皆と行った初詣、久しぶりに多くの人と触れる一時。
そんな中、静かな場所で瑞希を待っている人物がいる。
彼女しか知らない「瑞希」が待ち遠しかった。
※この作品はpixivにも掲載しています。
誰もいないセカイ。
無機質の空間の片隅、静寂の中に息遣いの音が滲む。
大きなオブジェの影に二人の人影。
暁山瑞希と、巡音ルカの姿があった。
瑞希は白のブラウスにピンクのスカート。膝下まで丈のある緩やかなデザインで、着飾らない普段着と言った装いだ。
「ルカ……擽ったいよ」
床に座り込んだ二人、ルカが瑞希に身体を預けて撓垂れかかっている。
サイドテールにまとめられた瑞希の髪にルカが鼻を埋め、匂いを嗅いでいた。
「……良い匂い。人の匂い」
ハスキーボイスが瑞希の耳を擽る。
耳朶を侵蝕する甘さに瑞希が小さく震えた。
「それって、分かるの?」
「何にもないここだったら、とても新鮮な匂いよ」
瑞希は昼に初詣に行っていた。
他のメンバーと共に、人が溢れる神社に行っていたのだ。
「……良い匂い……」
嗅覚を通じて、人いきれを感じていた。
大勢の人がそれぞれに持つ匂い、神社の静粛な空気が持つ匂い、他のメンバーたちが持つ匂い。
そして着飾っていた瑞希自身の匂い。
それらが混ざった物が髪の毛に染みついている。
スマホから顔を出すことは出来ても、実体化して外の世界には出られないルカは、視覚以外で『外』を感じられることに強く興味を持っていた。
「神社って、不思議な場所」
「正月でもないと行かないけどね」
「……嫌いじゃないかも……」
社殿に満ちた人々の祈りと願いが、壁や床に染みついた匂い。
古びた木材の、厳粛で心地良い匂い。
ルカにとっては、とても新鮮な刺激だった。
お互いに何も語らない。
瑞希の髪から嗅覚を通じて初詣の雰囲気を感じ、楽しむルカ。
撓垂れかかる豊かな肉体をそっと受け止める瑞希。
言葉を交わすよりも、濃密な時間が流れる。
お互いの肌の味を知っている二人は、触れ合うだけでも通じる感覚を得ていた。
しかし、その時間もすぐに終わりを告げる。
「っ、ルカ……!」
「ふふ、だぁめ」
「ちょっと……っ!」
ルカの指先が蠢き、瑞希の肌に妖しい刺激を刻んでゆく。
擽りと似て非なる刺激。
肌の下に染み渡れば艶めかしい熱となり、本能を揺り動かす代物だ。
ルカの指先は瑞希の背筋を滑り、周辺の筋を優しく擽り、瑞希が悶える。
「足りないわ」
「足りないって、何が?」
「私、が」
「ルカが?」
「そう。私が……」
ルカの考えが読めないのは、今に始まったことではない。
妖艶に微笑むルカに薄ら寒い物を感じる瑞希だが、すでに逃れられない。
指先はブラウスをめくり上げて素肌へと侵入してくる。
素肌に触れる刺激は倍以上の刺激をもたらし、瑞希の理性を甘く蕩かす。
「――!?」
「瑞希だって、こうして欲しかったんでしょう?」
「それは……そうだけど……!」
片手を外し、股へと忍び入らせる。
会うときはスカートにしろ、とルカに命じられていた。
時間があれば肌を重ねる関係になっている二人、こうしてすぐにでも瑞希の性を捕まえるためだ。
瑞希の身体も従順にさせられており、太股を指先で擽られただけで、股を開かされ、無防備にさせられてしまうのだ。
「ああぁっ、ルカ、ルカぁ……!」
ルカが背中に回り、豊かな乳房の感触が瑞希の身体を支える。
脱力と快楽の波が内側から攻め苛み、夢見心地にさせられる瑞希。
膝を立てたM字開脚にさせられ、パンツの生地の横から覗く、堅くなったペニスが性の臭いを漂わせる。
それをルカが扱き立て、さらなる勃起を促す。
両手をだらりと下ろしたまま、攻めに身を委ねる瑞希。
二人の暗黙の了解として、こうなったときのルカを妨げてはいけないのだ。
「私に染まっていないとダメ。今の瑞希には私が足りない」
「お正月は忙しいって、言ったじゃん……!」
嗅いだ匂いの中に自分の匂いがなかったことが琴線に触れ、触れ合えなかった不満が爆発している。
年末年始は多忙で会えないと告げられており、ルカも納得していたはずなのに、だ。
妖艶な大人として振る舞うルカの内面は、意外にも子供だった。
「NO、言い訳は許さない」
「――ひゃはっ!?あ、ああぁ……♪」
爪を立て、ペニスの鈴口を軽く擽る。
瑞希が膝を開いて更に求める姿勢を示す。スカートは完全にめくれあがり、滴る先走りがルカの手を汚している。
虚空めがけてそそり立つペニスが、雄の匂いを放つ。
カワイイを追求したコーディネイトで中性的な魅力を放つ瑞希の中で、唯一、雄を主張する様が強烈なギャップとなる。
「ちゃんと私に染まりなさい。他の匂いなんてつけたらダメよ」
「はっ、はひぃ、あっ、はっ、ああぁっ♪」
親指と人差し指で輪を作り、ペニスを上下に扱き立てる。
耳朶に唇を押し当て、ハスキーヴォイスを耳に直接そそぎ込む。
ルカから香る甘い香りが瑞希の嗅覚を支配して、脳に存在感を刷り込む。
もう片方の手が陰嚢を柔らかに握り込む。精子の生産すらルカに支配されたような甘い痺れが瑞希の全身に襲いかかった。
その上できつめの力加減で扱き立てられるのだ。瑞希は快楽のコントロールすら許されず、翻弄されるばかり。
「こんな身体なのに、お正月は何もなかったの?」
「何もない、忙しかった、から、っ!?」
「一人遊びもしなかったの?」
「シてない、する暇、ない……!!」
「ダメ。許さない」
問答の間も更に扱き立ててゆく。
しかし本格的な気配を感じれば緩めてしまう。
瑞希は快楽の大波に翻弄されつつも、後一歩で達しきれない焦れったさに悶えた。
「待っていたのに。瑞希が耐えきれなくなって、ここに来るのを」
「だから、そんな暇ないって、あひぃっ♪」
「今度からそうなるように、躾ないとね」
「それはやばいって、ルカ、ルカぁ!?あぅっ、おほぉっ♪」
精嚢を握り込む手に力を込め、扱きの動きと連動させる。
駆けつけ一杯、ならぬ、駆けつけ一発の雰囲気で気軽に扱き立てるルカ。
瑞希の口からはあられもない声が零れ、背を波打たせて悶える。足を大きく開いてそそり立つペニスを突き出す格好になり、雄の本能を剥き身にされていた。
「おおぉっ!?おっ、ほぉぉぉぉっ♪」
「歌いなさい、瑞希。気持ちいいんでしょう?」
「んぉっ、あぅ、あん、あっ、あっ♪」
「ほぉら、しこしこ、しこしこ……」
「しこしこ、しこ、しこぉ、んぁ、ああぁん♪」
夢見心地の瑞希は言われるがままにフレーズを連呼するだけだ。
存在の全てがカワイイで覆い尽くされる瑞希の中で、唯一凶悪な雄を示すペニスは堅くなり、興奮に震えていた。
なめらかな肌の質感が敏感な亀頭を覆い、爪の先を巧みに使って裏筋や鈴口を的確に愛撫するルカ。
ふざけたフレーズで自らの痴態を表現されることにも躊躇いがなく、こみ上げてくる快楽が瑞希の理性を浸食していた。
「来ちゃう、来ちゃうよぉ、ルカぁ……ん、んむっ♪」
絶頂の気配を感じた瑞希の唇を、ルカの唇が塞いだ。
息を吸えばルカの吐息、肺の奥まで染められてゆく感触は息苦しくも心地良い。
ルカの手が陰嚢を持ち上げ、根本から先端へ向かって扱きあげる。
イきなさい、というハンドサイン。
それに合わせて瑞希の体中の熱が、ペニスへと一気に流れ込んだ。
「んむっ、んんんっ♪ふはぁっ♪はっ、あああぁぁぁぁぁぁぁん♪」
仰け反り、唇が離れれば叫びのような声量の嬌声がこぼれ落ちる。
ルカとの逢い瀬に使うここは他の住人が来る場所ではなく、複雑に絡み合ったオブジェが音を遮るので、瑞希も遠慮がない。
正月の間、オナニーすらしなかったおかげで濃厚な精液が勢いよく発射された。
激しい脱力を伴う幸福感が瑞希の全身を満たす。
これはルカでないともたらされない感覚で、もう既に瑞希の身体はルカの物になっていたのだ。
「ルカぁ……ボク……♪」
情欲に染まった瞳を向ける瑞希。
瑞々しい肌の内側には、性欲が渦巻いている。
「ふふ、いい顔」
独占欲が満たされるような気がして、ルカは妖艶に微笑む。
振る舞いこそ大人でも動悸は幼稚だ。
瑞希が他の人に接して、自分が放って置かれたことに苛立っていたのだ。
だから立場をその身体で思い出させることに、至上の悦びを覚えていた。
「それなら、ね――」
――――――――
「んっ、んぅっ、っ、んぅ、むぅ、んっ、んっ♪」
瑞希のくぐもった声が響き、合間に淫らな水音が奏でられた。
二人は一糸纏わぬ身体で触れ合う。
椅子ほどのオブジェにルカが腰掛け、股を開いて瑞希を誘う。
瑞希はルカの足の間に跪き、唇をルカの秘部に寄せていた。
ただし、瑞希はかなり窮屈な格好にさせられている。
黒い布で目隠しをされ、両手は後ろでリボンで手首を一つにされている。
いきり立ったままのペニスの根元もリボンでデコられ、珍妙な姿にされていた。
ルカが瑞希の頭を掴み、自らの股に導いている。
クンニリングスを強制させられている、そんな姿だった。
「んぅ、ふぅ、むぅ、ちゅ、ちゅぅっ、ちゅぅぅっ♡」
そのような状況にも関わらず、瑞希はルカの秘裂に奉仕する。
吸い付く音が響くほどの深いキッスを、ひくつく陰唇に施す。
ルカは小さな喘ぎを零しつつも、身体の反応は正直だ。
蜜が次から次へと溢れ出して、瑞希の唇を汚す。
リボンでデコられたペニスを勃起させ、その解放すら許されない焦らしの状況におかれたまま、奉仕を続ける。
内に潜む本性が何なのか、それを如実に現わしている光景だった。
「……いやらしい子。それが瑞希のお気に入りね?」
「んぅっ、ふぅ、んんっ、っ、んむぅぅっ♡んっ、っ、っ、ふぅっ♡」
ルカからの問いかけにも答えず、瑞希の奉仕は止らない。
詰るような言葉でも瑞希は拒まず、受け入れ、ルカの興奮を抉り出そうとする。
いきり立つペニスは捨て置かれ、ただ機嫌を取るしかない。
手酷い扱いにも見えるが、瑞希の表情は愉悦に満ちていた。
「んっ……良いの、来そうよ……しっかり、受け止めなさい――」
「んぐぅっ!?ふぅ、むぅ、んぅぅぅ……♡」
イラマチオの性別を入れ替えたような状況になる。
甘イキを感じたルカが瑞希の頭を掴んで股に押しつける。
吹いた潮が僅かな隙間も塞いでしまい、瑞希の呼吸器は全てルカの雌で満たされてしまった。
「ふぅっ、ふぅっ……はぁ……♡」
ようやく呼吸が許されても、瑞希は陶然としたままだ。
肺の奥までルカの存在が刻まれる悦びに満ちていた。
「良いわ。次はどこにしたい?」
ルカの手が伸び、瑞希の目隠しを解く。
しかしそれ以外はそのままだ。
ルカが瑞希を抱き寄せ、撓垂れかかるようにして膝立ちを解く。
場の支配権はルカのままだった。
「ねえ、ルカ――」
立ち上がったのも束の間、前屈みになった瑞希の唇の先は、つんと立った乳首。
軽く頭を抱き寄せ、後ろでの窮屈なままで舌と唇の奉仕が始まった。
「んんっ……はぁ♡ルカのおっぱい、出ないの?」
「母乳は無理だと思うわ」
「そっかぁ、でも続けたら出そうなんだけど……ちゅっ、ちゅぅ♡」
「そう、かしら……、――んんっ♪」
柔らかな唇の刺激の中に固い物が混ざり、ルカの喘ぎが密やかに響く。
上唇を覆い被せ、下は歯を軽く立てた瑞希。
悪戯が決まった子供のように無邪気な笑みを見せていた。
「我慢強いのね、おちんちんはバッキバキで、お尻の穴もジンジンしているんでしょう?」
「でもボクばっかりシて貰うのは不公平じゃない?」
「なら良いわ。続けなさい……あぁっ♪」
ルカの命令口調の中に乱れが生じる。
乳首への奉仕が的確で、快楽の細波が何度も襲いかかっている。
ルカの手管は瑞希の身体を支配しているが、瑞希もまたルカの身体を把握していたのだ。
「んっ、あっ、っ、――あぁっ♪」
ルカの声が上擦る。
瑞希の舌遣いが、乳首の快感を抉り出したのだ。
絶頂の衝撃に背筋を反らせる。
背骨の一つ一つが連動して、美しい弓なりを描き出す。
艶やかに輝く髪を振り乱し、浮かんだ汗が肌に張り付ける。
瑞希の可愛らしさと対照的になる、妖艶の美しさを示している。
奉仕していた瑞希もその様に一瞬だけ動きが止った。
「んんっ、はぁ、はぁ……♪」
喘ぐ様も艶めかしく、静かな空間に密やかに響く様子が瑞希の本能を内側から煽り立てる。
既に破裂寸前だったところで掻き立てられたので、むしろ懇願の声を零したのは瑞希だった。
「ねえ、ルカ、もう、良いよね?良いよね……これ以上の放置はきつい……!」
涙目になり、上目遣いに訴えかける瑞希。
正気を取り戻したルカが桃色の髪を優しく撫で、息を吹きかけるように囁きかけた。
唇の動きですら、先ほど以上に艶やかだ。
甘イキだったにしても、絶頂がルカの雌を更に強く目覚めさせていた。
「私ばかり楽しむのもね……ちゃんと用意してきたんでしょう?」
「――うん♡」
支配者と従属者、ルカと瑞希の立ち位置が戻っていた。
細い体躯に見合わぬ凶悪さを見せるペニスが、虐め倒される期待を露わにしていた。
ルカが浮かべる笑みは一見すれば慈愛に満ちていたが、瞳の奥には指すような鋭い光が宿り、瑞希はそれを見ても満足そうに微笑みを返すだけだった。
――――――――
「妙な物を持ってきたのね。こんな玩具まであるの?」
「うん……ボクにはちょっと大きいかもしれないけど……」
「お尻、閉じなくなっても知らないわ……ふふ♪」
椅子ほどの高さの四角形のオブジェ。
無機質のそれに、奇妙な物が乗っかっている。
吸盤付きディルドだ。
ペニスを摸したゴム製のそれは、座面となる部分に固定されて天井を向く。
塗されたローションでテラテラと光り、無機質なセカイの内観とは違う異様な存在感を放っていた。
それを使うのは瑞希だ。
足を広げ、中腰になりながら慎重に腰を落とす。
前からルカが抱きついて瑞希を支え、瑞希もルカの首に手を回している。
自らの腰の動きだけでディルドを受け止めようとする格好は、瑞希の身体を更に淫靡に演出していた。
「そう、そのままゆっくりと……良い調子」
「ん、んぅ……っ、冷たっ……ふぅっ、ううぅぅぅぅ……!!」
本来は瑞希が手を添えて自らの尻穴を狙うべきなのだろう。
あえてルカとの共同作業にしているところが、被虐性の発露となっていた。
手を使わずに腰を落とすだけ、ルカの指示に従って腰の角度を調整しているあたりが羞恥の演出となっている。
興奮を露わにいきり立つ肉棒の存在が、放置されるがままの惨めな存在に見えた。
「ふぁっ、あはぁっ♡入る……入って、くる……♡」
「よく出来ました。どう?痛くない?」
「うん、大丈夫……はぁ……♡」
腰を落とし終え、ディルドを根元まで尻穴で受け止めた瑞希。
労いの言葉を掛けて頭を撫でるルカはとても優しげな雰囲気だが、自分が更なる攻めを受けるための準備を整えた結果だとすれば二人の関係がはっきり見えていた。
「足を広げて。お尻は痛くない?」
「えへへ、これ、なら……、っ――♡」
「ほぉら。言ったそばから」
「あっ、これ♡あっ、っ、ルカぁ、あん♡」
座り込み、足を開いた瑞希の前に跪くルカ。
白一色で無機質なセカイの中に、ルカの肉感が際立つ。
ルカの成熟したグラマラスな身体が縮こまれば、更に曲線美が映える。
二つの曲線美、豊かな乳房が瑞希のペニスに覆い被さる。
パイズリの姿勢になれば、振れた柔悲しげで木田でも腰が動く瑞希。
それが尻穴のディルドの快感ともなり、愉悦の喘ぎを抑えられなかった。
「んぉっ♡おお、おほぉ♡、ルカぁ、それ、良い、あっ、あん♡んぅ、ああぁん♡」
「カワイイ瑞希。ありのまま、吐き出して良いから♪」
「あっ、おほぉっ♡おぉ、んぁ、あっ、あん♡」
女の子を思わせる嬌声を零す瑞希。
ルカの乳房は両サイドからの圧に優しく波打ち、瑞希のペニスに肉感を刻みつけてゆく。
そこ目掛けて突き込みたい衝動に駆られるも、尻穴を抉るディルドの刺激が先に襲いかかってきてしまう。
僅かに腰を揺らめかせ、そこをルカのパイズリの心地良さが覆い被さり、瑞希の腰には熱が籠もって行き場のない快感が全身を苛んでいた。
「あんまり動くとお尻が裂けちゃうわよ?瑞希は欲張りね」
「だってぇ♡これ、気持ち良い、あっ、あっ♡あっ、ああぁん♡」
直腸を攻められる快感はあれど、ペニスは満たされない焦らしに包まれるジレンマ。
そこをルカのパイズリが催促してくる。
前と後ろと、自分がどちらの快感を求めているのかも分からぬまま、瑞希の腰は僅かながらに揺らめくばかりだ。
「んおおぉぉっ♡ルカ、それ、エモい♡続けて……続けて♡」
「はいはい。良いわ、瑞希。素直になって、楽しみましょう♪」
乳房の外側で円を描く動きに変わる。
乳房の圧迫のテンポに変化が生まれ、肉感をより強調するようになる。
谷間に滴るローションが粘着質で淫らな音を奏で、たまに見える硬くなった乳首が視覚的に煽り立てる構図だ。
肌を重ねるときには支配的に振る舞うルカに奉仕をさせている構図。なのに女の子みたいな喘ぎ声を上げる瑞希、この倒錯もまた快楽の源泉となっていた。
「――んっ、おおぉぉぉ……♡」
「ふふふ、この調子だといつまで持つかしら?」
「はっ、はぁっ、ルカ、ルカぁ♡」
少し力加減を強めにしただけで、瑞希が強く仰け反る。
可愛くまとめたサイドテールが解け、ウェーブの掛かった桃色の髪の毛を振り乱す。
髪の毛が細い身体に張り付き、更に喘ぐ姿は淫らだった。
それは瑞希独自の中性的な美しさ。
ルカから見ればはしたなく喘ぐマゾの男の子でも、これを男性が見れば淫らに誘う細めの女の子。
ルカはその美しさを独占して堪能できる事実に興奮を煽られている。
股の間から一筋の雫が滴り落ち、床に水たまりを作っている。
いきり立つペニスを受け止めるのは胸の谷間だけでは足りない、白い肌を桜色に染め、瑞希への奉仕が止められなかった。
「っ、ちゅ……ちゅぅぅぅ♪」
「――、くぅっ!?ルカぁっ、あっ、あああぁぁぁぁぁん♡」
更なる喘ぎが木霊する。
パイズリの中に、フェラチオが混ざったからだ。
胸の谷間から僅かに顔を覗かせる亀頭に唇を重ね、鈴口を窄めた舌で突いた。
両の手で円を描くテンポと、互い違いにする。
乳房がより強く形を歪め、その肉感を強く強調して、瑞希を視覚的に責め立てる。
その上でペニスから更に強い快感をもたらされれば、快楽は制御できなくなって瑞希の全身を駆け巡っている。
しかし腰を動かせば、直腸を抉られる快感が引き留めてしまう。
自ら求めることは許されず、快楽の檻に閉じ込められたような状態で瑞希は理性を粉々にされるのを待つばかりだった。
「おっほ♡おおぉっ、おっ、おっ、んおおぉっ♡ほぉ、おおぉぉっ♡」
肛門を貫かれているお陰で口を閉じられず、あられも無い声が零れるばかり。
動きたくても動けず、ルカからの奉仕が更に強くなって快感が苛んでくる。
ときおり白目を剥き掛かるほどの大波が襲いかかり、はしたなく表情を歪めるが、美しい顔立ちを歪める様ですらも瑞希なりの美の演出となっていた。
――これは、私だけのモノ。
このセカイの創造主たるまふゆですら知らない、瑞希の一面。
それを独占している喜びを満面に示す獰猛な笑みを浮かべている。
豊かな乳房を更に歪め、奉仕を続けるルカの腰が少しだけ浮かんでいる。
秘裂が興奮の熱を溜め込み、瑞希のペニスを強く求めていたからだ。
喘ぎ狂う痴態を見せられ、強く煽り立てられている。
奉仕しているはずのルカの腰が自然と揺らぎ始めていた。
「瑞希……ちゅぅぅぅぅぅ……♪」
「ルカぁ!?来ちゃう、あっ、くぅぅぅぅぅぅぅぅっ♡」
パイズリに重ねるフェラチオ、そこにバキュームも加える。
乳房の快感ですらも強烈、そこで吸い上げられればルカのコントロールから逃れられない。
吸い上げられるがままに発射も強制され、強烈な快感に目を見開く瑞希。
涎が零れ落ちようとも自覚出来ないほどに瑞希の意識は千々に乱れていた。
「おおぉっ、おおぉ、おほぉっ、おおぉぉ……♡」
更にパイズリを止めないルカ、瑞希の喘ぎはフェードアウトしつつも小さく響く。
ペニスに残った精液の最後の一滴までも搾り取らんとする勢いだ。
喉に絡みつく精液を飲み干している間も、乳房による圧迫は変わらぬままだった。
「はぁ、はぁ、はぁっ……ルカぁ……♡」
落ち着いた後の瑞希だが、ペニスは再び強く勃起していた。
ルカから立ち上る雌の匂いが、雄の本能を掻き立てていたからだ。
股の下に淫靡の水たまりを作り、それがもたらす匂いが瑞希の本能に訴えかけていた。
「私も……そろそろ良いかしら、瑞希?」
「うん♡良いよぉ♡」
淫靡の笑みを交しあう二人、瑞希のペニスには次弾のチャージが完了していた。
――――――――
瑞希は床に仰向けにされている。
その上で、再び拘束を受けていた。
右の手首と足首、左の手首と足首で、それぞれに括り付けられている。
両の手足を一つにされ、開閉する以外のことが出来ない。
いきり立つペニスだけが異様な存在感を放つも、襲われるだけの哀れな存在という演出にさせられていた。
「カワイイ……そう言うの、似合うわね、瑞希」
「ルカ、これ、窮屈だよ」
「でも気に入っているんでしょ……ほぉら♪」
「ああぁんっ♡あっ、やっ、加減、加減、して♡」
瑞希の足首を持って強引に広げさせるルカ、瑞希の身体は柔軟で窮屈な格好にも忠実に応える。
俗に言う「ちんぐり返し」と言われる格好にさせられ、羞恥が全身を苛むも瑞希の微笑みは変わらず。
ルカの足が伸び、パンパンに張った陰嚢に覆い被さる。
踏み潰すなんて真似はせずに表面を足の裏で軽く撫でるだけだが、一つ間違えば大怪我に繋がりかねないスリルが瑞希の身体を焦がす。
そこを一滴が滑り降りてくる。
ルカの秘裂から零れた愛液、これ程までに瑞希の痴態に興奮させられていた。
「私も、たまらないから……受け止めてあげる、瑞希」
「んんっ、うん♡ルカぁ……♡」
瑞希の腰を跨ぎ、ゆっくりとしゃがみ込むルカ。
窮屈な格好の瑞希からすれば「犯される」刺激であり、ルカとの交わりはどっちが男でどっちが女か分からない構図となるのが心地良かった。
常について回る「男か女か」、これを忘れられる一時だった。
「ふぁぅっ♡あっ、もっと、ルカぁ♡」
「瑞希、暴れない、んぅ、あぅ、ああぁぁっ♪」
ルカが少し腰を落としただけで、瑞希が喘ぎ、腰が暴れる。
出来る限りの突き上げをするも、窮屈な拘束のお陰で満足に行かないのが焦らしの刺激となり、快感へと跳ね返る。
秘裂の日だがペニスを包み込み、腰を落とすほどにその面積が増える。
それを待ちきれなくて、瑞希の腰が動いているのだ。
「ん、はぁっ、っ、あっ、っ、――おおぉっ♪」
腰を落とし終えたとき、ルカもまた愉悦の喘ぎを上げていた。
自重もあって子宮まで振動が伝わる状態となり、そこに瑞希の不完全な突き上げがやってくる。
断続的に襲いかかってくる快楽の大波、意識を繋ぎ止めるのがやっとだった。
「動いてあげる、瑞希、感謝しなさい」
「早く、早く、してよぉ♡」
「焦らないの……ふふふ♪」
ルカの手が自らの乳房に掛かる。
ゆっくりと手を動かし、その質感を瑞希に誇示する。
しゃがみ込む騎乗位はそのままに、腰が左右に揺らめいていく。
ペニスが捻りの刺激を受け、瑞希の快感を煽り立てる。
それに答えて瑞希が腰を突き上げる。
ルカに搾り取られている構図が、被虐性癖を心地良く揺らしていた。
「瑞希、いい顔しているわ……どこまで耐えられるかしら?」
「しちゃうもん♡ルカが満足するまで、ボク、付き合っちゃう♡」
「そんなこと言って……ほぉら♪」
「――んおおぉっ!?あああぁぁぁぁん♡」
乳房を揉み込む様子を見せ、ルカが煽り立てる。
瑞希は健気な声を上げ、突き上げを持って応答する。
正にその瞬間、ルカが腰を浮かせ、勢いよく落とす。
抜かれそうになって瑞希の腰が追いかけるも、次の瞬間にはペニスが全て襞にくるみ込まれ、締め付けを受ける。
腰に叩き付けられた豊かなお尻の質感も瑞希の本能に響く。
あられも無い声を上げ、白目を剥き掛かり、それでも意識を繋ぎ止める瑞希。
「まだまだ頑張らないと認めてあげないわ。私は満足していないの」
「うん、分かったよ♡んっ、うぅ、んんっ、っ♡」
「そうそう、良いじゃない、っ、あっ♪」
「そんなこと、言って、ルカも感じちゃってる……あははっ♡」
「こら、調子に、乗らないの……ああぁっ!?」
瑞希からの反撃もそれなりに勢いが生まれる。
ただし、四肢に拘束を受けた状態では支点を確保できず、強引にしたところで僅かながらの突き上げになるだけ。
それでもルカの揺らめきにテンポを完全に合わせれば、中を抉られる快感は強烈で意識を浚われそうになる。
ルカの表情から余裕が消え失せ、愉悦が勝っていた。
「瑞希……ああっ、瑞希……ふぅ、く、っ、あっ、ああぁっ♪」
「ルカも感じちゃってる♡ボクも、あっ、っ、ああぁっ♡」
ルカの手が乳房から離れ、瑞希の膝に添えられた。
足を更に広げさせ、腰は上下の動きで快楽を貪る。
完全に絶頂までのルートに入った。
それを確信した瑞希は淫蕩の笑みが濃くなり、ルカに合わせて快楽を求めるだけとなる。
どちらが犯すという事もなく、共同作業となっていた。
「はっ、あっ、瑞希……あっ、っ……!!」
支配者としての余裕も無く、機械的に腰を上下させるルカ。
グラマラスなラインを窮屈に折りたたむ様が壮観で、合わせて揺れる乳房のボリュームが圧巻。
成熟した女の旨みを仕込まれた瑞希の身体は、ルカを求めて興奮が冷めやらない。
「ルカ……カワイイ……♡」
瑞希が特に気に入っているのがこの表情だった。
何もかも無くして絶頂を目指すだけの雌の顔。
考えが読めない普段の仮面を剥がされ、快楽に追い詰められた女と成り下がったルカの表情が特に気に入っていた。
「瑞希、絞ってあげるわ……感謝なさい……!!」
支配者の仮面を辛うじて被りつつもルカの腰使いが止らない。
瑞希を犯す構図のままに、勢いよく上り詰めていた。
「瑞希、瑞希……あっ、あああぁぁぁぁぁっ♪」
「ルカぁ、来ちゃう、また、来ちゃう……ああああぁぁぁぁぁぁぁん♡」
抜け掛かるまで腰を上げ、一気に落とす。
それに僅かばかりの突き上げが呼応する。
二人の絶頂が重なり、静かな空間に喘ぎが響く。
ルカの一番奥に瑞希の精子が発射された瞬間だった。
「ふぅっ、ふぅっ、はっ、ああぁ……♡」
心地良い余韻に浸る瑞希、ルカも腰を上げられないでいる。
手で絞られるよりも強い快感が瑞希を虜にしている。
これがあるからこそ、ルカの身体に溺れてしまうのだ。
◆ ◆ ◆
「瑞希……まだ行ける?」
「時間ならあるよ……ふふふ♡」
余韻が醒めた後も二人は求め合う。
時間が許す限り、交わり合い、貪り合う。
永続することはないし、人生を共にすることもない、二人の関係。
それだからこそ、限りある時間を懸命に感じ合っていた。