空×神里綾華
神里屋敷の奥深く、客人用の控えの間。
障子が静かに閉められ、薄暗い明かりが柔らかい影を落としていた。
「旅人様。……こちらへ、お入りください」
神里綾華は、膝を揃えて正座し、静かに頭を下げた。
白く透き通るような肌に、淡い桜色の着物が優しくなじみ、長い銀髪が肩に流れ落ちている。いつものように上品で、どこか緊張した様子すら漂わせていた。
「本日は、本当にありがとうございました。魔神の残滓の処理……危ういものでしたのに、旅人様がいらしてくださったおかげで、誰一人として傷つくことなく済みました」
空は胡坐をかいて彼女の向かい側に座る。
「礼ならもういいよ。神里家の依頼だからな、当然のことをしただけだ」
「いいえ。……私は、そうは思いません」
綾華は顔を上げた。蒼い瞳が、静かに、しかし確かに空を捉えている。
「旅人様は、いつも誰かのために行動なさる。その優しさを、私は……近くで見ていて、時折、胸が苦しくなるのです」
「苦しく?」
「はい。自分だけが、特別に扱われているような錯覚をしてしまうからです」
彼女は小さく息を吸い、決意したように言葉を続けた。
「今夜は……特別な御礼を、させていただけないでしょうか。旅人様を、少しだけ……私のものにさせてほしいのです」
空が軽く眉を上げると、綾華の頬が薄く朱に染まった。それでも彼女は視線を逸らさなかった。
「もし、ご迷惑でなければ……」
「迷惑、なんて言うわけないだろ」
空が笑うと、綾華はほっとしたように目を細め、そっと立ち上がった。そして、空の前に膝をつくと、ゆっくりと彼の手を取る。
「……では、失礼いたします」
柔らかな指先が、空の手の甲を撫でる。温度が、じんわりと伝わってきた。
「旅人様の手は、たくさんの戦いを経て、少しだけ荒くなっていますね。……でも、とても温かい」
彼女は空の手を自分の頬に当てた。冷たい雪のような肌が、熱を帯びていくのがわかる。
「綾華……?」
「少しだけ、触れていても……よろしいでしょうか」
空が頷くと、綾華は目を閉じ、彼の手のひらに自分の頬をすり寄せた。長い睫毛が震え、吐息が熱を帯びる。
「ん……」
小さな声が漏れた。彼女は空の手を、自分の胸元へと導く。着物の合わせ目から、柔らかい膨らみが、わずかに覗いていた。
「……旅人様の手で、私を……確かめてください」
空が指先を滑らせると、着物の下から直接の感触が伝わってくる。張りのある乳房が、掌に収まるほどではないが、しっかりと重みを持って応えた。乳首はすでに少し硬くなり、触れるだけで小さく跳ねる。
「あっ……ん、く……」
綾華の声が、普段の丁寧さを残したまま、甘く揺れた。
「……敏感なんですね」
「は、はい……旅人様に触れられると、すぐに……熱くなってしまうのです」
空が親指で乳首を軽く摘むと、綾華の腰がびくりと震えた。彼女は自ら着物の帯を緩め、胸元を大きく開く。白い肌が露わになり、淡い桜色の乳首が、興奮で色を濃くしていた。
「見てください……こんなに、硬くなってしまいました」
彼女は空の手を両胸で挟むようにして、ゆっくりと動かす。柔らかな肉が、指の間を埋めていく。
「んっ……ふぁ……旅人様の手、熱い……」
空が両乳首を同時に摘まみ、軽く転がすと、綾華は思わず声を押し殺した。
「あっ……や、やさしく……いえ、もっと……強くしても、構いません」
「本当に?」
「はい。……私は、旅人様に触れられたいのです。どこもかしこも」
空は彼女を抱き寄せ、唇を重ねた。最初は控えめな口づけだったが、すぐに舌が絡み合う。綾華は不器用ながらも懸命に応えた。甘い吐息が混じり合い、唾液の音が静かな部屋に響く。
「んっ……ちゅ、れろ……旅人様の舌、熱い……」
唇を離すと、糸が引いた。綾華の瞳はすでに潤み、唇は赤く腫れていた。
「……次は、私の方から」
彼女は空の帯を解き、下半身を露わにする。すでに硬く勃起したそれを見て、わずかに息を飲んだ。
「……立派ですね。こんなに、私のために……」
白い指が、慎重に茎を包み込む。上品な手つきで、上下にゆっくりと動かし始めた。亀頭を掌で覆い、時折親指で裏筋を撫でる。
「ん……熱い。脈打っています。……私の手が、気持ちいいのでしょうか」
「ああ……上手いよ、綾華」
「ふふ……嬉しいです。もっと、気持ちよくなってください」
手コキの速度が徐々に上がる。先走りが溢れ、指の間で粘ついた音が立ち始めた。綾華は時折、先端に唇を近づけ、軽く舌を這わせる。
「れろ……ん、ちゅ……味が、します。少し塩辛くて……でも、嫌いではありません」
彼女は膝を進め、とうとう咥え込んだ。口腔の熱が、亀頭を包み込む。上品な顔で、深く、丁寧に。
「んむ……れろ、ちゅぱ……んっ、深い……」
奥まで咥えようと試み、喉の入り口で少しむせる。それでも離さず、唾液を垂らしながら奉仕を続ける。空が彼女の銀髪を優しく撫でると、綾華は嬉しそうに目を細めた。
「んふ……旅人様の、全部……私の口で、感じさせてあげたいのです」
しばらく濃厚なフェラが続いた後、空は彼女を抱き上げ、畳の上に優しく寝かせた。着物を完全に開き、下半身を露わにする。すでに愛液で濡れた秘部が、薄く開いていた。
「……恥ずかしいです。でも、見ていてください。旅人様のために、こんなになってしまいました」
空が指で割れ目を割り開くと、透明な蜜が糸を引く。彼が顔を近づけると、綾華は慌てて腿を閉じかけた。
「や、やです……そんなところ、直接……」
「嫌なら止める」
「……嫌、ではありません。ただ、あまりにも……淫らで」
空が舌を這わせると、綾華の背が大きく反った。
「ひあっ……! んっ、あっ、そこ……やわらかい……」
クンニを丁寧に、しかし容赦なく続ける。クリトリスを舌先で弾き、時折吸い上げる。愛液が増し、空の唇を濡らしていく。
「あっ、あっ、んくっ……旅人様の舌、だめ……熱くて、変になってしまう……」
彼女の太ももが震え、腰が勝手に浮く。空が中指を浅く挿入し、内側を刺激しながら舌を動かすと、綾華の声が完全に甘く崩れた。
「ひぁっ……! そこ、だめっ……指と舌、同時は……あっ、イっ……イってしまいそうです……!」
「いいよ、行け」
「んあっ……! 旅人様の、前で……は、恥ずかしいのに……あっ、あっ、出るっ……!」
彼女の腰が大きく跳ね、大量の愛液が空の口元に溢れ出した。長い余韻の中、綾華は荒い息を繰り返し、涙目で空を見上げる。
「……すみません。あまりにも気持ちよくて、我慢できずに……」
「謝ることないだろ。綺麗だったよ」
「……そんなこと、言われたら、もっと欲しくなってしまいます」
彼女は自ら脚を開き、空を誘うように腰をくねらせた。
「お願いします。……中に、入れてください。旅人様の熱いのを、私の奥で感じたいのです」
空が体位を整え、ゆっくりと腰を進める。入り口が抵抗し、そして徐々に受け入れていく。熱い肉壁が、きつく締め付けてきた。
「んっ……く、ふぁ……入って、きます……太い……」
「痛くないか?」
「大丈夫、です。……少し、きついですが……嬉しい痛みです」
根元まで埋めると、二人は同時に息を吐いた。空が動き始めると、綾華はすぐに甘い声を漏らし始めた。
「あっ、あっ……んっ、深い……旅人様の、奥まで届いて……」
正常位で、顔を見合いながらの濃密なピストン。汗が肌を伝い、着物が完全に乱れ、銀髪が畳に広がる。空が彼女の両脚を抱え上げ、角度を変えると、綾華の声が一段と高くなった。
「ひあっ……! そこ、だめっ……当たって、変なところに……あっ、イキそう……また……!」
「一緒に行こう」
「は、はい……旅人様と、一緒に……んあっ、あっ、出して……中に、出してください……!」
空が最後に腰を深く突き入れると、熱い精液が奥に放たれた。綾華は背を大きく反らし、長い喘ぎとともに絶頂に達する。子宮が収縮し、精液を貪欲に飲み込んでいくのがわかった。
「んあっ……あ、熱い……中が、熱くて……満たされて……」
しばらくの間、繋がったまま息を整える。空が彼女の額に軽く口づけを落とすと、綾華は満足げに目を細めた。
「……ありがとうございました、旅人様」
「俺の方こそ」
「ふふ。……まだ、少しだけ、このままでいても、よろしいでしょうか」
「もちろん」
彼女は空の胸に顔を埋め、静かに微笑んだ。
障子の外では、夜風が桜の香りを運んでいた。
「……また、いつか。旅人様が戻ってこられた時には、また……私を、独占させてくださいね」
「ああ。約束するよ」
綾華は小さく頷き、空の体温を確かに感じながら、穏やかな余韻に身を委ねた。