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~一護Side~
期末最終日から一夜明け、さらに放課後。
「ところでいつまで放っておくのだ?」
『ああ、テストも終わったし、ぼちぼち動くか。……つーわけで、石田!こっちの様子を探ってるのはいいが、ほどほどにしとけ。』
「おや、以外だな。気付いていたのかい?しかも、今の会話の流れでいくと、君達が放っておいたのは僕の事みたいだけど。」
『その通りだな。』
「なっ!?どういう………虚だね。」
『そうだな。』
「行かなくていいのかい?」
『お前の方が手っ取り早く済ませられるだろ。見せてくれねぇか、滅却師の戦い方ってやつを。』
「そんな事まで気付いていたのかい?…仕方ないね。いいだろう、見せてあげるよ。………疾ッ!!」
石田の右手首に十字形のブレスレットがあり、それが光ると同時に弓が現れた。
その弓から放たれた矢が虚をとらえ、滅却する。
「満足かい?」
『まあな。…それが滅却師十字と霊弓か?』
「そうだよ。それにしても、君は知りすぎていやしないかい?」
『そうか?まぁ、気にするな。……なぁ、お前は何を考えて動いている?』
「僕は……死神を憎む。」
『……そうか……。石田、お前が本当に憎いのは死神か?向き合うべきモノを見誤るなよ。』
「っ、何を言っている?…あ、待て!……いない…黒崎…君は一体…。」
~ヒロインSide~
さらに翌日の夜。
『そんな…こんなことって…ひどすぎる…。…石田君…ごめんなさい…。ごめ…。』
私は石田君のお祖父さんの死の真相を知った。…いや、知ってしまった。
こんなのってひどすぎる。
あまりにもショックだったため、霊圧が乱れてしまった。それに気付いた一護は、ルキア・コン君と共にとんで来てくれた。
「真由美、何があった。」
『一護…気になってた事…分かったよ。あれは見殺しなんて生易しいものじゃなかった。』
「!?」
『尺魂界に滅却師の研究をしてる人がいるの。今の十二番隊の隊長がそうなんだけど…ルキア、どんな人か分かる?』
「涅隊長か……フム、ぶっちゃけマッドサイエンティストだな。」
『やっばりね、でなきゃ研究のために死体を収集なんてしないわね。そう、石田君のお祖父さんは滅却師の死体を欲した涅隊長に殺されてる。』
「何だと。まさか…」
『そのまさか。救援の遅延は、涅隊長がわざと遅らせてた。』
「……あ奴め、己の研究の為にそんな事まで……。」
『一護、石田君の心を救ってあげて。』
「分かってる。」
「……??」
「石田はな、6年前の俺と同じものを抱え込んでる。目の前で共に闘う事も出来ずに祖父が死んでいく様を見ていたんだ。……あいつは死神を憎む事で自分を保ってる。」
「では、石田が本当に憎んでいるのは……」
「ああ、自分自身だ。本当はあいつも分かってるはずだ。その事から目を背けている事を。真由美が調べた事は…石田が自身と向き合えた時、話そう。」
『うん。その方がいいね。』
……………………
「ルキア、今日は真由美んとこいてやってくれ。」
「分かった。」
「コン、お前も頼む。本当は俺が居てやりてぇんだが、家抜け出してきちまってるから帰らねぇと…な。」
「わかったぜぃ、一護。」
「真由美、今夜私とコンを泊めてはくれぬか?」
『…一護ったら、……でも…そうね、私からもお願い。今夜は一人にしないで。』
「ああ」(バレておるな)
「真由美さん…。」(バレてるぜ、一護)
こうして夜は更けていく。
第5章 END NEXT 第6章
こんな展開にしてみました。
基本ヒロインさんも一護さんも心は人と同じなので些細な事で影響を受けます。
でなきゃそもそも一護が現世への転生を望む事もなかったので…。