若い人は去って行き、廃れるばかりの場所に迷い込んだ提督とホノルル。
神社のお祭の復古に巻き込まれ、手伝うこととなる。
世間から隔絶された場所で、二人は奇妙な体験をすることになった。
※この作品はpixivにも掲載しています。
この夏は例年以上に暑熱が堪えた。
突き刺すような陽光が日本全国に降り注ぎ、節水が叫ばれるほどだ。
連日の観測記録の更新がニュースを賑わせていた。
一つだけ利点があるとすれば、海水温の急激な上昇が影響して深海棲艦の活動が抑えられたことだった。
深海棲艦が暑さに慣れるまでの間、提督や艦娘が羽を伸ばす時間が得られた。
緊張状態の中にあるとは言え、滅多に無い遠出の機会を与えられたのだ。
◆ ◆ ◆
皆が束の間の平穏を満喫する頃。
山の中の寂れた集落に奇妙な二人組がいた。
鎮守府を預かる提督と、配下の巡洋艦娘ホノルル。
いつもの制服ではなく涼しげな私服の二人だった。
「
「どうした?暑さは海で慣れているんじゃないのか?」
「暑さの種類が違うって……これじゃ下着までドロドロだ」
「暑い点では変わらんがな」
「山育ちの提督と一緒にしないでよ……
一面に田んぼが広がる集落。
刺すような陽光を水面が照り返して暑さに拍車を掛けている。
蝉すら鳴かない異様な夏、田舎の風情も失われていた。
湿度を伴う暑さが肌の上から体力を削ぎ落とす中、二人は集落の唯一の通りを歩いていた。
「途中で止まるバスとか、マジであり得ねえ……」
「ぼやいても始まらんぞ。ほら、歩け。次のバスは夜だからな」
「
「来るわけ無いだろ。もう少しでバス停に着くぞ」
「そのバス停、クーラーは……あるわけねーよな……」
提督の里帰りは無事に終わる。ホノルルを伴った表向きの名目は護衛を兼ねた随行だったが、鎮守府では公認の恋人同士の二人で旅行も兼ねていた。
しかし帰り道の半ばで乗り合いバスが故障して立ち往生。
次のバスが来るまでの間、最寄りのバス停に避難するために集落へと来ていた。
田んぼが広がる集落には日陰すらまともにない。直射日光の中で熱中症と闘いながらひたすら歩いていた。
――――――
「このままじゃ干し肉だぜ……んん?」
とぼとぼと歩いていたホノルルが見つけたのは小さな神社。
鳥居からすぐに本殿、社務所もなく道具小屋と思しき建物があるだけの小規模な神社。
常駐の神主もおらず、村人が共同管理している場所だった。
「あれって……ミニチュア?」
「神社だよ。小さな村はどこもあんな感じだ」
「鳥居はちゃんとあるけど、それしかないんだ」
「港町のは艦娘の安全も願って海軍も出資している。だから規模も大きい」
「ここも海の安全を祈るの?」
「豊作祈願だろ。山には山の神様がいる」
「Japanese culture、
「そういうことだ」
海外に出自を持つ艦娘の中でもホノルルは日本文化への馴染みが早い方だ。興味を持って積極的に学ぼうとする。色々と教えている内に提督との関係も親密になった。
暑さを忘れて興味深く眺めるホノルル。鳥居をくぐり、境内を見回せば小屋の陰に置かれている物に気づく。
神社の規模に等しくこぢんまりとした御輿があった。ホノルルが見たことがある御輿を二周り以上小さくしたもので、大人ならば四人いれば担げる位の大きさだった。
「これもミニチュア?」
「御輿だ。小さいな……」
御輿は寂しげな雰囲気を纏わせていた。
痛んだ外装は継ぎ接ぎされる程度、全体的に色褪せており、まともに手入れされている雰囲気もない。
特に目を引くのが担ぐための棒。うっすらと苔が生えかかっている。何年も使われていない証だった。
「Hey、提督、なんか聞こえない?」
「……何がだ?」
「耳を澄ませてよ。聞こえるだろ?」
「何も聞こえないが……」
微かに聞こえる、人々の喧騒。
老若男女の歓声が交錯している。
幽寂を裂くように聞こえる声。
それは抵抗なく耳に溶け込んできた。
どこから聞こえているのか分からない。
神社の敷地に響きわたっているようだ。
提督には届かない様子で、怪訝な顔をしていた。
更に耳を澄ませれば祭りの情景すら浮かぶようだ。
この御輿を担ぎ、夏を乗り切るための祈りを込めた祭りに興じる村人たち。
騒ぐことが好きなホノルルにとって、この音はとても心地よく聞こえていた。
これは何を訴えかけているのか。
神妙な面持ちで辺りを見回すホノルル、境内を涼しく心地よい風が吹き抜けた。
「おやおや、見ん顔やなぁ。あんたら、どこから来たんや?」
声に気を取られ、村人が来たことに気が付かなかった。
麦わら帽子に野良仕事の格好、腰の曲がった老婆が二人を訝しげに見つめていた。
「ALOHA!旅行の途中だったんだけど、バスが止まっちゃったんだよ。バス停探してここに辿り着いたの」
「難儀じゃったねぇ……はぁ、あんたさん……!」
屈託のない笑顔を向けるホノルルに対して、呆気にとられる老婆。
予想外のリアクションに提督とホノルルが顔を見合わせれば、老婆がホノルルに向かって拝むように手を合わせた。
「こんな別嬪さんが来てくれるとは、ほんまにええことや。神さんが使わせてくれたんやろな」
「Hey、婆ちゃん、どうしたの?」
「すまない。我々はここに来るのは初めてなんだ」
手を合わせる老婆に困惑する二人。
ホノルルを見つめ、目を輝かせる様子に悪意は微塵も感じられない。
信心の深さは伝わってくるが、展開がまるで理解できない。
「若いもんがいなくなって、絶えてしもうたんや。神さんも寂しかったんやろな」
「What's?何のこと?」
「子供らだけでも来てくれて、神さんも喜んでるんやろなぁ。そやろ?」
「だから、我々は関係ないんだが……」
「もうすぐ寄り合いの時間やで。お茶だけでも出すから、顔を出してくれんか?」
「
嬉々とする老婆と困惑するばかりの二人。
この集落の風景に対して、ホノルルの容姿が異質に見えるのは確かだ。
それが勘違いを誘発したのか。いきなり拝まれるのでは展開が急すぎて理解が追いつかない。
「婆ちゃん、悪いんだけどあたしたち……んん?」
微風とともに、三人の耳に飛び込む音があった。
ホノルルは先ほど聞いた音。今度は提督の耳にも届き、きょろきょろと辺りを見回していた。
空を割いて響く笛の音。
人々を鼓舞する力強い太鼓の音。
それに合わせた威勢の良い掛け声。
聞いているだけで、祭りの熱さが注ぎ込まれるようだ。
「……
「はぁ?お前まで何を言っているんだ!?」
「良いじゃん、Japanese culture。話くらいは聞いてあげようよ」
老婆とホノルルと、目の輝きが等しくなっていた。
妙な音は聞こえなくなっていたが、代わりにホノルルが妙なテンションになっている。
魔術的な効果を疑う提督だが、オカルトの類に知識はなく対処が分からない。
「次のバスまでだけどさ、話くらいなら付き合ってあげるよ」
「えがったんじゃ。茶くらいは出しちゃる」
「おい、勝手に話を……」
乗り気のホノルルが老婆と話を進めてしまう。止めようとした提督の手をホノルルが力強く握りしめた。
晴れの日の海面を思わせる明るいブルーの瞳を輝かせ、見つめられれば提督とてそれ以上の言葉が出てこない。
「暇つぶしだよ、暇つぶし!Let's go!」
引きずられるようにして寄り合いに連れて行かれる提督。
老婆にもホノルルにも付いていけず、妙なことになったと困惑するばかりだった。
――――――――
日が暮れた山道をおんぼろバスが下ってゆく。
乗客は提督とホノルルだけだ。
予定よりもバスは更に遅れ、連れて行かれた寄り合いに最後まで付き合うこととなる。
ホノルルが話を強引に進めてしまい、提督は渋い表情だった。
「安請け合いして良かったのか?」
「良いじゃん。本当にダメになりそうだったら連絡すればいいんだし」
「深海の連中がおとなしいと良いんだがな……」
祭りは一週間後、再び集落に顔を出して手伝いをすることとなった。
露店などはなく神社で祝詞を上げ、御輿を担いで集落を一周するだけの簡素な祭り。
元々、住人の孫を呼んで祭りを復古させる予定ではあったのだ。そこに提督とホノルルが加わる形となった。
「あそこ、本当に外人とは縁がなかったんだな。ホノルルを見たらみんなで拝んでいたぞ」
「へへっ、あたしの魅力も捨てたもんじゃないだろ?」
「神様の使いと間違えるなんてな。実態を知れば何と言うか」
「
純朴で信心篤い場所な上、祭りを復古させるタイミングで現れたことが錯覚される要因になっていた。
陽光を照り返すように輝く金髪、晴れた日の海面を思わせる明るいブルーの瞳、浜辺で遊んでも焼けない透き通るような白い肌。
出るところは出て、締まるところは締まったグラマラスな体つき。
この集落において異質な容姿で強烈な魅力を振りまく様が神様の使いと誤認されてしまったのだ。
――Japanese culture、か。
神社の幽寂に響いた喧騒が耳から離れなかった。
あれは神輿から聞こえていたような気もする。
海しか知らないホノルルにはとても新鮮に聞こえた。
だから、興味を引かれた。
知らない日本の文化にもっと触れたくなったのだ。
「提督は太鼓叩くんだろ?やったことあるの?」
「ゲームなら達人の称号を取ったことがあるぞ」
「ゲームかよ」
「お前はどうなんだ。御輿なんて担いだことないだろ」
「ん~、動画で勉強していくよ」
「俺以上に不安しかないぞ……」
深海棲艦がおとなしいからこそ満喫できる一時、当初は乗り気でなかった提督もホノルルの勢いに乗せられていた。
二人きりで過ごす時間が作れるのが嬉しい。
ホノルルとはベッドを共にするほど濃い関係だが、長い時間を作れないのが悩みの種だったのだ。
「頑張ろうぜ。
「ははは、その意気だ」
日が暮れて薄暗い車内でも輝くようなホノルルの笑顔。
これが見られるならば遠路を越え、また来るのも悪くないと思う提督だった。
――――――――
一週間後。集落に二人の姿はあった。
深海棲艦に大きな動きはなく、窮屈なスケジュールではあるが時間が作れたのだ。
祭りは午前から昼にかけて行われる。神社における儀式が大半で後は御輿が練り歩くだけなので一般的なそれよりもずっと静かだ。
祝詞の奏上は滞りなく終わり、後は御輿だけとなった。
提督の姿は境内に、ホノルルは御輿の準備のため集まった子供たちと共に道具小屋にあった。
「節制の効果はあった、かな」
太鼓を前にした提督。昔の男衆を再現して法被にサラシとふんどし、足袋だ。
中肉中背、引き締まった身体を見せつける。
ホノルルとベッドを共にするようになってから体型を気にするようになった。無駄な肉はないようにと暇なときはトレーニングを欠かさないようにしていた。
胸元を覆う法被、お腹を覆うサラシの下には見事に割れた腹筋、下は締め込みで股間を覆うだけの格好で、下半身にくっきりと浮かんだ筋が力強さを誇示していた。
いなせな男の魅力を演出する格好も悪くはない。ホノルルに見せつければベッドの時のネタになるか、と下心も湧く。
「ええ身体しとるねぇ。見事なもんじゃ」
「仕事柄鍛えていますから」
「お連れさんもそろそろじゃろ?子供たちの準備はできとるんじゃ」
集落の皆が境内に集まっていた。
老人たちも男性は提督と同じ。野良仕事で鍛えられており、年の割には締まった体つきだった。
女性は違うが、御輿を担ぐ子供たちは男女を問わず法被に締め込み。信心篤いこの集落では未成年は一緒の扱いだった。
「おお、出てきたよ。頼むぞ!」
御輿の準備ができたようで歓声が広がる。
提督が打つ太鼓が力強く響く。
老婆の笛が空を裂いて響き、賑やかな雰囲気が演出された。
「Let's go!わっしょい!わっしょい!」
神輿が太鼓のリズムに合わせて揺れ、括り付けられた鈴が澄んだ音を奏でる。
先導のホノルルの掛け声に合わせて子供達の声が続く。
集まった子供達は八人、小さな神輿を皆で担げるように住人が改修した。背丈が違いすぎるのでホノルルは担がずに先導だ。
「おう、来たな、――!?」
全貌が見えた瞬間、提督の目が驚愕に見開かれた。
子供達は半被に締め込み姿だ。それは分かる。
問題はホノルルだった。
「具合悪くなったら無理すんなよ!わっしょい、わっしょい!」
そう、ホノルルもほぼ同じ。
上は半被だけ。下に至っては海軍伝統の赤ふんどし。
法被の丈は胸元までしかなく、身長比で豊かすぎる乳房をかろうじて「詰め込んでいる」だけだ。足踏みに合わせて揺れる様がボリュームを誇示していた。
提督とは違ってサラシがないのでお臍周りが剥き出し。その下は局部を覆うふんどしのみで足下は足袋。下半身のラインは一切隠せていない。
陽光を受けて輝く明るいブロンドに汗がのり、瑞々しく輝く。
無邪気に笑みを振りまき、はしゃぐ様は天女を思わせる魅力を醸し出している。半被にふんどしも一応は祭りの正装だからあながち間違いではないのか。
時代に取り残されたような場所であるが故に繰り広げられる和風エロス、提督は戸惑いを隠せなかった。
「サラシとスパッツはどうしたんだ!?」
「
「ふんどしだって違うだろ!」
「
子供達は男女問わずに提督と同じ格好で確かに大胆だが、ホノルルがそれを遙かに上回っていた。
それで無邪気に元気よく足踏みをしているのだ。
上も下もボリュームを誇示して勢いよく揺れるので目にやり場に困る格好、だったはずだが。
「はぁ、こりゃぁ盛り上がるなぁ。ありがたや、ありがたや」
老人達が一斉にホノルルを拝み始めたのだ。
今に至っても神様が使わしてくれた人、との誤解が解けていない。
裸踊りに近い状況でも老人達は天女の舞に見えているらしく、提督は止めに入るタイミングを逸してしまっていた。
「行くぜー!気合入れろよ!」
ホノルルの掛け声が木霊して、子供達がそれに続く。
ここの住人は信心篤い老人ばかりであくまで信仰の一環と見做していたことが更に調子付かせ、アクションが大胆になって行く。
声を上げつつ元気よくスキップして、神輿の周りを駆け回って子供達を鼓舞する。
その様は無邪気そのものだった。
「だ、大丈夫、なのか……?」
呆然としたまま機械的に太鼓を打つ提督。
子供達も老人達から言い含められているようで、ホノルルをおかしな目では見ていないのが幸いか。
浜辺でも大胆な水着を披露するホノルル、人前で肌を出すことに抵抗がない。
日本流のサンバ・カーニバルくらいにしか考えていないのだろう。
さらには女の子達も半被にふんどしで参加していることが勘違いに拍車を掛けてしまったのか。自分の格好が大胆すぎることを全く気にかけていなかった。
◆ ◆ ◆
雲一つない快晴の下、陽光が一向に容赦なく照りつける。
神輿が回るコースは長くない。
沿道の住人たちが皆に水を掛ける。火照った身体に冷たい井戸水が心地良かった。
「それ、わっしょい、わっしょい!」
ホノルルの声に子供たちの声が続く。
足踏みに合わせて縦にカールしたツインテールが元気良く弾み、明るい声が皆を鼓舞していた。筈だった。
「どうした~?元気ないぞ、わっしょい、わっしょい!」
水を被ったホノルル、法被が透けている。
下着は着けておらず、乳首が透けて見えている。
子供たちは男の子が六人、女の子が二人。小学校低学年だ。
ホノルルは神様にまつわる特別な人物だと説明を受けていたのだが、それでも肌が透けるようになれば本能に訴えかける物があった。
男の子のふんどしの前が未熟ながらも膨らみを見せており、女の子もどこか落ち着かない。
ホノルルは先導ではあるが、皆を鼓舞する為に御輿の周りを踊るように歩いている。
子供たちの目線の高さでは、臍から下がまず目に入ってきてしまう。
前はギリギリ、横は隠さず、後ろ姿は、ほぼ裸。
ホノルルが締めているふんどしは皆のと違い、前垂れがない。股間の食い込みもモロに見えてしまう。
提督を含め祭り衣装は白一色だが、ホノルルはふんどしだけが赤だ。これが更に目を引き、お尻周りの妖艶なラインが子供たちの目に焼き付けられる。
動くほどに食い込みが激しくなり、腿から鼠径部までが露わになって局部がギリギリ隠れる程度だ。
色香を知る年ではない男の子達の未熟な情欲に訴えかける物があった。
「後半分だぜ!気合い入れろよ!わっしょい、わっしょい!」
ふんどしがお尻の丸みに埋もれて下半身が丸裸に見えるボリュームだ。
水着と違ってしっかりとした作り故に、全力で踊り回れる。
股間からお尻の谷間しか覆わないふんどしのお陰でヒップラインは見放題、セクシャルな魅力を却って強調してしまっていた。
「OK!元気出てきたな、わっしょい、わっしょい!」
交互に膝を上げ、足踏みをすればお尻から腿の丸みが更に強調される。
それでいて見られることを考慮する様子は全くない。
元気も色香も、無邪気に余すところなく見せつける。
ぷるんとお尻の丸みが弾み、勢いで飛び出した汗の玉が男の子の顔に掛かる。
そこに含まれる色の匂いに未熟な性の衝動を煽り立てられる。
ホノルルの勢いに子供達は身に余るほどの熱気を浮かべていた。
――
子供達の目線が肌に刺さり、勢いが更に増す。
世間と隔絶されたこの空間が、好き放題に拍車を掛けていた。
提督とのベッドインにも躊躇いがなかった好色だ、これですらも刺激的な体験と割り切って楽しんでいた。
今回は過程が大きく間違っているため、御神輿とサンバ・カーニバルをほぼ同一に見ている。
肌を出して踊り回る開放感に酔い痴れていた。
それが盛大な勘違いに基づくと知る由は、なかった。
◆ ◆ ◆
――違う、違う、そうじゃない……!
戻ってきた一行を見て提督は渋面を浮かべていた。
ホノルルは勢い任せに踊り回って声を張り上げている。子供たちの教育には全く好ましくないが、もはや止めることも出来ない。
「ええもん、見せてもろたわ。冥土の土産になりそうや」
「これだけ盛り上がれば神さんも喜ぶじゃろうな」
――違う、違う、そうじゃない……!
老人たちは相も変わらずホノルルを拝んでいた。
神が使わせた天女と勘違いしているのだろう。
妙な雰囲気にホノルルが悪のりしているにも見えるが、老人達にとってはこれが神聖な儀式の一環なのだろうか。
他所ならば痴女として警察沙汰、凄まじいギャップに頭痛を覚える提督。
「Japanese culture!Hey、わっしょい、わっしょい!」
――違う、違う、そうじゃない……!
ホノルルは本気でこれが日本の祭りだと思い始めているのか。
透けた白の法被は肌を隠さず、ボリューム豊かな乳房を盛大に揺らし、お尻の丸みを誇示して往来を踊り回る。
鎮守府にこのおかしな文化を持ち帰らせないために後で説教だ。
唇を引き締め、とりあえずはこの場を終わらせようと太鼓のバチに改めて力を込めた、その瞬間。
そこでホノルルが提督と目線を交わした。
ウインクを送り、意味深な笑みを送った。
神社の境内までやって来た御輿、最後の仕上げとしてその場でくるくると回る。
祭られている神様に住人の熱気を奉納する締めの儀式だ。他の住人たちも一斉に声を張り上げた。
ホノルルのアクションにも一層の熱が入る。
腰の高さまで膝を上げての足踏み。
全身を強烈に揺さぶるステップ。
両の拳を交互に突き上げ、満面の笑みで踊る。
合わせて派手に揺れる豊かな乳房。
豊かな身体を惜しげもなく皆に見せつける。
張り上げた声は誰よりも大きく響き、セクシャルな身体を誇示するように派手に踊り回る。
陽光の下でこれだけの物を見る機会などあり得ない。
現実感を失い、ふわふわと覚束ない心持ちになる提督。
腰の奥には強烈な性の衝動を覚えている。
ベッドを共にした経験からホノルルの肌の柔らかさを知っている。
それを皆に堂々と見せびらかされれば落ち着かない。
御輿が終わるまでの間、記憶もあやふやで機械的に太鼓を打ち続けるだけの提督だった。
――――――――
夕日が山の稜線を黄金色に照らす。
祭りは無事に終わり、集落は静けさを取り戻した。
今日の祭りを神が祝福したのか、雲一つない快晴のままに終わった。
心地良い微風が吹き、静かに夜の闇へと移り変わっていた。
提督とホノルルの姿は神社の境内の片隅にあった。
終わった後は寄り合いの予定だったが、帰還が早まったと断ったのだ。
神輿も片付けられ、老人達は集会所にて宴会を開いていた。
「んっ……ちゅっ……んん……♥」
強く抱きしめ合い、唇を交す二人。
互いを強く求め、
二人の格好は祭りの時のまま。
この流れはホノルルからリクエストした物だった。
「……ふぅ。少し驚いたが。刺激的に過ぎたのか?」
「いくら何でもこれは、な」
「女の子がする格好じゃないからな。それは覚えておけよ」
「
柔肌を抱きしめつつもほんの少しだけの説教。
ホノルルならば鎮守府にこの話を持ち帰り、再現するまでやりかねない。釘を刺しておく必要はあった。
日本文化の深い所に触れたと喜んでいたホノルルだったが、誤解と知り残念そうに表情が陰る。
それでも身体に帯びた熱の行き先を求め、提督のサラシを解きに掛かっていた。
「Japanese culture、
「擽ったいぞ……、――うぉっ!?」
「Nice body♪」
割れを誇示する提督の腹筋をホノルルは手の平で確かめる。
直後、拳で軽く突いて弾力を確かめる。
息が詰まり掛かるも、見上げる悪戯な笑みに緊張が解けた。
「ガキどももそうだったんだけど……提督を見たらさ」
子供達の目線に踊らされたのもあるが、お祭姿の提督を見た瞬間にホノルルの熱は最高潮となった。
よく鍛えられた身体、特にふんどし一つの引き締まった下半身に欲情を抑えられなくなって二人きりの時間を強引に作った。
誰もいない所で二人抱きしめ合えば、提督の汗から伝わる雄の匂いに雌を強く刺激された。子宮の疼きを抑えられなくなっていた。
拳で突いた腹筋の弾力は期待以上の固さ、触覚を通じて伝わった男臭さに雌の匂いを更に強めていた。
「全く。俺だって気が気じゃなかったんだからな」
「
提督は応えずに唇を重ねた。
美しいブロンドが夕闇でも艶やかに輝き、体温高めの身体は熱気が少しだけ冷める中でも存在感を示していた。
それを独占するように力強く抱きしめ、乳房を胸板に押しつける。
手は背筋を撫で回し、ふんどしの下に忍び入ってお尻の丸みを味わう。
言葉すらも独占する意図を込め、深く唇を重ね合わせた後に舌を忍び入らせた。
撓垂れかかるホノルルに艦娘としての凜々しさはなく、雄に全てを委ねる一人の雌の姿になっていた。
「Japanese culture,俺からも教えてやる」
「へへ、どういうこと?」
「お楽しみだ」
唇を離せば少女から女へと表情を変えるホノルル。
愛おしげに抱きしめつつ、向かうのは片付けられた神輿の影。
昼の熱気がまだ醒めやらぬようなそこに、導かれるように向かっていった。
――――――――
「Japanese culture、
宴会の歓声が遠くから聞こえる。
神輿の影でひっそりと交わり合う二人。
ホノルルは半被の前を開け、ふんどしを解くほぼ裸の姿。
茣蓙の上で仰向けになった提督の顔に跨がり、秘裂に舌の奉仕を受けていた。
「Yes♥Yes、そ、そこ、ああぁっ……♥」
提督の舌はいつにも増してねちっこい。
下から支えられる形でホノルルがほんの少しだけ腰を浮かせ、秘裂からアナルに至るまでを提督が舐め取っていた。
クンニリングスを岩清水と呼称するのは分かったが、いつもと雰囲気が違う。
ホノルルもまた自ら腰を前後にグラインドさせて快楽を享受していた。
「臭い、ぞ、っ、ちゅ、ちゅぅぅ、れろ、ちゅぅぅっ……!」
「そんな所を、舐めたら、あっ、っ、――!!」
腰を前に突き出せば提督が尻たぶを割り開き、窄めた下の先でアナルの皺を突く。
特に会陰付近は念入りに舐め取り、ふんどしで蒸れた股間を綺麗に拭い取ってゆくようだった。
前戯としてのクンニは経験があるが、今回のは極上の刺激となる。
脳天まで走り抜ける電撃のような快楽を覚える度に身体を跳ね、仰け反らせる。
前をはだけて剥き出しになった乳房が激しく踊り狂っていた。
――これは、全て俺の物だ。異論は認めん。
ホノルルの身体に欲情したのはあるが、昼のことも引っ掛かっていた。
見せびらかすだけは言っても、どこかで納得がいかない。
特に子供達。これだけの身体をあの距離で、しかもまるで隠す用を為さないふんどし一つのお尻を目にして興奮しないはずがない。
帰って来たときもふんどしの前を膨らましていた。
故にせめて一番濃い部分だけは自分の物にしてやろうと、提督の舌の奉仕は余念がなかった。
「ふぅ、はっ、っ、あっ、っ、ああぁっ、っ♥Oh、Yes♥そこ、そこぉ♥」
激しい行為はホノルルも望む所だ。
尻の丸みを提督に密着させ、股間を口元で滑らせる程度に腰を下ろす。
前屈みになりよう手を地面について身体を支えれば、自らの股間を提督に擦りつけるように腰をくねらせた。
蒸れた汗の匂いと愛液の匂いが混ざり合い、濃い情事の香りを醸し出す。
いよいよ日が暮れてきて微風も止み、草いきれが鼻腔を満たすようになれば野外で昼間以上に大胆なことをしていると自覚させられる。
見られる危機を犯すスリルが、ホノルルの身体を更に責め立てた。
「へへ、提督♥苦しくないだろ♥」
「……好きにしろ。ずっとシたかったんだろ?スケベな女だ」
「あはは♥そりゃ、提督も同じだって♥」
両手を頭の後ろに。そこから腰をくねらせる。
提督の口元を借り、淫猥に踊るオナニーを思わせる痴態。
両手を挙げているので、豊かな乳房を押さえる物もなく、腰のグラインドに従って淫猥に揺れた。
「んっ、おぅ、おぉっ♥おっ、ほぉ、おっ、おおぉっ♥」
いよいよホノルルの声に本気が混ざる。
提督の指先はお尻に食い込み、舌の奉仕は秘裂に集中した。
気を抜けば意識を持って行かれそうだ。堪えて淫靡に腰をくねらせ、秘部を提督の口元に擦り続けた。
くちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅっ♥くちゅ、ちゅ、くちゅ、くちゅっ♥
自らの股間から淫らな水音が響く。
未だに蒸し暑い山間、噴き出す汗は乾くことなくホノルルの全身をフェロモンで包み込んでいった。
――俺の物だ、俺の物だ、俺の物だ……!!
一方、提督は昼に感じていた思いをホノルルの股にぶつけていた。
拝まれ、調子に乗るホノルルを諫めたかった思い。
子供達の未熟な性衝動を目覚めさせてしまったことに対する嫉妬。
加えて、このコケティッシュな身体だ。
今回はホノルルから求める形となったが、一切の手加減が出来なかった。
「あっ、ああぁっ、ん、おおぉっ♥Come、Come、おっ、あっ、はぁっ、っ、ああぁぁぁぁぁぁっ♥」
絶叫に近い声が草いきれを引き裂く。
宴会の声は遠くに響くほどに大きく、ホノルルの声を聞き咎めた者はいない。
快楽の大波に従い、強く仰け反ったホノルル。
潮を吹けば提督の顔がホノルルの雌の匂いで覆われてしまった。
「んっ……はぁ……今日は一段と凄いんだな、ホノルル」
「あたしも、よく分かんねー……
現実と隔絶した時間の中で大胆に踊り狂った副作用なのか。
今日のホノルルは提督が知る中でも一番の盛り上がりを見せていた。
「はぁ、はぁ、はぁ……まだJapanese culture、あるんだろ?」
この程度でへばる体力じゃない。
大波が醒めれば淫靡な笑みを浮かべて提督を見下ろす。
ひくつく秘裂も弛緩することなく貪欲に蠢く様を見せていた。
「無論だ。まだまだ、これからだからな」
「そう来なくっちゃ♥」
――――――――
「Japanese culture、
神輿に手をつき、お尻を突き出すホノルル。
後ろから貫く提督、ホノルルと等しくふんどしを解いたので二人は裸同然の格好で交わり合っていた。
「これ、は、知っているかも……な……おおぉっ……!」
「おっ、ほぉっ♥あっ、っ、ああぁっ、そこ、も、ああぁん♥」
提督は直接抱きしめない。
揺れる乳房に手を伸ばし、始めは荒々しく揉み拉き、乳首を執拗に引っ張った。
艦娘であるホノルルならば多少手荒に扱っても問題はない。
むしろ刺激が足りないほどなのだ。揺れる乳房がピンと引き延ばされるほどの力加減こそがホノルルにとっては良い案配だった。
「あっ、はっ、っ♥提督、っ、んんっ♥」
豊かなお尻の丸みに提督が本気の腰使いを示す。
肌を打ち合わす音が静寂に響き、奥まで貫かれたホノルルが喘ぐ。
子宮まで揺さぶった後に、ゆっくりと引き抜く。
完全に抜けかけた瞬間、また勢いよく叩き付けられる。
秘裂を満遍なく弄ばれる感触に、ホノルルはただよがり狂うしか無かった。
「ガキどもに、余計なことを仕込みおって……そら、お仕置きだ……!!」
「はぁっ、それは、謝る♥Sorry♥Sorry♥ああっ、ん、おおぉっ♥」
完全本気モードは提督も等しく、故に昼のことを余すところなく口走らせる。
幼稚な所もあり、独占出来ていたはずのホノルルが子供達の前で大胆な姿を晒したことに嫉妬していたのだ。
その思いを込めてホノルルの中を強く揺さぶる。
他の誰も振り向かなくなるように、身体の奥から仕込まなくてはならない。
「ガキどもはぁ、オカズには困らんだろうな……!」
「
「だからだ、この、脳天気!」
「――ひぃっ!?!?」
乳房から離れた手が平手となり、ホノルルのお尻の丸みに飛ぶ。
スナップも利かせた割と本気気味のが豊かな尻肉に叩き付けられ、小気味の良い音を上げた。
受けたホノルルも嫌がる様子はなく快楽へのスパイス程度にしか捉えていない。
わがままボディに相応しい貪欲な身体では、この程度は快楽への道標でしかなかった。
「初めての精通の相手がお前か?この、スケベ娘!」
「やぁっ、あっ、はぁぁぁぁぁっ♥」
二発、三発。
甲高い音を響かせ、白い肌が赤くなる。
それでもホノルルは求めてしまう。
お尻を突き出し気味に、提の腰が離れ掛かれば左右に揺らめかせる。
その憤りもピストンでぶつけてくれればそれで良いのだ。
完全な被虐趣味でもないけれど、割と強めの好色が提督の全ての行為を快楽として受け入れていた。
「おっ、おっ、おほぉっ♥それ、マジで、ヤバい♥Come、Come♥」
再び乳房への攻めに転ずる。
豊かすぎるボリュームを鷲掴みして押さえ込み、ピストンのタイミングで更に強く握りしめる。
爪が食い込むほどの力加減にも律儀に応え、喘ぎ声を響かせるホノルル。
転がすような揺さぶりを加えた後に、親指と人差し指で乳首を弄り回す。
腰を引いたタイミングでホノルルが左右にお尻を揺らめかせ、そのタイミングで思い切り乳首を引っ張る。意識が腰に向かった所の二段構えだ。
乳首からの刺激が強烈に過ぎて白目を剥き掛かる瞬間もあり、そこで腰を叩き付けて子宮まで揺らす。
上下に渡る攻めがホノルルを的確に責め立てていった。
しかしホノルルの瞳にはまだ光が残っていた。
ピストンの最中、動きの悪い唇に活を入れて囁きが零れた。
「ふんどしさぁ……手伝って、貰ったんだよね……♥」
「――何!?」
「男の子に……後ろから引っ張って貰って……あ、嘘、っ、あっ、ああぁぁぁぁぁっ♥」
もし本当ならば、諸肌どころか性器まで晒したことになる。
そんな光景を想像してしまい、提督の嫉妬が爆発する。
ホノルルの言葉を打ち消すように力強いピストンの音が木霊した。
「
「言って良いことと……悪いことが……ある、だろうが……っ!」
「良いじゃん♥その調子♥んっ、おおぉぉぉぉっ♥」
日本出身の艦娘に聞けばふんどしの扱いくらいは分かる。そんなことは提督も承知だと思ったからの軽い揺さぶりだったが、提督は本気にしてきた。
腰を叩き付けた上、腰を揺さぶって子宮に捻じ込むような構えを見せる。
それが子宮への新しい快楽の形となり、ホノルルの意識を強く揺さぶった。
企みは成功したとは言え、提督がどれだけの嫉妬を抱いていたのか思い知らされるほどの快楽の奔流に翻弄されてしまった。
「お前は、俺の、物だ……俺の物だ……!!」
「Oh♥それで、良い、Come♥Yes♥もっと、もっとぉ♥」
「このスケベ……淫乱娘が……!」
提督が感情を剥き出しにしている。
鎮守府にいるときは沈着に振る舞う提督、これ程までにムキになって自分に向かってきてくれるのがホノルルは嬉しい。
他の皆が知らない提督を知ることが出来、独占欲を満たすことができる。
これ故にホノルルは提督に悪戯を仕掛けることがあるのだ。
独占欲を剥き出しにした提督は容赦が無く、その分だけ強烈な快楽を甘受出来たからだ。
「このデカい乳とケツが……今後、あいつらのオカズに……!」
一人前に勃起した様子を見せていた小学生を思い浮かべ、提督の腰使いはアクセル全開。
そうでなくてもホノルルのお尻のボリュームは重厚で、本気で腰を叩き付けなと億まで届かないような感覚すらある。
子宮口を何度も刺激され子種を受け取るために降りてくる子宮。これまで何度も提督に奥の開発を受けていたのですんなりと反応してしまった。
「んおおぉっ、おおぉっ♥おっ、おっ、おおぉぉぉっ♥」
乳首を乱暴に引っ張られ、指先ですりつぶすように転がされる。
上半身が固定された所の本気のピストンなので白目を剥き掛かるほどの衝撃が脳天まで貫く。
雄を全開に、ホノルルを孕ませる勢いで犯す。
これまで何度も中出しを受けてきたが着床の気配はなかった。
今回こそは子供が出来るように思えるほどの強烈な説得力をお腹の奥に叩き込まれていた。
「イクッ、イクッ、イクッ♥Come、Come♥提督、マジで、いいからぁ♥」
「それじゃ、お望み通りに……っ、く、っ、っ……ぬぅぅぅ……!」
「――Yes♥、おっほぉぉぉぉぉ……!!!」
ぐりゅっ、ぐりゅっ、ゴツン♥
どぷっ、びゅるるーーーっ♥
子宮口に密着させた後に濃厚な精液の放出を受けた。
直接注ぎ込まれたような熱さがお腹の奥で爆ぜた。
一瞬、完全に白目を剥いて強烈な絶頂を受け止めるホノルル。
提督も放出を完全に中に仕込めた達成感が相まった心地良い脱力を覚えていた。
「はぁ、はぁ……やるじゃん、提督♥」
「……全てお前が悪いんだろうが……」
「だから、嘘だって……あたしもそこまでスケベじゃねえ」
「子供相手は……頼むから止めてくれよ……」
絶頂の心地良い余韻の中で少しだけ理性が戻る二人。
昼の祭りの時に溜め込んだ熱すらも全てホノルルの子宮に宿ったような気がして、今回のセックスはいつも以上に燃え上がっていた。
――――――――
「
「ははは、そいつは分からん」
一息ついた後、辺りにあった木箱に提督が腰掛けて大股を開き、未だ熱が冷めないペニスに奉仕を受けていた。
背の低い箱だったので、ホノルルはしゃがみ込んで乳房を押し当てていた。
「Japanese cultureって言うなら、蹲踞だな。エロ蹲踞」
「お相撲の蹲踞?確かに♥」
高さの関係でホノルルが窮屈な格好を強いられるパイズリとなった。膝を折りたたんでの格好が丁度、蹲踞となる。
下半身を覆う物は何もなく、先程の交わりで混濁した精液と愛液を滴らせながらはとても淫靡な演出となっていた。
「Hey、元気だな♥こりゃ、やりがいがあるよ♥」
「ははは。こっちも見応え十分……だ……!」
豊かな乳房が勃起したままのペニスを捉えた。
最初は、優しく左右から圧を加える。
アメリカンサイズの乳房は成人男性のペニスも余裕を持って受け止める。
精液と愛液のカクテルを纏うペニスを乳房がくるみ込み、優しく擦り落としていった。
「そうだ、良いぞ……なんか、また来そうだ……!」
更に強く左右から圧を掛け、乳房が強く歪む。
根元から先端まで優しく扱きあげるように手の平を動かす。
固さを取り戻すのが谷間から伝わってくれば、淫靡の笑みを濃くするホノルル。
上目遣いに見つめる表情が可愛らしく、提督は頭をなで続けていた。
「提督だから出来るんだよ。ガキンチョのは小さすぎるって」
「ふっ、それもそうか」
「今日のは遊びだよ。あたしは提督一人」
「なら、証拠を見せてくれるか?」
「OK♥任せて♥」
乳房に当てた手が、大きな円を描く。
左右バラバラのタイミングで円を擦り、乳房がボリュームを誇示するように転がり回る。
妖艶な身体を誇示されているようで見ているだけでも性欲を煽り立てられる光景だった。
「どうよ、提督♥」
瞳に浮かぶ淫靡の光が下から提督を射貫く。
擦れた乳房の谷間に伝う汗と、股間から滴るカクテルと、それらの濃い匂いがホノルルを一人の雌に仕立て上げる。
クンニリングスの味は舌に残っており、再び犯せる期待で喉が渇く。
たぷ、たぷ、と乳房が股間に叩き付けられる音が心地良い。
挟む力が一層強くなり、乳房独特の柔らかさが触覚を通じてペニスを直に煽り立てた。
パイズリによる奉仕でペニスは完全に固さを取り戻していた。
「――んちゅ、ちゅぅぅぅぅっ♥」
そこでホノルルからの合わせ技。
乳房で強く締め付けた後に唇を押し当ててのお掃除フェラ。
舌が亀頭の裏筋に押し当てられ、そこからのバキュームだ。
先程の残滓が全てホノルルの喉を下っていった。
「ん、ん、ちゅ、ちゅぅぅっ♥」
包み込んで止まないボリュームが様々に形を変える。
唇はペニスを捕らえたまま、首に捻りを入れ、角度をつけることでしたが満遍なく届いて奉仕を強めていく。
大胆に過ぎるボリュームが視覚から提督を犯す上で、一番敏感な所は口で奉仕されるのだ。射精したすぐ後にもかかわらず、提督のペニスは固さを取り戻していた。
「どう?そろそろ行ける?」
「そうだが……もう少しだけ希望する」
「何だよ。延長料は?」
「提督命令」
「狡いっての」
それでも、もう少し見ていたかった。
これだけグラマラスで魅力的な少女を独占出来ている様を。
故に、パイズリの奉仕の延長を命じる。
不満を浮かべつつも、左右の乳房による圧は止めない。
リズム良く圧を加え、乳房が縦に長くなるまでこき使わせる。
少しの間、ホノルルの乳房で情欲を満たした提督だった。
◆ ◆ ◆
「もう良いだろ?ほら、次、次♥」
「分かっている。自分で準備しろ」
命令を受け、ホノルルが四つん這いになって提督にお尻を向けた。
元気を取り戻した提督が覆い被さればホノルルが小さく歓声を上げた。
二人は気の済むままに神社の片隅で交わり続けた。
今回に限っては、これでも良かったのだ。
バスではなく、提督が運転する車で来たのだから。
――――――――
「は、は、ハックション!」
「夏風邪?長引くよ~」
静かな執務室に盛大なクシャミが響く。
執務机に陣取る提督からだ。ゴミ箱には鼻をかんだティッシュが山になっていた。
気が済むまで神社で交わった次の日から提督は調子が悪い。
さりとて、無理をしてまで作ったお祭りの時間。
埋め合わせるためにどうしても提督は業務から外れることが出来なかった。
ホノルルも同様で、秘書艦席で得意では無い書類作業に精を出していた。
「クソッ、やっぱり神社でヤることは罰当たりだったか……」
「Japanese culture、
「何でお前は無事なんだよ……」
「お祭りを一番盛り上げたMVPだからじゃない?」
「不公平だな、全く」
本来、神社の境内でコトに及ぶなど重大な不敬なのだ。
あの時は性欲に流されてしまっただけで、冷静に考えれば提督の車の中でコトに及んでも良かったのだが。
神社、特に神輿が宿していた熱気に二人は吸い寄せられてしまったのか。
けろりとしているホノルルに納得がいかず、不服を露わにする提督だった。
「ところでさ、あの神社。豊作のご利益はあるんだけど……」
お祭りの時に貰ったお守りがホノルルの手にあった。
ヒモを掴んでくるくると眺めているうちに、意味深な笑みを浮かべる。
提督の背筋に、夏風邪以上の悪寒が走った。
「安産のご利益もあるんだって」
「――何?」
眉を顰める提督と、満面の笑みのホノルル。
にっこりと上機嫌を露わにしていた。
「あれだけ派手にやったんだぜ。今度こそ『当たった』な♥」
「艦娘と人間は相性良くないんだ。そうそうは当たらんよ」
「じゃあなんであたしは風邪引かないの?神様に気に入られたんだろ」
「ぬぅぅ……」
提督がホノルルと交わるとき、避妊は一切気にしていなかった。
艦娘と人間とで子を為す確率は極端に低く、ホノルルも面倒だからと何も用意せずに交わることが日常になっていたからだ。
ホノルルの好色故にずるずるときてしまったが、今回ばかりは違う気がする。
提督の悪寒は収まらなかった。
「これで
「マジかよ……」
ホノルルは何人の子供を作る計画があるのか。
好色の勢いのままに行けば、大家族は確定だ。
目眩を覚え、力なく天を仰ぐ提督だった。