ゼロの伴侶 もしも才人が夜這いに成功したら 作:tonebon
重い。
ものすごく重い。
そして、股がつらい。
才人の横顔がすぐ横にある。
才人と…した。
寝ているところを襲われた。
でも、わたしはそれを許してしまった。
お腹が熱く、痛む。まだ入っているのかな。
両脚の間に才人の身体が入ったまま、わたしの身体に乗っかっている。
身動きできない。
今、わたしにできる事は才人の身体を抱きしめる事と、才人の顔をみつめる事だけ。
気持よさそうに寝息を立てている。
才人の後頭部に手を置く。汗ばんだ黒い髪。
耳にたれた髪を指でのける。
指で黒い眉毛をかるくさする。
鼻筋、そして唇。
数日前に、わたしが異世界から召喚してしまった少年。
平民だけど、使い魔だけど。
才人なんだ。
使い魔としちゃったメイジなんているのかしら。
でも、もう、そんなことはいいの。
才人なんだから。
才人の手を探し、指をからめる。
でも、甘い顔はしない。
ちゃんと手順をふんで、告白して、結婚する。
それを一気に飛び越えてきた才人の行為は許せない。
責任はとってもらう。自分で言った事を守ってもらう。
「好きだから」
行為の中で言った才人の言葉。
す、好き。
まままま、まあ、わたしも後で言うかもしれない。
言わなきゃならないわね。
し、してしまった以上、子供ができるんだし。
お父様とお母様に挨拶しに行く必要があるわね。
…
才人のお父様とお母様には?
異世界って、よくわからない。
でも、もう、目を逸らせない。考えなきゃ。
おおおお、おくさんに、お母さんになるんだし。
ルイズはある決意をした。
やがて、ルイズも寝息を立て始めた。
窓から差し込む朝日がルイズの顔にかかる。
「ん…」
暖かい光。朝。
重い。
才人。
才人が乗っかっている。
あ、そうか、したんだっけ。
才人は昨晩のまま、わたしの上で寝ている。
「ちょっと、いいかげん起きなさいよ」
才人の鼻を指で軽くはじく。
「ん…」
「才人」
「ん、ルイズ」
「起きた?」
柔らかい感触。
暖かい感触。
ああ~なんだか気持ちいい。
「ちょっと、いいかげん起きなさいよ」
ルイズの声。
鼻がぴくんとした。
「ん…、ん、ルイズ」
「起きた?」
あ、あれ。
ルイズの顔がすぐ横にある。
桃色の髪がみだれ、頬を染めたルイズの顔。
な、なんだか視線が冷たい。じとーっと俺を見てる。
身体の感触が変だ。
俺の身体、ルイズの両脚の間に入ってのしかかってる。
乱れたネグリジェの下でかすかに膨らむルイズの胸の感触。
顔をくすぐる桃色の長い髪。ルイズの呼吸。
そ、そうだ。
そうだった。
お、俺、昨日の夜、ルイズに夜這いを仕掛けたんだ。
意識が急速にはっきりしてきた。
そうだ、俺、ルイズに…
上半身を起こす。
乱れた長い髪、じと目で見つめるルイズ。おもいきりめくれたネグリジェ。
小さいけど、たしかに膨らんだ胸。ピンク色の乳首。おへそ。少し生えた桃色の陰毛。
お、俺のちんこ。
すっかり小さくなってるが、まだ先端がルイズの中に入ってる。
腰を引くと、ちんこがぷるんと動いて、ルイズから抜けた。
今まで入っていたところが、ぽっかり開いている。ひくひくしている。
そして白い液体が垂れてきた。
お、俺の精子?
ルイズは上半身を起こし、自分の股間を見つめている。
ベッドのシーツには大きな染みと血がついている。
や、やっべ。中に出しちゃった?
入れたまま、寝ちまった?
才人が身体を起こした。
わたしの股間を見て…なんか動揺している。
股が開きっぱなしだった。股関節が痛い。
お腹が痛い。まだなにか入っているみたい。
身体を起こす。
そして、自分の股間を見つめる。
あー、なんだか広がってる。
いつもはぴったり閉じてるのに。
こんなふうになっちゃうんだ。
白い液がわたしの中から出てくる。
なんだろ。
指ですくってみる。
匂いを嗅いでみる。
味は…指の先についた白いのに舌をつけてみる。
よく、わからない。
ベッドのシーツを見る。
なんだかぐっしょり濡れている。染みがついている。
汗なのかなんなのかよくわからない。
でも、股間の下についてる血の後。
これはわかる。
あんなに、こんなに痛いんだもん。血だって出る。
血の跡を指でいじってみた。
もうベッドのシーツに染み込んだのか、指にはつかない。
る、ルイズ。
ルイズは自分の股間を黙って見つめてる。
人差し指を股間にのばして、お、俺の精子をすくった。
その指を鼻に持っていった。
か、嗅いでる。匂い、嗅いでる!
さ、さらに指をなめてる!
ご、ごごごごご、ごめんなさい。
お、おおお、俺、俺。
ここ、こんな犬で、もぐらで、ボルボックスが中出ししちゃってすいません。
あ、ああ!
ベッドのシーツについた血の跡を指ですりすりしてる!
そ、それは処女を失った証!
ル、ルイズの処女を俺がもらった!
ち、違う。そうじゃない。
ごごごご、ごめんなさい。
ミジンコが餌に食べるボルボックスごときがルイズ様の処女を奪ってごめんなさい。
こ、子供できる?
子供できちゃう?
ルイズは…じっと見てる。
俺を見てる。
無意識に頭を下げた。土下座!
「ご、ごめんなさい!」
少しの沈黙。
「才人、顔を上げなさい」
恐る恐る顔を上げた瞬間、頬をはられた。
ほっぺ、痛い。
「ゆるさない」
ルイズが俺をぶった右手の平を左手でつかみながら、俺をにらむ。
「う、うん」
「一生、ゆるさない」
「うん」
「死ぬまで、ゆるさない」
「うん」
「だから、責任とりなさいよね」
「う、うん。うん?」
「責任とるって言ったわよね」
「は、はい」
「じゃあ、きききききき」
「きききき?」
ルイズが真っ赤になっていた。怒りで?
「キスしなさい」
「へ?」
「キスしなさいよ」
「してもいいの?」
才人が呆然と聞くと、ルイズが目を閉じ、顎をつき出した。
顔を真っ赤にして、身体が震えている。
才人はゴクリと唾を飲み込んだ。
キスを許された!
ルイズにキスしろって言われてる。
身体が一瞬で熱くなり、心臓の鼓動がはやくなる。
股間のちんこがでかくなる。
「あいて!」
ち、ちんこ。
ちんこの先が痛い。熱い。
「?」
キスしてくると思ってた。
来ない。
それになによ「あいたっ」って。
薄目を開けると、才人は股間を見て「いたたた」と言ってる。
「ど、どうしたの?」
「ち、ちんこ! 先っぽが痛い!」
「な、なんで痛いの?」
「し、知らん!」
「男の子もすると痛いの?」
「わ、わかんね!!」
才人がくるりと後ろを向く。
なんで隠すのよ。
「なに隠してんのよ。見せなさいよ!」
才人の背中にだきつき、肩越しに股間を見る。
才人はちんちんの皮を剥いていた。
ちょっと濃いピンク色のさきっちょが見える。
あれ、した時はもっとおっきかったような気がする。
「ど、どうしたのよ」
「か、皮とさきっぽの筋が切れた!」
筋?
皮とさきっぽ?
なんだかよくわからない。
けど、見たい。興味がある。
「見せなさいよ!」
「お、おま!」
才人を後ろに抱き寄せ、寝かせた。
才人の股間に身体を滑らせ、隠す両手を無理やりどける。
ぴょこんと立つちんちん。
「か、かわいいじゃない」
昨日の夜はもっと大きくて硬いような気がしたんだけど。
さきっぽが皮に包まれ、その先の方が少し出ている。
さっきはこの皮を剥いていた。
「どれどれ」
ちんちんをつかみ、才人がしていたように皮をむく。
「い、いててて!」
「うるさいわね! 我慢しなさい! わたしも痛かったんだから!」
皮をむくと亀の頭みたいなさきっぽが顔を出した。
ああ、なるほど。
その亀の頭みたいなところと皮がつながっているような場所があり、そこから出血してる。
「切れたって、ここ?」
「う、うん」
「どうして切れたの?」
「し、知らん!」
ふーん。
よくわからないけど、男の子もするとここが切れるのかしら。
でも、こうなってるんだ。
男の子のちんちんなんて、はじめて見た。
「これって、一番大きい状態?」
「ち、ちがう!」
「もっと大きくなる?」
「お、おう」
昨日のような状態も見てみたい。
「大きくしてみて」
「い、痛くて無理」
「そっか」
「で、でも」
ん、なにか方法があるの?
「べ、ベロで傷を舐めてくれれば」
し、舌で?
「ルイズがベロで舐めてくれれば、たぶん痛くなくなる。でかくなる」
「そ、そうなの?」
「う、うん」
そうなんだ。
そういえば、わたし、才人にペロペロなめられたっけ。
よし、なめてみよう。
顔を才人のちんちんに近づける。
なんか臭う。でも、いやな匂いじゃないかも。
ちんちんの熱さを唇で感じる。
「うっ!」
才人が呻く。ゆっくりと舌を出し、その先端をちんちんの傷につける。
血の味。
「朝からお熱い事」
聞き覚えのある声。
扉の方を見ると、二人が立っていた。
キュルケとタバサだった。