ノンフィクションとフィクションが入り混じる濃密で禁断の兄妹関係が封印から解かれる。
~兄妹の秘密~
末っ子の俺に妹が出来た。名前は「百合」。花の百合と同じである。何故末っ子の俺に妹が出来たのか。俺には義理の姉がいる。良く世話をしてもらったり、とにかく優しいが印象に残る義姉だった。その義姉が俺の住んでる家に来た。唐突に。何事かと玄関に急ぎ義姉を見る。彼女の隣には見知らぬ女の子が立っていた。そう、それが「百合」である。
「ねぇ、峻。妹の世話見てもらえる?」第一声がそれだった。
「あぁ、良いけど歳近いよね?」当時俺は14歳。中2から中3になる前の春休みの事だった。
「この子は13歳。連れてくるまで数年経ってるけど、その間ずっと峻の事話してあげてたから。慣れてくれるはずよ。」彼女はそういって隣の女の子の背中を軽く押す。
いまでも覚えてる。「百合って言います。宜しく...お願いします」そういうと頭を深々と下げた。
~出逢い初日~
義姉が帰ったあと、百合は両親に挨拶をしていた。母さんは嬉しそうにしていたし、父さんは年頃の俺の事を心配してくれていた。祖父母も大層喜んでくれた。そして初日は義姉が百合を連れてくる時に買ってたケーキを食べていた。俺の頬に付いた生クリームを百合は申し訳なさそうに舐めとってくれた。当時の俺にとっては衝撃的だった。出逢って初日でこんな事をされたのだ。興奮に似た感情が湧いただろう、そしてその後風呂に入り、寝る時
「あの...一緒に...寝たいです」何故か他人の様に言ってくる妹に俺はこう言った。
「別に一緒なのは構わないよ。でも百合は俺の妹だ。だから気使わないで大丈夫だよ」未だに鮮明に覚えてる
初めて兄である俺に名前を呼ばれたからなのか、百合は嬉しそうに俺の寝床へ入ってくる。
お互い背中合わせで寝ていた。恥ずかしいから。百合も恥ずかしかっただろう。俺は女の子と添い寝なんて中学生にして初めてで仄かに香るシャンプーの匂いと背中越しに伝わる体温で変に意識していた...だろう。
やがて妹は俺の背中に顔をうずめていた。だから俺もちゃんと答えてあげた。百合と向き合って寝たのだ、翌日親に茶化されたが。
~出逢いから半年~
あれからお互い意識する生活を送っていた。妹は事情で学校には通わず家事をひとりでこなしていた。無論俺は中学生なので、市立の中学に通っていた。その頃だろうか。妹が俺によく絡み始めたのは。
やたら俺を見ては機嫌を伺う様に甘えてくる。俺の一般の呼び方はお兄ちゃんで固定され、風呂まで、一緒に入ることもしばしば...ブラコンという言葉が当てはまるぐらいである。そしてある日から妹の中の俺への感情は変わっていた...
最初だけ、最初はこうだったんです