~ヒロインSide~
カウントダウンと共に撮影が始まってすぐ、アナウンサーがドン観音寺を紹介した。すると上空にヘリコプターが居り、そこから何かが落ちて……
「スピリッツ・アー・オールウェイズ・ウィズ・ユー。」
……ドン観音寺でした。
もういいや、あのおっさんはほっとこう。
『夏梨ちゃん、大丈夫?』
「真由美姉、ここ、なんかタチの悪いのがいる。」
『そうだね。つらいなら帰る?』
「大丈夫。」
夏梨ちゃんと話してるあいだも撮影は続いており、観音寺はステッキをとりだして半虚の胸に刺した。
その結果来た聞こえてくる半虚の悲鳴にどんどん夏梨ちゃんの顔色は悪くなっていく。
『夏梨ちゃん、本当に平気?』
「平気じゃない。あのおっさん一体何やってんだよ。」
『やっちゃまずい事、してるわね。』
「真由美姉、分かるの?」
『うん。』
少しでも夏梨ちゃんの負担が減ればいいと、少しだけ私の霊圧で覆う。
「あれ、少しましになった。」
『そう、なら良かったわ。』
無事、夏梨ちゃんの負担を減らせたようだ。良かった。
後は一護が何とかしてくれるだろう。
~一護Side~
番組が始まって少し、あー、やっぱりやりやがった。
半虚の胸の孔は広がってゆく。
「黒崎サン、どうしま…ってアレ、朽木さんじゃ…。」
『ああ、ルキアの奴、止めに行ったか。じゃ、浦原さんよろしく。』
「ハイな。」
浦原の杖で魂を抜かれ死神に。
『浦原さん、ルキアの回収よろしく。』
「え゛、それもですか、しょうがないっスねぇ。頼まれました。」
ルキアの事を浦原に頼み、観音寺の元へ。
『いいかげん、気付いてやめやがれ!』
観音寺を引っつかんで半虚から引き離す。
「な…何で霊のくせに邪魔を…。」
『うるせえ、ちょっと黙ってろ!』
ドォーン!
爆散したな。……本当うるせえヤロウだな。
「YEAHHH!ミッションコンプリート。」
ズガン! むかつくからとりあえず一発。
「何をするんだボーイ。」
『うるせえから黙ってろって言ったよな、俺』
「何故従わなければならない。」
『テメェのやってる事は浄霊じゃねぇんだよ。後で分かる事だから今はくわしく聞くな。説明してるヒマはねえ。』
なんかわめいてるが、相手してるヒマもねえ。
さぁ、どこに出る。
……上か!
勢いよく上を見上げた俺に観音寺もつられて上を見る。
さっきの奴が虚となって登場。
またしても観音寺がなんか叫んでる。
ハァ~
『うるせえっつってんだろうが、引っ込んでろ。』
そう言いながら観音寺を投げ飛ばす。観音寺が戻ってくる前に、切る。
『ワリィな、終わりだよ。』
飛び掛かってくる虚をかわして、一閃。
「グレイト。ボーイ、よくぞモンスターを…。」
『モンスターじゃねえよ、よく見ろ。』
「な…何、アレは…さっき私が浄霊したハズの…。」
『だから、浄霊じゃねえっつったろ。霊は胸に鎖がついてる。その鎖がちぎれて胸に孔が空くと心を失い、あの白い仮面の化け物・虚になる。』
「そんな…私は今まで何をして来たのか…。」
仕方ねえな。
『観音寺、その杖貸せ。』
「杖ではなく、ステッキと言ってくれたまえ。」
『分かったよ。ステッキ貸してくれ。』
「何をするのかね、ボーイ。」
『ちょっと待てって。』
観音寺のステッキの先端部分を手の平で包み、【霊力】を送り込む。
…こんなもんかな。
手をどけて先端部分を確認。
よし!
『オラよ。今度からそれを霊のおでこに押してやれ。』
「死王。何て文字を入れて…」
『安心しろ。霊力のない奴には普通の先端にしか見えねえから。』
「そうなのか。ところでボーイは何者だ。」
『死神。普通の霊を浄化し、虚を切る者。死神の持つ刀の柄の部分にそいつと同じ物があってな。これをおでこに押して浄化するんだ。』
「私のステッキで同じ事が出来る様にしてくれたのか。ありがとう、使わせて貰うよ。」
こうしてこの件は片付いた。
Part3 END NEXT Part4
結論:一護はお人よし
なぜこうなった!?