AIを調教して書かせたエロ短編集 作:AIの使い道
訳ありサキュバスもの
ひんやりとした夜気と、部屋の隅に燻る甘いユリのような香りが、微睡みの意識を奇妙に冴え渡らせていた。
深夜の静寂に包まれた寝室。
うつつと眠りの境界で、それがただの夢ではないことを本能が警告する。
しかし、覚醒へと向かおうとする意思とは裏腹に、手足の先から指一本に至るまで、まるで冷たい鉛を流し込まれたかのように重く、金縛りにあったように一歩も動かない。
「……目を覚ましたの? いい子ね、今日も私を待っていてくれたのね」
闇夜のなか、ベッドの端に腰掛けていた微かな気配が、滑らかに形を成して覆いかかってきた。
漆黒の髪がひやりと頬をかすめ、月明かりを浴びたサキュバスの妖艶な瞳が、暗闇の中で微かに妖しく光を放つ。
見たことのある顔立ちだが思い出せない。
彼女の吐息はどこまでも甘く、香気とともに嗅覚を麻痺させていく。
彼女の背から、艶やかにうねる細長い尾がスルスルと伸びていた。
鱗さえ持たないはずの滑らかな皮膚は月夜の冷気を含んだガラスのように冷たく、それでいて触れる者の熱を吸い取るたびに微かに体温を帯びていく。
その硬質としなやかさが同居する漆黒の尾がシーツの上を這い、敏感に波立つ下半身へと忍び寄ってきた。
それはグバァとつぼみが開いた花のように、それでいて口のように見えるそれは冷涼な感触を伴いながら熱を帯びた肉棒にぴたりと吸いつく。
――その中から、さらに意思を持つかのように、蛇のそれのように細く微かに二つに割れたしなやかな舌のような器官が滑り出してきた。
「ふふ、そんなに怖がらなくても大丈夫よ。あなたを苦しめたりはしないわ……むしろ、極上の快楽で満たしてあげる。だから、一滴残らず私にちょうだい……」
耳元で囁く濡れた吐息とともに、細い舌のような突起が尿道口を執拗に舐め上げる。
人の体温のような熱さと湿り気と、微細な先端が触れるたびに走る鋭敏な痺れは、理性を一瞬で焼き切るほどの破壊力を持っていた。
尿道口の奥深くまでその細い舌が微かに侵入し、熱を帯びた粘膜を直接こそぐように小刻みに震える。
さらに、最も敏感なカリの裏側や裂け目をちろちろと這い回るように愛撫され、全身の髄までが痺れたように熱を帯びる。
逃れられない陶酔の中、ピクリと身悶えした肉棒を、尾の本体がふわりと柔らかく滑らかな肉褶へと包み込み、優しく、そして逃れられないほど密着させた。
声にならない喘ぎが、凍りついた喉の奥でかろうじて押し潰される。
外側を舐め上げる冷たい舌と、内側からすべてを飲み込むビロードのような内壁の二重の責め立ては、身体の内側から生命の根源そのものを直接揺さぶるような、脳の髄までとろけるほどの圧倒的な快感だった。
肉棒の根元から先端へと、尾の内部がうねるような強力な収縮を繰り返す。
血管が脈打つたびに、熱い生命の液体がぐっと吸い上げられていく感覚が生々しく伝わってくる。
「すごいわ……。こんなに熱くて、あなたの一番濃い養分が、次から次へと湧き出てくる……。もっと、もっと私にちょうだい……」
サキュバスはうっとりと瞳を潤ませ、満足に濡れた紅い唇をゆるめながら低く甘美に囁いた。
その言葉が合図であるかのように、包み込む尾の締め付けが一層強まる。
――ビクッ、ビクッ……!
理性の防壁が音を立てて崩れ去り、限界を超えた感度の果てに、大量の精液がドクドクと容赦なく絞り出されていく。
その瞬間サキュバスは私の唇を奪い私の息を瞬間的に止めてきた。
チカチカと星が瞬くような感覚に襲われながら極上の快楽が頭の中を巡っていく。
肉棒を密閉する尾の内部は、まるで喉を鳴らす生き物のように、ゴキュゴキュと音を立てるかのような激しい咀嚼を開始した。
放たれたばかりの白濁した液体が、蛇のような器官の刺激とともに、次から次へと奥底へと飲み下されていく。
飲み下されるたびに、尾の全体が満足げに微かに震え、サキュバスは艶やかに頬を紅潮させていく。
その恍惚とした表情からは、生命力を貪る魔物特有の残酷な美しさと、満たされた充足感が混ざり合っていた。
「美味しい……ごちそうさま。あなたのすべてが、私をこんなにも熱くするのよ……まだまだたっぷり味わわせてね……」
頭が白濁するほどの快感の波が幾重にも押し寄せ、思考の自由を奪っていく。
私は抵抗する術を失ったまま、ただその圧倒的な官能と、生気を吸い尽くされる背徳的な快感に全身を委ね続けるしかなかった――。
二度、三度、四度…
何度も何度も絞り取られて乾いた射精になった時、ようやくサキュバスは満足したようだった。
そっと尾で刺激するのを止めて優しく包み込んだままそっと私を抱きしめてキスをする。
私はそこで意識を手放した。
「また来るわね…」
その言葉がその日聞いた最後の言葉だった。
また来るわね…
また来るわね
何処かで聞いたことのあるセリフだ
あの時も…
あの時?
記憶の片隅に存在する誰かの声
それを私は思い出すことは出来なかった。
完