『セックスした相手の能力をコピーできる能力』を持った男の能力学園物語 作:紳士協定
第一話
俺、柊唯人は今日、能力者養成学園へ転入する予定だった。
能力。例えば、火を操ったり、空を飛んだりなど人の身を超えた圧倒的な力。
そんな能力を扱える能力者のみが入学を許される学園。暴走などが起こったら危険なので、日本から少し離れた人口島の上にある。
俺は当然、今まで能力を自覚したことがない。
その力を持って生まれるのは、数字にして約一万人に一人。それが男である確率もまた、約一万人に一人。つまり男が能力者である確率はざっくり一億人に一人だ。
男の能力者はその分強力な力を持って生まれる。それ故、世界のほとんどの人が言うことを聞くと言われているが……少なくとも、日本には今はいないはずだ。
だというのに、俺はそんな学園から超が付くほどの好待遇で転入を誘われていた。
学費不要、豪華な生活空間も完備され、家賃や食費など生活費も諸々タダ。自分に合った勉強もできるらしい。
一周回って怖くなるほどの好待遇だ。
俺の姉も居ることだし、断る理由が見当たらず、俺は自分が誘われた理由も分からぬまま能力者養成学園への転入を決めた。
元々今の学校も好きじゃなかったし、好都合だ。
「おにぃ、その……たまには連絡してね」
「ああ。またな」
妹の頭を撫で、俺は数時間船に揺られ、やがてその学園にたどり着いた。
能力者養成学園。
生徒数の九割九分九厘が女性であり能力者の、魔境。
俺はここでどんなことが待っているかもしらずに、足を踏み入れたのだった。
元々言われていた通り、俺は学園長室を訪れる。
「失礼します」
学園の中で最も高い場所にあり、奥にある窓からは海や学園に通う生徒たちが一望できた。
その手前に重要そうないくつかの書類が置かれた机があり、一人の女性がそこに向かって作業していた。俺の存在に気づくと、ゆっくりと顔を上げる。
「やあ。柊唯人くん」
そこに居たのは、長く綺麗な黒髪を持つ麗人だった。
灰色の瞳で見つめられると、心臓が跳ねる思いだった。
きめ細やかな肌、下品でない程度に膨らんだ胸、レースの手袋をつけた綺麗な手、タイツを履いた長い足。
今まで見てきた誰よりも美しい。
恐らく、件の学園長なのだろう。それだけの風格が彼女にはあった。
「おや? 柊唯人くん? 聞いているかい?」
「……あ、すみません。はい、何でしょう」
まずい。思わず見惚れてしまっていた。
学園長に気づかれてしまっただろうか。
「……ふむ。とりあえず、自己紹介といこうか」
どうやら、気づかれていないようだ。俺は心の中で胸を撫でおろす。
「私は神崎瞳。この学園の学園長だ。君の転入を心から歓迎するよ」
そう名乗った彼女……学園長は薄く笑みを浮かべる。
こんな学園の学園長なんだ。当然、並々ならぬ能力を持っているのだろう。
そう思うだけで自然と背筋が伸びた。
「いくつか話をしようか」
「はい」
「まず、君は能力者のランクについて知っているかい?」
「……? いえ」
学園長は小さく頷いた後、説明を始めた。
「ランクはD、C、B、A、Sの五段階に分かれている。ランクDであればマジック程度の超常現象しか引き起こせないが、ランクSともなると世界を変えることすら可能だ」
「世界を……」
「現時点で確認されているランクSは全五名。世界全てを含めて、たった五名だ」
ごくり、と唾を呑み込む。俺には想像もできないスケール感だった。
「そして何を隠そう、私もその一人だ。私の能力は『現実改変』。やろうと思えば私はこの世界を支配することだって容易いのさ」
「ええっ」
俺は驚愕して目を丸くする。
人生で一度会えるかどうかの天上人が、今目の前に居るのだ。驚いて当然だろう。
だが、なぜだか学園長の方が俺の反応を見て不思議そうに小首を傾げていた。
「そんなに驚くとは思っていなかったな」
「いや、誰だって驚くでしょう。俺みたいな無能力者からしたら、雲の上の存在ですもん」
「君が無能力者? 何を言っている?」
学園長は理解できないように眉を顰め、告げる。
俺の人生を揺るがす一言を。
「君だってランクSの能力者だろう?」
「……え?」
思わず聞き返してしまった。
俺が能力者? それも、ランクSだと? バカなことを言うものだ。
俺は生まれたときからこの歳になるまで、一度も能力を自覚したことがない。妹や姉も能力者だが、三歳になる頃にはどちらも能力を覚醒させていたはずだ。
この歳まで自覚しないなんてこと、あるはずがない。
「そんな、冗談言わないでくださいよ。俺が能力者? だとしたら、もっと前から覚醒しているはずでしょう?」
「おや、これは想定外だな。自覚していなかったのか。ふむ……」
学園長は考え込むように少しの間顎に指を置いて考えた後、「あ」と何かに気づいたような声を漏らす。
「君、もしかして童貞かい?」
「ぶっ……いきなり何言いだすんですか!」
俺は反射的に噴き出した後、すぐに抗議する。
いきなり何を言い出すんだ、この人は。確かに俺は童貞だが、初対面で聞くようなことではない。こういう場合、セクハラで訴えられるんだろうか。
恥ずかしさから勝手に顔が熱くなっていった。
「いやいや、恥ずかしがらなくてもいい。君はまだ高校一年生だろう? その年齢なら経験していなくても何もおかしくないさ」
「その生暖かい視線やめてください!」
学園長は愉快そうに笑うだけだった。
「君の能力はね、外聞を気にせずに言えば『セックスした相手の能力をコピーする能力』さ。だから、童貞の君は今まで自覚していなかったのだろう」
「セッ……」
……怪しい。
俺にとってあまりにも都合がよすぎる話だ。
美人局のような詐欺の匂いがプンプンする。
俺は警戒心を隠さず学園長を半目で見る。
「……本当にそんな能力が存在するんですか?」
「疑われてしまうと証明するのに少し手間取るな。私が君を筆おろしするのもやぶさかではないが……」
「ふ、筆おろしって……」
心臓が跳ねた。まさか、こんな美人からそんな提案をされるとは。
俺の息子が少し反応してしまう。
「ふふ、期待しているところ悪いが、恐らく今の君では私の能力をコピーしても出力に耐えられないだろう。こればっかりは、誰かと経験を積んでもらって証明するしかないな」
「そ、そうですか」
その言い方だと、別に学園長自身は俺とセックスしても別にいいと思っているようで、それはそれで少し嬉しかった。結局、思春期男子は単純なのだ。
それにしても、学園長はミステリアスな人だが、どうにも嘘を吐いているようには思えなかった。
俺にランクSの能力がある。その現実は俺には受け入れがたく、どう処理するべきか困るものだった。
そんな俺を気遣ってか、学園長は俺の顔を覗き込んでくる。
「何をそんなに戸惑っているんだい? これは喜ぶべきことさ」
「よろこぶ……?」
「一億人に一人の男性能力者、それもランクSときた。この世の全ての女性が言うことを聞くと言っても過言じゃないよ」
すべての女性が言うことを聞く。
とても胸が躍るフレーズだ。世の男性全ての夢だろう。
それでも、俺は受け入れがたかった。
「俺なんかに、そんな価値があるとはとても……」
「君がなぜ、そこまで卑屈なのかは分からないが、その自己評価の低さはいただけないな。……じゃあこうしよう」
そう言うと、学園長は立ち上がって俺に寄って来る。
顔が触れるくらい近くまで来たところでようやく止まり、俺の瞳をじっと見つめてきた。
学園長のいい匂いが鼻腔をくすぐって、何やら変な気分になってくる。
「あ、あの……?」
「私が直々に一発ヌいてあげよう」
「なっ……」
驚いて思考が止まった。
こんなに近くなってもシミ一つ見えず、きめ細やかな肌を持つ、世界トップクラスの美女が、俺を射精させてくれるなんて。
きっと、普通に無能力者として生きていたら一度とない機会なのだろう。
それでも、俺はふんぎりが付かなかった。
「教師と生徒がこんなことするなんて、色々とまずいのでは? それに、俺はこんな経験一度もないですし……嫌な思いをさせてしまうかも……」
「はぁ、全く。これきりだからね。『柊唯人はどんな女性でも虜になる性的テクニックを持つ』」
ぐにゃり、と視界が歪んだ気がした。俺自身が、世界そのものが作り替わったような感覚。
これは、学園長の能力か。
「教師と云々って話も、私が一言呟くだけでどうとでもなる。他に不安なことは?」
「……いえ。ない、ですけど……」
「ならいいじゃないですか。折角です。これ以上言うと、私に対しても失礼ってものだよ」
そう言われてしまうと、何も言い返せなかった。
学園長はゆっくりとしゃがみ、微笑を浮かべながら俺のズボンのチャックを下ろす。
どくん、どくん、と鼓動が鳴る。本当にやるのか。不安と期待がないまぜになった感覚だった。
学園長が俺のズボンを勢いよく下ろすと、俺のちんこがばるんっ♡ と姿を現す。
勢いが強すぎて、べちん、と学園長の顔を叩いた。
「これは……思っていたより……♡」
俺のちんこは、今だ完全勃起とはいかなかったが、それでも学園長の顔よりも長く、また学園長の顔の半分程度の太さをしていた。
学園長は呆気に取られたように俺のちんこを見つめ、ごくりと唾を呑み込んだ。
俺のちんこはデカすぎる。これは俺のコンプレックスの一つだった。これがきっかけで、何度いじられたことか分からない。
学園長も動揺しているようだし、やはり嫌だったのだろう。
「……その、すみません。やっぱり大きすぎますよね」
「え? あ、いえ、その……♡ こほん」
学園長は一つ咳払いをして、気を取り直したように話始める。
「元々、手コキで済ませる予定でしたが……気が変わった。口でしてあげよう」
「口で、って……」
「フェ・ラ・チ・オ・だよ♡」
そう笑うと、学園長は俺のちんこに息を吹きかけてくる。
「ふー♡ ふー♡」
「っ……」
それだけで俺のちんこはビクビクと震え、少し持ちあがる。
「息吹きかけるだけでこんなに震えちゃって♡ かわいいねぇ♡」
続いて、学園長はレースの手袋を付けた手でゆっくりとちんこに触れてくる。
そして、亀頭を舐め始めた。
「んちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ れろぉ♡ れろれろ♡」
キスをしたり、舐めたり。ただでさえ敏感な亀頭にそんなことをされて、俺は興奮が止まらなくなり、完全に勃起してしまう。
「でっか♡ あ、いや……ふふ、大きくなった♡ それじゃあ、始めるよ♡ いただきます♡」
そう艶めかしく呟くと、学園長はゆっくりと俺のちんこの亀頭を飲み込んだ。
亀頭をじゅぽじゅぽ音を立てながらフェラされる。
大口を開き、こちらを上目遣いで見てくる学園長の姿は、先ほどまでの上品さの欠片もない下品なもので、それがより興奮をかき立てた。
「んぶっ♡ じゅる♡ ぢゅぽっ♡ んふ、流石に大きいな♡」
そうぼやきながらも学園長は楽しげに微笑を浮かべていた。
その表情が、俺の心に火を付けた。
本来なら抑えなくてはいけない、ドロドロした感情が俺の中を覆いつくしていく。
俺は学園長の頭を掴む。
「ちょ、柊く」
驚いたように声を上げる学園長を無視して、俺は彼女の喉奥まで一気に突っ込んだ。
「おごっ」
「あなたが、悪いんです! 何度も何度も、俺を煽るからっ!」
目を白黒させる学園長。
俺は彼女の様子なんて気にせず、その口まんこをフルに活用する。
言葉にすることで現実を変えられるランクS。その口を誰よりも冒涜的に扱う。
それだけで征服感が満たされていき、たまらなく興奮した。
それだけではなく、学園長の口は本当に極上だった。
丁度いい生暖かさに、所々で感じる刺激。これだけのことをしても吐き出したり腕を使って抵抗したりしない辺り、学園長も『そういう』才能がありそうだった。
ほどなくして、俺は限界を迎える。
「っ、射精ます!」
「んぶっ♡ っ~~~~♡」
びゅるるるるるるるー♡ と、たっぷり時間をかけて射精をする。
俺は暫くの間学園長の頭を押さえていたが、射精が終わるとそれも離し、ゆっくりとちんこを学園長の口から抜いた。
「っ、げほっ、ごほっ……全く、なんてことをするんだ、君は……♡」
学園長は喉だけでは収まりきらなかったらしく、鼻からも精液を漏らしていた。それがエロくてまたちょっと勃った。
口や鼻から零れた精液を手で拭い、学園長は不満げに俺を睨む。
そこでようやく、俺は自分がしでかしたことに気づいた。
顔から血の気が引いていくのが分かる。きっと今の俺の顔色は真っ青なのだろう。
「す、すみません! 俺、とんでもないことを……!」
「はぁ……まあ、許そう。元々君を勇気づけるためにしたことだ」
学園長は肩をすくめて呆れていたが、一先ず許してはくれるらしい。
今後はこんな強引なこと、しないようにしないと。いや、めちゃくちゃ気持ちよかったんだけど、人間的に。
「とりあえず、ここから先の説明は担当教師に聞いてくれ。職員室に居るはずだから」
「は、はい!」
「分かったらすぐに行くといい。少し時間を使い過ぎたからね」
なんか、さっさと出ていってほしそうにしている……?
一瞬そんな違和感を抱いたが、さすがにそんなことを言える状況じゃなさすぎる。
俺は若干縮こまりながら、ズボンを戻して学園長室の扉の方に向かっていく。
「ああ、そうそう。君には一つ試練を与えておこう」
「試練? ですか?」
「君、今日童貞を卒業したまえ」
「は!?」
今日一大きな声が出た。
この人は一体何を言っているんだ。こんなこと言うのも何だが、頭おかしいんじゃないのか?
こちとら、それができたら苦労してないんだよ!
「君の気持ちは何となくわかるけどね。周りの目のことも考えると、君が現状無能力であることがばれると、色々とまずいからね」
「…………」
一理ある。一理あるが、いくら何でも急すぎないだろうか。せめて後一週間、いや一か月……あっても怪しいくらいだ。
「大丈夫大丈夫。ランクSであり、希少な男子能力者である君が声を掛ければ乗ってくる女子も少なくないだろうさ」
「えぇ…………そんな適当な……」
「まあ、頑張り給え」
それ以上、学園長に言い返すこともできず、俺はここからの身の振りかたを考えながら学園長室を後にするのだった。
柊唯人が去った後の学園長室にて。
私、神崎瞳は柊くんを見送った後も数秒、扉の方を見つめる。
「行った、かな?」
そして、小さく呟いた。
「『これから何人たりとも学園長室には入ってこれない』」
その言葉は、実際に現実となる。今、扉や窓、壁すらもプロテクトがかかり、並大抵の人間では入ってこられないようになった。
『現実改変』の能力を活用……というか悪用し、私は自分一人の空間を作り出した。
そして勢いよく自分のタイツとパンツを下ろした。
露わになるのは、濡れて我慢が利かなくなったぐじゅぐじゅのまんこ。
「全く、彼はなんてことを……」
少し遊んであげる程度の予定だったのに、こんなに濡らされてしまった。
喉奥を突かれる度、子宮がキュンキュンして仕方がなかった。
おかげで、発散せざるを得ない。
右手の手袋に残った精液の匂いを嗅ぎながら、私は左手で自分の膣内を弄った。簡単に指が三本入った。
「ふーっ♡ ふーっ♡ すんすんっ♡ ふー……♡」
そもそも、あの大きさからおかしいのだ。無害そうな顔をして、とんでもないイチモツを隠し持っていた。
テクニック云々の話じゃなく、天性の男としての才能だ。
あれを見た時からすでに、歯車は狂っていたのだ。
熱くて仕方がなく、汗が止まらなかった。匂いを嗅ぐ度、先ほどの光景が思い起こされる。それだけで動悸が速まって、興奮が高まった。
「っ~~♡」
私は生まれたころからランクSで、誰からも敬われて生きてきた。だからあんな扱い、生まれて初めてだったのだ。
ずっと我慢していたからだろう。すぐに限界は来た。
「っ♡ あ゛ーーーーっ♡ イくっ♡」
一分も経たずに、私はぷしゃあーーっ♡ っと見事に潮を吹いた。
「はぁ……♡ はぁ……♡」
ガクガクになった足を何とか奮い立たせ、私は机に体重を預ける。
「ふぅ……全く、私はとんでもない男を招き入れてしまったのかもしれないね……」
ようやく落ち着いてきて、私は独り言をつぶやいた。
「まあ、それはそれで好都合……最後に笑うのは私なのだから」
柊くんには見せられないほど、私は邪悪に笑うのだった。
彼女が柊唯人に堕ちるまで、果たしてあと何日か。それは、神のみぞ知るというやつだった。
キャラクター紹介
名前:神崎瞳
職業:能力者養成学園学園長
能力:現実改変
身長:169㎝
胸:Eカップ
好きな行為:ディープスロート
主人公への好感度:4/10(0で知らない人、嫌いだと⁻に行く)
何でもできるエリート。過酷な業務なのでたまにデザートを食べに行くのが趣味。
※一年前に書いた拙作を掘り起こしたものです。もしも誰か一人でも続きを望んでくれるなら続きます。