アリーは始めて拳で戦いました。
軽い身のこなしで、
アリーは、その細腕からは
想像のつかない程の力で
自分よりも2倍は体重差が有ろうかという、
彼女を・・・
殴りました。
撲りました。
馬乗りになって、
ひたすらに殴りました。
ふくよかな彼女の顔が更に膨れ上がり。
歯が折れ・・・鼻が折れ・・・
アリーは高笑いしながら、
楽しそうに殴ります。
アリーはこのまま殴り殺す気でしょうか?
彼女が気絶しても殴るを辞めません。
アリーは、
はっ!と冷静になりました。
まだ死んで無いわよね?
アリーは流石に自分で運べないのか
衛兵を呼び彼女を運ばせました。
人を殴ったのは始めて、
悪くないわね。
アリーは嬉しそうです。
それは楽しみの増えた子供の様でした。
アリーは更に森を探索しました。
すると一人の人間の死体が転がって有りました。
体全体喰いちぎれられて、
顔は解りませんでしたが、
動物達に先を越されたようです。
アリーは舌打ちをして、
はらいせに死体を細かく切り刻みました。
一口サイズ
これならまだ食べれるでしょう・・・
アリーはその場を去りました。
それからかなり時間が経ちました。
二人の女が見付かりません。
探しても、
捜しても、
見付かりませんでした。
何と、一日経ちました。
アリーは苛立ちはこれ迄までに、
無い程になりました。
時折我慢の限界を向かえます。
衛兵を呼びつける合図を出し、
来た衛兵を殺します。
衛兵の死体で動物達を誘き寄せ。
動物達を殺す・・・
ただの暇潰しでした。
アリーはふと考えました。
森では無く川の方は今まで探して無かったので、
川の方に行くことにしました。
すると一人川の水を飲む。
美しい女が一人。
一日中上手く逃げて疲れた果てたのでしょう。
一日とは思えない程の窶れ様でした。
アリーは水を飲む彼女に後ろからそっと近寄り。
薬で眠らせて。
そのままお城に連れて帰りました。
後一人しかし、なかなか見付かりません。
何処に逃げたのか・・・
何処に隠れたのか・・・
生きてるのか・・・
死んでるのか・・・
全く解りませんでした。
アリーは考えを変えました。
人狩りの時間も
後少しで終わります。
衛兵に有る事を伝えてアリーは
城門の前で女を待ちました。
更には少し眠りました。
お姫様が外で寝るなんて、はしたない!
それに危険です。
しかしアリーは年頃の女。
疲れたのでしょう。
今回は特に体力を使いましたから。
更に時が経ちました。
鐘の音が鳴り響きます。
結婚式の様な鐘の音が鳴りました。
森に鳴り響きました。
『人狩り』の終わりの合図です。
そうもう一人生きてるいるなら、
初めて逃げ切った。
人間、未来永劫富と地位と権力が約束された。
人間、
彼女生きているなら、
鐘の音を聴いて城まで戻って来るはずです。
すると女がお城に戻って来ました。
アリーがおめでとう、
と手を叩きます。
何処に居たのか問いました。
彼女はまずは川の方に行き川の水を利用し。
森の茂みの中、隠れた所の土を柔らかくして。
穴を掘り穴に隠れてたのらしいのです。
かなり危険も有りますがやみくもに逃げるより、
城の近くでじっと時間経過を待つ方が、
良いと思ったのでしょう。
雨が降らなかったの幸いです。
アリーは素晴らしい逃げ切り方だわ。
でも、残念・・・まだ
時間じゃないのよ。
と言いました。
アリーが少し前に衛兵に伝えたのは、
鐘の時間を実際の時間経過より、
早く鳴らす事でした。
アリーの一言で、
彼女の顔色が真っ青になり、
全速力で走り去ろうとしましたが。
脚がもつれて、
転びました。
アリーが転んだ彼女に近寄り。
耳打ちしました。
少し痛いだけだから、
安心してと、
薬で眠らせてお城に運ばせました。