増殖、フェラチオ、感覚共有あり。
シュラムの娘の歌
寝室の天蓋付きのベッドのカーテンは柔らかい格子。
今宵もキンスケはクロノの閉ざされた庭を暴きにくる。
クロノは連日暴かれ続けて服を着るのも億劫になってしまった。
クロノの肢体からレバノンの香木が香る。
その香りを深く味わいたくて、キンスケはクロノを強引に抱き寄せる。
『キンスケ、痛い…』
『うるさい』
体格差もあってクロノはキンスケに抱きしめられる形で身動きが取れなくなる。
キンスケはクロノの首筋に顔を埋めて片手で後ろからクロノのホトを弄る。
『ん…あぁ…』
クロノのホトは連日暴かれて熟れた果実のように柔らかくなっている。少しの刺激で瑞々しい果汁を噴き出すようになってしまった。
聖変化したクロノはどこもかしこも芳しく、甘い。
クロノの唇を塞げばその息は林檎の実の香りに満ちる。
クロノの香りにキンスケは酔いしれ、愛撫は壊れ物を扱うように優しいものになる。
クロノはそれにホッとする。はじめの頃は強引に暴いてきて身体中に噛み跡が残るくらい痛かったからだ。
ホトが十分蜜で潤ってきたので、キンスケは己のホコをクロノのミホトに入れていく。
蜜で潤ったミホトはジュクジュクと淫靡な音を響かせ、キンスケを受け入れていく。
『あ…ん…あつ、い…っ』
キンスケのホコはいつも身体が溶けるくらい熱い。クロノの中で体液と蜜が掻き回されて自分の形がわからなくなっていく。
キンスケはクロノが快楽に酔う様が気に入ったのか、クロノの下腹部にエンドレスをかけ、更にクロノの中を蹂躙し、暴力的な快楽の渦に飲み込む。
『はぁっ…だめ…こわれ、るぅ…』
『壊れろよ。』
キンスケは冷酷に言い放つ。
『全部、壊れちまって、わからなくなって、絶望しろ。』
暴力的なリビドーに支配され、しだいに白いデスドルドーにクロノは行き着いて果てる。
こうしてクロノはキンスケに何度も殺されていく。
同じく白い世界に果てたキンスケはグッタリとしたクロノを抱きしめてベッドに寝っ転がる。
クロノが暴れてもキンスケは解放してくれないので、クロノは結局抵抗せず受け入れた。
今のキンスケはクロノを閉じ込める棺だ。
キンスケはすーすーと寝息を立てて眠ったようで、クロノも眠ることにした。
純潔の白百合と受難の薔薇
『キンスケ、退屈してないか?俺と遊ばないか?』
『大丈夫だ、クロノ。今でも十分面白い。』
『そうかそうか、キンスケはいい子だな。』
キンスケを膝の上に寝かせいい子いい子している修道女みたいなワンピースを着たクロノはクロノに見えてクロノではない。
本物は向こうで有刺鉄線で拘束されてその光景を見ていた。
『…今度はなんの嫌がらせだ、キンスケ。』
『別に。暇つぶしだよ。』
キンスケは本物のクロノにはつーんとして、膝枕をしてくれるクロノの喉を撫でる。
もう一人のクロノは目を細めて嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らす。
もう一人のクロノは本物より身体に凹凸がなくスラッとしている。クロノより子供っぽいというより少女を思わせる。
『お前と違ってこっちのクロノはいい子だぜ?
俺の言うことをなんでも聞いてくれる。』
『例えば、そうだなぁ。なあクロノ』
『なぁに?キンスケ?』
『お前の純潔を俺に捧げろ』
『いいよ、キンスケ。』
もう一人のクロノはうっとりとそう答えると
キンスケのズボンに手をかける。チャックからキンスケの成熟したホコを取り出す。もう一人のクロノはそのホコに口付ける。
『キンスケ、一体何を…っ!』
『おっと、目を背けるのはナシな。』
本物のクロノは目を閉じたくても閉じれない。
自分の同じ姿の存在が卑猥な事をするのは目を背けたくなるものなのに。
目の動きすらキンスケに封じられてしまう。
もう一人のクロノはキンスケのホコを愛撫するのに夢中になっている。キンスケのホコを愛おしそうに舌を這わせる。亀頭を甘噛みし、舌先でカリの周りを舐める。しだいにもう一人のクロノはフーッフーッと、官能が疼いたのか、片手でスカートをたくしあげて自らのホトを弄り始めた。ジュクジュクと淫靡な音がなり、キンスケはそんなもう一人のクロノを慈しむように頭を撫でた。
どくっ、どくんっ、とホコが脈動し、おびただしい量の白濁液がもう一人のクロノの口内を汚す。もう一人のクロノはそれでも口を離さず、何度も喉を鳴らして粘度の高い白濁液を嚥下していった。
『美味いか?クロノ。』
『う、ん、美味し…もっと…』
『いい子にはご褒美をあげないとな。』
もう一人のクロノから百合の甘い香りが匂い立つ。まるで受粉のために虫を誘い出すように。
もう一人のクロノは蠱惑的に微笑むと、キンスケの服に手をかけ、ボタンを外していく。
キンスケの服を脱がすと、キンスケの唇に唇を重ねると、次に首筋、そして胸の中心に唇を重ねる。
まるで男女の情交の愛撫だ。顔が整ってる青年であるキンスケと自分に似た妖艶な生き物が愛し合っているようで本物のクロノには目に毒だった。
もう一人のクロノはスカートの両端をもち、
キンスケのホコを己のホトに受け入れた。
『はぁ…ああああ…あぁ…』
じゅぶじゅぶと淫靡な音を立てて熟れて潤んだホトは血管の浮いたホコを飲み込んでいく。
どくんっ
『…んッ』
突如訪れる下腹部の違和感に本物のクロノは気づく。身体が徐々に熱を帯びてくるのがわかる。もう一人のクロノが挿入した同時に感覚が共有されたようだ。
『あっあっはぁ、あ、んぅ、は、あぁん』
『ぐぅ、うぅん、あ、はぁん、あぁんっ』
もう一人のクロノがキンスケを受け入れて腰を動かすと、本物のクロノの下腹部に快楽の刺激が伝わってくる。
もう一人のクロノは快楽に溺れ、本物のクロノは伝わってくる快楽の刺激に悶えている。
キンスケはその様をニヤニヤと眺めていた。
純潔を誇る白百合と受難に耐える薔薇が同時に辱められるのはとても気分が良く、淫靡で美しい。
キンスケは気をよくしたのかグイッともう一人のクロノの深いところを犯す。
それにビクンッと、本物のクロノは痙攣した。
『キンスケ…ふ、かぁい…はぁん』
『やめ、ろ、キンスケ…あぁ…』
『深いの好きなんだろ?』
『キンスケ、もう…ちょう、だい…あ…』
『うぐぅ…んん…あああぁぁぁっ!!』
キンスケがもう一人のクロノの中に熱を解放した。熱は二人のクロノを蝕み、侵食する。
キンスケの熱に、脳が焼き切れて白い世界に二人のクロノは果てた。
行為が終わったキンスケは、まるでおもちゃに飽きた子供のようにもう一人のクロノを気絶している本物のクロノの方へ放り投げる。
壊れた人形のように転がる二人のクロノに一瞥したキンスケは、己の外套を二人にかけて、
『また遊ぼうな、クロノ。』
悪魔みたいな綺麗な顔で笑っていった。