※この作品はR-18です。

【R-18G】命散るとき、花は咲く――ファイアーエムブレム無惨   作:無為庵閑人

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九相図その2~新死相

 アリティア騎士団が皆処刑された数日後。いよいよシーダの死刑執行の番が回ってきた。

 刑場には多くの市民が集まっていた。

 そして、大量の「罪人」たちの首、磔台や絞首台に晒されたままの遺体は片づけられていなかった。唯一、火あぶりにされた者たちの生焼け死体だけが邪魔くさそうに、刑場の片隅に寄せ集められていた。

 地面に吸い込まれた大量の血とすでに爛れ始めた死体とが凄まじい臭気を放ち、辺りを支配している。戦場慣れしている兵士たちですら顔をしかめ、鼻から下を布で覆う。ましてや動員された一般人はこの臭い自体が「拷問」のようであった。気分が悪くなってうずくまる者、嘔吐する者などが続出する。

 

「これより罪人の刑を執行する!」

 執行官の宣言と共に刑場にシーダが連行された。心だけでなく、身体も少し衰弱しているのか、足元が少しふらつく。だが、刑吏たちはそれにかまうことなく、彼女を断頭台の前まで引き出す。

 シーダに目隠しがされる。動かないように姫の両脇を刑吏たちが抱えこみ、断頭台に首がのせられる。白いうなじが、一瞬だが執行人さえをも魅了した。

「神に祈れ。まだ間があるぞ……っ!」

 

 首切役人がそういうなり、シーダの首筋めがけて首切りの剣が振り下ろされる。刃は、狙い過たず肌に食い込み、肉を割いて、頸椎同士をつなぐ軟骨を断ち切り、細首を断ち切った。シーダの首は勢いあまって宙に舞ったものの、すぐに落下して首籠の中に転がっていった。頸動脈から噴き出た鮮血は、斧にはじかれて刑吏の身体と断頭台を紅に染める。だが、刑吏たちは受刑者の血に染まることなど慣れていた。口元一つ動かさず、生命を失った姫の胴体を前かがみにして、身体から血液を抜く。

 首切り役人はシーダの目隠しをとり、長い髪をむんずとつかみ、首籠の中から首級を取り出し、高々と掲げ、観衆たちに見せつけた。群衆たちからは嗚咽交じりのシーダへの罵声が飛び交った。

 こうして、正午丁度に刑は滞りなく執行され、シーダ王女は短い生涯を閉じた。首切役人が腕利きだったおかげで、ほとんど苦痛なく逝くことだけが唯一の幸運だった。

 シーダの死刑を「見届けた」アリティア軍の首や遺体は片づけられた。あまりに多い死体をかたずけるために大穴をいくつも掘り、そこに無造作に投げ捨てられていった。処理が終わると、再び土で埋められ、その土饅頭の上に死者を侮辱し呪う文言の書かれた石碑が置かれた。

 唯一残されたのはマルスの首だけだった。シーダの首と並んで晒すのだろうか。

 

 王族であり、「叛逆者」でもあったシーダの遺体は、宣告通りに特別扱いされた。首は槍のようにとがったものに串刺しにされて晒されるのが通例であるが、彼女の首は、丁寧に血を洗い流され、薄化粧を施されて特製の白木でできた獄門台に乗せられた。下から2本の釘を打ち込まれ肉を固定、さらに両脇に粘土を当てて完全に首が固定される。こうした晒し首の方法は、なんでも異国の風習によるらしい。さらにVIP待遇を受けたのは胴体である。通常の罪人ならばそのまま、共同の死体捨て場に埋められて終わる。しかし、シーダの場合、身体も晒すことが決まったのだ。もちろん、わざわざ晒すのだからそのまま、というわけがない。まず、遺体に付いた血と前後の穴から漏れ出た排泄物を洗い流し、首と同じように薄化粧をされた。ここまではまだ死者への餞と言えなくもない。だが、この後は、恥辱以外の何物でもなかった。首を失った胴体は粗末な罪人の服さえも脱がされ、素っ裸にされ、背中を獄門台の柱にもたれかからせ、売女が客を誘うように股を広げられ、よく手入れされた陰毛と花弁が正面からよく見える体勢をとらされて足を固定された。そして、マルスの首級は道を挟んだシーダの真正面、つまりは全裸死体を見守るような位置に移動させられて晒された。

 

 あまりの扱いに、無理矢理見物に動員された者はシーダとマルスを罵り続けながら、涙を流した。罵るのも本意ではなかったが、下手なことをすれば、これが自分の末路にもなることが明らかだった。そのため、それ以上のことは何もできなかったのだ。

 シーダの遺体とマルスの首には、アリティア軍の残党やタリス王国の者たちが奪還しないように見張りが付けられた。しかし、この監視兵に充てられたのが曲者だった。これまで、ペガサスナイト、シスター、女魔導士など、戦場に立った女性を討ち取ってからレイプした実績を持つ「いわくつき」の死体愛好者たち。そんな連中をアカネイア帝国の司法官はわざわざ選別して見張りの任につけた。その意図は明らかだった。もちろん、夜、人通りがなくなってから、彼らが大人しく遺骸の見張りをするわけがない。

「もういいだろ。よーし!これから役得の時間だ」

「全く、こんなイイ女の裸をずっと見せつけられてよぉ。おっ立ったチ○ポが痛くて仕方なかったぜ」

 

 男が指先にオリーブ油をつける。死んでいるのだから、愛撫をしても愛液が出ない。そうなると、犯す方も痛いものだから、油を塗るのだ。そして、全開となったシーダの陰部に指を突っ込む。しばらく、弄っていた男がニヤリとする。

「やっぱりこの姫様、処女じゃねーぞ」

「噂は本当だったんだなぁ」

 噂。それは、シーダが自分の身体を差し出して男たちを味方につけていたというものだった。暗黒戦争のとき、シーダの説得によって連合軍に寝返ったドルーア側の将兵がいたのだが、それに尾ひれがついて、そういう話になっていた。凌辱者たちは知る由もなかったが、シーダはマルスのグルニア出兵の前夜、初めて情を交していたのだ。他の男に体を許して、その対価として味方につけるような真似は断じてしていなかった。だが、男たちにとってはシーダが処女でなかったというだけで、噂の裏付けには十分だった。

「ヤリマンだけあって、M字開脚がよく似合うよなぁ」

「でも、おまんこはキレイな色してるぜ。おっぱいもそんなに大きくないしな」

「ビッチでもナニがキレイなのはいるさ。それに、前戯なしでも濡れまくってたんじゃねーの?」

「あー。それで、胸は小さ目なんだな。揉まれてねぇから」

「でも乳首は結構デカいぞ」

「乳首が性帯感だったからだろ? そこだけはいっぱい吸われたんだろ?」

 晒しものとなったシーダの身体をくまなく弄びつつ、適当なことを言って凌辱者たちが嘲笑う。

「さぁて、とっとと始めるか!」

「楽しみだよなぁ……姫様とヤる機会なんてそうそうないぜ」

「王子様よぉ、てめぇの婚約者が犯されるのをしっかり見てろよ」

 男たちがズボンを脱ぎ始める。とっくにペニスは勃起しており、準備万端。昼間のうちに順番とどこを犯すのかは決めていたようで、シーダの前後の穴に愛液代わりの油を塗りたくると、手馴れた様子で挿入する。シーダも、まさか死後に両穴二本差しで犯される羽目になるとは夢にも思っていなかっただろう。

「おおっ! ほとんど処女と変わんねぇ具合だぜ」

 前穴にモノをぶち込んだ男が感嘆する。

「ケツ穴もいいぞ……淫乱のくせにケツじゃさせなかったのかな」

 シーダの遺体を犯しながら、死体愛好家たちは、シーダへの嘲り続けていた。

 あるものは晒し台の生首をとりだしたかと思うと、屹立したモノを喉の側から挿入した。わざわざ異国の晒し首の方法を取ったのも、首を犯すのに都合がいいからだった。槍で突き刺すと喉のしまりが少々緩いのだ。さらに、硬直しかかった顎を開くと、亀頭がシーダの喉の奥から見える。首を動かすと一物で押し出された舌がベロベロバーをしているかのように動く。やはり閉じたままのまぶたを無理矢理開くと光を失った瞳が露わとなり、男の動きに合わせて回る。その有様は滑稽なアヘ顔で犯されているかのようにも見える。もとの美貌故にかえって無様だ。

「お前、首で抜くの好きだよなぁ」

 凌辱者の一人が、自分のことは棚に上げて呆れる。

「こんなの生きてる女じゃデキねぇだろ。それに、あのシーダ姫の首だぜ? 極上モンだ……こんなのしなきゃあ、一生の後悔だ……おぅ。くうぅぅぅぅ……。ロイヤルビッチの喉まんこ、今までの女とは比べ物になんねぇ……っ」

 シーダの生首をオナホール代わりにしている男が少しうめくと同時に大量射精した。生きているときならば飲み込めるはずの精液は逆流して口元から溢れ、涎を垂らしているようだ。死姫の虚ろな表情が、ますます無様になっていく。

「へぇー……そんなら、俺も試してみるか」

「おう。やってみろよ」

 口中射精ですっきりした男が、順番待ちの男に首をひょいと投げ渡す。その男もシーダの喉から挿入し、首を激しく動かす。

「おおおおお!! こいつはいい! いいぜぇ!! 確かにこりゃあ、クセになってもおかしくねぇや」

 待つのもまどろっこしくなった男はシーダの髪で自分のものを扱く。あるいは、硬直した胸にペニスをあてがって乳首ズリをはじめる。死後硬直が始まっているせいで余計にコリコリした感触の乳首が亀頭と鈴口を良い具合に刺激する。

「おいおい。そんなに焦っちまうと順番が回ってきても勃たなくなっちまうぞ」

「だってよぉ、これ以上据え膳されるのも辛いんだぜ。それに、別嬪さんだし一晩中おっ立ってそうだ、問題ねぇよ」

 

 犯した連中は明るくなるとともに見張りの任に戻る、もしくは交代して姿を消してはいたが、凌辱の跡はわざと残した。

 首は、こじ開けられたまぶたと押し出された舌を直さず台に戻されたため、間抜けなアヘ顔になったままだった。死んでもなお艶のある髪と未だに愛らしさを残している唇にはザーメンがこびりついており、始めの方に出されたものはパリパリに乾ききっていた。そして、胸をはじめとした胴体にも大量の白濁がかけられていた。股間と肛門からも欲望の汁の跡が幾筋も垂れているのは言うまでもない。額には「オナホ姫」、体のあちこちに「ドスケベ王女」「ちっぱいでごめんなさい」「私をその極太チ○ポで貫いて」「死んでも男好き」「ビッチ」などの落書きがされていた。

 普段ならば触れることすら許されない存在。しかし、今や物言わぬ屍――それも大逆の汚名をかぶせられたシーダを凌辱することは半ば公認されていた。ましてや、大陸広しといえども、彼女に並ぶ美貌の持ち主はそうそういないとまで言われたほどの美姫である。死体であったとしても欲望を掻き立てられるものは案外に少なくはなかった。次の晩も入れ代わり立ち代わりシーダを犯すために刑場に男たちがやってきた。

 死刑執行から二日目の夜。死後硬直が解け始めた。カチカチの部分と柔らかさを取り戻した部分が入り混じっているのが愛好者の好みに沿っているようで、夜の来訪者の数はピークに達した。この日には、だらりとした死姫の身体と顔にはザーメンがかかっていないところを探す方が難しかった。

 夜が明けるたびに増していく凌辱の痕。心ある人々は早く、この狂った宴が終わることを願い、なるべくシーダの無残な姿を見ないようにすることだけしかできなかった。

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