※この作品はR-18です。

超天才TS銀髪色白合法ロリ美少女科学者が、自分の体を使ってドスケベ発明品を実験する話   作:TSペルペト

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第ニ試験:VS「紙白式エロトラップ・ダンジョン Advanced Edition Ver.2.0.0」その2【アクメレーザー・トラップ通路前編】

「ふ~っ、ふぅ~っ……ひ、酷い目にあった……! よもや、最初のルームからあんな難易度など……!」

 

「……そもそも、私のクソザコ体力でダンジョンは無謀だったか……!?」

 

 ただのマッサージという名の無限絶頂地獄をクリアした私は、全身汗と汁に塗れて、イかされ過ぎてヘトヘトガクガクの足を引きずりながら、辛うじて階段を降りていた。

 幸い、連続アクメで大量発汗したせいなのか、最初に噴霧された媚毒の効果は抜けていたものの、シンプルに運動し過ぎでヤバい。

 そう。基本、一日中引きこもって実験ばかりしている私にとって、これは十分以上に過酷なワークだ。天才とは頭脳派なのである。

 

「――いやっ! いや違う! 私は天才ッ! 体力と運動神経の貧弱さは、この冴えわたる思考力で補えばいいのだ!」

 

「それよりなにより、ダンジョンマスターにナメられて終わるものか! 創造主としての威厳を見せつけねばなァ! 最深部で待っていろ!」

 

 私は拳を突き上げて、宣言するように吠えた。こうしている間にも、私に屈辱を味わわせてくれたDMAI(ダンジョンマスター・AI)への怒りと誇らしさが沸々と湧き上がってくる。

 前者は当然、私にあんな無様を晒させてくれたことに対して。後者は当然、えげつない学習と成長を遂げたことに対して。

 

 まるで複雑な親心。とはいえ、そう容易く超えられると思われては困る。私の実力を示すのはここからだ――!

 

「げぇ~~~~~ッ!!!!」

 

「こ、これはっ……ルームID.2031ッ! アクメレーザー・トラップ通路、初心者向けコース!」

 

 なんとか階段を降りきった先には、マッサージ部屋のようなルームではなく、全長100メートル程の長い通路が存在していた。

 だが、ここはエロトラップ・ダンジョン。当然トラップが存在する。

 

 見ればすぐに分かった。通路の上下左右に設置されたモジュールから、目にも鮮やかなピンク色のレーザーが放たれており、それらが通路を進む者を妨害するように網を張っているのだ。

 効果は、快楽蓄積。触れただけで直接性感を流し込まれたようになり、体は性的な責めを受けているように発情し、やがては絶頂に至る。文字通りの効果を持つアクメレーザーだ。

 

 ちなみに、何故レーザーがこんなピンク色をしているのか、何故触れただけで気持ちよくなってしまうのかは不明である。

 そもそもアノマリーの大半は現時点でも原理不明であり、私にとっても未知の領域だ。だが、ブラックボックスであることは実用不可能であることを意味しない。中身が完全に解明されていなくとも、入力と出力が正しく法則化出来るならば、それは十分に実用可能なのだ。

 

 だからこの場合の問題は、アクメレーザーそのものではなく……。

 

「この状態で、これを突破しろというのか……! 鬼畜が過ぎる!」

 

 私の体が持たないことだった。

 

 アクメレーザー通路とは、簡単に言えばアスレチック。ジャンプしたり、這ったり、身を捩ったり、走ったりしながらトラップを回避し、無事にゴールまで辿り着くのが目的だ。

 しかも、この通路はレーザーの配置も組み換え可能であり、覚えている通りに回避するというやり方は通用しない。

 マッサージで疲弊している私にそれをクリアというと、全く自信は――。

 

「い、いや? 別に自信がないだけで、出来ないとは言っていないが? この天才に不可能の文字はないのだぞ? あとまぁ、そういう限界突破チャレンジにも興奮しなくもないが……」

 

「だがしかし。ちょっと休ませるくらいしてくれても……?」

 

 腕組みして言い訳めいたことを並べながら、あちこちに仕込まれたモニタリング設備でこちらを確認・分析しているだろうダンジョンマスターに、露骨なアピールをする。

 

 ちらっ、ちらちらっ――もう少しこう、手心とかあっても良くはないか?

 

「……お」

 

 すると……。

 

 アクメレーザー通路のすぐ手前、壁にスリットが入り、そこが扉と化す。

 私はすぐに理解した。これは休憩エリアだ。

 

「わかっているなァ! 流石だ、超天才の生み出したAIなだけある! すごいぞ! かっこいいぞ! かしこいぞ~!」

 

 膝頭をがくがく言わせながら、乾きかけでねちゃねちゃしている太ももを擦り合わせながら、私は休憩エリアに滑り込んだ。

 

 途端に広がる快適空間。上質なソファにリクライニングチェア、ドリンクバーに軽食類、ポーションスタンド、シャワーブース、キングサイズのベッド、大画面モニター、タブレット、着替えや各種コスチュームも用意してある。

 今回使う気はないが、即ダンジョンから脱出可能なギブアップ・ポータルも完備。紙白式エロトラップ・ダンジョンはユーザーフレンドリーな迷宮なのだ。

 

「ふあぁ~天国ぅ~……❤」

 

 私は早速スポーツドリンクを一杯飲み干すと、そのままシャワーへ突入。汗とか汁とか諸々洗い流して、汚れたビキニを洗濯室直結のシュートへ放り込み、新しいものを着用した。

 

「あ~……さっぱりぃ、ねむ……ちょっと、やすむ……か……」

 

 そのあたりで体力の限界が来て、HMDだけはなんとか外しながらも、倒れるようにベッドへ――。

 

「――はっ!」

 

 入ってから、25分後。オートで設定された仮眠タイマーが鳴り響き、ベッド自体が振動し始めると、私は反射的に飛び起きた。

 これ以上だと睡眠が深くなり過ぎるという絶妙のタイミング。まだちょっと眠いが、二度寝してはダンジョン攻略どころではなくなってしまう。

 

「よ~~~し! やるぞ~~~~! 待っていろ、ダンジョンマスター!!」

 

 軽食コーナーからサンドイッチをつまみ、気合を入れる。

 むんっ!――と作ったガッツポーズは二の腕の細さを際立たせるが、体は華奢でも心は大物。気力が漲っている。

 やはり、適切な休憩は行動の効率をアップさせるのだ。

 

 HMDも装着、これで準備は万端。私は再び意気揚々と休憩エリアを出て、アクメレーザーの群れに向き合った。

 そして、思いっきり指を差し。

 

「目標! ノーアクメ・クリア!」

 

 宣言一つ。まずは、床上30センチくらいの高さにあるアクメレーザーのハードルを越えるべく、片足を高く持ち上げて、慎重に下ろし。

 

「片足よーし」

 

 指でチェックしながら、もう片方の足も移動させる。たったこれだけのことで大げさに思えるかもしれないが、このロリボディの運動神経のなさをナメてはいけない。

 日頃からほとんどPC前を動かないせいで、筋肉よわよわな上に柔軟性もそんなにないのだ。

 

「両足よーし」

 

 賢者は自らの限界を知るもの。故に、適切な行動が取れる。

 紙白一重、やはり天才か……!

 

「ふふん、本気を出せばこの程度よ……。さあ、どんどん行くぞォ!」

 

 天井から床まで、約80センチ間隔の縦アクメレーザー2本――間を潜り抜けてクリア!

 斜めに交差するアクメレーザー3本――隙間を見つけ、這って通過しクリア!

 約10秒ごとに起動と停止を繰り返すアクメレーザー・ネット――消えた瞬間に素早く抜けてクリア!

 

「なかなか大変だが、十分に注意しながら動けば問題ない。いいぞ、適切な難易度設定だ」

 

「結構スタミナは使うが……まぁ、この程度は軽いトレーニングだと思えばいいだろう。……よっ、と」

 

 それに、久々にスポーツめいたことをやっているせいか、徐々に楽しくなってきた。学校の体育とは大違いだ。毎日は大変だが、たまには体を動かしてみるのもアリかもしれないな。

 そんなことを思いながら、先を確認する。現時点でそろそろ半分まで来ているらしい。残すところ、約60メートルくらいか。

 

「ふっふっふ~、この調子ならば一度も触れずに終わるかもしれないな」

 

 ちらっとピンク色のレーザーを横目で見る。

 正直なところ、触れたらどうなるか気にならない訳でもない。いや、寧ろかなり気になる。

 でも、これは言うなれば、私とダンジョンマスターAIとの対決なのだ。好奇心はぐっと抑え込み、まずは勝負を優先する……!

 

「だが、私の勝利だ……とは言わないぞ! 最後まで油断せず、慎重に――ん?」

 

 あからさまなフラグ発言を控えながら先を観察していると、ちょうど半分を過ぎたあたりから、床の色が濃く変わっていることに気づいた。

 良く見てみれば、液体のようなものが散布されているらしい。あれは――。

 

「ローション床! そうきたか、ダンジョンマスターめ!」

 

「媚毒ではないようだが、簡単にはクリアさせんということだな。いいだろう、受けて立ってやる……!」

 

 媚毒ローションは露骨なピンク色をしており、他のものも大抵は、視覚的な分かりやすさを重視して目立つ色合いになっている。ならばあれは、十中八九ノーマルローションで間違いない。

 ノーマルはシンプルに、単なる潤滑ローション。つまり、床をツルツルさせることで難易度を上げようというのだろう。いやらしいが効果的な手だ。

 

「だが、甘いぞ……! この天才は既に見抜いている! 後半のアクメレーザーの配置には隙があることをなッ!」

 

 後半のレーザー密度は前半より明らかに濃く、ニ倍程度。難易度は大幅に上昇しているように見える。

 しかし、実際はそうではない。よく観察すれば分かるが、大部分のレーザーが床上約40センチ以上の場所を通っており、そうでないエリアも、小柄な私なら無理なく通り抜け可能な穴が空いている。

 現状での最適解。それは、不安定な足元と格闘しながら危ない橋を渡ることではなく、床に伏せてぬめりを利用し、通路を速やかに突破することなのだ。

 

 なお、このエロトラップ・ダンジョン。見た目は石壁や石床を模しているものの、実は表面に特殊な加工が施されており、肌に触れても痛くない配慮の行き届いた構造になっている。

 よって、マイクロビキニでうつ伏せのまま移動しても全く問題はないッ!

 

「ふははははッ!! これが天才の思考よ! よぉし、このままクリアまで一直線だァ~~っ!」

 

 この戦い、勝ち筋は見えた――。

 私は完勝を確信すると、高笑いを響かせながらローションまみれの床に伏せ、そのままぬちゃぬちゃと匍匐前進を開始した。

 

 目標地点まで、残り約50メートル!




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