コンコン、コンコン
翌日朝の職員会議が終わり、校長室で書類仕事にせいを出していた"あなた"はドアをノックされて入室を促した。
『どうぞ』
「「「失礼します」」」
「「「おはようございます♥️♥️♥️**先生♥️♥️♥️」」」
一礼して入室してきたのは昨日メッセージを送ってきた生徒会のメンバーである桐藤ナギサ、リアス・グレモリー、八百万百の3人だった。
"あなた"がソファーに着席を促すと3人は一言「失礼します」と言って静かに座る。
『おはよう3人共、何か私に用があるんだって?』
そう言った"あなた"は机の上の内線に『お茶を四人分お願い』と告げた。
「実は生徒会から**先生にお願いがありまして本日はお伺いさせていただきました」
ナギサの言葉にリアスと百も頷いている
のをみて"あなた"は首を傾げる。
『よっぽどの無茶じゃないなら別に問題はないけど…?』
その言葉に3人の瞳が怪しく輝いたように見えて"あなた"は自分の浅はかさを自覚した。
慌てて訂正の言葉を告げようとすると、まるで計ったかのように再びドアがノックされる。
コンコン、コンコン
『どうぞ』
「失礼しまーす♥️御主人様♥️お茶持って来ました~♥️」
お茶の乗ったお盆を片手に元気良く挨拶してきたのはメイド部所属の生徒である一ノ瀬アスナだった。
『ありがとうアスナ』
「んふふ~♥️御主人様に頼まれちゃった♥️後でカリン達に自慢しよっ♥️」
"あなた"のお礼にルンルン気分だったアスナはその時にようやく生徒会メンバーに気が付いた。
「あれ?生徒会の3人だよね?どうしたの?」
「おはようございますアスナさん、ちょっと生徒会から**先生にお願いがございまして…」
「へーどんなお願い?」
「そうですね…アスナさん達メイド部にも関係なくもない話ですし…先生、アスナさんにも同席してもらってもよろしいですか?」
ナギサの言葉に"あなた"は頷いた。
「じゃ♥️御主人様♥️お隣失礼しま~す♥️」
何故かスペースを空けずピッタリと腕に触れる距離でソファーに着席したアスナに"あなた"は苦笑する。
「おほん、えっとお願いと言うのはですね、先生に動画の撮影にご協力いただきたいのです」
ナギサの言葉に百とリアスは書類を差し出してくる。
「来年の新入生に向けての各部活や委員会、同好会のアピール動画を撮りたいと言う嘆願がそれなりに届いていまして」
「我が校は在校生の数に比例して部活も多いですから動画の撮影にもそれなりの時間と予算が必要なりますから、事前に**先生にご報告したしだいです」
「あっその話か~」
ナギサとアスナの言葉に"あなた"は頷いた。
『確かに…私はそのアシスタントって事かな?』
「はい…まあ…私達先生がメインで喋る動画になりますから」
『良いよ、生徒皆に必要な事だし私も協力は惜しまないよ』
『というかアスナは知ってたんだ?』
「うん、私達も後輩は欲しいから嘆願書出した口だし」
確かにどんな部活や同好会、委員会でも後輩は欲しいだろう、そう考えた"あなた"はあらためて生徒会メンバーに言った。
『良いよ、私で良ければ喜んで協力するよ』
その言葉に生徒会の3人だけでなくアスナの瞳も怪しく輝いたのに"あなた"は気が付かなかった。
「ありがとうございます♥️**先生♥️では早速今日の放課後から撮影にご協力お願いしてもよろしいでしょうか?」
その質問に"あなた"は頷いた。
『うん、大丈夫だと思うよ?』
「だね、最近はトラブルも起きてないし」
アスナの相槌に頷いた"あなた"に生徒会メンバーとアスナは悪戯っぽい笑顔で微笑んだのだった。
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