ゼロの伴侶 もしも才人が夜這いに成功したら 作:tonebon
女って怖い。
お、おれのちんこが晒し物になった。
ルイズ、キュルケ、いつも大人しいタバサやシエスタまで一緒になって。
俺のちんこで軽い性教育しやがったのだ。
おおお、俺が何をしたってんだ!
なにか悪いことをしたのか!?
ルイズの寝込みを襲いました。
ごめんなさい。
無理やりルイズを犯しました。
ルイズに中出しして、ちんこをルイズの中に入れたまま寝てしまいました。
ごめんなさい。
で、
でも、それは、こっちにおいておいて。
と、とりあえず、置いておきます。
こ、こんな屈辱、地球で、日本で、小学生から高校生まで味わった事がありません!
なななな、なにが、ちんちんですか!
俺のちんちん観察してなにがおもしろいんですか!
なにが、俺のちんちんつまんで、
「この部分が、わたしたちの中に入る棒の部分ね」
ですか!
思わず、胸が大きいキュルケに挿入する場面を想像しちゃったじゃないですか!
興奮しちゃったじゃないですか!
ちんこ痛い!
なにが、
「…女の子は年頃になると、たまごを生む…って聞いた」
ですか!
タバサ、さすがにそれは無いでしょう!
小学校で女の子だけにされるという「秘密の性教育」の時間は無かったんですか!?
ルイズより背が低く、ルイズより体型に起伏ないのは…もしくかして、日本でいえば、小学生くらいだったりするんですか?
それとも、タバサ。君はどこかのお姫様かなにかですか?
なにが、
「いえ、経験はありません。処女です」
ですか!
シエスタは肩で切りそろえた黒髪のメイド姿で、まるで日本人みたいなんですから、
そんな姿で「~処女です」なんて言われたら、俺、どうしたらいいのかわからないです!
高校で同じクラスの女子高生に目の前で処女宣言されたら、俺、ちんこ立っちゃいます。
ちんこ痛い!
その点、さすがルイズ!
俺がちんこ痛いのに気がついてくれた!
恐怖のちんちん鑑賞会を止めてくれた!
さすが俺のご主人様! 愛してます!
「だ、だから、今はちんちんをおっきくできないんだって、ねえ、才人」
う、うう。たしかにそうなんですけど。
ちんこでかくできたら、もしかしたら、キュルケとも、タバサとも、シエスタとも、エッチな事ができたのかな?
ど、どうかな?
しかし、なんだか、性知識も中途半端な感じがしたなあ。
たとえば、精液。
精液についてはキュルケやシエスタは知ってたけど、精子は知ってるのかな?
尻尾が生えてる超ミクロな男の分身達。
ふふふ、あの白い液体の中には何万匹もの尻尾ふりふりしている精子がいるんだぜ。
「ええ、生臭くてイガイガしてる。でも飲み込むと喜ぶのよ、男の子」
キュルケさん、あなた、どこかの誰かのを数万匹飲んだんですね!
「…舐めてみたい」
いけません、タバサ。君にはまだ早いです!
たとえば、子宮。
おなかに精液を出すと子供ができるって言ってたけど、女の子の身体の「子宮」について、知らないような雰囲気だったなあ。
なんでも魔法で治しちゃうみたいだから、内臓とかあんまり知らないのかも。
あ、でも妊娠して出産するんだから、知らないわけないか。
いや、知らなくて実は出産率が低いとか、あるのかもなあ。
「し、シエスタ。後でお願いしたい事があるの。あ、あたし、子供ができたの。絶対」
…ルイズ、小さな声で言ってますけど、聞こえます。
こ、子供、できましたか。
そ、そんなに早くわかるわけありません!
き、きっと、早くても、今頃はルイズの子宮の中で、卵子への受精をめぐって、
俺の分身達が闘っているころだと思いますよ。
ま、まだ、早いです。
「お母さんになるんだから、いろいろ覚えたいの。お、おおお、教えてくれる?」
「はい。わかりました! ミセス・ヴァリエール!」
お、俺の事は無視ですか?
ま、まあ、ルイズがすっかりその気なら、想像妊娠だったとしても、まあ、男として、なんだかいい気分ですが。
「し、シエスタ!」
「はい?」
ルイズが顔を真っ赤にして、シエスタに向けて人差し指を立てた。
「も、もう一回、言ってみて」
「はい、わかりました?」
「ち、ちがうの。その後」
「あ、はい。ミセス、ヴァリエール」
う、うわ。
なんだか、ルイズ、顔を真っ赤にしながら、笑ってる。
う、嬉しいんですか? そ、そんなに嬉しいんですか?
お、俺なんかが、俺なんかとで、いいんですか?
「才人!」
「は、はい」
ルイズが俺を見た。顔は真っ赤。でも、口元はゆるんでる。
「近いうちに、家に帰って、お父様とお母様に報告するわよ!」
「え!?」
「そ、それでね」
「う、うん」
「才人の世界の行き方も調べるのよ」
「う、うん。え」
……
え、ルイズ。今、なんて言いました?
「あんたの世界への行き方も調べるの。それで、あんたのお父様とお母様に挨拶するのよ」
俺の世界?
「あたし、決めたのよ。あんたと結婚して、あんたの世界への行き方を調べるの」
俺の世界? 俺の父さんと母さん?
な、なんだよ。
今まで、あんまり考えてなかったな。
この世界に召喚されて、ルイズと会って、いっぱいケンカして。
ギーシュの野郎と決闘して、でっかいゴーレムと闘って。
土塊のフーケを捕まえて。
ルイズとダンスして。
忙しかったからなあ。
な、なんで、俺、自分の家の事、忘れてたのかなあ?
「い、嫌なの?」
「い、嫌なわけない、だろ」
「だ、だって」
ルイズが心配そうに俺を見てる。
シエスタも心配そうに見てるな。
「だって、才人、泣いてるじゃない」
な、泣いてなんかない。
手で目をこする。濡れてなんかない。
「な、泣いてなんか、泣いてないよ。ちくしょう」
目から水が出て止まらねえや。
ルイズが俺を抱きしめてきた。
「ごめんね、才人。赤ちゃんと一緒に才人の世界に帰ろうね」
「う、うん…うん」
思わず、ルイズのネグリジェの胸に顔をうずめた。
涙と嗚咽が止まらなかった。
才人さんが、ミス・ヴァリエールの胸で泣いている。
才人さんの故郷。
帰りたいですよね。わたしもタルブの村に帰りたいと思う時がありますよ。
「才人さん…」
「シエスタ、ありがとう。大丈夫」
ミス・ヴァリエール。その姿はもう、才人さんの妻そのものじゃないですか。
悔しいな。
「ミス、ヴァリエール」
「あによ」
「明日から、いろいろお教えします」
「うん、お願い」
「でも、条件がありますよ」
「え? あによ…」
「お二人のメイド、やらせてください」
「え? あんた、あたし達についてくるの?」
「いいじゃないですか。で、週に2日、才人さんを貸してください」
「だだ、だめよ。1日よ」
思わず、顔がゆるみます。
ミス・ヴァリエールも才人さんの頭を抱きながら笑ってます。
「では、また」
「またね」
わたしは食器を持って、ミス・ヴァリエールの部屋を出ました。
なんだか、ミス・ヴァリーエルに余裕が出てきてます。
あれが、母、妻になった余裕なのかもしれませんね。
でも。
ふふ、今日のわたしは冴えてます。
「シエスタ。あなた、ずいぶんと嬉しそうじゃない」
階段の影にミス・ツェルプストーとミス・タバサが立っていました。
部屋から出た後、ここにいらしたようです。
「はい。いろいろありましたから」
「いろいろ?」
「はい。で、今日は、たぶん、まだありますよ」
ミス・ツェルプストーがいたずらっぽく笑います。
この人の女性の魅力は凄いです。
「おもしろそうじゃないの」
「…おもしろそう」
「はい。たぶん、これからですね…」
あたしの胸で泣く才人。
男の子が泣くところなんて、はじめて見た。
思わず、より強く才人を抱きしめる。
帰りたいよね。ごめんね、ハルケギニアに召喚しちゃって。
でも、でもね。
わたしは感謝してる。
だって、才人に会えたんだから。
不思議なんだ。
昨晩、あんたが襲ってきた時、ちんちんを蹴って止めたとして。
それからいろいろあったとしても。
いろいろケンカして、すれ違ったとしても。
たぶん、わたし達は今のような気分になっていたと思うの。
時間はかかるのかもしれない。
途中で、なにか大事件があるのかもしれない。
でも、今も、そしてきっとその時でも、わたしはあんたの事が。
「好きよ、才人」
きっと、この気持は、変わらない。