そしてお人好し決定。
~ヒロインSide+α~
一護が観音寺を投げ飛ばした頃、私は周囲を再度探っていた。
たつきとチャド君は弱いが、織姫には強い霊視能力があった。夏梨ちゃん同様、虚と死神姿の一護が完全に見えている。
そしてそれに気付いている者が一人、…浦原喜助…である。
…………………
さて、黒崎サンに頼まれましたし、朽木さん回収しましょ。
「ウルル、ジン太、黒崎サンの体見てて下さいネ。テッサイは一緒に来て下さいナ。」
「はいよ。」
「はい。」
「了解いたしました。」
3者3様の返事が返ってくる。
さて、どう回収しましょうかね……あら、好都合な事に黒崎サンが観音寺サンを移動させた事で、警備の目が朽木サンから逸れました。チャンスです。
「朽木サン、今のうちに行きまショ。」
「浦原?」
「朽木殿、詳しい事は後にしましょうぞ。」
「分かった。」
ふぅ。警備の目が戻る前に場所を変える事に成功。
「で、浦原。何故キサマがここに居る?」
「ジン太とウルルの付き添いです。それと、私が朽木サンを迎えに行ったのは黒崎サンに頼まれたからっス。」
「一護に?なるほど、一護を抜いたのはキサマか。」
「そうです。それも黒崎サンに頼まれたっス。」
「一護のヤツめ。こうなる予感があったのなら言えば良いものを……ブツブツ。」
それにしても、死神化した黒崎サンの影響ですかねェ。井上サンは完全に見えてらっしゃるし、幼なじみの方と佐渡サンもうっすらと見えてらっしゃる。それに、夏梨サンも完全に見えてますねェ。
「…思った通りっスねェ…素晴らしい。…でも…最悪だ。
さて、どうしましょうかね。」
それに、もう一人面白い人がいましたしねぇ。
「それにしても黒崎サン、想像以上っスねェ。何者なんでショ?」
「浦原、何か言ったか?」
「イイエ。…朽木サン。黒崎サン何をしてるんスかね?」
「は?何の事だ?」
「イヤ、何でもないっス。」
朽木サンはあの霊圧の変化に気付かなかったんスね。
『終わったぜ。』
「黒崎サン。お疲れ様っス。」
戻って早々に黒崎サンは体に戻りました。
『色々とサンキューな、浦原さん。』
「イイエ。お役に立ててなによりです。」
『じゃ、またな。浦原さん。』
「お気をつけてー。」
黒崎サンが朽木サンを連れて行った後、テッサイと話す。
「テッサイ、今日不思議な霊圧の動きが2つ程あったんですが、気付きました?」
「夏梨殿の隣にいた女性のものと、最後に観音寺殿の杖を持っていた時の黒崎殿のものですな。」
「そうっス。彼女がしてた事は分かったんスけど、黒崎サンは何をしてたんでショ?」
「私が見た所、あの杖に何かを付加してたようですが…。」
「付加されたモノまでは分からない…と。」
「そうです。」
「自分の霊圧を幕みたいに使ったり、何か付加したり、何者なんでしょうね。」
「……。」
「さて、僕たちも帰りまショ。」
あのお二人の事はそのうち聞きまショ。
…………………
うーん。浦原、夏梨ちゃんにやった事気付いたっぽいなぁ。…まぁ、いいか。
それにしても一護、魂葬できる様に観音寺のステッキに死王印付加したね、アレは。
あ、帰って来た。ルキアは…別ルートか。
『お疲れ様。…やっぱり夏梨ちゃん、全部見えてるよ。』
「そうか、話、しなきゃ、だな。」
『…それにしてもアレはおまけしすぎじゃない?』
「かもしれないが、下手して同じ事繰り返されても困るからな。」
『あー、それもそうだね。』
ひとまず問題は片付いたし、帰ろう。
『じゃあ、私帰るわ。』
「送るから待て。
親父、夏梨、遊子、帰るぞ。」
「あ、待ってよ、お兄ちゃん。」
「置いて行くなよ、一護。」
「…一兄…。」
「後で話す。だからとりあえず…な。」
「うん。」
こうして私達は帰路についた。夏梨ちゃんへの説明は翌日に成された。
おまけ
翌週、浦原商店
「あ――!」
「ジン太君、声大きいよ。」
「仕方ねえだろー。」
「どうしたんスか?」
「店長、アレ!!」
お、ぶら霊っス…ね……え!?そんなバカな、今のは魂葬!?な…何で、観音寺サンにあんな事が……。ま…まさか、黒崎サンが付加したという何かが理由?だとしてもやはり変です。
本当、何者なんですか?……黒崎サン!!!
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一護チートその1
死神の斬魄刀の能力を斬魄刀ではない物に付加できる。
ヒロインさんも同じですが一護の方が能力は高いです。