【R-18G】命散るとき、花は咲く――ファイアーエムブレム無惨 作:無為庵閑人
淫魔の僕
満月の夜のことだった。
「フロリーナ……」
キアラン公女であり、今では事実上のキアラン侯となっているリンが親友の名をつぶやく。
フロリーナはペガサスナイトの一人だ。ペガサスナイトは単独行動が多い。そのため、通信用の魔導石を用意することが多い。だが、それにここ数日間反応がない。大体、この状態が1月続けば行方不明という扱いになる。
こうなると、生存している可能性はほとんどない。生きていたとしても、良くて捕虜、悪ければ奴隷として人身売買されている。もっとも捕虜であってもたいていの場合、拷問・陵辱されて心身に深い傷を負い、救出されてもそのまま修道院行き=一生隠棲生活なのだが。
死亡していた場合には、死体すら見つからないのが普通。どこで死んだのかもわからないのだから当然のことだ。仮に見つかっても腐敗ないし動物や蟲の蚕食による損傷で遺体はぐちゃぐちゃになっているか白骨化。したがって、身元不明ということが当たり前。辛うじて衣服の一部や遺留品の1つでも見つかって身元が分かれば御の字だ。
大切な親友。そんな彼女が生死不明。信じたくはない。
信じたくはないのだが、このまま連絡が途絶する公算は小さくない。そして、仮に死亡していたとしても、その遺体を捜索する余裕もない。もう、生死不明のままなのだろうか。
ふっとため息が出た。
それと同時に。
フワリと、甘ったるい匂いが漂う。どこからそんな香りがするのか。不思議に思ったリンが香りの出本と思しき窓辺に目を向けた。
そこに紫髪の少女が腰掛けていた。
リンが思わずパッと駆け寄り、少女の手を取る。
「フロリーナ!」
歓喜の笑みを浮かべて親友の名を呼ぶリン。
「心配したじゃない! 何かあったの?」
「別に、何か変わったことはないけど」
窓辺からスッと音もなく降りる。かと思うと。
フロリーナがいきなり、キスをしてきた。
リンの鼻腔を、ミルクよりも蜜よりも甘い、ただただ甘い香りがくすぐる。甘すぎる香りに、少し頭も目もくらくらとしてくる。
「んんんんんんんん???」
リンの頭の中は完全に混乱していた。確かに、フロリーナはだれよりも大切な親友で仲間だ。だが、それはあくまで仲間として、親友として、だ。キスするような仲ではない。第一、リンの性的志向は異性愛だ。
だが、それに構わず重ねた唇の間から、舌をねじ込んでくるフロリーナ。
くちゅっ♥ くちゅっ♥ くちゅっ♥
舌がねっとりと絡めあう。そして、フロリーナとリンの口はピッタリと重なる。
じゅるり。じゅるり。じゅるり。
フロリーナはリンの唾液まで吸い始めた。
あまりのことに、混乱し、されるがままだったリンも、流石に異様なものを感じてフロリーナを押しのける。
「どうして。リンは、私のこと、嫌い?」
小首をかしげるフロリーナ。その顔は悲しそうでもあるが、口角が微妙に上がっていて挑発的な笑みを含んでいる。
「そういうわけじゃないわよ……。私たちは女同士よ。そりゃあ、フロリーナが男の人が苦手なのは知ってるけど、こういうのはちょっと違うと思うし」
「そうでもないわよ。好きあっているのに、男も女もないわ」
フロリーナが妙にトロンとした目でリンの目を見つめる。気持ちが引き込まれそうな、不気味なほどに美しく輝くフロリーナの瞳。ようやく、リンは親友から漂う雰囲気がまるで違うことに気づいた。普段のフロリーナは控え目でおどおどした娘だ。戦いのときはともかく、普段は伏し目がちで、声も小さい。普段はリンの後ろに隠れていることも珍しいことではない。しかし、今目の前にいるのはコケティッシュで、どこか売春婦のようでもある。堂々としているわけではないが、少なくともリンの後ろに引っ込んでいそうな感じは全くない。
「貴女、本当にフロリーナなの」
リンの警戒心が一気に最大となる。足を後ろに引き、いつでも応戦できるような姿勢をとる。神器ソール・カティこそ持っていないが、素手の格闘でも並大抵の者には遅れをとらない。だが、遅かった。
「私はフロリーナ。間違いないわよ、でも、ね。私は淫魔として、生まれ変わったの」
紫髪の少女もまた、その本性を露わにする。妖艶なオーラを放出し、リンを圧倒する。かと思うと、フロリーナの影から、いくつものぬらぬらとした粘液をまとった触手が数本生えてきた。
「リンにも、極上の快楽を感じてほしいわ」
オーラに気圧されたリンはなすすべもなく、触手によって手足を絡めとられた。さらに、いくつかの触手がリンの部屋着をずたずたに引き裂く。そのせいで、リンは素っ裸にされてほの白い乳房も、誰のものにもなっていない下の花弁も剥き出しになった。
「フロリーナ! 止めて!」
必死に哀願するリン。頭が状況を理解しきれていない。フロリーナが帰ってきたかと思えば、いきなりキスしてきた。そして、この気色の悪い触手である。
「止めないわ。リンは私のもの。そして、リンも私と一緒に永遠の快感に浸ってほしいな」
フロリーナの瞳は美しいものの底知れぬ妖気を漂わせている。そのせいで、彼女の微笑は恐ろしく妖艶であるが、言いようのない薄気味の悪さが漂っている。
それでも、リンは大切な親友が心を取り戻すことを期待して何度も名前を呼ぶ。だが、それは何の意味もない行為だった。
そうこうしているうちに触手はリンの美しい裸体を這いずり回っていた。そして。
「ひぎいっ!?」
一本の触手がリンの秘所に侵入した。まだ、誰にも許していないそこからは、一滴の純潔の証が流れ出る。
「リンのはじめて。貰っちゃった♥」
フロリーナは満面の笑みを浮かべる。どうやらこの触手は淫魔と感覚を共有するようだ。その触手が前後に動く。すると、フロリーナは歓喜の表情で、腰を動かして自らの股間を弄りはじめた。他方、リンの方は破瓜の痛みと濡れてもいない膣内の挿入の激痛で、絶叫していた。
「い、痛いっっっ!! 止めて! こんなの、フロリーナのすることじゃない! お願い! 優しいフロリーナに戻ってぇぇ!」
「リン……痛いのね。でも、もうちょっとしたら、痛くなくなるから、もう少しの我慢よ」
一本の触手がリンの口中に侵入する。すると、その先から、妙に甘ったるい液体が射出された。リンはそれを拒否することもできず、そのほとんどを無理矢理飲み込まされた。
ドクン。
心臓の鼓動がおかしくなったのをリンは感じていた。体内が急に熱くなってきた。体は火照りを抑えることができない。
そして、股間の刺激は激烈な痛みから、抗いようのないほどに強烈な快感に転じた。
「ひぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!! お、お○んこ、お○んこ、おかしいっ! 触手ち○ぽに犯されているのに、気持ちイイ!!!」
先ほどまでの苦痛の顔は、一転して快楽に蕩けるメスの顔になっていた。だが、それと共に体の様子がおかしくなってきた。目からは、いつもの輝くような生気が失われつつあり、トロンとしながらも病人のような目の色になりつつあった。肌も荒れ、色もくすみ出した。なのに、リンは悦楽の表情はそのままで、恋人との熱い夜を過ごすかのように腰を、触手の動きに合わせるようにグラインドさせる。
触手がリンの乳首をいじりはじめた。乳首のコリッコリッとする感触がフロリーナにも伝わってくる。かと思うと。
ぷしゃああああああああああ。
「な、何でおっぱいが!?」
サカ族には乱交婚の風習はないし、恋人すらいない処女のリンは当然、母乳など出るはずがない。だが、リンの双乳の先からは噴水のようにミルクが噴出している。
「おっぱい出てる……。き、気持ち、イイっっっっ!」
「んーーーー♥ リンのおっぱい、甘くて濃くて、とっても美味しいわ」
触手を通じてリンの母乳を吸い取るフロリーナ。リンは全身の力がどんどん抜けていくように思えてきた。だが、それは「気のせい」ではなかった。母乳が噴水のごとく溢れ出るのに反比例して、豊かな胸はどんどん萎びていく。それだけではない。剣士として鍛え上げられた、にもかかわらず筋肉質というわけでもない、いかにも女性らしさを漂わせる肉感的な手足は、脂肪も筋肉も水分も奪われていき細くなっていく。顔も酷いものだ。あっという間に美女の面影は全く失せて、しわだらけで痩せこけた顔となった。髑髏に皮が張り付いただけの状態だ。
なのに、その表情は恍惚としていることが読み取れる。
「ぎ、ぎぼぢい゛い゛い゛い゛い゛」
蚊の鳴くような声だが、快感に襲われているのは間違いない喘ぎ声が漏れ出す。
だが、それもほんの一時のことだった。
「あ……へぇぇぇ……」
リンの首がガクリと落ちる。完全に脱力して、触手の間をずるりと落ちていく。生気を限界まで吸い取られ、命の灯も消え失せたようだ。肌は完全に土気色。それどころか、指先は水気を完全に失い、茶色くなりつつあった。豊かな胸は100歳の老婆のように萎びて伸びきっていた。
すっかり干からびたリンの身体。淫魔と化したフロリーナにすべての生気を吸い取られてしまった。もし、普通のものがリンの遺体を見れば、死後随分経ったミイラにしか思わないだろう。だが、よくよく観察してみれば、白目はまだ水気を帯びている。ミイラのようで、ミイラではないという奇妙な死体だ。
「ああ……リン。なんて可愛そうな姿になっちゃって……」
自分が生気を吸い取ったことなど忘れたかのように陶酔と憐憫の情をもって、ベッドに横たわるリンだった干物を見下すフロリーナ。
「今助けてあげるからね」
そういうと、フロリーナの股間からありえないものが生えてきた。
勃起した特大の男根だ。
その太さと大きさは子どもの腕くらいはありそうだ。その剛物をしごき始める。
どぴゅっ!
まだこの身体に慣れていないのか、フロリーナは数度擦っただけで大量のザーメンを放出してしまった。その白濁液はこと切れたリンの身体にくまなくぶっかけられた。
欲望の白い雫は不思議なことにリンの乾いた身体に急速に染み込んでいく。
フロリーナの一物は放精したにも関わらず、未だ凜々とそびえ立っている。血管もくっくりと浮かび上がり、力強く脈打っている。むしろこれからが本番と言わんばかりの逞しさだ。
フロリーナがリンのミイラの股を開く。まだ硬直していない、「死にたて」の体であり、足はすっと開く。まだ、リンの股間は愛液でぐっしょりとぬれていた。
そこにフロリーナが自らの特大男根をねじ込む。そして、普通の男女のまぐわいのように激しく腰を動かし始めた。
「あああん♥ リンの処女◯んこ、私の◯ンポにぴったり」
悦楽の表情を浮かべるフロリーナ。彼女の腰はすさまじい勢いでピストンしている。並の男では追い付かないほどのスピードだ。
「あん。リン○んこ、ミイラになっても気持ちいいわ。でも、やっぱり生きていないと……リン、そろそろ起きなさい」
ぐるん。
白目を剥いていたはずのリンの目が突然動いた。それだけでなく、白濁した眼球に瞳の彩が戻る。ただし、その色は血のような真紅。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
リンのミイラが呻き声を上げ始めた。
「ふ、ろ、り、ぃ、な」
ミイラの口から言葉が漏れる。
「おはよう」
フロリーナがにっこりと笑う。リンをエナジードレインしていたときとはうって変わって、すがすがしい朝の寝起きのときのような爽やかな笑顔。
「これから、リンにもいっぱい、気持ちいいことしてあげるからね」
どくっ! どくっ!! どくっっっっっ!!! どぴゅっ! どぴゅるっっ!
フロリーナの男根からは大量の精液がほとばしる。それを吸収していくかのように、骨と皮だけになっていたリンの身体は急速に瑞々しさを取り戻していった。
射精が終わり、フロリーナの一物がするりと抜けた後、リンは生前と変わらない、いや、前よりもさらにセクシーで美しい体となっていた。輝くような肌と透き通るような髪の艶かしさは箱入りの貴族令嬢でもかなうまい。胸とヒップの張りや腰のくびれも精巧な名工・芸術家の手による彫刻を思わせるほどであり、理想的な人体の見本といってよい。
元々美人の顔立ちも、ますます美しさに磨きがかかっていた。鮮やかで輝くような瞳にルージュを引いてもいないのに艶めかしく瑞々しい唇。文字通り薔薇のような頬。歴史上に残る絶世の美女と言っても言い過ぎではない。おそらく、大抵の男はリンの顔を見ただけで恋に落ち、たとえ死にかけて枯れた老人や精通すらしていない幼児でさえ、リンの裸を見ただけで男根を勃起させて一こすりしただけで暴発してしまうだろう。
全裸のリンがフロリーナの前にひざまずく。
「フロリーナ様、私めに再び命をお授け下さり、ありがとうございます」
言うなり、フロリーナの足を舐め始める。
「我が主君・フロリーナ様への忠誠をお誓い申し上げます」
裸足のフロリーナの足を丁寧に舐め続けるリン。
「そしたら」
フロリーナの股間の一物がまた、巨大化する。
「この極太ち○ぽで、忠誠の儀式をしてあげるわ」
フロリーナが器用に、勃起した自らの男根をリンの頬にぴちぴちと音を立てて当てる。頬をペニスで打たれているにもかかわらず、陶酔の表情を浮かべるリン。
「愛しき我が君主・フロリーナ様。我が剣はあなたの盾となり、我が命はあなたのためにのみあります。いかなる脅威からもあなたを守り抜くことを、我が魂にかけて誓います。そして、我がおま○こと口と尻はあなたのペニスケースとなるためにいつも濡らすことを誓います。いつでもどんなときでも私の体であなたの性欲を満足できるように性技を磨くことを誓います」
フロリーナのふたなりペニスで、首を打たれながらリンが淫らな騎士の誓いの口上を述べる。
そして、口上が終わると至福の表情でフロリーナの特大勃起をしゃぶる。10分ほど夢中でフェラをすると、フロリーナからの「恵みの白濁」がリンの口中に放出された。それをうっとりした様子でテイスティングすると、すべて飲み下した。
「ご主人様。貴女様の第一の下僕にもっとお情けをくださいませ」
リンがフロリーナの剛直を撫でまわしながら懇願する。
「じゃあ、今度は、リンのお尻の穴、犯してあげるからね」
「ああ⋯⋯私の最も穢いところをフロリーナ様に犯していただくなんて⋯⋯」
悦びに打ち震えるリン。
かつてならありえない。自分から売女のようにエロティックに腰を振り尻を向け、菊門を手で押し広げて挿入をねだる。それに応えるように、フロリーナは再び勃起した剛直を肛門に押し当てる。
「おぅほぉぉぉぉ♥ ケツ穴来たぁぁぁぁ♥」
挿入されただけで絶頂に達したリン。半開きの口元からは狂犬病に罹った雌犬のような涎を垂れ流す。
「ああ♥ リンのおしり、とっても素敵。お○んこも絶品だったけど、こっちも素晴らしいわ」
「お褒めいただきありがとうございますぅぅぅ……♥」
2人のまぐわいは朝まで続いた。リンは、全身の穴という穴をフロリーナの肉棒で貫かれた。耳や鼻は肉棒を挿入こそされなかったが、大量の精液を注がれていた。淫魔と化したフロリーナの精力は絶倫どころか無限大と言っていいほどで、硬さも大きさも、射精量も変わらなかった。
何度も何度も情を交わしたおかげで、終いにはリンの腹は妊娠初期のように軽く膨らんでいた。
そして。
朝日が昇る頃にリンの私室の中が再び濃厚な甘ったるい香りに包まれたかと思うと奇妙な赤紫色の渦が生じた。その中に2人は消えていった。
君主であるリンが失踪したキアラン侯軍は大混乱に陥る。指揮官を喪失したキアラン軍は、リキア同盟軍からまもなく脱落していった。それからしばらくして、同盟軍や黒い牙、ベルン王国軍の前に謎の女剣士が立ちはだかるようになった。顔には異国の魔物を模した不気味な仮面をかぶっていて表情をうかがうことができないが、身にまとう物は金色のマイクロビキニ(もちろん、エレブ大陸にはそんな言葉はない)だけ。巨乳かつ美乳で、スタイル抜群ではあるが、見惚れる前に首が飛んでいるという超腕利きの女。もっとも、刎ねられた首を見ると男たちは至福の表情で逝けたようだが。
一度戦に出れば1人で数百人斬るという化け物じみた強さで、多くの将兵が犠牲となった。
その手に持っている剣は神器ソール・カティであるとも噂されている。確かではないのだが、弓矢で仕留めようとしても魔法で食い止めようとしても彼女の一太刀ですべて叩き落され、無効化されてしまう。さらに、数百人斬っても刃こぼれどころか切れ味が鈍くなることすらないため、ほぼ間違いなく何かしらの神器であろう。
この一騎当千の女兵の傍らには悪魔のような出で立ちの紫髪の娘が1人。
こちらはこちらで、触れられただけで男たちは歓喜にわななき、股間の一物を勃たせて凄まじい量の精液を放出、出すものがなくなると最後は血を噴水のように発射してミイラのような干からびた姿となって死んでいった。女の方も母乳と愛液と血を、男たちと同じように噴出させてミイラと化した。
その上、[[rb:魅了 > チャーム]]の魔法で一軍を同士討ちさせるので、こちらも大軍が何の役にも立たない。
そして、誰もいなくなった戦場で、ふたりの娘は情交していた。血腥さと妙な甘ったるさとが混ざった香りをまき散らす。干戈の音の無い静寂な空間にふたりの嬌声だけが響く。
こうして、完全なる混沌の勢力が介入したことでエレブ大陸の戦乱はますます深化し、長期化するのであった。