ゼロの伴侶 もしも才人が夜這いに成功したら 作:tonebon
「ごめん、シエスタ。後でお礼するから」
そう言いながらメイド服の襟のボタンを治す彼女を見て、わたしはにっこり微笑みます。
「じゃあ、今流行りの『バタフライ伯爵夫人の優雅な一日』をお願いね」
「なんかエッチっていう噂の本ね。オッケー。文字が読めるっていいわね」
そんな彼女の後ろでこそこそと部屋から出ていく貴族様。
魔法学院の男子生徒でした。
二人の情事の為に使用人宿舎のわたしの部屋をお貸ししたのです。
部屋には女の子の匂いと栗の花の匂い、そして汗が混ざった独特の匂いが満ちていて、ここにいるだけで身体の奥が熱くなってきそうな感じがします。
部屋の窓を開けて朝の空気を入れます。
爽やかな風が淫靡な空気を拡散していきます。
うん。今日も才人さんに会えるかな。
さあ、お仕事がんばるぞ。
ロングスカートの裾を脚で蹴りながら、せわしなく動きまわります。
同じメイド服を着た仲間の使用人達で朝食の後片付けをしているところです。
テーブルから食器を片付ける途中、ふと目に止まりました。
スープが満ちた皿とパンがテーブルに残ったまま。
今朝はミス・ヴァリエールと才人さんが朝食をとりに来ていないのです。
どうしたのかな?
朝食が終わったら、もうすぐ授業が始まるのに。
思えば、二人で食事に来ないなんてあんまり無い気がします。
いけない。
いやなわたし。へんな想像してしまいました。
ミス・ヴァリエールはこのトリステイン王国でも指折りの大貴族のお嬢様で、使用人を使って育ってこられた為、非常にお世話をしやすい方でした。
中途半端な貴族の方が慣れない使用人をお使いになられると、変に暴力的になられたり、高慢な態度をとられたりします。
メイドは夜の性的なお勤めなんかしないのです。
今朝みたいに個人的に仲良くなってよろしくやってる人はいますが。
使用人の扱いに慣れておられる貴族の方のほうが、いろいろお使いはしやすいのです。
まあ、そのせいで不慣れな才人さんはけっこう辛い目にあったみたいですけど。
ミス・ヴァリエールはいい人です。
平民であるわたしと、けっこう、お話ししてくれます。
この前、ミスタ・グラモンと才人さんが決闘して、才人さんが怪我をした時も二人で看病しました。
三日三晩の寝ずの看病でした。
貴族に打ち勝った才人さん。とっても素敵でした。
ミス・ヴァリエールと才人さん。
あの二人のそばでお世話のお仕事ができたらいいのにと、いつも思います。
「おい、シエスタ!」
「は、はい、マルトーさん!」
コック長のマルトーさんの声。
いけない、ボーッとしちゃった。
「ミス・ヴァリエールの朝食と、『我らの剣』の飯、部屋に持って行ってやんな」
「ほ、ほんとですか!?」
「ほんともなにもねえ。『我らの剣』が腹をすかしてるかもしれねえだろ」
「はい!」
足首まであるロングスカート、シワなし。よし。
メイド服、ボタンきっちり。エプロンドレス、肩のフリル、かわいくぴしっと。よし。
胸もとのリボンとブローチ。曲がってない。よし。
ちょっと自慢の胸も左右バランス、よし。
黒髪のカチューシャ、よし。
問題なし。
ミス・ヴァリエールと才人さんの朝食を膳に載せ、女子寮に来ました。
ミス・ヴァリエールの部屋の扉の前。
片手で膳をもち、ノックを二回。
「ミス、ヴァリエール! 才人さん! 朝ごはん、お持ちしましたよ~」
返ってきたのは沈黙。
返事がない。
おかしいな。
鍵は…開いているみたい。
よし、もし体調が悪かったりしたら大変だし、ここは入っちゃいましょう。
「おはようございます~」
扉をギギーっと開ける。
部屋の中の空気を感じる。
あれ、なんだか覚えがある匂い。
女の子の匂い。興奮した時にお股を濡らす、あの匂い。
栗の鼻の匂いもする。男の子の発する匂い。
汗の匂いも混じってる。
あれれ?
扉を開けると。
「ミス・ヴァリエール、ミス・ツェルプストー、ミス・タバサまで?」
ベッドの上に3人の女性がいます。
ベッドの上で、ミス・ツェルプストーが膝立ち、その前に女の子座りでミス・ヴァリエールとミス・タバサが座っています。
なんだか、みんな顔が赤い。
ああ、女の子の匂いがするのはそのせいですね。
わたしをみんな見てる。
あれ、ミス・ツェルプストーがなにか握ってる。なにかしら。
ああ、おちんちん。弟達の世話をしている時、何回も見た事があります。
子供のおちんちんですね。
皮をかぶったおちんちん。
おちんちん。
誰のおちんちん?
「し、シエスタ!?」
才人さんの声がした。
ミス・ツェルプストーの後ろ側で、両脚を広げられ、顔に両手を当てているのは。
「才人さん!?」
真っ赤になった顔を隠してる。
ミス・ツェルプストーが無理やり脚を広げて、才人さんのちんちんを握ってる。
才人さんのおちんちん、カワイイ。
近くのテーブルに朝食が乗った膳を載せる。
ベッドに歩み寄る。
才人さん、ミス・ツェルプストーと、ミス・ヴァリエール、ミス・タバサの間。
大きく湿った染みと、赤い血の後がありました。
わたしはそれを見つけました。
無言のまま、その染みと血痕に指をつける。
ああ、友人が使った後、洗濯するシーツの上と同じです。
そのまま、視線をミス・ヴァリエールに向けます。
いつもは高貴で気品のある美少女。
しかし、今は桃色の長い髪は乱れ、ネグリジェはしわだらけ。
パンツが片足だけ。
女の子座りしていても、その股間あたりに見えますね。白いのが。
「…ミス。ミス・ヴァリエール?」
「あ、ああああ、あによ?」
ミス・ヴァリエールはわたしと視線をあわせず、返事します。
「したですか」
「し、し?」
「才人さんと、したですか」
「し、し、ししし、したっていうか」
「しちゃったですか」
「ううううう、ううう」
静かにミス・ヴァリエールの股間にこびりついた白い物を指さす。
「中に出しちゃったですか」
「ううっ!」
後ろの方から才人さんのうめき声が聞こえましたが、今は無視します。
「な、なかにだしちゃった?」
「精液をおなかに注がれたですか」
「せ、せいえきってなによ。あ、あんたもキュルケと同じ事言うのね」
え…精液を知らない?
後ろのミス・ツェルプストーへ振り返る。
「ねえ、ルイズ」
「あ、ああ、あによキュルケ」
「あなた、子供の作り方って知ってる?」
ここでミス・ヴァリエールの左で顔を真赤にしながらもじもじしているミス・タバサが片手を上げた。
「…たまご」
「はい?」
「…女の子は年頃になると、たまごを生む…って聞いた」
「誰からです?」
「しるふぃ……キュルケ」
「わたしはそんな事教えてないわ」
ここでミス・ヴァリエールが勝ち誇ったような表情でミス・タバサをみつめ、鼻息をふいた。
「タバサ。あなた、お子様ね。知らないの? 男の子のちんちんを入れるのよ」
ミス・タバサが呆然とした表情でミス・ヴァリエールを見上げた。
「ちんちん、を、入れる?」
そして、女子全員の視線が才人さんのおちんちんに向いた。
ミス・ツェルプストーに握られたちんちんはすっかりへにょりとして元気が無い。
「そ。ここに入れるの」
ミス・ヴァリエールが自慢気に自分の股間を指さす。
「ちんちんをお股のここに入れるのよ」
「半分正解ね。でも、それじゃ満点はあげられないわ」
「な? なんでよ、キュルケ!」
「ほんとですね。ミス・ヴァリエール、ミス・タバサ、お二人とも、おこちゃまです」
「な、なんでよ? シエスタ!」
「…おこちゃま」
二人が不満そうな視線をぶつけてくる。
ミス・ツェルプトーを見て、頷きあった。
このおこちゃま達を教育しなければなりません。
大人の教育を。
「シエスタ、あなた、経験はあるの?」
ミス・ツェルプトーの問い。処女かどうか、という事ですか。
「いえ、経験はありません。処女です」
「ううっ!」
才人さんがうめき声を上げましたが、無視します。
「けっこう知ってるみたいじゃない?」
「使用人のみんな、けっこう経験済みなんですよ」
「へえ、誰と?」
「秘密です」
貴族の男子生徒達だとは口が裂けても言えません。
「ふーん」
ミス・ツェルプストーはこの話題には興味を失ったようでした。
「さて、ルイズ、タバサ。子供を作るにはね、精液を女の子のおなかに入れるのよ」
大人の性教育の開始です。
「だ、だからせいえきってなによ」
ミス・ヴァリエールが口をアヒルのように尖らせて不満そうに言います。
「子供の元よ。はい注目」
ミス・ツェルプストーが才人さんのちんちんを指差す。
「ペニス。まあ、ちんちんね」
ちんちんの棒の部分を指でもち、立たせた状態にして、もう片方の手の指をかるく触れながら、下の方へ降ろしていきます。
「この部分が、わたしたちの中に入る棒の部分ね」
「…わたしの、中に、入る」
「昨日はもっと大きかったような気がする」
ちんちんがぴくぴくしています。
指が棒の根元にたどり着きました。
「で、ここが袋。中に金の玉が入ってるって聞いたけど、ほんとかしらね?」
「し、知らん!」
ミス・ツェルプトーが袋を一本指でさすりながら才人さんに聞いています。
「この袋の中で精液が作られるのよ。男の子の大事な部分ね」
「せいえきってどんなの?」
「ルイズ、あなたの股間から垂れてる白いのよ」
ミス・ヴァリエールが自分の股から白い精液を指ですくって舐めてます。
「よくわかんない味。薄い?」
「そうね。精液はこの棒の…」
ミス・ツェルプトーが才人さんのちんちんの皮をむきおろしました。
「うぎゃ」
才人さんのうめきは無視されています。
少し赤くなったピンクのさきっぽ、亀頭を指がつつっと登って行きます。
「この先の部分から出るのよ。ビュビュっとね。出たばかりは濃いわよ」
「キュルケ、あんた、舐めたことあるの?」
「ええ、生臭くてイガイガしてる。でも飲み込むと喜ぶのよ、男の子」
「…舐めてみたい」
わたしもちんちんをここまでじっくり見たことはありません。
まして、才人さんのちんちんです。
才人さんの精液、どんな味なんでしょうか。
思わず、ごくりと唾を飲み込みます。
ここでミス・ツェルプトーが才人さんのちんちんを強く握りました。
「ちゃんとお立ちなさいな」
「うぎゃ」
才人さんのうめきと共に、ちんちんが少し大きくなりましたが。
「あら、元気ないわね」
「い、痛いんだよ! ちんこの先が!」
「あ、そ、そうよ。才人、ちんこの先が切れて痛いのよ!」
ミス・ヴァルエールが才人さんの股間に入りこみ、ミス・ツェルプストーからちんちんを奪いました。
その指で皮をむき、亀頭と皮の境目を指をさします。
確かに血がにじんでいました。
「なんだか、した時に切れちゃったんだって。ねえ、才人」
ここでようやく才人さんが起き上がりました。
ちらっとわたしを見ましたが、顔を真赤にしてうつむいています。
「う、うん」
「だ、だから、今はちんちんをおっきくできないんだって、ねえ、才人」
「う、う、うん」
ここで、ミス、ヴァリエールがわたしたちを見ました。
「だ、だから、ここで終わり!」
残念です。
この流れなら、才人さんのちんちんを舐めて、精液の味見ができたかもしれません。
でも、まあ、しょうがないですね。
ミス・ツェルプストーとミス・タバサもなんだか残念そうですが、あきらめたようです。
もう授業も始まっているころですから、仕方ありません。
ミス・ヴァリエールがほっと息をついています。
「ミス・ヴァリエール。朝食、食べてくださいね。あと」
「あと?」
「女の子の匂いと精液の匂いが凄いです。そのままじゃバレちゃいますよ」
「え」
「お風呂に入ってから授業に出られたらどうですか?」
「う、うん。わかった」
ミス・タバサとミス・ツェルプストーが部屋から出ていきました。
ほとんど無言で朝食を取られたミス・ヴァリエールと才人さん。
お食事が終わった後、食器をまとめて部屋を出る時でした。
「し、シエスタ。後でお願いしたい事があるの」
ミス・ヴァリエールが小声で言いました。
「わ、わたし、子供ができたの。絶対」
「は、はい?」
まあ、才人さんの精液が入っているようですから、そうかもしれません。
「で、でね」
「はい」
「お母さんになるんだから、いろいろ覚えたいの」
「はい」
「お、おおお、教えてくれる?」
わたしは笑顔で答えました。
「はい。わかりました! ミセス・ヴァリエール!」