その綺麗な顔を真っ赤に染めて、フラフラとした足取りで階段を下っていくリンド。
「あーっ……クソッ……あんなの、あたしじゃない……っす」
悪態をつきながらも、何とか転ばないようにゆっくりと階段を降りていく。
彼女の様子に余裕が無いのは、前階層での仕打ちが酷かったのもあるが……彼女が最後にリングを嵌められたことにある。
「物理的に固定されてる訳じゃないのに……なんで外せないんっすか……♡」
アクメしてしまった後に、突起を立たせられてしまった故に……ムラムラしたまま放置され、しかもクリも乳首も甘勃起したまま収まらない。
「はー……ムラムラする……っす……」
今オナニー出来たら絶対気持ちいい……が、自分で身体を開発し始めたら終わりだ。
身体が敏感になればなるほど、イきやすくなる。
絶頂している無防備な時間に、また身体を開発され……待っているのは、破滅しかない。
だが、もしも破滅するのなら……ゴブリンやスライムに捕まるよりも、あの妖精達に飼われた方がよっぽど───
「あぁ……‥弱気になるのは止めっす!気合入れて頑張っていくっすよ!」
脳裏に浮かんだ嫌な考えを振り払うように、勢いよく階段を抜けて。
フロアに入った途端に感じる噎せ返るような雄臭さと、栗の花のような匂い。
この階層の見渡す限りは白濁した液体の海、入口付近にしか陸地は見当たらない。
「じょ……冗談っすよね?」
静かな空間に虚しく響く少女の問いに対して、当然返答はない。
嘘であって欲しいと願う脳内に対して、鋭敏な鼻はその液体の正体を訴えかけていた。
恐る恐るといった様子で、沼のほとりの液体に人差し指をちょんとつけて見ると、ドロっとした液体が水面と人差し指の間で糸を引く。
「これ……全部……精液……っすか?」
背筋がゾクリと震える、これだけの量の精液を集めたことも……そしてこの沼を今から越えなければならないということも。
「うぁ……さっすがに、これは……」
気合を入れた途端に、これだった。
こんなの気合でどうにかなる訳も無い、そもそも何の精液なのかすら分からない。
そして、こんなものに腰まで浸かれば……誰の物かもわからない子を孕む事になる。
それは嫌だ、冒険に支障が出るのも当然だが……そんなのは、そんなのあまりにも……
「うっ、ぐぅぇっ……気持ち悪くなってきたっす……」
色も見た目も臭いさえもが、生理的な嫌悪感を誘う。
途方に暮れていた彼女が、わずかな陸地に宝箱が置いてあるのを見つける。
「なんすかこの……伸びる……服?」
そこに入っていたのは、ゴムで出来た真っ黒なラバーの服。
これなら確かに、水一滴入らないだろう。
無論、精液が入る心配も無いと言えば無い。
ダンジョン側の配慮として、ムカつくが素直に感謝しておこうとしていた。
「うっわぁ……」
うねうねとラバースーツの裏地に、ピンク色の触手がこびりついているのを見るまでは。
思わず、この階層に来て二度目の生理的嫌悪の声が喉から漏れ出る。
一匹一匹のサイズは非常にきめ細かく、歯や牙がない以上身体を食い破られる心配は無いが……
「碌な事になんないのは、見えきってるっすよね……」
妊娠のリスクを取って、この精液沼を渡るか……
この触手服に身体を弄ばれながら、この精液沼を渡るか……
「はぁ……ほんと……マジで……」
外套を青い水晶玉にかけてから、ゆっくりと身に着けていた衣服を脱いでいく。
例えどんな痴態を見られたとしても、気持ちとしては自ら裸を露出するつもりは無いのだろう。
彼女は触手服を着る事を選んだ、両者を天秤にかけるのなら後者を取らざるを得ない。
彼女は自身の幸運に自信がない、間違いなく後悔する事になるだろうと直感していた。
彼女は手早く荷物を紐で纏めると、青い水晶玉に括りつける。
「マジで落とさないでくださいっすよ、本当に。フリとかじゃなくて」
食品や水、それに装備品の類を精液塗れにしたくはないのだろう。
愛用の短剣だけを残して、彼女はゆっくりと触手服に手を伸ばす。
「うわぁ、ぬめっとしてて生暖かくて……うねうねしてるっす……」
ミチミチに詰まった触手に思わず声を漏らすが、必死に耐え忍んで更に袖を通す。
ホカホカと湯気を立てているスーツの内部は、湿っていてモゾモゾと蠢く触手が不快感を誘う。
若くて瑞々しい乙女が現れたことに気づいた指先の触手は、その触腕を伸ばして細い脚指の先に絡みつく。
「ひいっ……これ、思ったよりやっば……♡」
お尻を撫でる数百もの突起が背筋を震わせる、股関節にピッタリと吸い付いたスーツの中の触手も皮膚に吸い付いていく。
やがて首元までスーツを着終わると、割れていたスーツの隙間が触手によってピッタリと閉じられる。
胴体では今も無数の触手が蠢いていて、自らの体液らしきものを身体へと刷り込んでいる。
「動きづらっ……♡でも、何とかなりそ……んっ♡」
ラテックスの指先同士が触れ合って、キュッキュっと音を立てる。
もじもじと股をすり合わせて、内股になろうとしても可動域が広くないからか上手く動かせない。
触手と一概に言っても、スーツの中に生息する触手は多種多様な種類が存在していた。
「ひゃっ♡やめっ…… 」
足先からふくらはぎにかけて、細いひも状の触手がもぞもぞと蠢いて擽ったい。
だが、その細かい振動が歩き続けた足へと心地良く何とも言えない気持ちになる。
「これ早く進まないと、手遅れになっ……♡」
太腿を締め付けるように吸盤のような触手が絡みついて来る、お尻の割れ目を舐めるように少し大きめの触手が触れる。
股関節に張り付いた触手は、少女から体液が漏れ出ている事に気付いて吸いつくすべく大陰唇を広げようとする。
「やめっ、何処触っ……あんっ♡」
今も狭い所を好む触手が、お腹の臍の奥を目指して細い触手で穿り始める。
脇をがっちりと固めたラバースーツの裏で、少女が排出する体液を求めてうねうねと蠢く。
「ひゃっ、おっぱいはダメっ……イっ……ぐ♡」
胸全体を解す触手が、乳輪へと吸い付く触手が、乳頭の金属製の輪と肉の間に執拗に入り込もうと擦る触手が、数多もの触手がそれぞれの思惑を持って少女を責め立てる。
「お゛っ、へっ……♡♡♡」
絶頂してしまった身体の反応で、触手の動きはさらに活発になる。
触手は分泌された愛液を吸い尽くすべく、じゅるる♡と音を立てて少女の秘所を吸い尽くす。
「おっ♡手加減して、欲しいっすね……んっ♡」
立ち止まっていても事態は好転する訳も無い、リンドは覚悟を決めて精液の沼へと足を踏み入れる。
どぷんっと音を立てて、白濁した生暖かい精液の沼へと足が沈んでいく。
沼は一歩進むごとに深くなっていき、足首を越えて股下……気づけば腰のあたりまで浸かっていた。
「ひっどい、臭いっす……んっ♡」
その間も、触手の責めは止まらない。
ぐちぐち、にちゅにちゅと少女の身体を責め立てる触手は、首元のスーツの僅かな隙間からホカホカと触手の体液と少女の体液が揮発した蒸気を噴出する。
どんどんと沼は深くなっていき、液体はかからないもののじわじわと生暖かい精液が嫌な温度をスーツの中に届けて来る。
鼻先につーんとつく、酷い匂いが肺いっぱいに広がる。
「おえっ……ううっ……‥」
もう肩までどっぷりと精液に漬かってしまっていた。
もし、もう少し髪が長ければ髪先が浸かってしまっているだろう。
自分は短くて良かったと、安堵した途端に水面が跳ねて辺りへと白濁した液が撒き散らされる。
「ううっ!?さっ、最悪っす、髪にかかって……」
恐らくはこの量の精液を噴出している何かが、この下にあるのだろう。
もしくは『居る』なのかもしれないが、この精液の海に顔を埋めなければ確認できない。
「誰が得するんすかっ、こんなの……」
顔にかかった精液を拭おうにも、スーツの腕部にもすでにべっとりとザーメンがこびりついている。
もっと酷い事になるのは分かり切っている彼女は、我慢して進むしかない。
そんな彼女のピンと主張した陰核へ、いぼいぼのついた触手が迫る。
「ひぎっ♡♡♡そこっ、掴んじゃ!?♡♡♡」
クリのリングに興味を示したのか、その隙間へと身を埋めようとする触手。
与えられる快楽に思わず精液の海の中で絶頂を迎えてしまうが、必死に脚に力を入れる。
こんな所で倒れたら精液の海に沈んで、とんでもない事になるっ♡
「しこしこ、するなぁっ♡♡♡」
イったばかりでヒクヒクと快楽に震えるクリトリスを、いぼのついた触手がしこしこと男性器のように扱く。
思わず腰が跳ね、身体が精液の中に沈みそうになるのを必死に我慢して。
ラバーの生地を一枚隔てて、女の子を孕ませてしまう精液がタプタプと揺れているという事実が背筋をゾクゾクと震えさせてしまう。
限界を迎えた身体は弛緩して、脚に込めていた力が抜ける。
「ん゛お”っ♡♡♡やっ、やめっ♡んぎゅっ……♡んんんんんっ!?!?♡♡♡」
身体が精液の沼に沈んでいく、目に入らないように咄嗟に目を閉じる事が出来たのだけは幸運だったのだろう。
「ごぽっ♡んぐっ、んんっ♡♡♡」
だが、口元や鼻から際限なく酷い匂いの精液が流れ込んできて。
地面に膝をつきながら、精液の中で最低なアクメをきめてしまう。
そして僅かに少しずつ、首元の隙間からトプントプン♡と精液が流れ込んでしまう。
その量は本当に僅かだが、時間を掛ければかけるほどに下に下にと流れ込んでしまうだろう。
「んぐっ、んむうっっ♡♡♡」
孕まされたくない、孕みたくない♡という一心で水面を目指すも、身体に上手く力が入らない。
「んぐっ、んんんーっ♡」
ゴクリと、喉を精液が通り酷い味わいに噎せ返りそうになる。
だがこのままでは、精液の海で溺れてしまう。
「ぷっ……はぁ!はっ、はあっ……♡」
必死に立ち上がり、勢いよく空気を吸い込む。
「ううっ、うううううっ……」
あまりの惨劇に、思わず涙が零れる。
今すぐにでも5層に戻りたいくらいだが、結局この階層を超えなければならないことに変わりは無い。
「お゛え゛っ……うぁ……」
うぁーっと大きく口を開いて、唾液と精液の混合物を吐き出す。
まるで口の中の精液を見せつけるような構図になって居るのには気づかなかったようだが、頭頂部から精液塗れになっている以上乙女の尊厳もクソも無い状況なのは間違いない。
「うぐっ……おんっ♡こんにゃ、ときにっ♡♡♡」
鼻からもポタポタと精液が溢れ出し、身体がぐじゅぐじゅの触手に弄ばれて再び絶頂する。
ぼたぼたと髪からも滴る精液を、流石にこれ以上酷くなりようがないと……彼女は目に入らないように精液塗れの指先で拭う。
首元から入り込んだ精液が、肩……そして胸元へと流れ込んでいる。
そんな精液を触手が、ぐちゅぐちゅと身体に擦りこんでいく。
「ふざけんなぁっ♡早く、早く陸に……!」
おっぱいに入念に、精液を擦りこんでいる。
赤ちゃんの為の母乳を作る器官に、乙女の聖域に赤ちゃんを孕ませるための液体を擦りこまれて───イく。
「お゛っ……ほっ♡♡♡」
緩くなってしまった膀胱が、刺激に思わず潮を吹きだす。
このままじゃ、まずいと頭は警鐘を鳴らしているのに……身体が、快楽に溺れかけている。
「いっく、イく♡イってる、イくイっ……ぐ♡♡♡」
必死に、何度も達しながら陸を目指した。
もう何処まで精液が流れ込んでいるのかは分からない、だが膣の中まで入りこんだ様子が無いのだけが幸いだった。
「やっ♡と、イっ♡やっだ♡えへっ、あっ♡」
ようやく着いた地面へと転がり込むように倒れて、それと同時にその衝撃でアクメに達してしまう。
必死にスーツの首元に手を伸ばすと、存外簡単にスーツの中の触手は身体から剥がれていく。
「はーっ、ひーっ……ほへっ……♡身体、洗いたいっすよ……♡」
むわぁ♡と湯気を立てて、少女の裸身が吐き出される。
愛液と体液と精液でドロドロになって身体は、色々な体液にふやかされて無残な状態に成り果てていた。
もう、不特定多数の目の前に身体を晒したくないとか言ってはいられないような状態。
緊張の糸が溶けたのか、立ち上がれない様子の少女はヒクヒクと全身を痙攣させながら虚空を見つめる。
「ぜったい、あきらめ……ないっす、からぁ……」
そう水晶玉に宣言し、力なくその場へと倒れた少女。
彼女は、最深部へと辿り着く事が出来るのだろうか。
名前:リンド・ブルーム
HP 15/15
MP 8/8
快楽値 5/100
B感度:33(精液の匂いが取れないっす……)
V感度:19(……)
A感度:2(未経験)
C感度29(好きじゃないっすから、ほんと)
P感度:4(よく分からない)
U感度:18(……)
状態異常:憑依 (ファントム)、発情 (胞子)、妖精のリング(クリ・乳首を常に半勃起以上に保つ)、精液塗れ
絶頂回数:39(+8)