「失礼します。お呼びでしょうか総悟様。学校から帰ってきたばかりですので、制服のままでよろしいですか?」
「うんいいよ、むしろ俺にとってはかわいい制服姿見れてラッキーだよ、おかえり綾乃ちゃん。」
俺はそう言うと両手を広げて抱擁を待つ。すると彼女がニコッと笑いドアの前から俺の元へとゆっくり近づいてくる。
ちょっと色素の薄い茶色のミディアムヘアが特徴の俺よりも少し背の大きい女の子。今は7月なので高校の夏服を着ていた。
綾乃ちゃんは俺の目の前に来るとようやく両腕をあげ俺の背中にその白い綺麗な手を回す。
俺も彼女の腰に手を回すとその柔らかい体を軽く抱き留めた。
俺の衣服と彼女の制服が擦れ合う。そして今日も彼女の大きな胸が少し潰れる感触が心地よい。
それから俺は彼女の優しい微笑みと大きな瞳に心をすくわれる。
しばらくの間見つめ合いながら顔を近づけお互いの息を交換しあうが、やがて俺が待ちきれず俺の口は彼女の唇に吸い込まれた。
ちゅっ...
「んっ」
口を離した後に彼女が小さく声をあげる。
そのふわりとした可愛らしい声と、彼女の汗と共に溢れ出た女の子の匂いに頭がくらくらする。
顔を少し離して綾乃ちゃんの美しい顔の造形を再び見上げると
(こんな可愛い女の子と毎日キスできるなんてな....)
ちゅぅ....ちゅっ..ちゅっ...
彼女の小さな口の中に俺の存在を押し付けたくて舌を滑り込ませた。鼻先が近づき互いの息の音が手に取るようにわかる。
俺が鼻息を荒くして彼女の口内を貪る一方で、彼女の静かな息がゆっくり頬に吹き付けられそれがまた俺の体温を上昇させる。
「んんっ、んんーっ」
彼女の口内の温かさに夢中になっていた俺だったが、突然彼女が俺の腕を掴んで彼女を閉じ込めていたハグを解除する。
「んっ、どうしたの綾乃ちゃん?」
「いえっ、そういえばただいま帰りましたとお伝えしていなかったなぁと思いまして」
律儀な女の子だ。可愛いやつめ。
「なんだ、そんなことか。おかえり綾乃ちゃん」
「はい、ただいま帰りました、総悟様。それとこれ以上続けると総悟様の下の方が限界を迎えてしまうかと」
ん?と自分の下を見下げるとそこにはパンパンに張ったテントがあった。あっ……
「ふふっ、口付けの最中も私の太ももに擦りつけておられたのでこれは危ないなぁと。以前私とお約束していただいた事もありますから、残念ではありますが終わりとさせて頂きました」
「あーごめん、ごめん。無意識で押し付けちゃってたみたいだ。そういや宝源祭まで射精しないって勝手に約束したんだった。でもあと1週間だからね。すごく楽しみだよ」
宝源祭はいくつかの儀式に分かれているらしいんだが、その最後の2つの儀式が関係者の前での公開射精と彼女『
非公開と言っても神社で執り行うので神様が見守る前での交尾にはなるのだが。
俺は公開射精にはナーバスになるが、綾乃ちゃんとの初交尾の予定にはウキウキして、宝源祭での最高の射精を目指して彼女に対し一方的な特定期間射精禁止宣言をしたのだった。
そもそも下だの射精だの彼女との会話中に自然と話に出るのは、彼女が俺の精通確認係兼童貞卒業マイスターとして国から送り込まれたからだ。
確か俺の10歳の誕生日に山本先生が「世話係を1人追加しますのでこの中からお一人お選びください」とか言って、女の子の写真と名前が大量に添付されたお見合いリストみたいなのを見せてきたんだよな。
その中から選んだのが綾乃ちゃんというわけだが、後で先生にお見合いリストの事を聞くとあれは神社ネットワークに登録されている巫女さんのリストらしい。
この世界では神社が孤児院の機能を兼ねていて、親や親戚がいない18歳以下の子供は神社で巫女として従事しながら国から援助を受けるのが一般的みたいだ。
そんな巫女のお仕事の中には滅多に担当する機会は巡ってこないが精通前の男子の世話係として男子の住居に出向する事がある。
宝源祭の準備として10歳から朝夜の寝床を共にする事で担当する男子の精通を神社に報告したり、教育係との調整役を担ったりするそうだ。
そしてその中で最も責任の重い仕事が宝源祭の担当男子の初夜相手である。
担当巫女は男性が今後一生担う精子提供という役目が、如何に気持ち良い事であるかということを教え導かなければならないそうだ。
(もし男性を初夜でEDなどにしてしまったら目も当てられないからなー)
なので神社ネットワークに登録している巫女達は男性と初夜を共にすることを夢見て、巫女同士で男性を満足させる研究会などを開いて日々修練を積んでいるらしい。
大変けしからんので是非修練の内容を教えて欲しかったが、流石に乙女の秘密という事で綾乃ちゃんからは教えてもらえなかった。
とにかくそんなわけで俺が10歳の時派遣されてきた綾乃ちゃん(当時15歳)は俺と2年間同じベッドで寝ていた。
つまり俺は朝夜は綾乃ちゃん、昼夕は山本先生という美人2人と密接な距離で過ごしていたからズリネタには困らないはずだったんだ。
でも調子こいてせっかく女の子だらけの世界に生まれたのだからとオナ禁を課していたら、エッチな夢に2人が出てきたのが1ヶ月前。
無理がたたって見事に夢精をしてしてしまい、朝先に起きていた綾乃ちゃんにバレて各方面に報告されてしまいましたとさ。