今回もエロなしでございます すみませんm(_ _)m
「お兄」
そう沙耶の声が響くとそこ一帯の男の目が和真に向く。
中等部3年にして如月学園のアイドル、小鳥遊沙耶。それは和真の実の妹であった。中学生らしく切りそろえられたショートヘアにクリっとした目が特徴の少し大人びてはいるが可愛いらしい顔。身長は153cmほどで控えめなbカップがそのスタイル良よさを際立てている。男の目を惹かないわけがなかった。
「…」
沙耶は慣れない高等部の校舎に気まずそうにしながら早く来てくれと目で和真を催促する。その姿すら周りの男を惹きつける。
和真は、視線にさらされるのを嫌がりながら妹のもとへと歩いていく。
「なに?」
「お弁当。お兄、朝バタバタしてて忘れたでしょ?」
こてんと首を傾げながら弁当を和真に渡す。そのしぐさに数人の男がうめき声をこぼす。
「じ、じゃ」
「ん ありがとな」
「あ、あと…今日、お母さんもお父さんも遅いから…」
不安そうに和真を見上げて話す。
「うん 早く帰るよ」
その言葉を聞いた瞬間、ぱぁっと顔を明るくし、嬉しそうに頷いて中等部の校舎へと駆けていく。和真はなんとも気まずそうに席に着くと、かの温かい目をしたドラ〇もんのようなニヤけたツラを見せる親友。
「愛されてんねぇ」
「しばくぞてめぇ」
「おれはお姉さんにしばかれたい どぎついSMも可だ」
「そのまま死んじまえ」
その後、翔と馬鹿げた話をして1日を過ごした和真は7限まで授業を受けてから帰宅する。カンカン照りであった体育を終えた体はへとへとであったが、中等部は6限までなため、すでに沙耶は帰宅しているはずであり、今ごろ何をしているのか少し考えながら急いで帰宅する。
1時間ほどかけて帰宅しているとなんとも雲行きが怪しくなったため、和真は沙耶に洗濯物を取り込むよう頼む。予想通り、家につく頃には雨が降り始め、辺りは暗くなっていたのだが、どうやら洗濯物は沙耶が入れてくれていたようで安心する。
「ただいま」
いつもはすぐに返事をしてくれる沙耶が今日はなにも言わなかった。
「ただーいまー!」
不審に思った和真は再度大きな声で声をかける。されども何も返ってこない。いつもの少し低くそれでも嬉しさがにじみ出たあの声が返ってこない。
「っ!」
なにかあったのではないかと言う不安に駆られ、和真は急いで中に入り、一つ一つ部屋を確認していく。一つ一つ、丁寧に。焦りと不安に汗を流しながら。1階にはいなかった。気配もなかった。2階に駆け上がる。
「沙耶!沙耶!」
「なに」
声がした。おそらく沙耶の声がした。いつもとは、違う声が。あの優しく、うれしそうな声とは違う声が。 和真の部屋から。
和真はなにとも言い難いされど嫌な予感としか表現しようがない気持ちに駆られる。心当たりはなかった。しかし確信に近い何かがあった。なにか自分はやらかしたのだと。
背中に嫌な汗をかきながら声のもとへと歩いていく。確かに和真の自室だった。恐る恐る部屋を覗くと掃除機を片手にもった沙耶が立ち尽くしていた。肌色の、ナニかをもう片手に持って。
「あっ」
「なに、これ」
それは中学生女子が持つような代物では決してなかった。手には中型を持ち、ベッドには残りの3つのオナホが並べられていたのだ。
「最低」
沙耶が冷たい目で和真を見据え、片手にもったオナホを投げつけた。オナホが妹にバレたという事実が和真を苦しめるうえにその箱までも取り出されていたのだ。妹という文字が大きく印字された箱が。
「ち、ちがっ」
「は?」
オナホの箱など選ぶ時のクリックにしかほとんど関与しないため和真としては妹を意識したことはなかった。しかし、思春期真っ只中の中学生妹としては大問題であった。兄にそういう目で見られていたのだと思うのも当然であるからだ。
「ちょっ」
「」
冷たい目で和真を一瞥しながら沙耶は無言で部屋を出ていく。
窓の外では雷が鳴り始めていた。
「おわったぁ」