確約されたプライド高いエリート達が集う赤と金の装飾が派手な軍服の制服『赤羽学園』や。
海辺の町、魚介類や水中競技も盛んな『マトベル学園』
小中高一貫、フォルバード強豪校ながら、青春を謳歌する者たちが集う『ブルーバードスクール』
そして屈指の偏差値のフォルバードの実力をどちらも兼ね備える者達が集まる『ケリュディス総合学院』など。
何度も話題に出たし、さっき説明した『フォルバード』という物が気になるよな。
──俺も気になる。
正直、この世界でフォルバードが重要視されているのは理解した。
フォルバードの実力が世間での価値や全てを決めてしまう程の影響力があるとも、何処かで見た。
この五つの学園が集い、首都を成すこのケリュディスの都市に。
俺は──突如呼び出されたんだ。
そしてこの世界は……『女性が9.9割の出生率、男は0.1割』という、半分ヤバい状況の世界だと言う事を。
俺は、いつ知ったっけ?
──────
"RAD工房、研究室"
「『多次元ゲート』技術の転用の実験は成功したか──……?!!」
目を覚ます、いつも通りの学校の下校中俺は……薬品の機械の匂いのする場所の機械の上で目を覚ました。
突如と言うしかない現象に、目をぱちくりと二度ほど瞬きをする。
目の前にはスーツに白衣を着た女性、俺は何故ここに?……事情を聞くか?でも──。
「お、男ッ……?!!♡♡♡」
ほぇ?
突如目の前の女性は失神して倒れかける程くらついた様で、気合で意識を保った様だった。
「き、キミの性別と名前を聞いても良いかな……」
初対面の人に性別の名前を聞かれる、嫌な予感しかしない。
だが、答えるしか活路はないと悟った。
「……サカモト・ミコト。男、ですけど……?」
「──ブハァ!!!」
鼻血が空中に綺麗なアーチを残し、女性は吹っ飛んだ。
オーバーリアクションが過ぎる、俺はそう思って困惑した。
機械から降りようにも、前を踏むのが怖い。
「男、男……ッ?!マ?!」
「マって何ですか」
テンプレートのオタクみたいな反応するなぁ──。
「し、知らせなきゃ──で、でも今は独り占めしたい、グへ、グヘヘ──」
「怖ッ!!と言うかここ何処なんですか?!」
女の人はハッとした表情をすると、咳払いをして表面を取り繕う。
「ここは学園都市ケリュディスの工房の一つ、RAD工房という場所の本部。キミは知る事が多いだろうから、説明には時間がかかるかな」
女性は語った。
この『ケリュディス』という学園都市の有り様と『フォルバード』という競技、そして『工房』という武器提供ショップの存在や、この学園都市ケリュディスの仕組みや。
そして最後に。
「そ、そしてねぇ……この世界は、人口の9.9割が女性なんだ。キミの様な男を実物で見るには『男性保護区画』の『立ち入り許可証』を年収の30年分を消費して五時間分入手しなきゃ──あ、余計だったね……」
常に俺を見る度に手をワキワキさせるのを堪える女性。
冷静を装っているが、本性は耳や顔を赤くして太ももをモジモジと擦り合わせている。
『フォルバード』か、この世界では随分とeスポーツが発展しているんだな、まさか本人の体を使って──もうそれeスポーツって言わないよな。
「それで!!このゲートで召喚された人物を『RAD工房スポンサー選手』として育て上げる計画がRAD工房内で指令が出されていて。異世界から現れた人物が颯爽とフォルバード界に現れ、RADの武器を携えて……即落ち二コマ同然になったとしても、話題性は抜群。そう言った計画だったんだけど──」
俺を見つめる、顔を赤らめ目を逸らす。
「キミのようなカッチョイー男の子が来ちゃ、話は別で──男の子はこの世界では国宝、文化遺産、触れてはいけない即身仏、それと同然の扱いを受けていてね……男と触れ合えるのは、いや……触れ合えると言うか要素が体験出来るのは精子バンクの一部のみなんだ」
相当やばい気がする、この世界の均衡大丈夫なのか?
スポーツやってる余裕あるなら夜のスポーツでも──いや、男が保護区画に居るから夜のスポーツ云々が論外なんだ。
「んで、俺は呼ばれて帰れるんすか?」
「帰る方法も今、実験中でね……しばらくは滞在して貰う事になるよ、うん。そうだ、うん。……ねぇ、キミ」
「なんですか」
「一発パコらない?生で」
──????????
脳内が宇宙と化した、刹那の一瞬で。
突如何を言い出すんだこの人は、頭がおかしい──
いや、この世界の倫理感ならこれが当たり前なのか?頭が狂いそうだ。
「ね、お願い!私の給料の貯金全部渡すから!!全部!!貯金合計4200万!!」
金額デカ。
でも俺の純潔にそこまでの価値があるかは甚だ疑問ではある。
「質問いいですか」
「質問答えたらパコらせてくれる?!!ゴムと生で二発!!」
「要求増えてんじゃないすか……んで、この世界の男ってフォルバード出れるんすか?」
女は掌を擦り付けるのを辞め、考え込むと──。
「前例がない、が正しいかも……フォルバードに参入した男、歴史上ゼロで──」
「なら俺、本来の予定通りフォルバードやりましょうか?」
「──???え???」
女は目を点にしながら、困惑した表情で固まる。
そして顎に手を据え、片目を閉じながらしばらく考え込むと。
「本来の計画全崩れで私専用のちゅきちゅきパコディルドになって貰うか、前代未聞の男性フォルバード選手として活躍するか──うん、計画的に考えたら結果は私専用のちゅきちゅき──」
「嫌ですよ!!!」
「ケチ!!」
何の言い争いをしているんだ、これは。
言葉の揉み合いの末、男性フォルバード戦闘員としての立場を勝ち取った。
そして、RAD工房の契約手続き場所に辿り着くまでが……地獄だった。
数多の視線、スマホのカメラの音、興奮して鼻の下を伸ばしながら下半身を抑える美人さん達。
控えめに言って天国が地獄かで言ったら、折衷って所かな。
手続きのサインを書く時には、受付担当の女性の手や顔への目線。
女から見る男ってこんな感じなんだな、と痛く思った。
「しばらくはRAD工房スポンサーの『桜庭学園』の生徒として活動して貰います、それと──私専用お婿さん契約がサービスとして……」
「受けませんよ?!!」
そうしてひょんな事から始まった異世界学園都市での生活。
まずは桜庭学園の寮部屋と登校から始まる、俺の日常は。
一体どんな色欲と奇想天外に溢れた物になるのかは──まだわからない。
AI挿絵とかいる?
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ほしい
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いらない