※この作品はR-18です。

将軍を目指した薙刀令嬢、愛欲の女神の寵愛を得て「娼婦」となる 〜神罰寸前で無恩寵の男に抱かれたら、無限の経験値で最強の武神になりました〜   作:夜叉五郎

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文章量が全体で二割ほど増してるので、ぜひ読み直してみてくだい。


設定資料集① 世界観・世界の法則

 本章では、太古の大戦に端を発する迷宮の成り立ち、人間社会の根幹を支える多神教の恩寵と神罰の構造、全人類の魂に刻まれた成長限界、そして王国の歴史的背景と厳格な身分・職業観について体系的に解説する。

 

1. 古代の神々の大戦とダンジョン

  世界の根底には、秩序の神々と邪神群との間で繰り広げられた太古の大戦の痕跡が色濃く残されており、それが迷宮や魔物の発生源となっている。

 

1-1. 神々の大戦の爪痕

 太古の昔、多神教の秩序神群と世界を混沌に陥れようとした邪神群との間で、世界の覇権を懸けた未曾有の大戦が勃発した。神々の衝突によって大陸の随所に空間の亀裂が生じ、討ち滅ぼされた邪神の怨念や濃縮された負の魔力が地底深くに沈殿していった。

 

1-2. 迷宮(ダンジョン)と魔物の発生原理

 地底深くに沈殿した邪神の残留魔力は結晶化して「迷宮核」を形成し、脈動する地下迷宮へと変貌を遂げた。迷宮から地上へ溢れ出す負のエネルギーが実体化した存在こそが「魔物」であり、邪竜などの強大な個体は大戦時に邪神に従属していた眷属の末裔とされる。迷宮は人類にとって生存を脅かす脅威である一方、古代の神宝や希少な素材、高純度の魔力結晶をもたらす資源の宝庫としても機能している。

 

◇

 

2. 神と人間(恩寵・神託・神罰の絶対法則)

 人間は生まれながらに特定の生業を持っているわけではなく、十八歳の成人の儀において多神教の神々からクラスを拝命することで、社会的な役割と力を授かる。

 

2-1. 成人の儀とクラスの授与

 十八歳を迎えた人間は、神殿の祭壇に祀られた「神聖水晶板」に手をかざすことで、自身を司る神と一生涯を決定づける「クラス」の神託を授かる。

 

2-1-1. クラス内の位階制度

 すべてのクラスには「見習い・初級・中級・上級・神聖(最上位)」といった厳格な位階が存在する。通常は最下位の見習いから始まり、経験と実績を重ねて昇格していくが、稀に神託の時点でいきなり高位階を授かる例外が存在する。

 

2-1-2. 基本スキルの付与タイミング

 クラスとその位階が決定した瞬間、その職能と位階に応じた「基本スキル(パッシブスキル等)」が即座に魂へと刻み込まれ、使用可能となる。

 

2-2. 初礼拝における恩寵神具の配給と役務ノルマ

 成人の儀を終えた者は、自身を司る神の祭壇へと赴き、「初礼拝」を捧げる義務を負う。初礼拝は、神から直接装備と責務を授かる契約の儀式である。

 

2-2-1. 恩寵の神具(デフォルト配給装備)

 初礼拝を捧げた際、各神からそのクラスと位階に最適化された神器が直接配給される。戦士系なら剣・盾・鎧、魔導系ならローブや杖、高位の魔法書、生産系なら豊穣の農具や折れぬ鍛冶鎚が授けられる。高い位階の装備ほど「不壊」「自動修復」「自動清浄」「ステータス強化力場」といった強力な恩寵が宿る。

 

2-2-2. 役務ノルマの宣告

 初礼拝の際、神から直接魂の深層へと定期的に果たすべき「役務ノルマ」が刻み込まれる。恩寵の代償として、人間は神の定めた理に沿った対価を捧げ続けなければならない。

 

2-2-3. 金銭喜捨によるノルマ緩和と「駆け込みダンジョン潜行」の黙認

 病気や怪我、あるいは何らかの事情で規定の役務ノルマを達成できない場合、自身を司る神殿へ多額の金銭を「喜捨(寄進)」することで、神の怒りを鎮めて一時的にノルマを減免、あるいは期限を猶予してもらう救済措置が認められている。

 しかし、神の定めた理を金で贖う対価は極めて高額であり、一般市民の日常的な蓄えでは到底賄いきれない。そのため、週次リミットが迫って神罰の足音が近づいた者は、即金性の高い魔石やドロップ素材を一攫千金で得るため、準備不足のまま迷宮(ダンジョン)へと駆け込みで潜行する。

 本来であれば無謀な自殺行為として規制されるべき事態だが、迷宮の魔物が地上へ溢れ出す「スタンピード(暴走)」が発生すれば周辺地域が壊滅的な被害を被るため、王国行政や冒険者ギルドの視点では「迷宮内の魔物を間引いてくれる頭数は、どれほど未熟な素人であっても多ければ多いほど都合が良い」というのが本音である。そのため、追い詰められた者たちの駆け込み特攻は実質的な防衛策の一環として意図的に見逃されており、冒険者ギルドも一切の立ち入り規制を行っていない。

 この「喜捨による猶予」と「迷宮潜行の自由」は、娼婦クラスに身を落としながらも武人の誇りを捨てきれぬ者にとっても唯一の活路となる。不特定多数の軟弱な男に身を任せることを断固拒否した元令嬢アリアもまた、神殿へ莫大な金を喜捨して当面の役務ノルマを先送りしつつ、後述の己が培った全六大素養を完璧にアンロックし得る「規格外の器(真の英雄)」を迷宮深層で探し求めるため、単身で過酷な迷宮攻略へと挑むこととなった。

 

2-3. 固有スキルのアンロック(神による覚醒)

 各クラスには、基本スキルとは一線を画す強力な「固有スキル」が存在する。固有スキルがいつ、どのようにアンロックされるかは、それぞれを司る神が定めた固有の理(ルール)によって根底から異なる。戦神の戦士ならば死闘の極限で目覚め、叡智の神の魔法使いならば深奥なる真理の閃きで開花し、愛欲の女神の娼婦ならば「処女を捧げる初夜の交歓(水揚げ)」の瞬間に覚醒する。

 

2-4. 神罰の執行プロセス

 神罰とは、単なる一方的な死刑宣告ではなく、「神から課された役務ノルマの強制徴収・反転執行」である。週次ノルマを怠り、リミットを超過して神の理に背いた者には、一切の慈悲なく身体に朱色の紋様が浮かび上がり、その神の領分が「反転した暴走状態」として肉体と精神を激しく苛み始める。

 この神罰は一度発動すると祈りや安静で解くことはできず、「本来果たすべきであった未達ノルマの十倍」を身体が軋む極限状態で神へ強制還元・完済して初めて解除される。

 

2-4-1. 例① 【農耕の神】の場合

2-4-1-1. 本来のノルマ

 大地を耕し、豊かな穀物や野菜などの実り(生命の糧)を人々に供給すること。

 

2-4-1-2. 発現部位と紋様

 尻(臀部)・下腹部に根を張るように広がる朱色の紋様。

 

2-4-1-3. 反転ペナルティ

 【強制排泄・堆肥搾取】。大地から糧を生み出す役務を怠った反転として、激しい腹痛を伴う重度の下痢に襲われ、自らの体内の水分・養分を「強制的な堆肥(肥料)」として肛門から大地へと直接搾り取られ続ける。

解除条件: 「未達となった収穫量に見合う、未達分の十倍に相当する重量の堆肥を自らの肉体から排泄・還元しきること」(点滴や薬で延命しながら、数日間トイレや畑に張り付いて出し切る羽目になる)。

 

2-4-2. 例② 【戦さの神】の場合

2-4-2-1. 本来のノルマ

 迷宮や前線で魔物を討ち倒し、武勇を示して民と領域を守ること。

 

2-4-2-2. 発現部位と紋様

 胸筋に浮かび上がる、血のようにぎらつく朱色の紋様。

 

2-4-2-3. 反転ペナルティ

 【無差別の殺戮狂乱・被虐衝動】。武を統御して敵を討つ役務を怠った反転として、血肉が煮えたぎり、破壊衝動と殺意で理性が完全に焼き切れる。敵味方の区別を完全に失い、近くにいる人間や魔物に素手や武器で見境なく襲いかかり、返り血を浴びて自身も傷だらけになりながら暴虐の限りを尽くす。

解除条件: 「本来討伐すべきであった魔物の十倍の数に相当する敵性存在(または魔物)を、武器が砕け自らの拳や骨が軋むまで殲滅し尽くすこと」。

 

2-4-3. 例③【鍛治の神】の場合

2-4-3-1. 本来のノルマ

 灼熱の炉で鉱石を打ち鍛え、戦士たちの武具や生活の利器を造り出すこと。

 

2-4-3-2. 発現部位と紋様

  腕、掌に浮き出る、焼きごてを押し当てられたような朱色の炭火紋様。

2-4-3-3. 反転ペナルティ

 【自己焼灼・強制鉄打】。炉の熱を御して鉄を打つ役務を怠った反転として、自らの体内から骨が軋み焼けるような灼熱の激痛が沸き上がり、鉄を打つ代わりに「己の肉体そのものを熱した金床」のように痛めつけられる。さらに目の前にある金属塊を手づかみで狂ったように叩き続けずにはいられなくなる。

解除条件: 「未達となった納入武具の十倍の打数を、掌が焼け爛れ血豆が潰れるまで金床へ撃ち込み、規格を満たす鉄塊を叩き上げること」。

 

◇

 

3. 才能限界(魂の器・レベルキャップシステム)

 この世界の全人類は、生まれ落ちた瞬間に魂の容量、すなわち「どこまで成長できるか」の才能限界(レベルキャップ)が厳格に定められている。

 

3-1. 才能限界の壁

 どれほど血の滲むような努力や鍛錬を重ねようとも、己の才能限界のレベルに到達した瞬間、魂の器は飽和し、魔物を討伐しても一切の経験値(EXP)を獲得できなくなる。

 

3-2. 才能限界のレベル帯区分

 人類の魂の器は、社会的な立ち位置や希少度に応じて明確なピラミッド構造を形成している。

 

3-2-1. 一般層〜プロ予備軍帯

3-2-1-1. 〜Lv10(一般人)

 全人口の約7割を占める。市井の町人、小作農、日雇い労働者など。

 

3-2-1-2. 〜Lv20(アマチュア)

 一般の自衛団員、村の狩人、新米下級冒険者。凡人が到達できる限界の壁。

 

3-2-1-3. 〜Lv30(プロチームの二軍)

 中堅冒険者、一般部隊の歩兵、下級騎士など。

 

3-2-2. プロ一軍〜国内英雄帯

3-2-2-1. 〜Lv40(プロチームの一軍)

 名門騎士団の正規兵、ベテラン上位冒険者。街に数名の精鋭。

 

3-2-2-2. 〜Lv50(プロチームのスタメン)

 将校クラスの軍人、一流冒険者、歴史に名を残す天才の領域。

 

3-2-2-3. 〜Lv60(プロチームのエース)

 近衛騎士団長、国家規模の精鋭、一騎当千の英雄クラス。

 

3-2-2-4. 〜Lv70(プロリーグのMVP)

 大陸全土に名を轟かせる化け物・伝説級。一国に数人。

 

3-2-3. 歴史・神話・規格外帯

3-2-3-1. 〜Lv80(国のMVP)

 歴史上の英雄、建国功臣、神話の領域に片足を突っ込んだ者。

 

3-2-3-2. 〜Lv90(世界のMVP)

 時代を代表する半神、世界最強の覇者。数百年単位で現れる逸材。

 

3-2-3-3. 〜Lv100(レジェンド級のMVP)

 古代の英雄王や初代王妃など、神話の語り草となる伝説の領域。

 

3-2-3-4. 測定不能(異界の器:ワタル)

 才能限界が存在しない(無限大)。成長限界がなく経験値を無限に吸い込み続ける唯一無二の存在。

 

3-3. 才能限界の拡張方法

 到達してしまった上限を打ち破るには、主に以下の二通りの手段が存在する。

 

3-3-1. 神からの過酷な試練(通常の方法)

 自身の仕える神に直接願い出てクエストを発行してもらい、それを達成できればレベル上限(才能限界)が1上がる。ただし、失敗すれば死に到る。

 そもそも「神の決めた定めに不満があり、自分の器が足りないと我儘を言うこと」と同義であるため、課されるクエストの難易度は理不尽なまでに跳ね上がっている。

 

3-3-2. ワタルとの性行為による拡張(例外・特例)

 無恩寵・無限の格を持つワタルを相手にした場合、パートナーの女が自身の才能限界マックス(レベルキャップ)まで到達している状態で「中出し」されると、自動的に相手の才能限界が1上がるという破格のお手軽仕様が働く。

 血を吐くような神の試練を回避し、文字通り快楽に溺れるだけで限界を突破できるため、アリアが何があってもワタルを手放そうとしない最大の理由となっている。

 

◇

 

4.王国の成り立ちと社会通念

 王国の歴史は愛欲の恩寵と深く結びついており、貴族社会には「士>農=工>商」の序列に基づく歪んだ身分観が根付いている。

 

4-1. 建国神話:英雄王と初代王妃

 数百年前、神話級の英傑であった「建国王」と、愛欲の女神の最高寵愛を受けた初代王妃「神聖娼婦」の二人によって王国の礎が築かれた。初代王妃は口技・足技・棒技・腰技・穴技の五大スキルを覚醒させ、建国王をあらゆる面から強化・支え抜いて覇業を成し遂げたとされる。

 

4-2. 貴族社会の厳格な職業観(士>農=工>商)

 王国の上流貴族社会では、「戦場や宮廷で国を支える堅い職業」が絶対の正義とされている。

 

4-2-1. 身分序列の構造

 最上位である「士」には将軍、騎士、重装歩兵、宮廷魔術師、高位神官が君臨する。中位の「農・工」は食糧を支える農夫、武具を打つ鍛冶師、建築士が占める。下位の「商」は実業で汗を流さず金銭を転がして富を得る者として軽視される。

 

4-2-2. 娼婦クラスへの凄まじい偏見

 娼婦は「春を売って金を得る商売(商)」の最底辺に位置付けられている。神から与えられた正当なクラスであり、上位階級には国宝級の恩寵やバフ能力が宿るにもかかわらず、貴族社会の視点では「路地裏で体を売る加護なき夜鷹(淫売)」と同一視され、激しい蔑視と嘲笑の対象となる。

 かつて建国の礎を築いた初代王妃自身がこのクラス(神聖娼婦)であったという歴史的事実すら、貴族社会の根強い偏見により代を重ねるごとに隠蔽・改ざんが進められた。その結果、今や愛欲の神殿の最奥に秘匿記録が残るのみとなり、王家や貴族はおろか市井に至るまで「初代王妃は戦さの神の使徒だった」と誤認し、真実を知る者は完全に途絶えている。

 将軍を目指して武芸百般を極めていた子爵令嬢アリアが、神託で「神聖娼婦」と出た瞬間に父から即座に廃嫡・勘当され、士官学院の同期たちから手のひらを返されたのも、この隠蔽によって歪みきった職業観の犠牲となったためである。

 

以上

 

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