「はぁーあ……」
ロアの中心部に建つ、城と見紛う領主館。由緒ある城塞都市を一望するバルコニーに頬杖を突くのは、鮮やかな真紅の髪を持つ幼い少女、エリス・ボレアス・グレイラットだ。いつも怒声を張り上げるか、怒声を張り上げる直前の沈黙を保つかしかしない小さな唇が、今日は溜息をついている。
「ねえ」
「はひっ!」
「このところギレーヌが直ぐいなくなるんだけど、どんな用事か知ってる?」
たまたまエリスの背後を通った不運な使用人が、外見だけは可憐な小さき暴君の前で踵を合わせ、背筋を真っ直ぐに伸ばす。水を変えようとしていた花瓶を落としかけて、下半身がずぶ濡れになった。
「あ、ああ……商家のご子息に読み書きと算術を教わっているとか」
「どうして!?」
「どうしてってそれは……あの歳ですから、ねえ?」
侮蔑が交じった苦笑いを目にした瞬間、エリスの眦が吊り上がった。
「歳なんて関係ない! ギレーヌはすっごくすごいんだから、そんな商人の息子なんかに教わる必要ないでしょ!? ていうか、誰!?」
「ぞ、存じ上げませんっ」
「本っ当に!?」
「本当に本当ですっ! 誓いますっ!」
金切り声を上げた使用人が、花瓶を抱き締めながら半泣きで訴える。エリスの恐ろしさは、屋敷に仕える全ての人々が骨身にしみていた。特に執事のトーマスなどは、以前貴族の家で働いていた経験が災いして勤務初日にエリスに説教してしまい、理不尽かつ凄まじい物理的な反撃を受け、恥辱と恐怖と苦痛の余り5日間ベッドから起き上がれなくなったという噂が、使用人たちの間でまことしやかに囁かれていた。
「フン! 行きなさい!」
苛烈という文字を擬人化したような幼い少女に許され、使用人はびしょびしょのズボンはそのまま、内股で逃げ去っていった。再びバルコニーからロアの街並みを見下ろし、再びため息をつくエリス。
「……一緒になら、勉強しても良いかなーって思ったのに」
「こっちは処女なんだよな? ギレーヌ」
「お前は何を言っているんだ?」
逞しい太股を撫でられ、尻たぶを広げられたギレーヌは、濃いピンク色のアナルを曝け出しながら怪訝な表情でルドルフを振り返った。部屋に呼びつけて早々、屈強な雌獣を裸にしたデブガキが、薄笑いを浮かべる。
「僕の肉便器になるんなら、こっちだって立派なハメ穴だからね」
「そこは何かを入れる場所じゃないぞ。気は確かか?」
「大丈夫だって! ほら、お風呂に入るよ。尻穴を調教する前に綺麗にしなくちゃ」
「洗った程度で中まで綺麗になるわけが……」
「良いから!」
「はぁ」
溜息をつきながらも、ギレーヌはルドルフに手を引かれて屋敷内にある脱衣所へ向かう。そこには鏡や籠が置かれていたが、小さな甕とポンプ付きのチューブが彼女の目を引いた。ギレーヌの傍で服を脱ぐルドルフが、彼女の凛とした美貌を見上げる。
「眼帯は外さないの? 一緒に洗ったら?」
「これは、後で自分でやる」
「濡れるよ?」
「構わない」
「ふーん……」
不思議がりつつも、ルドルフは甕とチューブを持って浴場に入る。彼の後を追ったギレーヌが、湯気が立ち込めるタイル張りの壁と、天然石が使われた浴槽を見渡した。
「凝った造りだな」
「うちは遠くから来た人を泊めることも多いんだ。商談とかでね。そういう人をお風呂と料理でもてなして、交渉の準備を整える……って父さんが言ってた」
「なるほど」
魔術により浴槽から湧き出る湯で自分とギレーヌの身体を濡らし、香料入りの石鹸を使って泡立てたルドルフが、逞しい筋肉で持ち上げられた雌獣の巨尻をひと撫でする。
「ほら、そこに手を置いて」
「なあ……本当にするのか? はっきり言っておくぞ。クソまみれのチンポをあたしのマンコに突っ込もうとしたら、主人のお前でも許さん」
「大丈夫だって。ちゃんと道具があるから。そもそもギレーヌは僕の物なんだから、汚くするわけないだろ?」
「だとしても良い考えとは思えない……ぅっ」
巨尻の谷間に中指を差し入れられ、泡まみれの指先にアナルを撫でられたギレーヌは眉間に皺を寄せ、浴槽の縁を掴む手に力を込めた。暖かな湿気を吸った尻尾が素早く左右に振られる。
「ほら、力抜いて」
「ふうっ……うぐっ!」
ギレーヌが大きく息を吐くと同時に、ルドルフの指がアナルをこじ開けて腸内に侵入する。
「うっ……く、急に掻き混ぜるなっ」
「ふふっ! もう少しだけ我慢しててよ」
「くそ、あたしを後悔させるなよ……うぁっ!」
にゅぐっ♡ぐぷっ♡と、直腸の中でしばらく指を動かしていたルドルフが、褐色の巨尻から一気に中指を引き抜いた。声を噛み殺したギレーヌが、ニヤつくデブガキを肩越しに睨みつける。
「はあっ……で、次は?」
「次はこれだね」
「はぁお゛っ!?」
ポンプ付きチューブの先に付いた硬い嘴状の器具をアナルに突っ込まれたギレーヌが、金色の目を見開いて腰と尻尾を跳ねさせた。チューブのもう片方の先端を甕に入れたルドルフがポンプを握り込むと、ごぼごぼと濁った水音を立て、甕の中身がギレーヌの腸内へ注ぎ込まれていく。
「な、あ゛っ! お、おいっ! 何を、う゛っ!?」
「ほら暴れないで。この中身、金貨5枚もしたんだから」
「値段を訊いてるんじゃなくて……くうぅっ」
次々と注ぎ込まれる粘性の液体をアナルで飲み干させられ、額に脂汗を浮かべたギレーヌが上半身を倒し、猫耳を伏せさせて鍛え抜かれた褐色の肉体を震わせる。その様子を楽し気に見下ろすルドルフは、甕の中身が空になった後、雌獣のアナルからチューブを抜き取った。
「あぐっ! ふうっ……ふー……それで? あたしに何を入れたんだ。答えろ」
「特別に調整されたスライムだよ。性奴隷調教用のね」
目を見開いたギレーヌが八重歯を剥き出すより早く、ルドルフは続ける。
「狭くて暖かくて暗い場所が好みでね。寄生した相手から栄養を貰って、代わりに宿主を浄化するんだ」
「きっ……寄生!? お前! あたしに魔獣を……!」
「大丈夫大丈夫。食べた物の一部を貰う程度だからね。で、一定以上に大きくなると自分の身体を切り離すんだ。だから、ギレーヌはこれからウンチじゃなくてスライムを出すことになるよ。勿論、綺麗なやつをね」
自慢げかつ恩着せがましく言うデブガキを肩越しに睨みつけながら瞼をひくつかせるギレーヌだったが、やがて大きくため息をつく。
「……困った主人だな、全く。そもそもあたしは女なんだから、チンポを挿れる穴を増やす必要なんかないだろ」
「必要ならあるよ。僕だってギレーヌの初めてが欲しいから」
「なっ……初めてって……」
「嫌だった?」
自身の長チンポをギレーヌのがっしりした内股に押し当てながら、ルドルフが訊ねる。つい先日主人の肉棒を迎え入れ、両手両足で拘束してまで膣内射精をせがんでしまった雌獣は、もう一度ため息をついて、スライム浣腸されたてのアナルをきゅっ♡と締め上げた。
「……まぁ、やってしまったものは仕方がない」
「ありがとう。安心してよギレーヌ。絶対後悔させないからさ。それに、強い女ほど尻穴責めに弱いって言うし」
「初耳だ、そんなのは」
うんざりした表情で答えたギレーヌは、上半身を倒したまま巨尻をデブガキへと差し出す。
「……もういい。さっさと済ませろ。今ならほぐれてるだろ」
「いやそれはダメだよ。ちゃんと気持ち良くさせてからじゃなきゃ」
「なるか。馬鹿」
主人相手とはいえ罵倒を抑えられなかったギレーヌが、本日何度目かの溜息をついた。
「だが、好きにすれば良い」
「ギレーヌ、ほんとに気持ち良くなれてないの?」
「ぅっ♡ ぐっ♡……くうぅ♡」
湯気が立ち込める浴室に、呻き声に似た低い雌声が上がる。浴槽の縁に手をついた雌獣が、猫耳を真っすぐにピンと立て、猫尻尾を殆ど真上に向けながら、逞しい褐色の肢体を汗で濡らす。泡にまみれた右手の中指をギレーヌのアナルに出し入れし、左手で皮を剥いたクリトリスを転がしながら、ルドルフはわざとらしく首を捻った。
「良い声は出てるんだけどなあ……あっ、マンコから汁が垂れたよ」
「ふっ♡……ふうっ♡……んう゛ぅっ♡」
浴槽の縁を引っかき、巨尻を目一杯後ろに突き出した状態で膝を震わせるギレーヌが、潤んだ金色の目でルドルフを振り返った。
「こんなのっ♡ はあっ♡ い、イカサマだっ♡」
「どういう意味?」
「そ、それだよっ♡ そうやって動かしたら、マンコを弄ってるのと同じだろうがっ♡」
「ええー?」
ぬぢゅっ♡ずりゅっ♡とアナルに入った中指で膣側の腸壁を擦り、時折指を折り曲げて襞のないつるりとした粘膜筒を拡張し、充血したクリトリスを摘まみ上げるフリをして幾度も指で挟み込むデブガキが、雌獣の頼りがいのある背中の筋肉を見て薄笑いを浮かべる。
「強い女は尻穴が弱いって、本当だったんだなぁ」
「くうっ!ふうぅっ♡……くっそ、ぉっ♡」
「今クソって言った? 僕の話聞いてたかな? クソはもう出ないよ?」
「っこ、このクソガキッ……い゛っ♡ んんん゛っ!♡」
外に跳ねた灰色の髪を波打たせたギレーヌが、屈強な肉体を震わせて汗を飛び散らせる。ぷしゃあ♡と陰唇から潮が噴き出し、白く濁った本気汁がタイル張りの床に滴り落ちた。それをじっくり見つめたルドルフがアナルから中指を抜き、ギレーヌの巨尻を掴み、長チンポの亀頭を巨尻の谷間に宛がう。
「はーっ♡はーっ♡ ま、待てっ! そんなモノ……まだ指しか入ってないんだぞ!」
「そうだけど、今イったのにイくって言わなかったからさ。お仕置きしないと。ほら、もっと腰落として?」
「裂けたらどうするんだ! ぅっ♡」
「大丈夫。治癒魔術は習ってるよ」
口で拒みながらもしっかり腰を落とし、下品なガニ股になったギレーヌ。汗だく雌獣の半開きアナルにくぷっ♡と亀頭をキスさせながら、ルドルフが邪悪な笑みを浮かべる。
「そんなに挿れられたくないんなら、認めなよ」
「な、何を」
「尻穴でイったって。今なら許してあげるよ?」
「それは……い、言うっ!」
自身の肉棒の根元を掴んで動かすルドルフが男根の先でアナルを弄ぶと、冷や汗をかくギレーヌが歯噛みした後、食い縛った歯の間から声を絞り出す。
「い……イった」
「何処で?」
「尻……尻穴でイった! これで良いだろ! だからもっと準備して」
言い終わらぬ内にルドルフの腰がギレーヌの巨尻に密着した。押し出されるかのように、大量の愛液が浴場の床に零れ落ちて広がる。
「お゛っ……う、お゛ぉっ」
「尻穴でイけるなら、チンポ挿れても良いだろ。甘えるな」
「お゛っ……お゛ほおぉっ♡」
ルドルフの傲慢な口調と、一度深々とアナルを貫かれてから抜ける寸前まで引き抜かれる排泄にも似た刺激に、唇を窄めたギレーヌが野太い嬌声を迸らせた。
「くくっ!貰ったよ、ギレーヌの初めて」
「お゛っ♡ ……お゛っ♡ お゛ぉんっ♡」
「気持ちいいよ。ぬめりは少なくて、物凄い締め付けで、僕のチンポにぴったり吸い付いてくる」
「んおぉっ♡ ほお゛ぉ♡」
返事をする余裕がなく、ただオホ声を搾りだす肉便器と成り果てたギレーヌ。そんな彼女の褐色尻に跨ったデブガキが、容赦ないピストンで直腸を抉り、結腸との境目を張り詰めた亀頭で突き回す。
「そうそう、スライムのことだけどさ。ほっとくと出てきちゃうから、気付いた時に押し戻さないといけないんだ。……こんな風にっ」
「お゛ぉんっ!♡ お゛ううぅっ♡」
根元まで突っ込まれた長チンポで腸奥を掻き混ぜられたギレーヌが虚ろな金色の瞳を潤ませながら、無意識のうちに腰を振り、迎え舌ならぬ迎え尻でルドルフの男根をより深い場所で味わおうとする。
「だからこれからも尻穴ですることになるけど……ギレーヌは僕の奴隷なんだから、構わないよね?」
「はおぉっ♡ ふっぉ、おおぉっ♡」
「良かった。それじゃあ出すよ。雌臭い筋肉女のギレーヌに精液浣腸するから……全部飲めっ」
「お゛っ!?♡ んおぉっ♡ おっ♡……おぉっ♡」
びゅるるるっ!とギレーヌな肉体の最奥目掛けて濃厚な精液が迸った。結腸に熱い白濁汁が浴びせられ、あっという間に直腸が満たされる。どぴゅっ!どぴゅっ!と長チンポが跳ねて射精するたびに屈強な雌獣が痙攣してくっきり割れた腹筋に力がこもり、古傷だらけの褐色肌を大粒の汗が伝い落ちた。
やがて放出が収まると、ピンと真上を向いていたギレーヌの尻尾がくったりと脱力する。ガニ股姿勢を崩した雌獣が崩れ落ちて、長チンポを抜かれたアナルがぽっかりと口を開ける。
「これからも掘ってやるからな」
「ふーっ♡……ふーっ♡」
デブガキの傲慢な物言いに、汗だくのギレーヌはびくりと肩を跳ねさせ、熱い吐息を零し、処女を奪われたばかりのアナルをきゅっ♡と窄めた。
いつも拙作をお読みいただきありがとうございます。
今後はプレイ中のルドルフの呼び方を変えさせたりとか、肉便器としての口上を言わされたりとか、より一層ギレーヌが奴隷らしく仕込まれていく予定なのですが、「こんなシチュエーションが読みたい」といったご希望あれば是非お教えください。作者は汚いプレイと戦闘以外の流血が苦手なのですが、それ以外であれば対応できると思います。
加えて、ルドルフ以外に奉仕するギレーヌがアリかナシかについてもご意見頂ければ幸いです。