「…ふう、まさかあのヤミが、あんな風に接して来るなんて…」
風呂椅子に座りながら、リトはぼんやりと今日一日を思い返していた。
ふと、朝方にモモに言われたことを思い返す。
「…今なら、どんなえっちぃことも…か…いやいや、何考えてんだ俺はー!?」
健全な男子高校生なら至極真っ当な発想ではあるのだが。
そもそも、こんな天然ハーレム状態の中で、よくもまあそれだけ我慢が出来るものだと絶賛すべきである。
「…ああ、やばい、昼休みのことも思い出しちゃったよ…。…。」
視線を、腰に巻いたタオルの方に移す。
はっきりと、山が出来上がっていた。
「…今のうちに、ここで抜いておこうかなぁ…。」
ぽそりと呟く。
そう、リトは自分を慰める場所を探すのにも非常に苦労していた。
普通の高校生であっても、いつ親兄妹が立ち入るか分からないと言う状況は中々厳しいものがあると言うのに、リトの場合は更に神出鬼没の3人の女性(と、セリーヌ)がいるのである。
更にモモはそう言ったこと(そう言ったこと、と言う表現に留めておく。)に敏感な上にしょっちゅうベッドに潜り込んで来るため、自室でするのもままならなかった。
そのため、たまにではあるが浴室を利用することがあった。
…もっとも、最近はモモや美柑が入って来ることがあるため、それすら厳しくなっていたのだが。
「…ええい、悩んでるうちにまた誰かが入ってきたら大変だ。決断は早めに…!」
妙に男らしい事を呟きながら、タオルを剥いで自分のモノを右手で握った。
と、その時。
からら、と浴室のドアが開く音がした。
「結城リト…お背中を流し…に…」
「」
リトの顔と身体が、人生でベスト、いや、ワーストと言って良いのではないかと思う程に固まった。
ヤミはヤミで、目を見開いて口は半開きになり、ギャグマンガに出て来るような顔で固まっている。
「…。」
「…。」
「…。」
「…(ああ、終わった、今度こそ殺される。未だに身体が固まってて俺、握りっぱなしだし。)」
「…。」
「(ああ、短い人生だった…。美柑、俺が居なくても強く生きてくれよ…。兄ちゃん、応援してるから…!)」
「…。」
「…(…あれ?)」
「…。」
「…あのー…ヤミ、さん…?」
「…はっ!あ、えーと、お背中流しに来ました。」
「この状況を流した!?」
びっくりである。
リトは目を閉じながらぐるぐると考え事をしていたため気付かなかったが、リトが声をかけるまで、ヤミは引くどころか興味津々な目でリトのモノを凝視していた。
そして、何事も無かったかのように言葉を続けたのである。
リトの美柑に対するシスコン全開の脳内遺言の執筆は鮮やかな徒労に終わった。
タオル1枚だけ纏ったヤミが、リトのすぐ後ろに膝を付く。
「ななななんで…と言うか、ヤミ、今までなら『えっちぃのはきらいです』って言ってすぐにでもぼこぼこにしようとして来たのに…」
「…そんな印象だったんですか、私は。…まあ、思い返せばそんなことばかりでしたね。」
顎に手を当て、ふむ、と考え込んだ後にヤミが答える。
「…今まで、いえ、正確に言えば、昨日までならそう返していたところですが…」
ぽすっ、とおでこをリトの背中にくっつけた。
「えっちぃのは…今は、そんなに、嫌いじゃありません…。」
「…え」
リトの心臓が、どくんと脈打った。
ヤミは言葉を続ける。
「…今は、嫌いと言うよりは、むしろ…あ、いえ、なんでも…!…いえ、やはり、全てきちんと話しましょう。」
一度言葉を中断しかけたが、再び続ける。
「ダークネスになった時のことを、以前私は『発言も行動も全部ホントの私じゃない』と言ったのを覚えていますか?」
「ああ、もちろん。」
「…あの時は、その、勢いで言ってしまっていました。…でも、今はもう、あなたへのお礼も伝えることも出来て、少しは素直になれて、行動に移せているような気がしています。」
実際、少しどころではなかった。周りから見ればヤミの中で革命が起きているとしか思えない程の変化である。
「…ですから、今なら言える気がします…。」
そう言うと、ヤミは髪の毛をリトの肩にぴとっと付け、くるりと半回転させて自分と向き合うようにする。
「…私は…自分が思っていたよりもえっちぃし、…結城リト、あなたのことが…好き、かもしれません。」
「…!!」
かも、と言ったのは、自分の心がまだ掴めていないが故だったのだろう。
ヤミの顔は、真っ赤になっていた。
それでも、きちんとリトの目を真っ直ぐに見据えながら言った。
真正面から気持ちをぶつけられ、リトの心拍数は一気に跳ね上がる。
「(えええええ!!?!!?!?ヤ、ヤミ、本当に…!?って言うか、この状況でそんなことを言われるのはやばい…!!)」
このとき、通常の告白であればどきんとするに留まるのだが、今は互いに裸の状態で、しかも向き合いながら想いを告げられたのである。
しかも、『えっちぃ』と自ら認めた。
そんな言葉を顔を真っ赤にしながら言われて、リトの男が反応しない訳が無かった。
「…あ…」
ヤミの視線が、下の方へと動く。
どうやら、気付かれたようである。
視線の移動を見て焦るリト。
「…あ、いや、これはその…!!」
しかし、ヤミはそのままじっと見つめ、
「…♬」
興味津々に、微笑んだ。
その反応はまるでメアのようだな、とリトはふと思った。
「…いきなりこんなことを言われても困りますよね。それは、分かっています。だから、今は取り敢えず、お伝えするだけと言うことにしておきます。」
「…そ、そう、か…」
はっきりと返事が出来ない自分の情けなさに、少しうんざりした。
「気にしないでください。」
そう言って、微笑んだヤミの表情は、柔和そのものだった。
「…ヤミは、やっぱり笑った方がかわいいな。」
「…!…ありがとう、ございます…。」
リトが何気なく褒めると、ヤミが頬を赤らめた。
「それでは…」
と言うや否や、ヤミの髪の毛が伸びて、ボディソープを持って来た。
「身体、洗わせて頂きます。」
「よ、よろひく…」
がちがちに緊張しながら、噛んだ。
噛んだことに顔を真っ赤にしながら、リトはヤミに背中を向けた。
ヤミは自分の手だけでなく、髪の毛も駆使して洗う。
身体を洗う為のタオルはあったのだが、代わりに髪を使って洗った。
その何とも言えない感触に、リトはぞくぞくとしていた。
「(せ、背中でこんなに気持ち良いのかよ…!?やばいやばい…!!)」
心拍数は跳ね上がったままだった。
背中をてきぱきと洗うと、今度は身体の前面を洗おうとする。
髪の毛同士を擦り合わせて手際よくボディソープを泡立て、リトの身体へと伸ばす。
しゅるっ、と言う音がした次の瞬間、前面がほとんどいっぺんに洗われ始めた。
「…~!!?」
何とも言えないくすぐったさと気持ち良さに、リトは声にならない声を上げる。
不意に、ヤミの髪の毛がリトの乳首に当たった。
「くあっ…!?」
少し高めの、か弱い声を上げるリト。
その反応を背中から見たヤミは、一瞬きょとんとした後ににっこり微笑む。
そして、纏っていたタオルを剥ぐと、両手をリトの腰に回し、完全に密着しながらリトのすぐ後ろで呟いた。
「ここ、気持ち良いんですか…?」
「…!!」
ヤミが、あのヤミが、こんなえっちぃことを言うなんて…!!
リトは、得も言われる背徳感と、ヤミの胸の柔らかい感触と、艶のある声と共に耳に吹きかけられた息とで気がおかしくなりそうだった。
「では、重点的に…。」
「!ま、待っ…て…うぅあっ…!!」
リトの制止も聞かず、ヤミは髪の毛を一気にリトの2つの乳首に集中させ、優しく撫で始める。
更に、抱き付いたままリトの首筋にそっと口付けをした。
「あ…うぁっ…!!」
リトの気は、益々狂いそうになる。
ふと、ヤミがあることに気付いた。
「…♬…こんなに、大きくなるんですね。」
「?…おわぁっ!?」
リトが気付くと、リトのモノは先程とは比べ物にならないくらいに大きくなり、血管が浮き立った状態でそそり立っていた。
「ここ、刺激したら…気持ち良いですか?」
「え、そりゃあ気持ち良いけど…ってしまったーーー!!!」
何も考えずに答えたのが運の尽き。
ヤミの髪の毛がすかさずリトのモノへと伸びた。
一方その頃。
「な、なんと!ヤミさんったら…!うふふ、私が手助けするまでもなかったかしら?でも、せっかくならこの雰囲気、更に加速させてあげましょう~~~!」
モモはそう言うと、セリーヌの花粉の効き目を調節・調合したものを七輪で焚き、団扇で扇ぎ始めた。
ピンク色の髪の毛をした美少女が、目をびかびかと光らせながら、さんまを焼くかのごとき動きでピンク色の煙を巻き起こす。
…シュール極まりない光景であった。
リトとヤミが居る浴室に視点は戻る。
「…あっ…かっ…」
リトからわずかに漏れる喘ぎ声。
ヤミに背を向けた状態のまま、身を屈めて身体をぶるぶると震わせている。
ヤミの髪の毛による刺激は、想像以上だった。
敏感な所をまんべんなく髪がなぞり、時に尿道に入り込むような動きを見せたかと思うと、同時並行で玉を優しく揉みしだかれる。
我慢をしなかったら、ものの数十秒で絶頂に達してしまいそうだった。
「…ここ、気持ち良いんですね…♬」
ヤミはそんなリトの様子を見て、嬉しそうに背中から抱き付いている。
このとき、ヤミでさえも夢中になる余り、浴室にうっすらと入り込んで来るピンク色の煙に、二人は全く気付かなかった。
「(あれ…なんだか、頭がどんどんぼーっとして来た…?もっと、見たい…。)もっと、よく見せてください…」
「え…?」
ヤミはそう言うと、リトを再び自分の方に向けた。
そして、リトのモノをマジマジと見ながら引き続き髪の毛を這い回らせる。
「…すごい…こんなに、大きいなんて…(な、なんだろう、これを目の前にしていると、なんだか、変な気持ちに…)」
うっとりとした顔になるヤミ。
少し前までなら、いや、昨日までなら、彼女のこんな表情は考えられなかった。
そのギャップと色気に、リトは益々興奮を高ぶらせる。
「(…な、なんだ?頭がぼーっとして…も、もっと…!)ヤミ…!!」
「え…?むぐぅっ!?」
リトは一瞬虚ろな目になったかと思うと、突如としてヤミの顔を掴み、唇を奪った。
そして、躊躇なく舌をヤミの口内にねじ込み、そのまま舐り回す。
「んむっ、んぶっ、ふむぅっ、んちゅるっ、んんん…っ」
不意を突かれたヤミの、悩ましい声が響き渡る。
顔の位置はリトが上であったため、どんどん自分の唾液をヤミにどんどん流し込む。
ヤミは腕をぷらんと垂らして、髪の毛はリトのモノを刺激し続けながら、唇をリトに委ね切っていた。
「…あっ、ぷぁっ…」
数分後、唇を離すと、ヤミは幸せそうな、ぽーっとした顔でリトを見つめていた。
舌をほんの僅かに出し入れしていて、まるで『もう少し、欲しい』と言っているようだった。
「…ヤミ…!」
「…あっ…!?」
それを見て、リトはまたたまらなくなったのか、今度はヤミの脇に手を入れると、ひょいっと抱え上げてしまい、自分の太ももの上に乗せた。
リトのモノとヤミの秘部がこすれ合うような状態であった。
「ひぅっ、熱い…」
股間に響く熱に戸惑いながらも、無意識にこすり付ける様に腰を前後させる。
「(な、なんだよヤミ、完全にスイッチ入ってるじゃねえか…!)…っ!」
「んあっ!?」
リトは後頭部と背中をそれぞれ右手と左手で強く押さえつけ、ヤミが身じろぎ一つ出来ない状態にした。
リトに押さえつけられると、ヤミは再び物欲しそうに舌をちろっと出した。
それを見て、たまらなくなったリトは再びヤミの唇を奪う。
じゅるっ、じゅむっ、にゅむっ、ぴちゃ…
淫猥な水音が聞こえる。
差し出されたヤミの舌を、リトは食べるかのように咥え、自分の口内で舐め回す。
その度に、ヤミは一点を凝視したまま不規則なまばたきをした。
ヤミは、そんな状態にも関わらず、今度は自分の手でリトのモノを弄り出した。
「んぐっ、あっ…ヤミ…ヤミ…!」
リトはヤミの名前を呼びながら、その手を彼女の胸元に伸ばす。
その瞬間。
「ひあああっ!!?」
電気でも流されたかのような反応を見せ、彼女は飛び跳ねた。
ほんの少し、胸に触れただけでこの反応。
リトの心の中で、何かが芽生えた。
「ヤミ…!!」
リトはヤミの右の突起にしゃぶりつくように口を付け、好き放題に舐り回し始めた。
右手は左の突起にくりくりと摘まんで、時折ぎゅっと力を入れる。
「ひぃあっ!!?あっ、んあ、そんな…急に…んんんっ…んぐぅぅぅ…!!!」
時間にして1分も経たない内に、身体をぶるぶると震わせ、あっと言うまにヤミは果ててしまった。
しかし、リトの責めは止まない。
「あっ、ひぐっ!?やめ、そんな、だめ、だめぇぇぇっ!!」
ヤミは涙を撒き散らしながら、再び身体をぶるぶると震わせた。
10分後。
「~~~!!!~~~!!!…あっ、かはっ…あっ、あっ…」
止めどなく押し寄せる快感の波にヤミの絶頂は止まらず、連続的に痙攣して呼吸もまともに出来なくなっていた。
そして、リトがそっと唇と手を放す。
「…じゃあ、次は…」
ヤミを心配する心よりも、もっとイジメたいと言う欲求が勝っていた。
リトの指が、ヤミの秘部へとそっと伸びる。
一気に、右手中指をねじ込んだ。
既に十分過ぎる程に濡れたヤミの秘部は、狭いながらもリトの指をたやすく受け入れる。
膣内で中指をぐいっと曲げると、柔らかい肉感を感じると共に、ヤミの背中が弓なりの反られた。
リトの舌はヤミの左の突起を舐り回し、右手は膣内を揉みしだき、左手は右の突起をくりくりと弄る。
「…ああっ、あっ、あっ、あっ…」
ヤミの心も身体も、どろどろにとろけていた。
リトのモノにはヤミの愛液と汗が大量に垂れて来ている。
「ヤミ、そろそろ…良いか?」
「…はい…」
リトの言葉を聞いて、ヤミはリトの腿の上から離れる。そして、髪の毛で作ったクッションの上に、仰向けに寝転がった。
そして、ゆっくりと、自分の足を広げる。
リトはその光景に息を呑みながら、ゆっくりと自分のモノをヤミの秘部に当てがった。
続く。
遅くなってしまい申し訳ありません!
思った以上に長くなったため、途中で区切ることにしました。
ヤミのこのエピソードに関しては、もう1話分と後日談で計2話書くつもりでいます。
お気に入りの数の増え方が…!
ToLOVEる人気が伺えますね。本当に嬉しい限りです!!
ヒロインやシチュエーションのリクエスト、引き続き受け付けております。お待ちしております!
この小説で既に出ているヒロインでも問題有りませんので!
タイトルに出している割にモモと美柑がまだそこまで書けてない感が~~~!!ゆっくり、書いて行こうと思います。
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!