ようやくちょびっとエロです(๑•̀ㅂ•́)و✧
「おわったぁ」
自分の体にあたり、床に転がっている尻型のものと、ベッドに並べられた棒状のものを眺めて和真は呟く。妹にオナホを見られたのは羞恥と言うよりも絶望と呼んだほうが良いのかもしれない。
「」
頭が機能しない。全身から冷や汗が流れ出ているだけで思考することも行動することもできないでいる。
佇むこと5分、ようやく働き始めた頭はまっさきに頼れるのか頼れないのかイマイチ分からないあの親友に連絡することを選択した。
『おい』
『なんだよ』
即既読がついたのを見て、和真は電話をかける。
「助けてくれ」
「なんだよ おれはさっきおれのお姉ちゃんに相応しい女性を見つけたんだよ 妄想の邪魔すんな」
「お姉ちゃんにふさわしいってなんだよボケ」
「あ?」
「あ?」
ぷつ
思わず電話を切ってしまった和真。あのバカバカしい声によってこれほどまでに心が軽くなったことは無かった。
再度電話をかける
「何だよ」
「死にたいんだけどどうしたらいい」
「窓から頭を下にして飛び降りろ」
「自殺したいんじゃねえよ 汲み取れよ馬鹿が」
「なに苛ついてんだよ そういうときは適当な穴にぶち込んどきゃ気が晴れるんだよ」
「穴?あなってなんだ ぶち込むってなんだ あなっておれが入りたい空間のことか そもそもなんで穴ってあなって読むんだろ なんで穴ってなかに『こわいこわい どうした和真』空間があるんだろ おれはどこの穴に入れば満足なんだろ」
「お前にいい穴を紹介してやるよ 墓って名前なんだけどさ」
「だまれ」
「結局どうしたんだよ 話聞くぜ」
「妹にオナホを見られた 妹と大きく印字された箱も見られた」
「」
「」
「成仏してください」ぷつ
どうしたものか。和真は頭のなかで必死に弁明を探すがどれも有効ではなく、むしろ火に油を注ぐのと同じことになるのは自明だった。
そうこうしているうちに母親が帰ってきた。
「まずいっ 沙耶が母さんに言ったら終わるっ!」
和真は急いで階段を駆けおり、母親を迎える。が、そこには沙耶の姿が
「…おかえり、母さん」
「おかえり!お母さん」
普通であった。沙耶は怖いくらい普通であった。
「ただいまぁ」
ゆるやかな母親の声が返ってき、我が家に平穏が戻る。それからというもの和真は沙耶が母親と話すことを恐れて常に2人を見張っていた。
「どうしたの?」
「……どうしたの お兄」
高校2年生にもなるくせにずっと母親について行く和真を2人は不審に感じたが、和真はなんとかはぐらかすことで事なきを得た。夕食と入浴を終えて寝るころになっても沙耶に特別な行動はなかった。なかったことにしてくれるのか、と安心して部屋の前で挨拶しようとするが、
「おやすみ」
「」
無視された。完全に沙耶は和真を無視した。母親の目がないところではやはり対応は冷淡であったのだ。一気に現実に引き戻され、気まずさを覚えながらお互いに自室に入っていく。
「あぁー ゆめなーらばーどーれほどーよーかったでーしょぉー」
翌日、目が覚めてももちろん沙耶は冷淡であった。学校に登校するやいなやお姉さん系オナホの画面を朝イチで見せて、お前も
「てめっ っざっけんな」
そんなこんなで昼休み、和真はまたもや弁当を忘れていたのだが、今日は沙耶は来ず、翔にすがりついて弁当の米を分けてもらった。
その日も帰宅後、両親の前ではいつも通りだが、二人きりになると冷淡になる沙耶と大した会話もすることなく1日を終える。
同じような日が5回ほど過ぎたある夕焼けが美しく、空を紫色に染め上げていた日の夜、寝苦しさから夜中の1時に和真は目が覚めてしまう。
「(トイレ…)」
なんとなく尿意を覚え、寝ぼけながらトイレへ向かう。なぜか明かりのついたトイレへと。意識がはっきりしない中でふらふらと目を擦りながらトイレへと向かったのがいけなかった。
「んっ// おにぃっ あっ…んっぁ♡ んくっ ああっ」
ドアを開けると、むわっとした甘い雌の匂いと、スマホからしか聞いたことのない高く、色気のある声、わずかな水音が和真を支配する。
他でもない、沙耶がトイレに座って、ズボンとパンツを足首まで下ろした状態で毛など一本も生えておらずピンク色の自分の股間に手を当てていたのだ。
「んあっ♡ へ、へぁ…? ひっ お、おにぃ」