「洞窟の次は、沼地っすか。どうなってるんすかここの地形……」
階段をぬけた先は、外の風景そのものだった。
先程までの薄暗く湿った洞窟とは打って変わって、見晴らしのいい沼地が広がっていたのだ。
「ご丁寧に空と太陽まである……けど本物じゃないっすね」
だが、彼女の目と直感は違和感を訴えていた。
よく目を凝らして見れば確かに、それは普通の人間が注視しても分からないほどに精巧に作られたハリボテの空だった。
「青い天井と、巨大な光源って感じっす。それにしても随分と広いっすけど」
そして沼の水は透き通っているが、水棲の植物の姿も散見された。
ここはダンジョンの中でありながら、ここには1つの生態系が構築されているのだろう。
「つまり……第2階層はこの沼地を越えていかないとダメって訳っすか」
そして見渡す限りの沼に、迂回できそうな陸地の類は存在しなかった。
どうやら、この沼地を避けて通ることはできないらしい。
そんな彼女は、水面に指を触れさせて暫くの間異常がないかを確認する。
続いてすんすんと鼻を鳴らして、匂いを確認する。
「毒とかの心配は……無いっすかね。無味無臭で遅効性だったらどうしようもないっす」
これ以上留まっても事態は進まないと悟ったのだろう、彼女は覚悟を決めたとばかりに1歩を踏み出す。
皮のブーツがゆっくりと水の中へ入っていき、ちゃぽんと水音を立てて水面が跳ねる。
火照った身体には、冷たい水は丁度良いが……それで鎮まるほどに、媚薬の効力は弱くない。
今もジクジクと、お腹の奥の方がうずいて仕方なかった。
「いやぁ、嫌な地形っすね。膝下までとはいえ、水があるとあたしの強みである機動力が削がれるっす……それに……」
水面の高さはどうやら膝下程度のもので、泳がなければいけない程度のものではないらしい。
だが彼女は斥候職であり、純粋な筋力は同程度の純粋な前衛職からは1段劣る。
持ち前の機動力も半減してしまうことを考えると、戦闘は避けて通りたい所だった。
だがそれ以上に、切迫した問題は…………
「ブーツの中に水が入って……気持ち悪いっす……」
流れ込む水に、履いていたブーツの中がじっとりと濡れていく。
少しずつ流れ込む液体は、かなりの不快感を誘うものだった。
冒険者である前に1人の女の子として、靴の中がぐちゃぐちゃになるのは気になるのだろう。
「はぁ……今後のことを考えると、気が滅入るっすね」
◇◇◇
そうして沼地を進み始めた少女。
しかし当然、ただの沼地を歩くだけの階層がこのエロトラップダンジョンであるインデモニウムに存在する訳もなく。
「うげぇ、スライムっすか……」
彼女の視界に、水色の粘体が映り込む。
と言っても、この場合のスライムとは目や口がついたデフォルメチックなものではなく、胴体と核があるだけのシンプルなものだ。
その対処方法も核を弾き飛ばすか、胴体の8割程を弾き飛ばせば機能停止するという極めてシンプルなもの。
まぁ、スカウト職である彼女にとっては、前者を取る他無いが。
「……ふんっ!」
ぶちゅりと、ゼリーを踏み潰したような音を立てて、核を失った粘体が形を保てずドロドロと水に溶けていく。
動きは比較的遅く、そして単体の殺傷力も大したことは無い。
確かに侮るのには危険だが、彼女の経験と実力があれば十分に対処可能な相手であることも確か。
程よい緊張感、それと確かな不快感の中で彼女は更に沼地の奥へと歩を進める。
水中の中に散見される、色つきの粘体に気をつけながらも進む中……
ダンジョンの悪意が、哀れな少女に牙を剥く。
「まぁ、無色透明なスライムも配置してるっすよね……」
色つきのスライムの中に紛れた、半透明なスライムの───核が踏み抜かれた。
水中の中では殆ど見えないそれを、見抜くことが出来たのは間違いなく優秀なスカウトの証だろう。
「段々このダンジョン作ったやつの事が、分かってきたっすよ」
策を見破った、安心した。
だから───反応が一瞬遅れた。
「ぴっ!?」
べっとりと、勢いよく背中に冷たいものが張り付く。
スライムに……なんで?まさか飛びつかれた?
スライムはそんなに急な動きができる種族じゃ……まさか。
「天井にっ……!?」
空代わりの青い天井に張り付いている、青色のスライム────っ!
彼女にとっては想定外も想定外、池の中の透明なスライムはあくまで偽のゴールだった。
透明なスライムという策を見破った相手を、この天井の小型のスライムで落とす2段構え。
気づいた時にはもう既に、手遅れだった。
「くっそ、こいつ服の中にっ……んっ♡」
急いで振り払おうとするが、背中に引っ付いたスライムは吸着しながら服の中に潜り込むせいで上手く剥がせない。
このまま背中を打ち付けて核を……いや、水の中じゃ勢いが足りないだろう。
それに、そんな事をしてたら周りにいるスライムに足を取られる。
今はできるだけ剥がしつつ、前に進むしかないが……
「おっぱい……冷たっ……♡」
不幸なことに、スライムは脇下を通って彼女が弱点とする胸周りをがっちりと固める。
少しずつスライムをちぎっては投げてはいるものの、到底体積の8割には届かない。
「こらっ♡おっぱい伸ばすなぁ……♡」
衣服の下で生き物のように、と言うよりも生き物そのものが胸全体を揉みほぐすように脈動する。
必死に逃げようとする思考とは裏腹に、焦らされ続けた身体はゾクゾクと震え、乳袋が開発されきるのを今か今かと待ち望んでしまっている。
「やめっ♡ぐうっ……♡♡」
身体を震わせる微小な振動で、昨日から発情しきっている乳の求めている以上の刺激を与え続ける。
先端だけでなく、乳腺の一つ一つまで丁寧に……そして執拗に。
雌は何処が弱いのか、全て知り尽くしているような動きだった。
そのせいか、足取りは少しずつ遅くなり……地形も相まって、上手く前に進めない。
「こいつっ……しつこいっ……♡」
そして、粘体はその先端でぷっくりと膨らむ桜色の乳輪へとその魔手を伸ばす。
「んひっ!?!?!?♡♡♡」
乳輪全体を挟み込むように、ぎゅ〜♡っと粘体が形を変える。
しっかりとその身体で逃げられないように挟み込んで───潰す、潰す……押し潰す。
「んぐっ〜♡♡♡あ゛っ♡やっ♡」
思わず足取りが止まるくらい、強烈な快楽に彼女の身体が跳ねる。
その反応から、この雌の弱点を完全に理解したのだろう。
この雌の動きを止めて餌場にすべく、水色のスライムは執拗にその女の弱点である胸肉を弄り倒す。
「だめっす♡このままじゃスライムごときに乳首イカされっ♡♡♡」
そして遂に、ぷっくりと膨れ上がった乳頭が摘みあげられる。
「お゛っ♡イっぐ……♡♡♡」
あまりの快楽に頭の中が快楽で真っ白になり、ぷしゅりと愛液がその場に撒き散らされる。
その場に倒れ込みそうになるのを必死に耐えたはいいものの、足腰がガクガクと痙攣する。
「あ゛っ……あぁ……♡」
快楽の余韻で、身体が動かない。
この場で足を止めている余裕なんて、無いはずなのに。
「イったばかりっすから、やめっ♡♡♡」
そして当然、雌が絶頂したからと言ってスライムが責めの手を緩めるはずもなく。
むしろその逆と言わんばかりに、乳首を吸い上げる。
「ちゅーちゅーすんなっ♡何も出ねーっす……♡」
確かに出産もしていない彼女から母乳が出るわけも無いが、そんな事は知らぬと言うばかりにスライムは彼女の乳を吸い続ける。
それに対しゾクゾクっと背筋が震え、胸の奥がじわーっと熱くなる。
身体は理解しているのだろう、このまま留まればそんな未来も遠くは無いのだと。
ポタリと流れ落ちた少女の愛液の匂いに反応するように、周囲のスライムが彼女目掛けて動き出す。
「逃げっ、なきゃっ……♡」
グチグチと音を立てて、色とりどりの4匹のスライムがこちらに迫る。
目視できるだけで4体だ、このあとも増えることはあれど減ることは無い。
「足元っ……取りつかれたらっ……」
確かにスライムという種族は決して強くは無い、弱点は明確で動きも早くはないからである。
だが、それはあくまで弱点の核を狙えるような、捕まっていない時の単体での話。
個体差こそあるが、体長70センチの個体の体重は50キロ程度。
複数体に取り囲まれれば、まず身動きは取れなくなる。
手足を動かせなくなったら、後は火を見るより明らか……身体をあの粘体に絡め取られ、全身を隈なくグチグチと責められ続ける……♡
その場から離れるべく、必死に歩き出す。
その間も、取り付いた水色のスライムは執拗に乳首をコリコリと転がし続ける。
どうやら、何処が弱いか完全に理解されてしまったらしい。
「イったばかりで敏感になってるからっ……クニクニすんのやめるっす……♡」
お腹の奥の方がズキズキと疼く、身体の方は完全に出来上がってしまっていた。
「女の子の身体はっ……責めれば良いってもんじゃなっ……んひっ!?!?♡♡」
口では必死に強がっても、ちょっと乳首を抓られるとそれだけで嬌声をあげてしまう。
おっぱいだけでこんなに気持ちいいのに、おまんこもスライムに苛めて貰えたらどんなに───なんて。
「あたしは……こんな所で……折れないっす、からぁ……!」
危うく諦めかけた心に発破をかけるように、1歩を踏み出した矢先の事だった。
スライムはついに、乳頭の先をホジホジと穿りだす。
「お゛っ……ほっ???♡♡♡それやめっ♡♡」
逃げようにも、胸全体をスライムが覆ってるせいで逃げるどころか、胸肉全体がスライムに押し付けられるように差し出される。
「やっ♡今はやばっ───♡」
そしてツンと尖らせた先端で、ぞりっぞりっ♡と乳頭の下側を引っ掻かれる。
ピクンと先が揺れる度、細い先端が穿られている乳頭にのめり込む。
「あっ♡あっ♡引っ掻いちゃやらっ♡♡♡」
ぷしゅりと潮を撒き散らしながら、本日二度目の絶頂を迎える。
スライムにおっぱいを躾られている♡
どんどんコイツ触り方上手くっ……♡
「ほーっ……♡はっ……♡んんっ……♡」
迫るスライムから逃れようにも、絶頂の余韻で身体が動かない。
淡い赤色のスライムが、足首を掴むように這い上がってくる。
何とか身体の主導権を取り戻した。
ブーツの中にまでスライムが入り込んだのに気づいて、慌ててその粘体の核を踏み潰す。
どろりとした液体は、移動の度にブーツの中で行き場を無くしてぐちゅぐちゅと音を出す。
「この青いスライムっ……この沼をぬけたら覚えとくっすよ♡こんなっ♡♡執拗に私の弱いとこばっかり……♡♡♡」
完全にどうされるのが弱いか、把握したらしいスライムがぺしぺしと敏感になった胸肉を揺らしている。
「ここまで余裕そうだと、マジでちょっとムカつくっす……お゛っ♡」
そんな私の言葉を理解した訳では無いだろうが、スライムが乳首をギューッと伸ばして引っ張ってくる。
それだけでアクメがのぼってきそうになって、思わず下唇を噛む。
そんな責め苦に耐えながら進むこと暫く、ようやく沼地にも終わりが見えてきた。
地面さえあれば、背中のスライムの核を壊して……恐らく階段も近いなんて。
きっと快楽で思考能力が落ちていたのだろう、先程も似たような手を食らったばかりだったのに。
「しまっ……」
陸地へと足を踏み入れる半歩手前、何も無いはずの水面が屈折でゆらりと不自然な光を返していたのに気づかなかった。
思わず何かに足を取られ、地面へと倒れ込む。
それは、最初に見抜いていたはずの半透明な粘液の怪物。
「はなっ、離せっす……!」
必死に、その小さな脚でへばりついたスライムを蹴るものの……その巨体に効果はない。
あの巨体に取り込まれれば、いかに冒険者と言えど斥候職の……少女の細腕では脱出はできない。
そしてそんな間にも、少女の胸はくにくにと水色のスライムに弄ばれて形を変えている。
「ひっ、んっ……♡」
気持ちいいの我慢して、とりあえず動けっ、動───
なんて言う内心を、スライムが汲んでくれる訳もない。
「やらやらやらっ♡乳首いじめなっ……ひぎっ♡お゛っ♡♡」
潰れたカエルのように、無様に身体を地面に押し付けたまま迎えた3度目の絶頂。
「お゛っ……ほひっ……やっだ……♡」
最悪のタイミングのアクメだった、絶頂を迎えたばかりの身体は弛緩しきってまともに力も入らなければ思考も回らない。
スライムの苗床になんてなりたくないと思考が必死に叫んでも、身体が追いつかない。
「こんにゃ……ところで……♡」
今もぐちゅぐちゅと穿られ続けている乳首が伝える快楽が、絶頂の余韻を引き伸ばす。
「あ゛っ……あ……♡」
振り返れば下半身をほとんど取り込んだ透明なスライムが、ホカホカと湯気をたてそうなくらい湿った少女の秘所に迫り───その白い布の先へと細い触手上の身体を伸ばす。
「諦め……」
振り抜くように投げられた短剣が、粘液に阻まれながらも核を傷つけた。
振り向いた甲斐あって、核の場所は分かったが……それを貫けるかは正直運だった。
形を保てず、少女の上へと積み重なるように崩れゆく粘体。
形勢が悪くなった事を察したのか、その場からそそくさと逃げ出そうと胸元から離れていく水色の粘体へ近くを浮いていた水晶玉を振り下ろす。
「水晶も、たまには役に立つっす…………ね゛っ!?」
だが、やはりダンジョンの方が1枚上手だったらしい。
「なんでっ!殺したのにっ……♡」
崩れ落ちた粘体の中から、モゾモゾと真っ白な下着の中を進んでいく異物。
それが、少女の小さな尿道を押し広げるように侵入していく。
「ひぎっ♡そこは違うあ……にゃっ♡♡♡」
巨体に紛れるように潜んでいた、小さな小さなスライムの幼体。
その小ささゆえに気づかれづらく、入った場所が場所なだけに取り除けない。
こうしてある種痛み分けの形で、彼女はスライムとの死闘を制した。
◇◇◇
「まだ乳首……ジンジンするっす……女の子の身体を何だと思ってるんすか、全く……」
それから暫くして、陸地に上がってからは脅威らしい脅威は見当たらなかった。
それこそ驚異でいえば、尿道に潜り込まれた小さなスライムが目下の脅威と言えるだろう。
「まずいっすね、このダンジョンの空気のせいか、それとも他の要因か分からないっすけど……あの短時間で、身体がいつもより……開発されちゃってるっす」
明らかに、感じやすくなってしまっている。
所詮、3度イカされた程度では、人の身体は劇的に感じやすくなったりしないはずなのに。
やはり、このインデモニウムにおけるエッチな経験は……致命的になりうるのだろう。
「ずっとおしっこに行きたいのに、何も出ないような圧迫感が苦しいっすね……でもそれはまだマシでっ……♡」
活動していない間はマシなのだ、どちらかというと起きてからの催促が……
「暴れなっ……♡このっ♡穴を広げんっ♡♡♡」
こうやって偶に暴れ出すと、手がつけられない。
膀胱を刺激して、母体に養分を作らせようとしているのだろう。
「そんな事してもっ♡出にゃいっ♡♡♡」
栄養が足りないと言わんばかりに、スライムの幼体は尿道を押し広げるように母体を刺激する。
「いっぱいお水飲んで、おしっこ作るっすから……やめっ♡♡♡やめてくだひゃっ……ん゛っ♡♡♡」
当然言葉が通じるはずもなく、必死の懇願も通らない。
くっ、悔しいっすけど……尿道に指突っ込んで引き出す訳にもいかなくて……♡
このまま、解決策を見つけるまではっ……はぁ……このまま膀胱を、良いようにされるしか……
ようやくスライムがおちついてから暫く歩くと、次の階層への階段を見つける。
そしてその付近に、宝箱があるのも。
「ふぅ……んっ♡罠の探知は……引っかかんないっす……ね」
彼女はようやく成果があったと言わんばかりに、宝箱を開封する。
そしてその中にあったものを見て顔を綻ばせ……ご丁寧に置いてあった書き置きを見て、肩を落とす。
「確かに魔剣なんて高値で売れるだろうし、嬉しいっすよ?嬉しいけど……」
そこにあったのは、一本の剣だった。
粘液殺し:粘液系の生物に対する、特攻を得る。
その名を、魔剣『粘液殺し』。
スライムを屠るには、最適の刃であった。
「そう言うのはこの階層が!終わる前に!!寄越せっす!!!」
そんな彼女の悲痛な叫びは、広い沼地に響いて消えた。
名前:リンド・ブルーム
HP 14/15
MP 8/8
快楽値 10/100
B感度:18(まだジンジンするっす……)
V感度:6(あまり使われていない)
A感度:0(未経験)
C感度8(外の方が好き)
P感度:2(よく分からない)
U感度:6(なんでこんなとこ……)
状態異常:媚薬(受ける快楽値に+補正)、スライム寄生(尿道)
絶頂回数:4(+4)
疑問点や気になった事聞いてみたい事などがあれば、感想までどうぞ〜