むか~し
むか~し
現世のなのか、
幻想の世か、
とある国の我儘なお姫様の話。
彼女名は『アリエイル・アンコールアット』
アリーと呼ばれていました。
彼女の御両親は王様と王女様です。
一人娘のアリーは、
両親から、
世話役の者から
国の民から、
それはそれは大変可愛がられて
育ちました。
アリーは国の宝でした。
アリーが望んだ事は全て叶いました。
しかし、
1つの叶わない願い事が起きました。
王様と王女様が病に倒れ急死したのです。
アリーは国の全て者に
生き返らせる様に命じましたが、
それは誰にも出来ませんでした。
アリーはこれから王国を担う身です。
悲しんでいる暇は有りませんでした。
しかし、皆の心配を余所に。
アリーは王としての責務を子供ながらにして
果たしています。
それは国の支える血と才能でした。
アリーはある日、
責務を終え、
側近や衛兵の目盗んで
中庭に逃げ出しました。
一国の王と言えど、
まだ子供、
遊びたいのも当然です。
しかし中庭には遊べそうな
物は何も有りません。
アリーが、ふと地面を見ると
蟻が虫の死骸を巣に持ち帰っています。
勿論、蟻が生きる為に
アリーは死骸を手に取りました。
『死』を見つめています。
死骸を置き、
蟻を手に取りました。
アリーは2本指で蟻の頭を潰す様に
殺しました。
当然蟻は死にました。
やっぱりアリーには『死』が理解出来ません。
何故か死ぬのか、
死んだら動かないのか、
生き返えらないのか、
蟻の『死』が軽くみえたのか
アリーは
一匹一匹
丁寧に丁寧に
蟻の潰し出しました。
巣の周りから蟻が見当たら無く
なる位に蟻のを潰した頃、
衛兵に見付かり、お城に戻りました。
アリーは、やはり『死』が理解出来ません。
蟻を潰した事で『死』に興味を持ちました。
暫しの時が流れ
ある日、
アリーは狩りに同行させる様に命じました。
弓と剣を持ちました。
しかし、
使うことは無いかと思われます。
アリーの周りには
衛兵とプロの狩人が
壁を作る様にアリーを守っているからです。
お城の裏手には綺麗な川が流れ、
魚を狩ったり、
魚を狩りに来た動物を狙ったりと、
狩人達は普段そう言った、
狩りをしています。
お城の周りは深い森に覆われおり、
多数の動物が生息していますが
野性の生態系を
バランス良く保っています。
少し森に入るとシカの様な動物に
出会しました。
アリーは一行は止まり、
その動物と目が合っています。
狩人達はゆっくりと弓を構えます。
動物は隙あらば逃げる事でしょう。
するとアリーが目にも止まらぬ速さで
矢を射ました。
皆が動物に集中していたので
誰も気が付きませんでした。
アリーの矢はその動物の首を
射ています。
初めて弓を扱うはずなのに
見事な腕前です。
動物は呼吸困難でしょう
息苦しいそうに
息苦しいそうに
痙攣する様に倒れました。
アリーは一人、
動物に近寄り
素早く剣を降り下ろし、
首を跳ねました。
アリーは跳ねた首を持ち見つめて
ほくそ笑んでいます。
興奮して楽しそうな様子です。
その後、出会した動物を
アリーは狩り続けました。
殺す度にアリーは笑いました。
アリーはその日から狩りを続けました。
アリーは弓や剣の扱いはほとんど
習得してないのに、
素晴らしい狩りの才能です。
『死』への興味がそうさせたのでしょう。
自らが殺して、
『死』を視ることがする事が
悦に感じている様でした。
アリーは狩りでお城近隣の森の動物を
狩り続けました。
その結果、野性動物達が
アリーの前には現れません。
動物がアリーを覚え、
恐怖を感じている様です。
アリーは全く狩りが出来ない事。
『死』を視ることが出来ない事が、
とても面白く無いでしょう。
とてもつまらないでしょう。
ある日アリーは
パンを作る様に一人の職人に命じました。
その職人はアリーがまだまだ子供、幼少の頃から
パンを作り続け、
アリーが大好きなパンをいつも焼き上げます。
しかし、偶然その時
重要な材料が不足してパンが焼けないと
職人は訴えました。
恐らくアリーが大好きなパンを
焼く為の特別な材料でしょう。
アリーは訴えた、
パン職人に近寄り。
何と・・・
その場首を跳ねました。
ーパンが作れないなら、
そんな奴死ねば良いじゃない?ー
その国の後の有名な言葉です。
そしてアリーが始めて人を殺した瞬間です。
血に染まる謁見の間
返り血で赤黒い色に染まるドレスとアリー
アリーは職人の顔をマジマジと眺めて。
その顔から色んな感情を視ている様です。
アリーはこれまでに
無いくらい高揚しています。
唖然とする中、死体は片付けられ、
その日のアリーの行動は
波紋を呼びました。
狂気の姫の話が城に広まりました。
ある日アリーは
思い付きました。
狩る動物が居ないなら
狩る動物を作れば良いじゃない?
アリーは国民のとある家族を
呼びつけました。
その家族にアリーの
狩りに付き合う様に命じます。
しかし、それは狩られる側です。
狩りの内容はまずは
全裸になり、目隠しされ、
森に運ばれ目隠しを取り
家族バラバラに置き去りします。
二日間逃げきれば、
その人間を貴族の地位を与え
アリーがその人間の人生を保証すると
約束しました。
しかし、アリーに狩られると・・・・・・
これより、アリーの狂気の『人狩り』が始まります。