※この作品はR-18です。

東方寄生郷   作:冷笑界隈代表「うぇい」

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さぁ始まってきました
今回の犠牲者は何人出るのか楽しみです。

グロ要素あるので嫌いな方はブラウザバックを!


プロローグ 幻想郷:悪夢の始まり

「なぁ魔理沙*1今日も平和だな!」

 

俺――神代朔斗*2は、今日も平和な日常を噛み締めていた。

 

今日は夜に萃香*3主演の宴会が開かれるため、急遽博麗神社で準備をしている。今は休憩中だが……

 

「そうだな。最近大きな異変も起きてないし、こんな期間が一生続けばいいのにな……な! レミリア*4!」

 

「なんでこの流れで私に振るのよ。私は別に、また異変を起こそうとはしてないわよ」

 

どうやら魔理沙は、レミリアが紅霧異変*5の時のようにまた異変を起こさないか心配らしい。散々霊夢にボコボコにされたはずだし、もうしないとは思うが。

 

「でも、盗み聞きは感心しないわ。ベル*6」

 

顔に鈍く光る堅い鉄の仮面を被った死神のベルが、襖を開けて縁側に出てくる。

 

「別にいいでしょ、そんな大事な事話してる訳じゃないし」

 

「そういう問題じゃないのよね」

 

「お嬢様の言う通りです。その悪癖は直した方がいいと思います」

 

咲夜*7はいつも通りレミリアの味方につくようだ。咲夜は従者だからか、それともレミリアと単に気が合うからなのか。俺個人の考えとしては前者だと思うが。

 

「咲夜はレミリアにベッタリね。自分の考えも尊重したらどうなの?」

 

「霊夢はまだかー! 早くしないと酒が無くなるぞー!」

 

「萃香は飲みすぎだぜ、もうちょっと自制した方がい……おっと、霊夢が帰ってきたみたいだな」

 

すかさず萃香が、鳥居の方から歩いてきた霊夢*8に駆け寄って強烈なハグを決める。いつも通りの微笑ましい光景――のはずだった。

 

「カチカチカチカチ! カチカチカチカチカチカチ!」

 

霊夢の口元から、およそ人間が出せるはずのない、硬質な何かが高速で噛み合うような異常な音が響く。

 

「んーー? 霊夢、何言ってるんだー?」

 

グチャリ。

 

「れいむ……やめて……くれないかー……い……た――い」

 

生肉の塊に太い鉄杭を無理やり突き立て、引きちぎるような最悪の音が鼓膜を震わせた。

 

発生源は間違いなく、萃香の無防備なお腹の真ん中だった。

 

霊夢の右腕が、肘のあたりまで萃香の腹腔へ深く、深く突き刺さっている。

 

ドスッ! ズブブブ、グチョバキィ!

 

音の間隔が急速に狭まっていく。肉を抉り、内臓を握り潰し、骨を砕きながら突き進む一連の蹂校。

 

次の瞬間、萃香の背中から、べっとりと赤黒い脂膜の張り付いた鉄の針が、肉を突き破って飛び出した。

 

「れ……いむ、何して……るんだ……? はやく、酒を……のも……う……」

 

内臓を破壊され、大量の鮮血を口から溢れさせながら、萃香の身体が糸の切れた人形のように崩れ落ちた。

 

ドサリ、という生々しい重量音が響く。

 

その刹那、その場の全員が生命の危機を本能で察知し、完全に硬直した。

 

溢れ出た大量の臓物と、赤黒い水溜まりに変果てた「萃香だった肉塊」を見て、脳がようやく現実を理解した。

 

――萃香は、腹を完全に抉られて即死したのだ。

沈黙を最初に破ったのは、狂乱気味に叫んだ魔理沙だった。

 

「何、萃香殺ってんだよ! 霊夢!! 争い事ならスペルカードでやれよ!!」

 

魔理沙の声に反応し、霊夢がゆっくりと顔を上げた。

……それは、いつもの見慣れた紅白の巫女の顔ではなかった。

 

顔は金属でできたような陰陽玉のような模様で白と黒の曲線部には縦に裂ける大きな口があったそこには凶悪な牙が所狭しと並んでいる。

 

「殺す……! こいつはここで殺す!」

 

ベルがその瞬間、ありったけの殺意と、恐怖を塗りつぶすような怒号を上げて叫んだ。

 

「何言ってんだベル! アイツは霊夢だぞ! 落ち着け!」

 

「あんな奴が霊夢なわけたまるか! 霊夢に擬態した、ただの悍ましい化け物でしかない!!」

 

ベルが自らの愛用する巨大な死神の鎌を引き抜き、死力を尽くした超高速で霊夢の首元へと突進した。

 

パァン!!!

 

その殺気に反応したかのように、霊夢の右腕が異常な角度にしなり、爆音と共に振り抜かれた。

 

凄まじい衝撃波を伴った一撃が、突進してきたベルの頭部に直撃する。

 

ベキチャズブシッ!!!

 

鉄の仮面ごと、ベルの頭部が完膚なきまでに圧壊した。

 

頭蓋骨が粉々に砕け散り、脳漿と眼球が周囲の地面や縁側の襖へと激しく飛び散る。首から上が完全に消失したベルの身体が、地面にしぶきを上げながら崩れ落ちた。

 

地面に飛び散った肉片を、霊夢のような化け物は踏み潰す。

 

「カチカチカチカチ! カチカチカチカチカチカチカチカチ!!!」

 

「おいどうなってる! はやく何とか言えよ、咲夜! レミリア! 朔斗!」

 

魔理沙の焦燥に満ちた叫びが響く。目の前にいる『ソレ』の異様さに、誰もが呑まれていた。

 

「お嬢様……逃げるか戦うか、選んでください。私は貴方の指示に従います」

 

咲夜の声は冷静さを保とうとしていたが、僅かに震えている。

 

「冗談じゃない! 私は逃げさせてもらうぜ!」

 

「俺も同意見だ……ここは逃げた方がいい。だけど、この中で一番賢い決断ができるのはレミリア、お前だ。幸いにもまだ距離はある。攻撃されても、ギリギリで反応はできるはずだ」

 

俺は必死に頭をまわし、冷静を装って現状を分析する。

 

視線の先では、霊夢のような姿をした『ソレ』が、とぼとぼと不気味な足取りでこちらへ歩いてきていた。

 

「三人とも、下がってなさい。私がやるわ」

 

レミリアの瞳に覚悟の光が宿る。

 

巻き添えを喰らいたくない俺は、即座に一歩後ろへ下がった。

 

「神槍――『スピア・ザ・グングニル』!」

 

紅い閃光が狂い咲き、神槍が一直線に『ソレ』へと放たれる。

 

刹那、凄まじい爆音と共に爆炎が巻き起こった。直撃だ。並の相手なら即死だろう。

 

「やったか!?」

 

「魔理沙、フラグを立てるな!」

 

俺の制止も虚しく、風が爆煙を急激に押し流していく。

 

煙の向こうに現れたのは――無傷のまま、何かを投擲した直後のポーズで静止している、あの不気味な『ソレ』の姿だった。背中には極太の鉄の針が生えている。

 

「まじかよ……」

 

ゴトンッ、と。

 

場違いな重い音が鼓膜を叩いた。

 

音のした方を振り向いた俺は、息を呑む。

 

そこには、頭部に極太の金属針を深く突き立てられ、目の焦点を不安定に彷徨わせているレミリアが崩れ落ちていた。ゼェーゼェーと声を荒らげている。虫の息だ。

 

「お嬢様!?」

 

「おぜう、大丈夫か!?」

 

咲夜と魔理沙が悲鳴のような声を上げる。

 

「咲夜、これ以上は無理だ。逃げた方がいい。相手とのレベルが違いすぎるこんなの俺か霊夢でも勝てるかどうかだ...少なくとも俺はそう確信する」

 

俺の冷徹な言葉に、咲夜が色めき立った。

 

「貴方、なんでそんな冷静でいられるのよ! お嬢様が死にかけてるのよ!?」

 

「……今焦っても、アレは一歩ずつ近づいてきているんだ! はやく決めろ、十六夜咲夜! じゃなきゃ全滅だぞ!」

 

俺の鋭い一喝が、咲夜の脳裏を支配していたパニックを消し去った。

 

彼女は深く息を吸い、狂いそうな思考を10秒程でまとめる。

 

「……お嬢様を連れて、紅魔館へ逃げてください。あそこなら治療が可能です。私はここに残り、足止めをします。稼げるのは、30秒が限界です……」

 

咲夜の目が、決意と復讐の炎で鋭く据わる。

 

「ついでに、萃香とベルの仇も討たせてもらいます」

 

「そうか。よく決断した……魔理沙、わかったな」

 

「分かったよ……。なあ咲夜、死なないよな? これ以上、仲間が逝くのはごめんだぜ。...おい朔斗、箒に乗れ! 最高速度でぶっ飛ばす!」

 

「分かった。――咲夜、生きて、もう一度レミリアの顔を見ろよ」

 

主を背負う魔理沙たちを見送りながら、最高のメイドは不敵に微笑んだ。

 

「当然です。私は紅魔館の主従。必ず、生きてお側へ戻ります」

 

「――じゃあ、さよならだ」

 

こうして俺たちは、背中を向けた咲夜と分かれ、死線から脱出した。

 


 

その時、幻想郷の各地では、目を覆いたくなるような凄惨な大量虐殺が幕を開けていた。

 

―魔法の森―

 

「ちょっきんな、ちょっきんな」

 

「分かるよ! 分かるよ!」

 

「ンッ……!!」

 

「縺薙s縺ォ縺。縺ッ縲√%縺。繧峨?縲?縺?縺」

 

「助けてぇ! 殺される、殺されるッ!」

 

「なんで……なんでこんな酷いことできるのぉっ!?」

 

おぞましい容姿をした“ナニカ”が、無邪気に笑いながら妖精たちの四肢を捥ぎ、首を刎ね、その悍ましい拷問を心底楽しんでいた。

 

絶望のあまり自ら命を絶つ者が後を絶たず、ある妖精は突如背後に現れた異形に組み伏せられ、生きたまま脳髄をむさぼり啜られていた。

 

―人間の里―

 

カンッ! カンッ! カンッ! カンッ!

 

けたたましく鳴り響く半鐘の音が、里の終焉を告げる。

 

「逃げろ――ッ!! 早くしないと全員殺されるぞ!」

 

「ハルデスヨーー! ハルデスヨーー!!」

 

かつての賑わいは見る影もない。あたり一面の建造物は容赦なく叩き潰され、崩壊した瓦礫の間から、大量の血潮が地面をドス黒く湿らせていく。

 

老人、女、そして子供に至るまで一切の慈悲は与えられず、あらゆる人間が原型を留めぬ肉塊へと成り果てていた。

 

―地底―

 

「お前さん、一体誰だぁ……? 地底への不法侵入たぁ、いい度胸じゃねえか、グッ……!? ハァッ、ガァッ……!」

 

地底の入り口を固めていた監視員たちは、言葉を言い切る前に頭部を粉砕され、脳髄をぶちまけて即死した。

 

門番のいなくなった暗黒の境界から、地下街を目指し、狂気と殺意に満ちた異形たちの行進が静かに、だが確実に繰り広げられていく。

 

―天空―

 

「逃げろ! 早く避難しろ! 応援が来るまで持ちこたえるんだ!」

 

雲上の世界も例外ではなかった。突如として空を埋め尽くした異形たちの侵攻の前に、平穏は一瞬で崩れ去った。

 


 

終わりは、まだ始まったばかり。

すべての生ける者が死に絶える終焉の日は、刻一刻と、確実に近づいていた。

 


 

【今回の犠牲者・戦況】

 

• 名前:伊吹萃香

• 種族: 鬼

• 死因: 「博麗霊夢」に酷似した異形に腹部を抉られ、内臓を破壊されて死亡。

• 生死: 死亡

 

• 名前:ベル

• 種族: 死神

• 死因: 霊夢のような何かへ奇襲を仕掛けるも、完璧なカウンターを食らい、頭部を完全に破壊されて即死。

• 生死: 死亡

 

• 名前:レミリア・スカーレット

• 種族: 吸血鬼

• 重傷理由: 遠距離からの痛烈な一撃を放つも、相手に容易く回避される。反撃を許した刹那の隙に、頭部へ極太の針金を打ち込まれ、脳組織を損傷。吸血鬼の再生能力を以てしても意識不明の瀕死状態。

• 生死: 生存(危篤)

*1:
名前:霧雨魔理沙

種族:人間

年齢:14歳

主な攻撃方法:魔法

能力:魔法を操る程度の能力

*2:
名前:神代朔斗

種族:??

年齢:22歳

主な攻撃方法:刀、弾幕、銃

能力:カルマとケツイを操る程度の能力

*3:
名前:伊吹萃香

種族:鬼

年齢:???歳

主な攻撃方法:拳と弾幕

能力:密と疎を操る程度の能力

*4:
名前:レミリア・スカーレット

種族:吸血鬼

年齢:500歳

主な攻撃方法:弾幕

能力:未来を予知する程度の能力

*5:
レミリア・スカーレットにより起こされた異変内容としてはレミリアが吸血鬼の弱点の太陽を封じるために赤い霧を出し日光を遮断した

*6:
名前:ベル

種族:死神

年齢:926歳

主な攻撃方法:魔法と死神の鎌による連撃

能力:鎌を巧みに操る程度の能力

*7:
名前:十六夜咲夜

種族:人間

年齢:16歳

主な攻撃方法:ナイフ投擲とナイフ近接

能力:時を操る程度の能力

*8:
名前:博麗霊夢

種族:人間

年齢:14歳

主な攻撃方法:弾幕と物理攻撃

能力:空を飛ぶ程度の能力




いやこれ異形郷やんって思ったそこの君大正解この小説オリジナルの寄生郷は60話ぐらいあとに出てくるよ!

次回咲夜死す!!
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