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読んでくださる方ありがとー。
~一護Side~
屋上、ルキア・真由美と3人で昼食中。
「一護・真由美、これはどうやって飲めばいいのだ?」
『あ?どうってストローさしてにきまってんだろ。』
「ってか尺魂界に紙パックのジュースはまだないと思うよ、一護。
ルキア、私も紙パックだから私の動作をまねしてみれば。」
「おお、そうさせてもらおう。」
お、真由美のおかげでルキアが無事ジュースにありつきました。
「あれぇ!?また一緒にいる。キミ達ずいぶん仲いいんだねぇ。」
『水色。』
「水色くん。」
『まぁ、いろいろあってな。』
「そ、いろいろあったのよ。」
「ふーん、まあいいけどね。」
水色は必要以上にはつっこんで聞いてこないから助かるぜ。
「こんにちは。朽木さん!」
「小島君、こんにちは。」
「すごいね、僕まだちゃんと自己紹介した事なかったはずなんだけどもう覚えてくれてるんだ。
改めて、小島 水色 15歳!よろしく。趣味は…」
『女あさりだ。』
「ええッ!?ちっ、違うよ。ひどいなぁ!!」
「でも、水色くん、そう言われてもしょうがない生活してるよね。」
「ま、真由美ちゃんまで!!ひどいよ。」
『こんな顔してすごいタラシだぞ。 気をつけろよ。』
「気をつけてね。年上キラーだから。」
「はい?」
『なんでもねぇよ。』
「なんでもないよ。」
水色の奴、“何なのさ、もう。”なんて言いながらぼやいてる。
「おーす。いっしょしてイイっスかー。」
『おーケイゴ。』
ケイゴが来て、ルキアがいる事に大騒ぎして、そんな時、ケイゴがヒザ蹴りをくらった。
大島だった。停学解けたのか。
「よー黒崎。テメーいつになったら頭ソメて来んだよ。髪ソメててタレ目って、俺とキャラモロカブリなんだよ!」
「大島君だっけ?一護の太陽の髪とあんたのヒヨコ髪を一緒にしないで!」
「なんだぁ。女がしゃしゃりでて…」
「くるわよ。好きな人がけなされて黙ってるなんて、女が廃る!」
「ねぇ、彼女すごいね。いろんな意味で。」
『そうか?』
「普通の女の子はあーいうの見たら怖がるよ。…あー、そっか。一護の場合、幼なじみの有沢さんがアレだからマヒしてるんだね。」
『そうかもな。』
「あー、もうカンベンならねえ。女だろうが容赦しねえ。カクゴしやがれ!」
と叫んでメリケンサックをつけた大島。対する真由美はというと…
「男なら素手でこんかい。」
おいおい、あおってどうすんだ。
「このアマぁ―――。」
と殴りかかろうとした大島が突如、後ろへ投げ飛ばされた。
「おわぁぁぁぁぁ。 おぶぇ!」
「あら、チャド君ありがと。」
「ム…。」
『チャド、ケガしてるじゃねぇか?どうしたんだ?』
「…頭のは昨日…鉄骨が落ちて来た。で、手とかのはさっきパン買いに行った時…オートバイと正面衝突した。」
『何してんだ、テメーは!?』
「ってか鉄骨!?さすがチャドって言うべき?」
「で、バイクの人が重傷だったから病院までおぶって行った。」
『相変わらずなんつーカラダしてんだよ。アイアンボディーめ。』
そこでチャドが荷物をおろした。鳥カゴだった。
「お、なんだその鳥?インコか?」
「コンニチハ!ボクノナマエハシバタユウイチ!オニイチャンノナマエハ?」
…!このインコは…
『チャド…このインコはどこで…?』
「…昨日……………もらった。」
「チャド君、説明めんどいからってハショリ過ぎだよ。」
「ハショッてない!」
「いーや、今のは絶対ハショッてた。」
「あのインコに入っているのは淋しがっているだけの霊だろう。案ずる事はない。」
『そうじゃねぇよ。夕べ、抜いてもらったろ。現場に着いた時にはすでに立ち去った後だったんだがな、そこにあのインコに入ってるヤツの気配もあった。』
「何だと!」
『それに、鉄骨が落とされた形跡もな。』
「ではチャドのケガは…。」
『だろうな。…って真由美!?どうした。大丈夫か?』
「一護…気持ち悪い…。」
カクン と真由美が倒れかかってくる。
『保健室連れてってやるからがんばれ!』
「うん。ルキアも来て。」
「わかった。ごめんなさい。真由美ちゃんを保健室に連れて行くのでごきげんよう。」
でた、猫かぶり。ってんなツッコミしてる場合じゃねえ。急がねえと。
-IN 保健室-
『真由美…何かあったのか…急に気分が悪くなるなんて…。』
「見たくないもの見ちゃったよ。」
「何を見たのだ。」
「ユウイチ君の記憶。」
『「!?」』
「あの子、目の前で母親を殺されてる。で、その殺人者はあの子が靴紐を掴んだ事でベランダから転落して死亡。その後虚になった。
そいつはユウイチ君を怨んでしてはいけない事をし、言ってはいけない事を言った。」
「何をし、言ったのだ?」
「ユウイチ君の魂を体から抜いてインコにいれた。そして“一定期間俺から逃げろ。それが出来たら母親を生き返らせてやる”って言ったの。
ユウイチ君は1人では逃げにくいから常に人の傍にいる事になる。あいつはその人を狩る事を楽しんでる。だからユウイチ君は母を求める心と、他者が自分の傍にいる事で傷ついていくつらさとの間で苦しんでる。」
「なんとも許せぬ虚だ。」
『本当にな。胸クソ悪い虚だぜ。』
「しかも、ユウイチ君が“やめたい”と言ったらこいつは“ママがお前の助けを待ってるぜ”って言うのよ。」
『「…っ!?…」』
「一護、その虚、いつまたチャドを狙うともしれん。今すぐ抜いてやる。行ってこい。」
『ルキア…まかせろ。真由美、安心しろ。すぐ終わらせてやる。』
「うん。行ってらっしゃい。」
本当、ここまで腹が立ったのは正直初めてだぜ。
チャドとユウイチは…あっちだな。
…数分後…
いた。ありゃウチの傍の交差点だな。…来る。
「あいつかなり頑丈だなぁ。へへへ、もうしばらく楽しめそうだ。」
『残念だな。テメーの狩りはここで終いだ。』
「ダレだぁ、…オメー死神か?」
『だったらどうした?』
「へへへ、俺はあのインコの魂葬に来た死神を2人程喰ったことがあるんだぜぇ。」
『そうか。俺をそいつらと一緒にするなよ。』
ズバァ! まずは腕を切り落とす。
「ゲェ!ウ…ウデ……俺のウデがぁ…。」
ズドン! 次は足を縫い付ける。
「ウガぁ!ア…アシ……俺のアシがぁ…。」
『よう狩りを楽しんでたクソ虚さんよォ、今どんな気分だ?』
「ヒィ……なんてな。」
ピョコ! ビシァ!
虚から現れた小さい分身の様なものがヒルを吐き出す。
なるほど、こいつがそうか。俺は手で受け止めた。
『で、どうすんだ? オマエ、バカだろう。こんな至近距離で舌を鳴らしたらテメェも巻き込まれるぜ。』
「あ、しまった…。」
『オラぁ!』
ドン! 手に持ったヒルを口にぶち込むと同時に舌を引きちぎる。
「オギぁぁぁぁぁ…俺の舌までぇー。」
『改めて聞こうか。武器もなく動けない今、どんな気分だ?狩られる側の恐怖を味わえているか?』
「ヒィッ!イヤぁぁぁぁぁ!」
ビシュ! 自分で足を切って逃げやがった。
『…そうだろ…怖えーだろ?自分の足切ってでも逃げたくなる程に…。
…忘れんなよ…その恐怖を!!頭のシンまで叩き込んだまま消えろ!!!』
俺はそう言いながら虚をぶった切った。
生前殺人鬼だった奴だから当然地獄の門が開いた。
『地獄に堕ちたか…。』
さてと、チャドとインコは……お、いたいた。
『ユウイチ。』
「!?」
『よ!屋上ではどうも。』
「ア、……ドウモ…。」
「シバタ、どうした。」
「サッキオクジョウニイタ、オレンジガミノオニイチャンガイル。」
「え…一護が…どこに?」
「ボクノマエ。デモ、オジチャンハ、ユウレイミエナイカラ…。
オニイチャン、シニガミダッタンダネ…。」
『ユウイチ、お前達を襲ってた虚は倒させてもらった。』
「エ!?」
『あいつに言われた事もおふくろさんの事も知ってる。でもな、ユウイチ。どんな事をしても、どんな事があっても、死んだ人間は生き返らない。』
「!!!」
『だがな、お前の因果の鎖はすでに切れている。因果の鎖が切れるのは死を意味する。つまり、今のお前ならおふくろさんに会いに行く事が出来るという事だ。』
「……!!ホント!?」
『ああ。魂葬するぞ。』
「ウ、ウン…。オジチャン…イロイロアリガトウ…。」
「シバタ…俺がそっち行ったら、またかかえて走ってもいいか?」
「……うん!!」
俺はユウイチを魂葬。そして、チャドには記憶置換をしてその場を立ち去った。
それにしても、ヒル爆弾ね…真由美がそのことまで見てくれてて助かった。
学校へ戻り結果をルキアと真由美に話し、帰宅。
ユウイチが尺魂界でおふくろさんに再会出来るといいな。
Part2 END NEXT Part3
夏梨が見てしまうユウイチくんの記憶は早々にヒロインちゃんに見てもらいました。
そして、本来黒崎医院に担ぎ込まれるキッカケになる交通事故そのものを回避。
次だれだっけ??
あー、そうそう。大島くんですが、チャドに投げられてなければヒロインに一撃で沈められます。よかったね、相手がチャドで・・・。