ぐぷっ、と言う水音を立てて、真っ赤な亀頭がヤミの秘部に埋まって行く。
「…あぅっ…!」
小さな呻き声を上げるヤミ。
彼女の身体はまだあまり大きくない。
それ故、いくら敏感になっていて濡れていようとも、リトのモノを受け入れるのはどうしても痛みを伴う。
ヤミは痛みと異物感に顔を歪めながらも、しっかりと自分の身体の一番奥まで、リトのモノを受け入れた。
「うぁ…ヤミ、全部入ったぞ…」
「…は、はい…結城リト…リト…」
苦しさで顔を歪めながらも、わずかに笑顔を浮かべるヤミ。
リトは、どうしようも無い程に愛しさを覚えて、何度も唇を重ねた。
「んっ、んんっ…ふぐぅっ!?んっ、んあっ、ひぐっ、うっ、んんんっ…!」
何度も動いている内に、徐々にヤミの声が甘くなって来る。
一回一回、抜け落ちるぎりぎりまで引いては、ゆっくりと最奥まで突き刺す。
ヤミの柔らかい肉襞に、真っ赤な亀頭が飲み込まれる様は、ほんの少し覗き見るだけで息を呑む程のいやらしさを放っている。
「うっ、くぁっ、すげっ…!」
膣内できゅうきゅうと締め付けて来る感触に、リトはため息を漏らす。
動くスピードを少しずつ上げ、ヤミを労りながらもどんどん激しくして行く。
「んぐっ、ひぐっ、ひんっ、ひぅぅっ…」
どんどんだらしの無い表情になって行くヤミ。
声を上げる度、リトの背中に回した腕にきゅっと力が入る。
背中に震えながら触れる指先の感触が、征服欲をたまらなく掻き立てた。
「…はっ…はっ…今度は…私が上に…」
ヤミはそう言うと、リトをひっくり返し、自分が上になった。
「んっ…んんっ…」
少し苦しそうな、しかし甘い声を漏らすヤミ。
「あぐっ…!!」
やがて、腰を下ろし切って、リトのモノがヤミの膣内に深々と突き刺さった。
自分の子宮が、思い切り押し上げられていることが分かる。
へたり込むように腰を曲げ、リトに顔を近付ける。
そして、耳元でか細い声で囁く。
「…わ、私が…あなたを…気持ち良くしますから…見ててくださいね…?」
「…!」
「ひんっ!すごっ…大きくなった…っ」
ヤミの声に反応して、リトのモノが再び膨張した。
ぐぱんっ、ぱんっ、ぐぷっ、ずぷっ…
ヤミはリトの肩に手を置き、幾度となく往復を繰り返す。
「ひぐっ、気持ち…良い…です…か…?」
幸せそうな表情で、リトに問いかけるヤミ。
「(なんだよこの顔…可愛すぎるだろ…!?)ああ、…気持ち…良いよ…!」
リト自身、幾度となく締め付けられて、いつ絶頂に達してもおかしくなくなっていた。
と、その時。
「はぁ…はぁ…結城…リト…気持ち良い…好き…気持ち良いよぉ…気持ち良いよぉ…!」
「…ヤミ…?」
ヤミの異変に気付くリト。
ただ積極性が増しているだけとは思えない声になっている。
…この声…この表情…まさか…!?
リトの胸に、一抹の不安が過ぎる。
「んふあ…気持ち、良い…結城リト…結城リト…好き…んんんん…!!!」
突然、ヤミが顔を上げ、天を仰ぐように上を向いた。
髪の毛が浴室中に広がる。
一瞬、辺りが光に包まれた。
「ヤミ…ヤミ!!!」
目を細めながら必死にヤミの名を呼ぶリトの声が、浴室に響いた。
「…?」
リトが恐る恐る目を開けると、そこにはヤミが居た。
…見覚えのある、角を生やして。
「…そん…な…ヤミ…?」
…ダークネスとなって。
「…あはは…久しぶりだね…結城リト…?もうこんなえっちぃことしてるんだ…。
…ねえ、もっとしよ?もっと…もっと…もっと…!!」
「!?」
ダークネスの髪がリトを包み、ダークネスの身体と密着する。
「お、おい、何をするつもりだ…!?」
「え~?何って…一つに決まってるでしょう…!」
ダークネスがそう言った瞬間、髪の毛が一気に動き、リトとダークネスを一瞬引き離し、一瞬で引き戻す。
「~~~!!?」
たった一度の往復で、そのあまりの速さに今まで味わった事の無い快感が脳に直撃するリト。
「ひっ…ひぐっ…これ…すご…」
ダークネスもまた、快感に打ち震えていた。
「これ、もっとしよ…?ねえ…もっと、もっと…!!」
口から涎を垂らしながら、ダークネスがピストンを更に繰り返し始める。
高速で打ち付けられる腰と腰。
ばちゅんっ、ぶちゅっ、ばちゅっ、ばちゅっ…
激しい水音が響く。
「うぁぁぁ…!!」
あまりの快感に、身をよじらせ逃げようとするリト。
しかし、髪でがんじがらめにされていて、それも叶わない。
「(くっ、このままじゃ、ヤミが…!)」
高速で何度も押し寄せてくる快楽の中でも必死に抗っているとき、何か、声が聞こえた。
『助けて…もう、嫌だ…!』
「…ヤミ…?ヤミか!?」
リトの脳内に直接響くかのように、ヤミのか細い声が聞こえる。
目の前のダークネスを見ると、表情が時折陰りを帯びて、泣いているような顔になっている。
その表情は、ダークネスのものではなく、紛れも無くヤミのものだった。
「(このままじゃダメだ…ヤミに戻す。絶対、助けるんだ…!)」
リトはそう決意した瞬間、目の前にいるダークネスの腰を力強く掴んだ。
「…なぁに?私が動いてるんだから…邪魔しないでくれる?」
リトが掴んだことにより、ダークネスの動きが一瞬止まる。
その僅かな隙を突いて、リトは目一杯腰を引いて、全力で腰を打ち付けた。
「ヤミ…戻るんだ!!」
心の底からの、願いを込めて。
「ひぐぅっ!!?」
リトからの突然の反撃で、ダークネスの頭が真っ白になり、動きが止まった。
自分の能力を使っての交尾とはまた違う、強烈な快感。
彼女の脳内は、激しい動揺と混乱に包まれた。
このチャンスを逃すまいと、リトは全身全霊で腰を引き、ダークネスの腕を引っ張りながら腰を打ち付ける。
「ひあっ!あっ、ちょ、なんなのよ…っ!ひぐっ、んああっ!」
その度に、ダークネスは甘い声を上げ、抵抗しようとしながらも喘ぎ続ける。
以前とは随分と形は違えど、『リトが自分の意志で行うハレンチな行為』であった。
やがて。
「そん…な…ひんっ!いっ…あっ、かはっ…息…出来な…出来ない…よぉ…イく、イく、イぐぅぅぅ…」
腰を折り曲げ、何ら強がることの無い、か弱く淫らな声を上げながら、リトの胸板に抱き付いた。
「…イけ…ヤミ…戻って来るんだ…!!」
最後に、とどめの一突きを入れた。
「んあっ…~~~!!!」
リトに背中をがっちりと抱かれたまま、ダークネスは子宮に精を叩き付けられ、その意識は彼方へと追いやられた。
「…ヤミ…?」
気付くと、ダークネスの証であるツノは消えていた。
「結城…リト…私、私…は…」
そこには、元に戻ったヤミの姿があった。
「…良かった…」
リトは、心の底から安堵の表情を浮かべた。
「…?ヤミ…?」
しかし、リトとは対照的に、ヤミの表情は暗いままである。
「どうし…!」
リトの言葉は途中で止まった。
ヤミの目から、大粒の涙が零れ落ちたからだ。
「…あうぅっ…や、やっぱり…私は…。
も、もう…ひぐ…やだっ…。またあなたにひどいことをしてしまって…なんで私、こんな…えぐっ…」
「ヤミ…」
ダークネスが再び現れたことは、彼女の心の隅にずっとあって、今もまだ完全には拭えずにいた『自分はここに居て良いのか』と言う不安を炙り出すことになった。
ヤミの心境を思って、リトの胸がずきんと痛む。
言葉を紡ぐより先に、リトの身体が動いた。
「…あ…?」
リトの両腕が、ヤミを優しく抱きしめる。
「大丈夫!…俺がヤミのこと、いっぱい愛して、その…必要ならいくらでも、気持ち良くするから。もうヤミを不安になんかさせない」
リトの声を聞いて、ヤミの目が見開く。
「…ほ、本当…ですか…?」
「ああ、絶対だ。もうダークネスになんかさせないし、もし万が一ダークネスになったって、すぐに戻してやるから」
そう言って、ヤミを抱きしめる力を強めるリト。
「結城…リト…」
ヤミの心の奥底にずっと沈んで拭えなかった暗くどろどろとしたものが、ゆっくりと溶けて行く。
…ああ、この人は、本当に…。
ヤミは再び涙を流した。
「…ひっく…結城リト…ありがとう…ございます…。
いっぱい、愛してください…私も愛します…精一杯愛しますから…。
そして…いっぱい…えっちぃことしましょう…。」
今度の涙は、眩しいばかりの笑顔と一緒に流れる、嬉し涙だった。
「ヤミ…ヤミ!」
その笑顔を見ることが出来た喜びと、先程から繋がったままと言う状態による興奮とで、リトはヤミを押し倒した。
そして、今まで以上に力強く、しかし優しく、ヤミに腰を打ち付ける。
「ひんっ!ふあっ、んんっ、あはっ、ひぐっ、リト…リト…!」
いつからかヤミは、リトの腰にその両足を絡めるように回していた。
リトがヤミに覆いかぶさるようにして近付き、再び唇を重ね合わせる。
その瞬間、ヤミの膣肉がリトのものを更に締め付けた。
「うあっ…ヤミ…出すぞ…!」
「リト、きて、きて、きて…!」
「―――――――――――――――」
リトの身体に包み込まれたヤミの身体が、弓なりに跳ねた。
「…?あれ、私は一体…」
ヤミが目を覚ますと、リビングのソファに寝ていた。
「あ、気が付いたか」
ヤミが振り返ると、キッチンから2つのマグカップを持ったリトが歩いて来た。
湯気が立つマグカップをヤミに渡すと、リトが隣に腰を下ろす。
「あの後…さ、ヤミが気を失ったからって、どうしようかと思ったんだ。
そしたら、そこに…まるでずっと見てたかのような丁度良いタイミングでモモが入って来て…」
「!!?」
口に含んでいたココアを、ヤミは派手に噴き出した。
「けほっ、こほっ…な…な…な…!?」
彼女の顔は、それはもう、真っ赤になっている。
「あはは…ま、そう言う反応になるよな」
苦笑いしながら、リトは続ける。
「それで、その状態を見たモモはすぐにヤミを介抱する手伝いをしてくれたんだ。
…まあ、何故か目をキラキラと輝かせてた上に、俺の身体をちらちらどころじゃないレベルで見てたけど…」
説明をするにつれ、リトの表情が見る見る暗くなって行く。
ヤミは、どう言葉をかけたら良いか分からず、おろおろした。
すると、そこへモモがやって来た。
「あら、ヤミさん!お目覚めになったんですね♬」
「プリンセス・モモ…先程はお世話になった…ようで…」
リトから聞いた説明の限りでは、素直に感謝出来そうもなく、しどろもどろになりながらお礼を言うヤミ。
「いいんですよー♬…いやーしかし、まさかあんなに効果が出るとは…」
「「え」」
リトとヤミの顔が固まる。
このタイミングで、モモが、意味深な発言をする。
リトとヤミにとって、それが良いことを意味する筈が無かった。
「あ、これはまだ言ってませんでしたね!お二人が入浴されているとき、セリーヌさんの花粉を調合したものを浴室の中に焚いていたんですよ♬私が特殊な調合を施して、ヤミさんだけでなくリトさんにも効果を及ぼすように♬」
「…な…な…」
リトがわなわなと震えている。
「でも…それでも効果は薄めてあったので、ちょーっと興奮してくれれば良いかなーくらいに思っていたんですけど…。
まさか、リトさんからキ、キスをするなんて…!!ああもう羨ましい…!!」
そう言って、モモは両頬に手を当てながら涎を垂らしている。
「「…」」
「あら、お二人とも、どうされたんですか?」
「…おーーーまーーーえーーーはーーー!!!」
「きゃーーー!♬結ばれたんですから良いじゃないですかーーー…」
リトがモモを追いかけて、あっと言う間にリビングから消えた。
「…まったく」
ヤミはそれを見て、呆れたようにふっと笑う。
そして、再び腰を下ろしてマグカップを口元に運ぶ。
「…あったかい」
ココアの温もりに、リトの温もりが重なった。
一週間後、リトが松葉杖無しで歩くことを許可された日。
「ヤミ、話ってなんだ…?」
リトはヤミに呼び出され、放課後に屋上に来ていた。
「…リト…」
「…!」
浴室で一瞬だけだけ呼ばれた、名前だけの呼び名にリトはどきりとする。
ヤミが、そっとリトの下へ近付く。
そして、一度顔を伏せたかと思うと、そのまま話し始めた。
「今日で…私があなたを補助する期間は終わります」
「ああ、そうだな」
「ですから、私があなたの傍に居る義務は無くなりました」
「…そうだな」
「…ですが…」
「え?」
そこでやっと、ヤミは顔を上げ、リトの目を見つめた。
その瞳には、強い決意が宿っていた。
「それでも…その義務が無くなっても…これからも、私は、あなたの傍に居て…良いですか…?」
「…!」
震える声で、思いを告げた。
すると、それを聞いたリトは一瞬目を見開いたかと思うと、すぐに穏やかな笑顔になった。
そして。
「ああ…もちろん。これからもよろしくな、ヤミ」
「…!」
ヤミの表情が途端に明るくなり、二人は夕陽が差す屋上で、抱擁を交わした。
後日。
「…傍に居て良いとは言ったけどさ…」
リトが廊下を歩きながら、少しだけ、呆れたように話す。
「…ダメですか?」
前よりも更に表情が柔らかく、豊かになったヤミが、リトを補助していた時と同様、いやそれ以上にリトに寄り添いながら言った。
「…う…いや、だめ、ってことは…無いけど…」
上目遣いで心配そうに質問されたため、強くは言えなかった。
強く言えないどころか、その表情の破壊力に顔が盛大ににやけるのを抑えるのが精いっぱいだった。
「…良かった♬」
そう言って微笑むヤミの顔は、今まで見た事が無いくらいに素敵で。
「…ほ、ほら、早く屋上行こう!早く昼ご飯食べないと、昼休みが終わっちまう!」
顔を赤くしながら、それを誤魔化すように早足で歩きだした。
「…はい♬」
その後ろ姿に愛しさを感じつつ、ヤミは微笑みながら後ろ手を組んで、リトの後をとてとてと追いかけた。
「(…俺の後ろを付いて来る姿、可愛過ぎだろ…)」
何気無い自分の行動が、リトの顔を更に赤くさせているとは知る由も無いヤミだった。
続く。
お待ちになって下さったいる方が居ましたら、盛大に遅れてしまい申し訳ありませんでした!
今回一番書きたかったのは、最後のシーンでとてとてとリトの後ろを付いて行くヤミの姿でした。想像して悶えました←
ヤミのエピソードは本編としては以上となりまして、エロ後日談をafterと称して書くつもりでいます。
2週間程前から、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』にはまりまして、一気に全巻読んで更にこのサイトで小説を書き始めたもので…同時並行は中々厳しいものがあり、こっちのエピソードを書くのが遅れてしまいました。
そっちの小説を書くペースが一段落したら、またこっちの小説を安定したペースで書いて行こうと思います。ネタのアイディアは沢山あるので(^^)!
今後とも、何卒宜しくお願い致します!
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!